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HAL選手にインタビューしてみた!
BEMANI PRO LEAGUE2021(以下:BPL)をご存知でしょうか?
今ゲーム業界で話題の「ゲームの競技化」、いわゆるe-sportsの一つの競技種目として、音楽ゲームのe-sports化は兼ねてから多くのユーザーから希望する声が挙がっておりました。
そんなユーザーの声に応える形で、(株)コナミアミューズメント様が主催し開催されることとなった音楽ゲームの競技リーグの総称が「BPL」です。
選手たちの熱い戦い、高い技術、1/120秒で決まるチームの勝敗…毎週手に汗握る展開が多くの”音ゲー”ファンを惹きつけているだけに留まらず、
「かつて音ゲーをやっていたが今は離れている」「興味はあるけれどもやってみるのが怖い」と言ったような方々からも注目を集める、今とても”激アツ”なコンテンツなんです。
今回はそんなBPLに参加中のチーム・シルクハットに所属するHAL選手に独占インタビューをさせて頂けることになりました!
お忙しい中貴重なお話を沢山伺うことが出来ましたので、皆様にお届け致します!
- 「自分にはIIDXしかない」運指を変えて挑むと決めたプロへの道
- プロになるには?KACとBPLの違い・その魅力
- 「癒し系」のルーツを辿る!?HAL少年、黒猫と出会う
この記事は5分で読み終わりますので、最後まで読んでいって下さいね!
※当記事内で使用している画像については、全て許諾を得て使用しております。無断での転載・加工等はご遠慮下さい。
HAL選手との出会い
HAL選手とは2013年頃に行われたユーザー主催のイベントでの出会いでしたね。
懐かしい。あの時は飲み会も楽しかったですね。
もっぱら私の戦場はゲーセンでの大会ではなく飲み会でしたけれど(笑)
あの時の大会で優勝した時の賞品は今も使わずに大事に飾ってありますよ。僕が今現在「はる“氏”」と名乗っているのも、あのイベントを通じて仲良くなった友人がきっかけですし、今でもあの頃のことは楽しい思い出として記憶しております。
当時、大会で優勝していた方が今プロ選手になっているのは、同じ大会に”賑やかし”として参加していた身としても誇らしいのと同時に、その後どのような経緯があってプロになられたのかは非常に気になります。
僕自身、仕事が多忙で地力を維持するのがいっぱいいっぱいになってしまい、一度Rootageで音ゲーそのものから離れていました。新しく趣味を見つけようとも思ったのですが、どれもなんとなく「これじゃない」感がして。そんな中、HEROIC VERSEの中盤頃にふと立ち寄ったゲームセンターで気まぐれにIIDXをプレイしてみたところ、鍵盤やターンテーブルの感触が「やはり自分にはこれしかない」ともう一度思い起こさせてくれました。
一度ブランクを経ると、より思いが強くなる部分はありますよね。
僕は「対象固定」と呼ばれる押し方でIIDXを遊んでいたのですが、難化傾向にある⭐︎12に立ち向かうには以前から力不足を感じていました。そこで復帰を機に「1048式+手首皿」に思い切って運指を改造することに決めました。やるなら今しかない、と思ったからです。
運指改造をすれば一時的にでも大幅に地力が落ちることは必至ですから、かなりの覚悟がいることですよね。
はい。実際に改造直後ではBEAT PRISONER(筆者注:SPA:⭐️12。最後に来る鍵盤やチャージノーツ・ターンテーブルの絡みが非常に難しい)でAAAすら届きませんでした。そのリザルトを写真に撮り、「この記録からスタートし、自己ベスト(運指改造前)を超えることができたら、運指改造計画は成功とする」と決めて練習を開始しました。
2020/08/11、運指改造計画当初のHAL選手のツイート。
結果、現チームメイトのRKSー32選手とローカルアリーナをした際に、過去の自己ベストを更新することが出来、運指改造計画はひとまず終了という形になりました。
そしてプロリーグへ!プロになるために必要なこととは?
