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風紀委員の先輩キャラ！「釣巻鐘太」とはどんな人物？
「釣巻鐘太」はフリューの学園ジュブナイルRPG作品「Caligula2/カリギュラ2（以下：カリギュラ2）」に登場するキャラクターです。
後悔無き仮想現実の世界「リドゥ」の中で主人公と出会い、リドゥの世界から現実の世界に帰るために活動する「帰宅部」のメンバーとして共に戦う仲間です。
帰宅部に入る前から学園内ではその存在を確認することができ、度々「宮迫切子」に注意をしている様が見られます。
まさしく「風紀委員」と言わんばかりの真面目で頑固、かつ堅物な人物であることがわかります。
しかしどこか抜けた部分もあり、人の好さが滲み出ていることからも、決して作中でも嫌われるような人間ではありません。
戦闘中はあまり他のRPGでは見られない「さすまた」を片手に、敵を抑制する能力を駆使して戦います。
サポーターとして扱われていますが、どちらかというとデバッファーな印象が強いキャラクター性です。
今回はそんな堅物先輩キャラ、鐘太のキャラクター解説、戦闘時の特徴やキャラクターエピソードの解説などを行っていきます。
尚、今回の記事は一部にネタバレを含む記事となっています。
ネタバレをする場合は改めて表記しますので、ネタバレを確認したくない場合はネタバレの項目を避けることを推奨します。
- 釣巻鐘太は「帰宅部」の部員として登場するキャラクター！
- 戦闘時は敵を抑制するスキルを駆使して、味方をサポートしてくれる！
- 規律を重んじつつも、どこか優柔不断で頼りない人物！その頼りなさの原因とは…？
この記事は5分で読み終わりますので、最後まで読んでいってくださいね！
風紀委員の真面目な先輩！釣巻鐘太の基本情報
風紀委員に所属し、学園内の規律を守ることを重んじている「釣巻鐘太」。
登場は冒頭パートからありますが、帰宅部参入は楽士「パンドラ」が敵対する「橋姫御苑」からとなります。
その詳しいプロフィールは以下の通りです。
| 名前（ふりがな） | 釣巻鐘太（つるまき しょうた） |
| 愛称 | 鐘太くん、鐘太先輩、鐘太ちゃん、ゴン太、ゴン太先輩 |
| 性別 | 男性 |
| 年齢 | 18歳 |
| 立場 | 楯節学園高等部三年生・風紀委員 |
| 声優 | 伊東健人 |
以上です。
真面目だけどちょっと間抜け？な最上級生
切子をパンドラの攻撃から助けたことがきっかけで能力に目覚め、帰宅部として活動を開始する鐘太。
自身の加入と帰宅の判断を多数決で決めてもらう、という何とも言えない方法で行い、行動を共にします。
どこかアウトローのような、硬派な印象の外見ですが、その性格は外見の印象とは反対に堅物な優等生。
責任感と使命感、正義感に満ち溢れた、絵に描いたような風紀委員気質の持ち主です。
風紀や規律を乱す者には厳しく言及していくという、一見すると口煩い少年。
ですが、その実とにかく他人に公平であり、根っからのお人よしといった人間性から、校内でも彼を嫌う人物は少ないと公言されています。
また、真面目で公明正大な性格ではありますが、真面目過ぎて行動に空回りを起こしたり、どこか斜め上の発言をすることも。
ちょっと抜けたところもあるため、帰宅部の中でもコメディリリーフを担う人物の一人として扱われています。
優柔不断で弱気、かつ臆病者という欠点
作中では堅物キャラとして登場する鐘太ですが、そんな意思の強そうな外見と性格に反して、弱気で臆病な部分も。
怖いものと驚かされるものに弱く、作中でもダンジョンのギミックや敵襲に驚いたり、ホラー映画や学園祭のお化け屋敷に辟易する様子が見られます。
特に「何かを決める」ということに対して多大な苦手意識と恐怖感、そしてトラウマを持っています。
その優柔不断さは病的なまでであり、加入時の多数決を始めとして、自身で何かを決断することを極端に避けています。
食事のメニューや自動販売機で購入するジュースを決めるのにまで、他人に手伝ってもらわなければならないほどでした。
