帰宅部戦闘指南第一回「リスクブレイク」
「フリュー」からリリースされている学園ジュブナイルRPG「Caligula2/カリギュラ2(以下:カリギュラ2)」。
「カタルシスエフェクト」と呼ばれる武器を駆使しての戦闘は、多くの独自要素が盛り込まれています。
それらの独自要素は、上手く仕組みを理解して活用していけば、戦闘を大きく有利に進めることができるものばかり。
そんな独自要素の中でも重要なシステムの筆頭として筆者が挙げたいのは「リスクブレイク」です。
数ある戦闘システムの中でも、リスクブレイクは積極的に狙いたいシステムの一つ。
このリスクブレイクを活用できるかできないかで、カリギュラ2の戦闘を有利に進められるかどうかが決まると言っても過言ではないでしょう。
今回はそんなリスクブレイクの詳しい解説から、リスクブレイクの利点、そしてリスクブレイクの狙い方を解説していきます。
- 「リスクブレイク」は敵限定の状態異常!防御ダウンから派生技トリガーなどの有利な状況を引き起こす!
- リスクブレイクは敵のリスクレベルを6まで上げると発生!コツが必要なので普段から心がけるべし!
- 普段から自分のパーティでどのくらいリスクを上げられるか見ておくのが狙うポイント!
この記事は5分で読み終わりますので、最後まで読んでいってくださいね!
「リスクブレイク」とは?
「リスクブレイク」とは、カリギュラ2における状態異常の一つ。
帰宅部側には発生しない、敵側限定の状態異常ともいえるシステムです。
敵名称欄横あたりにある六角形のゲージで示され、現在のゲージ蓄積量とリスクレベルが表示されています。
攻撃などの行動でリスクのゲージは上昇。
リスクゲージの中にある数字で示されたリスクレベルを上げていきます。
逆に攻撃をしないまま放置したりすると、リスクレベルとリスクゲージは徐々に下がる仕様。
リスクを高めに保ちたい場合は積極的な攻撃行為が必要不可欠と言えるでしょう。
リスクレベルは最大6。
6に到達すると「リスクブレイク」となり、ブレイクした対象に様々なバッドステータスが発生するのです。
では、リスクブレイクを行うとどのような利点がこちらにあるのでしょうか。
以下、リスクブレイク時のデジヘッドのバッドステータスや、帰宅部側の恩恵を紹介します。
防御力低下
リスクブレイクを行うと、ブレイクされた敵の防御力が大きく低下します。
つまり、リスクブレイク前よりもよりダメージを与えやすくなるのです。
強敵を一気に倒すチャンスともなり得ますし、敵を一網打尽にする足がかりにするチャンスともなり得るデバフ。
見逃さずに畳みかけることで、戦闘がより素早く進行することでしょう。
特に、リスクブレイク時のパワーファイター(宮迫切子、風祭小鳩など)の攻撃力はクセになります。
また、リスク上昇時に攻撃力が上がるというスキルを持つキャラクターもちらほら登場。
以下が対象スキルとなります。
技名 | 使用者 | 備考 |
シンキロウ | 宮迫切子 | |
ザンバラ | 宮迫切子 | |
アルファトリガー+ | 天吹茉莉絵 | 要パッシブスキル「優等生の源泉」 |
以上のスキルはリスクブレイク時の防御ダウンも相まって、かなりの攻撃力を叩き出してくれるでしょう。
行動キャンセル
リスクブレイクを行うと、ブレイクされた敵はその先の行動すべてをキャンセルされてしまいます。
つまり、リスクブレイク時点で対象の敵は大きな隙を晒すということになるのです。
この行動をうまく決めることができれば、初手で面倒な行動を起こす敵を止めたり、敵から特定の人物を守ることも可能に。
上手くリスクを扱うことで、攻撃だけでなく防御面も強化することができると言えるでしょう。
攻撃の派生トリガーとなる
リスクブレイク(と、リスクのレベル)は特定の技の派生トリガーになります。
以下の技が対象です。
技名 | 使用者 | 効果 |
ダンスマカブル | 主人公 | リスクブレイクしている相手にヒットで「フォビドゥンバレット」に派生 |
オモイキリ+ | 宮迫切子 | リスク5以上の相手にヒットで「カザグルマ」に派生 要パッシブスキル「少女の黎明」 |
アシキリ+ | 宮迫切子 | リスク5以上の相手にヒットで「ザンバラ」に派生 要パッシブスキル「少女の黄昏」 |
カザグルマ | 宮迫切子 | リスク5以上の相手にヒットで「マイヒメ」に派生 |