その後プロとしてチームシルクハットに所属されることとなられますが、プロゲーマーになるために必要なこと・大切なことなどはありますか?
一番大事なことは「練習時間の確保」だと思います。
仕事が忙しいとなかなか練習時間が取れなかったりしがちですよね。
仕事とプロゲーマーとしての両立、つまり副業が可能であるなどの条件のもと、練習時間が確保できる環境が求められます。選手の中にはその環境を求めて転職なされた方もいらっしゃる程に重要なことです。
普通の仕事だけでもヘトヘトになるのに、そこから更に練習・試合と考えたら本当に多忙でハードな毎日かとお察しします。
ハードなスケジュールになることは勿論分かっての上です。それでもやりたい・やってみせると思って僕が選んだ道です。
それを踏まえて、BPLとKONAMI Arcade Championship(※以下KAC)の違いはどこにあるとお考えでしょうか?
やはり団体戦である・チーム戦である、という点ですね。自分一人の勝敗が、チームの勝敗に直結している戦いということです。そうなってくると、KAC等の各種大会を経験し、場慣れしていると言われている選手でも、場の空気や緊張に呑まれてしまいそうになるほどの、個人戦とは違う別の重圧があります。
自分のプレイを何万人もの人たちが見るというだけで緊張してしまいそうなのに。
もちろん、それだけでも物凄く緊張します。初戦ではその重圧と、相手選手が格上の一巡目選手であったことから、雰囲気に呑まれてしまって自分のプレイが出来ませんでした。けれどそこで「いかなる場所・相手であっても関係なく、自分の力を100%近く発揮する」ことが重要であることを身をもって学ぶことができたんです。
と仰いますと。
自分の武器曲に磨きをかけ、練習通りの結果を出すことが出来れば、相手が誰であれ自選曲では勝つことができるはずなのです。逆に言えば、勝機のある曲を勝てるまで練習するということです。
練習通りの結果を本番で出す、とても難しいことですよね。
はい。そこで大事なのがメンタル面と同時に「不安をなくす練習量」と考えます。
練習量、先ほども仰っていらっしゃいましたがやはり大事。
チーム・シルクハットはチーム一丸となって練習に取り組み、皆で課題を見つけ解決していくという形がしっかりと取られています。
試合も団体戦であるなら、練習も団体戦であると。
そうです、そうです。チームも全員本当に仲が良く、練習した後はみんなでご飯に行ったりするんですよ。
それ、地元のゲーセンのノリですね!「疲れた~飯行くか~」ってやつ(笑)
それです(笑)メリハリもしっかりついているので、良いリラックスにもなります。
ありあまる地力・キャプテンSEIRYU選手の魅力とは
チームを支える頼れるキャプテン「勝利請負人・SEIRYU選手」がチームメイトに対して「青龍塾」を開講されていらっしゃることはTwitterでもにわかに話題ですね。
いつの間にか「固定オプションの魔術師」から「勝利請負人」に変わっていましたからね(笑)SEIRYU選手が僕のプレイを見て「ここをこうしてみて」と指摘してくれるのですが、その通りにすると成果が出るんです。
まさに魔術師のイリュージョンみたい。
彼は本当に凄い選手です。彼のプレイを間近で見ていて感じるものを一言で表すと「ありあまる地力」。
なかなかのパワーワードですね、ありあまる地力。
いやでも本当にそうなんですよ(笑)言うなれば既存のビートマニアの譜面全てが彼の地力に追いついていない、と言っても過言ではないです。だからこそ固定オプションで安定した成績を出すことができる。
一発勝負の場においては、不安定な要素は少なければ少ないほど良いですからね。
プレイヤーが目指すべき場所というか、目標にするべき姿というか、それが形になったような存在だと思います。だからこそ我々チームメイトも彼を目標として頑張ることが出来る。
SEIRYU選手が以前ツイッターに投稿されていた練習メソッドまとめのツイートは、私も上手くいかなくなった時に度々拝見させて頂いております。
まだまだな筆者にとっても道標となるSEIRYU選手のツイート
癒し系なHAL選手はじめ、チームシルクハットには多くのファンが
ご職業・人柄ともに癒し系のHAL選手ですが、お好きな動物はいますか?
