【Caligula2/カリギュラ2】キャラクター別解説~能登吟編~

主人公の相棒系キャラ!「能登吟」とはどんな人物?

能登吟」はフリューの学園ジュブナイルRPG作品「Caligula2/カリギュラ2(以下:カリギュラ2)」に登場するキャラクターです。

後悔無き仮想現実の世界「リドゥ」の中で主人公と出会い、リドゥの世界から現実の世界に帰るために活動する「帰宅部」のメンバーとして共に戦う仲間です。

主人公のクラスメイトであり、デジヘッドに襲われた主人公を助けてくれた最初の人物

のらりくらりとしたどっちつかずな言動も多く見られますが、穏やかで、人の和を大事にする少年です。

常に落ち着いた態度で、一歩引いた位置から周囲を見て行動する、帰宅部の調整役のような存在と言えるでしょう。

戦闘中も俯瞰的な立場から周囲を見ることができる力を活かし、敵に不利な状態異常をつける「デバッファー」として戦います。

豊富な各種状態異常を用いて、味方を助けてくれるでしょう。

今回はそんな相棒系クラスメイトキャラ、吟のキャラクター解説、戦闘時の特徴や、キャラクターエピソードの解説などを行っていきます。

尚、今回の記事は一部にネタバレを含む記事となっています。

ネタバレをする場合は改めて表記しますので、ネタバレを確認したくない場合はネタバレの項目を避けることを推奨します。

  1. 能登吟は「帰宅部」の部員として登場するキャラクター!加入が最も早い!
  2. 戦闘時はデバッファーとして活躍し、行動妨害から攻撃の起点まで幅広く行う!
  3. 常に落ち着いた態度を取る、見た目によらない態度の少年!男らしさにこだわる彼の正体は…?

この記事は5分で読み終わりますので、最後まで読んでいってくださいね!

主人公の同級生!能登吟の基本情報

デジヘッドに襲われていた主人公を助け、楽士「マキナ」との戦いに巻き込まれたことで帰宅部として主人公と行動することになる「能登吟」。

加入は主人公の次とかなり早く、最も早い段階で戦闘を共にするキャラクターです。

その詳しいプロフィールは以下の通りです。

名前(ふりがな)能登吟(のと ぎん)
愛称能登君、吟先輩、吟くん、吟ちゃん、ノトギン
性別男性
年齢17歳
立場楯節学園高等部二年生
声優市川蒼

以上です。

常に落ち着いた態度の穏やかな少年!視野の広い帰宅部の緩衝材

クラスメイトである主人公を見捨てられず、成り行きで助けたことがきっかけで行動を共にするのが吟です。

リドゥから帰宅することは当初あまり乗り気ではありませんでしたが、戦いを重ねていくことで徐々に帰宅の意思を強めていきます

黄色の帽子に短めの髪、どこかやんちゃそうな少年らしい印象を抱く人物ですが、性格はむしろそんな様子は微塵もありません。

常に物事を一歩引いた視点で見ることができ、温和で落ち着いた物腰で事を進める、大人な性格の持ち主

素っ頓狂な発想を持つ個性的なメンバーたちの関係を取り持つ、帰宅部の緩衝材のような人物です。

感情豊かそうな見た目をしていますが、実は戦闘中を含めてもあまり激しい感情を露にしません

穏やかな声色や、テンションの低さに驚いたという人もいるのではないでしょうか(筆者含む)

男らしさを極端に強調する一面も見せる

男女誰にでも分け隔てなく接する吟。

初対面の女子にすらいきなり親しく接することができるなど、優れたコミュ力を持ちます。

その反面、どこかのらりくらりとした態度で、はっきりと物事を主張しないという欠点が。

作中でもキィに「煮え切らない男」と言われる通り、女々しい一面が見え隠れします。

そんな吟が常に気にするのは「男らしさ」。

男らしい態度、男としてどうするべきか、という部分に強いこだわりを見せることも。

男子の友情や男性が好きそうなことに強く反応する、いい意味でも悪い意味でも男らしい「風祭小鳩」を慕うといった部分も。

事あるごとに「男」にこだわり、男らしさを追い求めている節があります

その「男」へのこだわりの理由は、彼のキャラクターエピソードで深く語られていくでしょう。

能登吟の戦闘時の性能

吟の扱う武器は「ボウガン」。

その他、首元と胸元を中心に巻き付いた帯と、ヒールの高いブーツのような靴が特徴のカタルシスエフェクトです。

周囲を冷静に見定めて戦う、状態異常付与を得意としたデバッファーとして活躍していきます。

攻撃の起点ともなれる状態異常のスペシャリスト!