なぜそこまで「決断」を避けるのか。
なぜ病的なまでに決断をすることができないのか。
その理由は、彼のキャラクターエピソード内で明かされていきます。
釣巻鐘太の戦闘時の性能
鐘太の扱う武器は「さすまた」。
その他、目隠しするような目元の布と、体を雁字搦めにする鎖が特徴的なカタルシスエフェクトです。
敵の行動を大きく制限するスキルが豊富な「アタックサポーター」として戦場に立ちます。
驚異のカウンター力！抑制力！
鐘太の能力の特徴は、武器のさすまたにも表れている通り、敵の行動を抑制する能力に長けているところ。
物理カウンター、射撃カウンター、ガードブレイクといった各種カウンター技を全て兼ね備え、様々な攻撃に対応していくことが得意です。
一人いるだけである程度の攻撃スキルにカウンターを取ることができるという便利さがウリとなっています。
各種カウンタースキルはある程度全キャラクターが備えていますが、ほぼ全種の攻撃に対応可能なのは主人公と鐘太、そして「天吹茉莉絵」だけ。
堅物な頭とは反対に、多種多様なシチュエーションに柔軟な対応が可能です。
そんな鐘太のスキルの中でも特に強力なのが「捕縛術」という技。
長めのディレイを持ち、攻撃力もかなり低いスキルですが、決まると高い行動キャンセル率を誇るスキルです。
更には専用の状態異常「拘束」を付与して、敵をおおよそ次の鐘太の行動開始まで行動を封じてしまうという性能を持ちます。
使い方次第で敵一人をずっと足止めしておくことも、封殺することも可能にしてしまうまさしくチートレベルのスキル。
さすがに楽士などのボス級相手には通用しないこともありますが、雑魚デジヘッド戦なら命中さえすればほぼ無敵を誇ると言ってもいい技でしょう。
更にはキャラクターエピソード完遂でほぼ確定ダウンを取るスキル「ワンショット」も習得します。
こちらもかなりディレイが長く、消費SPもかなり高いのですが、攻撃力は高め。
捕縛術では押さえられない相手に使うのが効果的です。
総じて、各種カウンターと行動抑制能力がついたスキルで、敵の攻撃を徹底的に制限することができるキャラクター。
カリギュラシリーズの戦闘においては、敵の攻撃をいかにして潰すか、いかにして抑えるのかが重要になることも多くなります。
そのため、敵の攻撃を抑制する能力に長けた鐘太の能力はいつにしても腐ることはありません。
隙の大きなキャラクターの援助から、撃たれ弱いキャラクターの補助もこなせる、頼れる存在であると言えるでしょう。
ちなみにスキル名はあまり奇をてらわない事務的なもの。
派生攻撃の名称は鐘太らしい真面目な発言が多いですね。
各種能力デバフ付与やリスクコントロールも得意！
鐘太は敵の行動を制限する能力に長けたサポーターですが、それ以外のサポート能力にも長けています。
特に敵の能力値にデバフを付与することも非常に得意です。
命中率やスキル発動速度、回避率、攻撃力、防御力ダウンといったあらゆる能力デバフをかけ、味方が戦いやすいように場を整えることもできます。
オーバードーズスキル「絶対粛清」はこれらの能力デバフを一斉にかけることができるため、ボス戦などでも重宝するでしょう。
また、鐘太専用サポート系スキルとして「完全規律」が存在。
唯一敵のバフを解除することができるスキルとして登場しています。
バフが面倒な「ドクトル」や「ウィキッド」などを相手にするなら、是非とも入れていきたいキャラクターですね。
また、鐘太はリスクコントロールも得意としています。
素でリスクを上げやすい「不意打ち」はもちろん、カウンタースキルや捕縛術のリスク上昇率は高く、上手くハマれば一気にリスクをあげてくれることも。
リスクによって攻撃の威力が変動する切子や、リスクブレイク時に技が派生するキャラクターとの相性は良いですね。
弱点は攻撃力の低さとディレイの長さ、一部スキルの消費SP
高い抑止能力を持ち、場合によっては一人で敵を抑えられる鐘太ですが、弱点はもちろん存在します。
彼の弱点は全体的にスキルの攻撃力が控えめであること。
優秀な妨害スキルである捕縛術の攻撃力は雀の涙であり、その他のスキルも比較的攻撃力が高いとは言い難いです。
