アサクリ全シリーズプレイしたサラリーマンが『アサシンクリードシンジケート』をレビューしてみた

産業革命期のロンドンを舞台としたアサシンクリードシンジケート

アサシンクリードシリーズの一つである『アサシンクリードシンジケート』。

これはアサシンクリード内での時代が一番近代に近い、産業革命期のロンドンを描いたものになります。

抑圧を打ち破れのキャッチコピーの通り、本作では格差が進んだイギリスで権力を我が物にしようとするテンプル騎士団に対抗すべく、ギャングを率いて戦うことになります。

「産業革命期のイギリスを冒険できるのか楽しそう。」「当時のイギリスを見られるのは興味深い。」

そのように関心を抱いている方の中に、こんな疑問を持っている方もいるのではないでしょうか。

「時代は近代になり、アサシンたちはどのような装いになっているのか?」「ストーリーは面白いの?」

今回はそれらの点を解決できる内容すべてを踏まえたレビューをしてみました!

近代化を経たアサシンクリードの進化

装いは時代にあったスタイルに

時代は1868年、近代化も進んだイギリスでは剣を持ち歩くことはできず、アサシンたちはククリや仕込み杖といった隠せる武器で戦うことになります。

この時代に剣を持ち歩いていたら、周囲から浮いてしまいますからね。雰囲気を重視していて、違和感なくプレイできました。

また、服装も従来のアサシンクリードは非戦闘時もフードを被っていましたが、本作では非戦闘時は帽子、戦闘時はフードとメリハリをわきまえた服装になっています。

帽子を被っている姿はさまになっており、英国紳士と言っても過言ではないくらいカッコいいです!

ちなみに筆者は、小一時間見つめておりました(笑)

壁登りもすいすい!新装備ロープランチャー

本作では、今までのシリーズになかった装備、ロープランチャーが登場します!

ロープランチャーは指定した方向にロープを発射する腕にある機械で、これにより建物へ登ることがスムーズになります

さらに、遠くの建物から建物へ移動もできるようになったことで、地面に降りることなく移動できます。

これが非常に便利!!

ロープランチャー起動中は飛び道具のダメージを受けることがないので、敵から逃げる際には重宝すること間違いなし!!

馬車や蒸気機関車まで!?移動手段の進化

近代化に伴い、移動手段も大きく様変わりをしました。

これまでは馬を移動手段としていましたが、本作から馬車が主な移動手段となります。

ストーリーそっちのけで、馬車に乗ってロンドンの街を観光するのも一つの楽しみです。

また、馬車に乗った状態で戦闘もできちゃうのが、本作の特徴の1つ。

相手に馬車に突進して破壊したり、馬車の上に乗って銃撃したり、相手の馬車に乗り移って奪ったりと様々な戦闘シーンを見せてくれます。

特に相手の馬車を破壊できると粉々になるので、作りこみが凄いと感心した上にある種の爽快感を得ました(笑)。

そして、産業革命の醍醐味と言っていい蒸気機関車も登場!

本作では主人公たちが使うアジトが蒸気機関車となっており、ロンドンの街をいつでもどこでも回っています。

ロンドンの街をテンプル騎士団から守るストーリー!!

若い姉弟が主人公!

これまでは1人の主人公を操作するシステムでしたが、本作ではエヴィーとジェイコブのフライ姉弟2人が主人公となります。

ヤンチャで無鉄砲な弟・ジェイコブ冷静で聡明な姉・エヴィーの相性は良く、時には衝突しますが、物語の最後では協力して行動しています。

また、チャプターごとに操作するキャラクターが分かれ、それぞれの性格を活かしたストーリー展開になっているのが本作の特徴の1つ。

「そろそろ、他のキャラクター使いたいなー」って時に入れ替わるので、飽きさせない作りとなっていました。

古代アーティファクトを巡って因縁の対決を描く!

ストーリーは古代のアーティファクト・エデンの布を巡ったイギリスのアサシン教団とテンプル騎士団の戦いを経て、フライ姉弟が精神的にも肉体的にも成長していく過程を描いたもの

テンポよく進む展開には、この先どうなるのかと続きを期待しながらプレイできます。

また、性格の違うフライ姉弟が紆余曲折しながら、同じ目的に向かって進む姿は姉弟の意思が通った瞬間に見え、プレイしながら感慨にふけっていました。

本作では子ども労働者や貧困差についても触れているので、プレイしながらイギリスで実際に起きていた事実を理解できます。

歴史上の人物との関わりも健在!

アサシンクリードシリーズで切っても切れないのが、歴史上の人物との絡み

本作では、電話を作ったグラハム・ベル近代看護教育の母と呼ばれたナイチンゲールなど、一度は名前を聞いた人物たちが登場します。

もちろん、ジェイコブたちとストーリー上で関わることも多く、歴史好きの筆者は登場するたびに目を輝かせていました(笑)。

さいごに

『アサシンクリードシンジケート』は、シリーズプレイ済みはもちろん、未プレイでも楽しめる作品となっています。

ロンドンの街を観光できる楽しさとフライ姉弟が織りなすストーリーに引き込まれ、ついつい長時間プレイしてしまうほど。

この記事で『アサシンクリードシンジケート』に興味や関心をもち、プレイしていただけたら、幸いです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。