吟の特筆すべき戦闘能力は、とにかくありとあらゆる状態異常を網羅しているという部分。

出血、毒、スキル遅延、スタンなど、付与できない状態異常は存在しないレベルの多彩さを誇ります。

カリギュラ2においての状態異常は、自身らに有利な状態を作り出すという他にも、スキル派生のフラグ立てをするという役割も。

つまり、吟一人がいる時点で、様々なスキルの派生を促す起点を作れるということになります。

総じてどんな味方とも合わせやすく、ある意味では主人公よりも戦闘のリーダーとして活躍できるキャラクターです。

ちなみに固有スキルの名称は、基本的に吟が好きな「アメコミヒーロー」の名前がモチーフ。

「アイアン」ピアス、「ヴェノム」ボルト、「スパイダー」ボルト、「アベンジャーズ」ペインなどがわかりやすいのではないでしょうか。

攻撃役としても十分な性能持ち!

吟は状態異常によるサポートに目が行きがちですが、能力値的にもスキル的にも、アタッカーとしても十分な性能を持っています

攻撃スキルは総じて癖が無く、攻撃力や命中力、どちらを取っても安定性が高いです。

攻撃範囲や射程に優れたものも多く、配置に気を遣えば多くのデジヘッドを巻き込んで戦うことも可能。

本人の能力も筋力の数値は若干劣るものの、不足はなく、クリティカルの出しやすさも含めて意外と火力は高いと言えます。

安定した命中率のおかげで、攻撃を肝心な時に外すということもありません。

攻撃方面においては、高水準のバランスを持つ、サブアタッカー的なキャラクターです。

防御能力と手数の少なさが弱点

攻撃役としても優れた適性を見せる吟ですが、その反面防御能力は低め

元来のHPの低さ、精神力の低さは決して無視できず、強力な攻撃を受けるとあっさり落ちてしまうことも。

射程が長いために、近距離戦を仕掛けるメンバーに比べると攻撃に巻き込まれることは少ないですが、巻き込まれてしまった場合は大変です。

非常に撃たれ弱いメンバーのため、カバーが間に合わず倒れてしまう事故を起こしてしまいます。

イマジナリィチェインでしっかり敵の動向を見定め、吟に攻撃させないように立ち回る必要がありますね。

また、吟の弱点は、スキルのディレイがやや長いこと。

攻撃の性能は素直な反面、準備時間や硬直時間が長く、隙が多いという一面も。

敵の攻撃によっては吟が攻撃をミスではなく空振りしてしまうこともあるのです。

特に「クイックシルバー+」以外の状態異常付与攻撃はディレイがかなり長い傾向があります

必要な時に必要な状態異常を付与できないという事態に陥りやすいため、状態異常付与攻撃はある程度余裕をもって振りましょう。

パーティの相方は誰?

攻撃の隙が大きい吟は、その弱点を埋められるキャラクターと組ませることがおすすめされます。

敵の行動を大きく制限することができる「釣巻鐘太」や、攻撃の手数が多くディレイの短い「宮迫切子」がいいでしょう。

タンクである「編木ささら」や「月島劉都」で守るという戦法もいいですね。
しかし、ありとあらゆる状態異常付与によるサポートや起点作り、サブアタッカー的な万能能力を持つ吟。

基本的にはおすすめしている以外のメンバーとも十分にやっていける人物です。

壁役の起用や隙消しをしなくても、イマジナリィチェインの駆使や、位置取りの徹底、慎重な立ち回りを忘れなければ大丈夫と言えます。

能登吟のキャラクターエピソード

ここからは能登吟のキャラクターエピソードの全選択肢と、エピソードのあらすじを紹介します。

全編通してネタバレとなりますので、ネタバレを踏みたくない人は閲覧を控えてください。

また、選択肢の中で選ぶとエピソードが停止する失敗の選択肢は、「オレンジのマーカー」でマーキングしています。

選ぶとエピソードロック(進行不能)となってしまうので、台詞が見たい時を除いては選ばないようにする方がいいでしょう。

エピソード1

帰宅部として共に活動することになった「能登吟」。
クラスメイトでもある吟は主人公と共に日常を過ごす仲間でもあった。
そんな吟がある日主人公にとある提案をする。

▼選択肢1

・付き合うって?

・いまから?

エピソード2

駅前に繰り出した吟と主人公。
とあるシューズショップを見かけた吟が、そこにあったスニーカーに目を輝かせる。
スニーカーに興味を惹かれる吟に対して主人公は…?

▼選択肢1

・履いてみたら?

・ファッションに興味ある?