眩暈打ち | 釣巻鐘太 | リスク3以上の相手にヒットで「大人しくしなさい!」に派生 |
足絡み | 釣巻鐘太 | リスクブレイクしている相手にヒットで「校則違反だ!!」に派生 |
テキトースローフープ | 駒村二胡 | リスク3以上の相手にヒットで「おかわりどうぞ!」に派生 |
ふるぼっこぼっコンボ | 駒村二胡 | リスクブレイクしている相手にヒットで「いんふるハッピネス」に派生 |
ブレイブチェイサー | 天吹茉莉絵 | リスクブレイクしている相手にヒットで「ラビットチェイサー」に派生 |
リスクレベルが高いと派生する技はどれも強力な効果を持っています。
リスクブレイク時に積極的に狙っていくことで、敵に対して致命傷を与えてくれるでしょう。
特にリスクが高ければ高いほどに攻撃性能が増す切子は、リスクが高いと次々攻撃を派生して畳みかけてくれることも。
例えばリスクの高い敵に「オモイキリ+」を発動すれば、そのまま「カザグルマ」→「マイヒメ」と一人で連撃をこなしてくれます。
前作に登場した「峯沢維弦」を彷彿させるようです。
切子はリスク上昇で攻撃力が上昇するスキルも多く持っているので、リスクを上げることに対して特に恩恵が深いキャラクター。
切子を上手く活かしていきたいならば、よりリスクコントロールを心がけた戦闘を展開したほうがいいですね。
リスクブレイクでギミックを解除する
非常に限られた相手のみの特徴ですが、リスクブレイクを行うことで特殊な状態を解除することができます。
その対象となるのが楽士「パンドラ」。
パンドラは戦闘中に「拒絶の函」を使用し、守備を固めてきます。
この状態中はパンドラの防御力が大幅に上昇し、ダメージがほとんど与えられなくなってしまいます。
しかし、パンドラの守備はリスクブレイクを行うことで解除し、ダメージを通すことができるように。
スキルを使われてしまった場合は、リスクブレイクを積極的に狙って、早々にスキルの効果を解除してしまいましょう。
ちなみに、拒絶の函が適用されている間のパンドラは「リスク耐性アップ」の効果がついています。
フロアージャックなどを利用していくことがリスクブレイクのコツです。
リスクブレイクのコツ
様々なメリットが内包されたリスクブレイク。
ですが、普通に狙っていくと、最大まで上昇させるのは少々面倒なのです。
実はリスクブレイクを狙う場合、戦い方を工夫する必要が。
以下、リスクブレイクを狙いたい場合のコツを、筆者の経験を中心に紹介します。
通常エンカウントは不意打ちを狙う
リスクブレイクを狙って戦闘を行いたいならば、通常のエンカウントは不意打ちでの開始を狙いましょう。
不意打ちを行うことで、エンカウント時の敵デジヘッドの初期リスクレベルを上昇させることができるのです。
不意打ちを行わなかった場合の初期リスクレベルは0からですが、不意打ちを行った場合はなんと最初から3の状態で開始。
リスクブレイクを大幅に起こしやすくなるのです。
不意打ちはフィールド上を徘徊するデジヘッドに対して、設定されたボタンで攻撃アクションを繰り出すと行えます。
背後から行う方が成功率が上昇しますが、デジヘッドと自分のレベル差によっては正面から攻撃をしても不意打ちが可能。
逆に自分がデジヘッドに比べてレベルが低い場合は不意打ちを行いにくくなりますので、注意して不意打ちを狙いましょう。
リスクを上げやすい攻撃を振る
リスクブレイクを狙う場合は、スキル選びが非常に重要。
リスクを上げやすい攻撃スキルを積極的に振るようにしましょう。
リスクを上げやすい攻撃スキルはそのまま「リスクを上げやすい」と書かれたものの他、ヒット数の多い攻撃も該当します。
以下、リスクを上げやすい攻撃を一覧化した表です。
技名 | 使用者 | 備考 |
ドレッドノート | 主人公 | リスクを上げやすい効果 |
ダンピールレイヴ | 能登吟 | ヒット数が多い |
飛ぶ鳥を落とす勢い | 編木ささら | ヒット数が多い |
ミジンギリ+ | 宮迫切子 | 要パッシブスキル「少女の拒絶」 ヒット数が多い |
不意打ち | 釣巻鐘太 | リスクを上げやすい効果 |
ブッ刺ス! | 風祭小鳩 | ヒット数が多い |
セ・ラヴィ! | 月島劉都 | ヒット数が多い |
真言呪術領域・異檻 | 駒村二胡 | エピソード9完遂報酬 ばら撒いたトラップがリスク上昇効果を持つ |