オーバードーズスキルである絶対粛清も攻撃力は低めで、ダメージ源としてはあまり期待できません。
更には優秀なスキルは比較的高いSPが要求されてしまうため、普通に一人で戦わせていると、SPが息切れを起こしてしまうことも。
上手く使うなら、SPの補強は基本として、SP自動回復やSP吸収のパッシブスキルをつけたりするのがおすすめです。
鐘太一人で敵を抑えておくというシチュエーションを早めに解消するように戦闘を進めていくのもいいでしょう。
また、各種スキルの優秀さが目立つ鐘太ですが、全体的にディレイは長め。
強スキルである捕縛術はもちろん、「武力制圧」以外のカウンタースキルもカウンターとしてはややディレイが長いと言えます。
そのため、カウンターを取ろうとしたら既に攻撃が行われてしまい、カウンターを空振りするということも。
特に打撃技へのカウンター「反転確保」は、ディレイの長さから打撃カウンターの中ではやや使いにくい部類。
打撃カウンターを取らせるなら、発生までのディレイが少なめな主人公や「能登吟」など、他のメンバーにやらせた方がいいということも多いですね。
ちなみにディレイの長さを逆手に取れる上、攻撃の持続時間が長めなので、ガードブレイクは得意な部類です。
実は非力ではなかった？
ちなみに、妨害系スキルの攻撃力の低さが目立ちますが、鐘太の攻撃力自体は低くありません。
そのため、攻撃力倍率の高いスキルを使うと、意外とアタッカーとしても活躍してくれます。
特に「ワンショット」はディレイも長く、消費SPも高いのですが、鐘太のスキルの中ではかなりの攻撃倍率。
行動抑制のために振ったところ、意外なダメージを叩き出してくれるということもあります。
「リスクブレイク時」というシチュエーションに限られますが、「足絡み」の攻撃力も侮れません。
リスクブレイク時の派生「校則違反だ！」も含めると、かなりの攻撃力となります。
リスクブレイクが狙えそうなときは積極的に行動させることで、ただのサポーター＆デバッファー以上の働きを期待することができるでしょう。
釣巻鐘太のキャラクターエピソード
ここからは釣巻鐘太のキャラクターエピソードの全選択肢と、エピソードのあらすじを紹介します。
全編通してネタバレとなりますので、ネタバレを踏みたくない人は閲覧を控えてください。
また、選択肢の中で選ぶとエピソードが停止する失敗の選択肢は、「オレンジのマーカー」でマーキングしています。
選ぶとエピソードロック（進行不能）となってしまうので、台詞が見たい時を除いては選ばないようにする方がいいでしょう。
エピソード1
駅の自動販売機の前。
そこで何やら深い悩みを抱えているという鐘太と出会った主人公とキィ。
鐘太が抱える重大な悩みとは…？
▼選択肢1
・いいよ
・やだよ
▼選択肢2
・つぶつぶメロン
・ゾンビエナジー
エピソード2
駅前のショッピングモール。
そこで再び深い悩みを抱えていそうな鐘太と出会った主人公とキィ。
鐘太が主人公に相談した内容とは…？
▼選択肢1
・牛丼屋
・ハンバーガーショップ
▼選択肢2
・いいよ、行く
・カフェに行きたい
・奢りなら…
エピソード3
舞台は再び駅前のショッピングモール。
映画館の前で頭を抱える鐘太と出会った主人公とキィ。
三度目の彼の悩み事とは…？
▼選択肢1
・自分もそんな気がしてた
・今度は何を悩んでるの？
▼選択肢2
・恋愛もの
・ホラー
▼選択肢3
・一緒に見ていい？
・チケ代奢ってください
・それじゃさよなら
▼選択肢4
・苦手なら言ってよ
・ごめんね、大丈夫？
エピソード4
学食の前で頭を抱える鐘太。
四度目の相談をしようと主人公に話しかけるが、いつも自分で決めない鐘太にキィが一喝を入れる。
訓練の一環として、今日の食事メニューくらいは自分で決めろと決定を促すが…？
▼選択肢1
・鶏生姜焼き丼にしようっと
・ヒレカツ定食にしようかな
・先に並んでますね
エピソード5
主人公とパトロールに繰り出した鐘太。
その最中に、信号機を渡ることになる。
しかし鐘太は信号機を渡ることにすら悩みだして…？
