日本一ソフトウェア最新作「屍喰らいの冒険メシ」発売!
2022年1月27日、「サモンナイト」シリーズや「流行り神」シリーズで有名なゲームメーカー「日本一ソフトウェア」が新たなゲームをリリース。
それが「屍喰らいの冒険メシ」です。
ゲームジャンルは「サバイバルシミュレーションRPG」であり、シミュレーションRPGでありながら独自の要素を練り込んだ作品に仕上がっています。
では、今回はそんな日本一ソフトウェアの最新作「屍喰らいの冒険メシ」の魅力を、体験版を遊んだ筆者が徹底的にレビュー。
購入を迷っている人は是非参考にしていただければと思います。
- 日本一ソフトウェアの最新作は、2022年1月27日発売のシミュレーションRPG「屍喰らいの冒険メシ」
- 日本一ソフトウェアおなじみの可愛らしいグラフィックに反して、ハードな世界観が魅力!?
- 難易度は高めだが奥深くやり込み甲斐のある作品!
この記事は3分で読み終わりますので、最後まで読んでいってくださいね!
「屍喰らいの冒険メシ」基本情報
2022年1月27日に発売した日本一ソフトウェア最新作「屍喰らいの冒険メシ」の基本情報は以下の通りです。
名前 | 屍喰らいの冒険メシ |
読み仮名 | しかばねくらいのぼうけんめし |
ジャンル | サバイバルシミュレーションRPG |
対応機種 | プレイステーション4/ニンテンドーswitch |
開発・発売 | 日本一ソフトウェア |
プレイ人数 | 1人 |
発売日 | 2022年1月27日 |
公式サイト | 屍喰らいの冒険メシ公式サイト |
以上です。
「屍喰らいの冒険メシ」あらすじ
屍喰らいの冒険メシのあらすじは以下の通りです。
一人の冒険者がダンジョンを彷徨う。
簡単だと言われていたダンジョンで遭難してしまった冒険者=あなた。
水も食料も尽きた状態で、万策尽き果て命の灯火も今すぐ燃え尽きようとしたその時。
眼前に現れたのは巨大なモンスターの死骸。
背に腹は代えられないあなたは、その死骸を食らうことを決意する。
一度は気を失ったものの、食物を口にしたことで一命を取り留めたあなた。
改めてダンジョンの中からの脱出を決意し、再度進むのであった。
以上です。
日本一ソフトウェアいつものポップなデザイン!?
「屍喰らいの冒険メシ」は日本一ソフトウェアの特色が全面的に出されたデザインとなっています。
キャラクターデザインは「サモンナイト」シリーズでもおなじみの人気イラストレーター「原田たけひと」さん。
世界観は剣と魔法のファンタジーで、戦闘はクオータービューのシミュレーションRPG形式。
日本一ソフトウェアらしい作品に仕上がっていると言えるでしょう。
しかし、日本一ソフトウェアの特徴といえば、ポップな見た目に反したシビアな世界観。
屍喰らいの冒険メシはそんなシビアな要素もしっかりと盛り込まれていることが予想されます。
冒頭からいきなり主人公が瀕死であったことや、作中で食す代物にそのシビアさが十分に押し出されていると言えるでしょう。
つまり「いつもの日本一ソフトウェアである」といえばファンにはわかるくらいの代物です。
「屍喰らいの冒険メシ」を遊んでみたレビュー!
2022年1月27日発売の日本一ソフトウェア最新ゲーム「屍喰らいの冒険メシ」。
それではこのゲームを実際に遊んでみた感想をレビューしていこうと思います。
レビューする項目は以下の通り。
・キャラメイク
・システム
・バトル
・ストーリー
・難易度
それぞれ順番に解説していきます。
キャラメイクの自由度はかなり低め
「屍喰らいの冒険メシ」は主人公を含めてキャラクターを作成してゲームを進めていくタイプのゲーム。
いわゆるキャラメイクゲーとなっています。
キャラメイクはキャラクターのテンプレートを選択し、そこから顔、髪型、体格などの項目を編集していくタイプ。
一見項目もそこそこに多く、自由度の高いキャラクターメイクが楽しめるのかと思いきや、全くそんなことはありません。
以下の部分に不満が残るキャラメイクと言えます。
・顔パターンは8つ(+キズなし、ヒゲなしのバージョン違い2つ)のみ
・ボイスパターンは8つで、男性4つ、女性4つ、ボイスOFFがない
・服装はキャラクターのテンプレートのものから変更不可
・どうあがいても若者と美少女しか作れない
などなど、他のキャラクターメイク系ゲームに比べると非常にオマケ程度のキャラメイク。
キャラクターメイクに使用できるパーツも、デフォルトキャラクターのものに限られるといった風潮。
キャラクターのテンプレートは一人使用すると同じテンプレートは使えないなどの不便な部分も見られました。
どうやらキャラクターメイクは「1登場人物の外見を変更する」ものであるという認識。
キャラクターテンプレートが同じものを使えないことや、テンプレートである程度のキャラクターのフレーバーテキストが決まってしまうことも手伝って、そのような扱いであることがわかります。
どちらかというとスキン替えのようなものであると言えるでしょう。
豊富なキャラクターメイクを考えていると肩透かしを食らってしまいますね。
システムは独自のもので面白いが…?