ふるぼっこぼっコンボ | 駒村二胡 | ヒット数が多い |
コンカッション | 天吹茉莉絵 | ヒット数が多い |
尚、攻撃によっては攻撃速度やタイミングでうまくリスクを上げられないようになっていることも。
その場合は組み合わせや攻撃のタイミングを調整し、リスク上昇の補助をしてあげるといいでしょう。
それらの関係を含めても、キャラクターの組み合わせややり方など、自分なりのコンボを組んでいくのが重要です。
また、各種カウンタースキルが決まった場合も、リスクが上昇しやすくなる傾向。
カウンターが場合は積極的に取っていくことが、リスク上昇の足掛かりです。
リスクを上げやすくなる状態を作る
デジヘッドのリスクレベルを上手く上げられないという場合は、リスクを上げやすくなる効果のパッシブスキルや、リスクを上げやすくなる状態変化を利用するなどの工夫も必要です。
以下、リスクを上げやすくなるパッシブスキルの一覧と、リスクを上げやすくなる状態変化を扱えるキャラクターとスキルの一覧となります。
名称 | 獲得方法 | 効果 |
密偵 | スティグマ「エージェントスキン」で習得 | リスク付与5%アップ |
スリル欲求 | スティグマ「禁じられた遊び」で習得 | リスク付与10%アップ |
デンジャーシグナル | 釣巻鐘太がLv36で習得する補助スキル | 敵のリスク耐性ダウン |
リスクを上げやすくなる状態異常を能動的に付与できるスキルを持つのは鐘太のみ。
リスクを上げやすい攻撃や、リスク次第で効果が変化するスキルも持っているため、リスクマネジメントをしていくなら、鐘太はいると便利な存在と言えるでしょう。
普段からどのくらいのリスクを与えられるのかを測定しておく
リスクブレイクを狙う際に大事になるのが、メンバーそれぞれがどのくらいのリスクを与えられるのかを把握しておくこと。
使用メンバーが持つスキルの中で、普段からリスクレベルを上げやすい攻撃や、ヒット数の多い攻撃はどれなのかということを調べておきましょう。
特に不意打ち時からリスクブレイクを狙えるスキルの組み合わせを覚えておくと便利です。
ちなみに筆者のメンバーの場合は以下の組み合わせで攻撃することで、フルヒット時にリスク3からリスクブレイクまで持っていくことができます。
主人公:ドレッドノート+
能登吟:クイックシルバー+
釣巻鐘太:捕縛術+
風祭小鳩:ブッ刺ス!
以上の場合、吟はその後の小鳩の行動を補助する意味でも「クイックシルバー+」を使用していますが、リスクだけを上げるならばもう少しヒット数が多いスキルでもいいでしょう。
フロアージャックを利用する
リスクブレイクを意識していると、どうしてもリスクが上げにくい相手がいることに気づくでしょう。
特に楽士などの相手はそうそうリスクブレイクを取ることができません。
リスクブレイクが攻略の鍵となるパンドラ相手だと、面倒この上ないですね。
そんなときに役立つのが「フロアージャック」。
フロアージャックはスキル「リスクファクター」の習得状況次第ですが、敵に与えるリスクが増加する効果があります。
リスクファクターのレベルさえ上がっていれば、楽士ですらあっという間にリスクブレイクまで持っていけることも。
ボス相手にリスクブレイクを狙いたいなら、リスクファクターをしっかり上げたフロアージャックを発動させて狙ってください。
さいごに
「リスクブレイク」は戦闘中に敵のリスクレベルを上昇させることで発動させられる状態異常。
敵をリスクブレイクすると、大幅に防御力を下げることができ、行動もキャンセルさせられます。
更にはリスクブレイクで強力な攻撃に派生するスキルなども存在し、至れり尽くせりの状態異常です。
積極的に狙っていくことで、戦闘が大いに楽になります。
ですが、便利な状態異常であるため、狙うとなるとコツが必要。
リスクブレイクを狙いやすい技やシチュエーション、フロアージャックを活用するなどで環境を整えて進めていきましょう。
ライター紹介
- 幅広いゲームが大好きな、ゲーマー歴20年以上の女ヲタク「カンダカズマ」です。
海外ゲームから国内ゲーム、アクションからRPGまでいろいろ嗜みます。
マニアックなメーカーの作品を遊ぶことも多いので、マニアックでマイナーなメーカーの作品(特にエクスペリエンス社の作品)の面白さを共有できればと思います。
みなさまのゲーム選びの参考になれば幸いです。
よろしくお願いいたします。