ネコです。
ネコ!いや本当可愛いですよねネコチャン…わかります…
5歳の時に黒猫を拾ってきて。5歳の時の僕が「トマト」って名付けたんですよ。黒猫なのにトマトですよ(笑)それからずっと、兄妹のように育ってきました。
某氏(※注:共通の知り合い)も「地力を高めるには猫を吸え」って言ってました(笑)
ああ、彼も物凄い猫好きですよね!
一度ネコ様の下僕として時間を過ごすと、ネコ様の魅力から離れられず一生下僕になれますよね本当…(以下、インタビュアーが延々と猫の話をし続けるため割愛)
シルクハットというチームで見ても、皆様とても可愛らしくて癒し系ですよね。
シルクハットは女性ファンの方が多い、というお話はよく伺います。僕らとしても理由が気になるところではあるのですが、何にしても有難いことです。ファンアートもとても楽しく拝見させて頂いています。
愛を感じるファンアート、とても多いですよね。私たちが大会を見て選手たちから受け取った”感銘”という形のないものを形にできるって、凄いスキルだなと。
本当にファンの方々には感謝しかないですし、僕たちも新作をとても楽しみにしています。有難い限りです。
私が考えるのに、皆様「可愛らしく愛嬌がある」個性・キャラクターをお持ちなのに、更にプロに”上手”という言葉は失礼にあたってはしまいますが、とても上手でいらっしゃる。そのギャップがまた魅力であると思います。俗にギャップ萌え、と呼ばれる…
うーん、自分達ではやはりよく分からないです(笑)ちびキャラがいるせいかな?とかも考えたのですが…
それも絶対あると思います、遂に最近「耳」つけてましたよね…可愛すぎました、マネージャーさん本当に有能・分かってる、って何度も画面の前で頷きながら配信見ましたよ。
(笑)本当は直接言葉を交わせるような形で、ファンの皆様に対する感謝の気持ちを還元できる企画を行いたいのですが、このご時世ですのでなかなか行えず歯痒い思いです。その代わりと言うわけではありませんが、振り返り配信始め、選手個人の配信やプレイ動画など、色々な動画を作っておりますので、是非ご覧ください!
私からも是非布教したいです(笑)最後に、HAL選手からBPLを見てくださっている方々に何か一言頂ければ!
BPLを応援して下さっている方々には本当感謝しかありません。僕だけでなく、BPLは選手全員の本気の努力で成り立っています。だからこそ毎週”アツい”戦いをお届けすることができる。これからも僕達、選手全員の本気を応援して頂ければ幸いです!
まとめ
貴重なお時間を割いて頂いて下さっただけに留まらず、予定時間を超過してまでも色々なお話を聞かせて下さったHAL選手・インタビュー企画を快諾して下さったシルクハット様・(株)コナミアミューズメント様(順不同)にこの場を借りて深くお礼申し上げます。
今回ご紹介させて頂いたのはチーム・シルクハットに留まりますが、他チームも各々の魅力に溢れる個性的な選手ばかりです。
現在、そんな素敵な選手達を応援できるイベント・「みんなで応援!BPLプロサポーターズ2021」が絶賛開催中です!!
ゲームを遊ぶと入手できる応援チケットを、応援したい選手に投票するだけでゲーム内アイテムが入手できたり、サイン入りe-amusumennt passが手に入るかもしれない抽選に応募できたりする、まさにBPLサポーターにとっての神イベントです。
筆者も当然遊ばせていただいております!
皆様の「推し」はどなたでしょうか?是非お聞かせ下さい!
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