▼選択肢1
・信号嫌いなのかな？
・決められなかったのかも
エピソード6
先日パトロールから突然一人で帰ったことを詫びる鐘太。
信号を渡るか渡らないかすら躊躇うその優柔不断さの理由がわからない主人公とキィ。
そんな二人に、鐘太はとうとう自分が物事を決めない理由を話し出した。
▼選択肢1
・そんなに選ぶのが怖いの？
・失敗したっていいんじゃない？
▼選択肢2
・はい
・いいえ
▼選択肢3
・はい
・いいえ
エピソード7
鐘太が優柔不断になってしまった理由を聞いた主人公とキィ。
更に鐘太は自分が犯した罪の詳細を語る。
彼の正義感が引き起こした悲劇を聞いた主人公は…
▼選択肢1
・辛かったね
・鐘太は悪くない
エピソード8
鐘太が抱えるトラウマを聞いた主人公。
重大なトラウマを抱える彼と、再びパトロールに出る主人公だったが、子供が道路に飛び出すところを目撃する。
考えるよりも先に行動した鐘太は子供を助けたのだが…
▼選択肢1
・話しそうになった
・話す訳ないよ
▼選択肢2
・確かに考えなしだ
・迷惑かけていいよ
▼選択肢3
・そのための仲間だ
・一緒に悩んであげるよ
エピソード9
先日の一件で「人を頼る」ことを思い出した鐘太。
そんな鐘太と主人公のもとへ、先日助けた少年が現れる。
少年との交流の末に、鐘太が出した結論とは…？
▼選択肢1
・どういたしまして
・大事なことを忘れるな
鐘太の心の中に踏み込みますか？
ここから先は完全ネタバレ要素です。
釣巻鐘太の正体について記述します。
閲覧に関しては自己判断となりますので、ご了承ください。
釣巻鐘太の正体
釣巻鐘太の正体は「30歳の元警察官」。
ある時子供が人質にされるという事件に鉢合わせてしまった際、子供を助けるために放った弾丸で犯人を殺してしまったという経験を持つ人物です。
彼が行ってしまった行動がマスコミに取り上げられ、一部の人間に非難されることになってしまいました。
正義感の暴走か、それとも蛮勇だったのか。
どちらにせよ自分の行動によって人一人の命を奪ってしまったことに悩んだ末に、自らが何かを選ぶことは間違いだったのだと感じるように。
その行動を強く後悔したことで、リドゥに招かれてしまい、親や校則、ルールに守られる学生となって生きていたようです。
トラウマ名は「勇敢さの代償（ダーティハリーシンドローム）」。
目隠しは現実から目を逸らして閉じこもる自身の象徴、雁字搦めの鎖はルールに縛られている自分を象徴するものだと思われます。
さいごに
カリギュラ2のキャラクター「釣巻鐘太」は帰宅部に所属する最上級生の一人です。
硬派な見た目に反して優等生然とした性格の持ち主ですが、優柔不断で弱気な部分が見られる、ちょっと頼りない先輩。
抜けたところがあるものの、生来のお人よしも含めて、「風紀委員」である彼が嫌われない要因となっています。
戦闘スタイルは、敵の行動阻害と能力デバフを絡めた「アタックサポーター」。
各種カウンタースキルと行動キャンセルに長けた「捕縛術」で味方の戦いを支えてくれます。
その反面、ディレイの長さと攻撃力の低さ、消費SPの高さがややネック。
しかし鐘太のスキルの性能を考えれば、そのくらいのハンデがないと不公平だと思えるほどでしょう。
その正体は「さすまた」という武器や事務的なスキル名称などから、なんとなく読み取れたという人もいるのではないでしょうか。
前半のコメディじみた内容と、後半の重さの落差が激しいエピソードだと言えます。
カリギュラ2でも筆者個人的には屈指の能力を持つと思える鐘太。
もし彼が気になったら、ぜひともゲーム中で一度運用してみてください。
ライター紹介
- 幅広いゲームが大好きな、ゲーマー歴20年以上の女ヲタク「カンダカズマ」です。
海外ゲームから国内ゲーム、アクションからRPGまでいろいろ嗜みます。
マニアックなメーカーの作品を遊ぶことも多いので、マニアックでマイナーなメーカーの作品（特にエクスペリエンス社の作品）の面白さを共有できればと思います。
みなさまのゲーム選びの参考になれば幸いです。
よろしくお願いいたします。