「屍喰らいの冒険メシ」の特徴的なシステムは、全て食事に集約されています。
これらのシステムは冒険に欠かせないと同時に、冒険のための大きな足掛かりになります。
特に冒険中の休憩時に行える「冒険メシ」は、道中で手に入れたありとあらゆる食材を利用して料理を作る、本作のキーとなるシステム。
食事をとることで能力を向上させ、その冒険中のみ適用されるスキルを得ることが可能なのです。
組み合わせる食材によって料理は変化し、バリエーション豊かな効果を発揮するため、食材の組み合わせを試行錯誤するのも楽しい部分。
手探りで新たなレシピを開発するような楽しみが得られます。
その他にも食事に関する細かいルールや、戦闘中にモンスターを食らう「屍喰らい」などの豊富なシステムが。
システムを覚えるのは大変ですが、システムを理解した時の楽しさはひとしおと言えます。
その反面、難易度を上げてしまうようなシステムも多数。
「レベルは一度の探索のみの使い捨てのようなもので次回探索には引き継げないこと」や「ダンジョンを自由に行ったり来たりはできないこと」などが難点として挙げられます。
「装備や、装備の熟練度で上げたスキルしか持ち帰れない」という部分もこのゲームの難易度と不便さを際立たせていると言ってもいいでしょう。
独自のシステムが光る反面、不便で難易度が高い部分も多く見られる作品です。
バトル
「屍喰らいの冒険メシ」のバトルは、シミュレーション方式。
マップ上をうろつく敵シンボルと接触すると、接触した場所が戦闘マップとなり、戦闘が開始されます。
素早さの能力値や、エンカウント時の状況を顧みた順番が割り振られ、一人ずつがマス目を動いて攻撃を行っていくのです。
「高低差」「バックアタック」「チェイン」「射程」などの細かいシステムはある程度ありますが、戦闘自体はスタンダードなもの。
戦闘に関しては比較的すんなりとシンプルに遊べるようまとまっていますね。
ストーリー
「屍喰らいの冒険メシ」はストーリーがかなりあっさりしている作品と言えます。
主人公は自分自身で、それ以外のメンバーもキャラクターメイクで作成したキャラクター。
他のNPCなどは序盤で一切登場せず、名前のある存在も同様にほぼ出ません。
ストーリーは序盤で語られたそのままで、深い裏設定などは後に明かされるにしても、特に序盤は難しいこともほぼ無く受け入れやすいと言えます。
ストーリーよりもゲーム性を重視しており、ストーリーはフレーバー的な存在であると考えられるため、ゲームをサクサク遊びたい人にはうってつけですね。
難易度
「屍喰らいの冒険メシ」の難易度は、かなり高いと言えます。
当ゲームは難易度を選べるのですが、ノーマルですらかなりの難易度。
システムを理解しないうちは10階層から先に進むのも困難であるといえるほどです。
前述したレベルのシステムや、持ち物のシステムも難易度を押し上げる原因ではないかと思われますね。
「自分はゲームに慣れているから、難易度が高くても平気」という考えは早々に捨てたほうが吉。
筆者もそこそこにゲーム慣れしている人間ですが、ノーマルでは難易度が高すぎてイージーに戻すほどです。
ゲーム慣れしていない人ならイージーですら困難ではないかと予想されます。
そのため、屍喰らいの冒険メシを最初に遊ぶなら、難易度はイージーからにするのがおすすめ。
それ以上の難易度を遊ぶ場合は、イージーでゲームによく慣れてからにするのがいいでしょう。
さいごに
「屍喰らいの冒険メシ」は2022年1月27日に発売した「日本一ソフトウェア」の最新ゲーム。
食事に関する独自システムを活かしたシミュレーションRPGであり、ローグライクとシミュレーションを掛け合わせたようなゲーム性が魅力です。
ポップで可愛らしいゲームデザインも目を引く本作ですが、ゲームの難易度は非常に高いと言えます。
まだまだ不便な部分やシビアな部分も多数であり、死んでも諦めないような精神力と、粘り強いゲームプレイが求められる作品です。
いわゆる「死にゲー」に近い部分もありますので、気軽に「遊んでみては?」とおすすめできる一本ではありません。
ですが、独自のシステムと可愛らしいキャラクターデザイン、そして奥深いゲーム性を兼ね備えたゲームでもありますので、ハマる人はハマると言えるでしょう。
作品は既に発売していますが、ゲームの体験版は2022年1月20日から配信中。
もし興味があったら、体験版をまず遊んでみてはいかがでしょうか。
ライター紹介
- 幅広いゲームが大好きな、ゲーマー歴20年以上の女ヲタク「カンダカズマ」です。
海外ゲームから国内ゲーム、アクションからRPGまでいろいろ嗜みます。
マニアックなメーカーの作品を遊ぶことも多いので、マニアックでマイナーなメーカーの作品(特にエクスペリエンス社の作品)の面白さを共有できればと思います。
みなさまのゲーム選びの参考になれば幸いです。
よろしくお願いいたします。