・吟に似合いそう

エピソード3

街中でデジヘッドと出会い、戦闘になる吟と主人公。
戦いに慣れて来た二人は息ピッタリの連携を見せる。
デジヘッドを撃退した二人はその健闘を称え合うのだった。

▼選択肢1

・なんとなく察した

・吟ならぜったいああすると思って

▼選択肢2

・これからもよろしく、相棒

・釣り合うように頑張るよ

エピソード4

教室で談笑する吟と主人公。
そこにクラスメイトであり仲間でもある「天吹茉莉絵」が現れる。
彼女からの願いを察した主人公と吟は…

▼選択肢1

・荷物、運べばいい?

・任せといて

▼選択肢2

・そうかな?

・吟もだよね?

エピソード5

放課後の駅にて談笑する吟と主人公。
今日は一緒にゲームセンターに寄ろうと約束をする。
そんな二人の前に帰宅部メンバーである「編木ささら」と茉莉絵が現れて…

▼選択肢1

・いや、今度帰宅部みんなで行こう

・今日は吟と約束してるからごめん

▼選択肢2

・今日は吟と先に約束したから

・吟が嫌かなと思って

エピソード6

休み時間に「宮迫切子」を見かけた吟と主人公。
切子と談笑をしているところに、更に現れたのは茉莉絵。
誰にでも分け隔てなく接する主人公の姿に、吟は一つの疑問を抱く。

▼選択肢1

・クラスメイトだからね

・親友だからね

エピソード7

とある日から吟に避けられているような気がした主人公。
吟を遊びに誘っても、のらりくらりと避けられてしまう。
業を煮やした主人公とキィは吟を捕まえて…?

▼選択肢1

・でも、友達だ

・悩みがあるなら聞くよ

▼選択肢2

言いたくないなら無理に言わなくていい

・仲直りがしたい

▼選択肢3

・はい

いいえ

▼選択肢4

・はい

いいえ

▼選択肢5

男も女も関係ないよ

・わからない

▼選択肢6

・じゃあなんでそんなに辛そうなの?

・じゃあリドゥにずっといたい?

エピソード8

主人公に改めて自らの秘密を打ち明けた吟。
それでもその心は未だ曇ったままであった。
心と体の乖離に悩み続ける吟に主人公は…?

▼選択肢1

・気持ちはわかる

・傷ついた

▼選択肢2

女性として現実と向き合うべきだ

男性として理想を求めるべきだ

・どうでもいい

▼選択肢3

・男でも女でもないままで良いんじゃない?

▼選択肢4

・吟が何であろうと友達だ

エピソード9

心にあったわだかまりを乗り越え、また深い交流を行い始めた二人。
不意に吟は自分のことばかりを喋っていることに気づく。
そして、改めて主人公に質問を受け付けるのであった。

▼選択肢1

・帰ったら何するの?

・吟って本名なの?

・恋愛対象どっちなの?

吟の心の中に踏み込みますか?

ここから先は完全ネタバレ要素です。

能登吟の正体について記述します

閲覧に関しては自己判断となりますので、ご了承ください。

能登吟の正体

能登吟の正体は本名「能登詩歌(のと しいか)」という「25歳の女性」。

心は男性でも肉体は女性という「性同一性障害」を患う人物です。

そのため、プロフィール欄の性別も明確ではない「X」表記となっています。

ちなみに、能登吟という名前は以前行っていた男装のアルバイト時の源氏名のようなものだと語られます。

自らの心と体の性別の乖離に悩み続けたものの、現実に居た頃は男性である自分を押し殺して、女性として生きてきました

ですが、自分を偽る生き方に疲弊する日々の中で、自らを偽る選択をしたことに後悔。

「女でなければよかった」という、現実では決して叶わない願いを抱えてリドゥに招かれていったのです。

トラウマ名は「分類不能(アンチェイン)」。

喉元と胸元を中心に隠した帯は自らの性を曖昧にする象徴、ヒールの高い靴は自らの肉体の性別に関する象徴だろうと思われます。

さいごに

カリギュラ2のキャラクター「能登吟」は帰宅部に所属する主人公の同級生です。

落ち着きのなさそうな外見に反して非常に穏やかかつ冷静、そして周囲に気を配れる人物として、主人公を支えます。

男女分け隔てなく仲良くなれるという性質を持っていますが、本人はやたらと男らしさにこだわるという一面が。
戦闘スタイルはその視野の広さが現れた「デバッファー」

多彩な状態異常を駆使して、味方のサポートや攻撃の起点作りを行います。

バランスの取れた使いやすさを誇るキャラクターですが、ディレイの長さと撃たれ弱さが弱点

比較的万能ではありますが、完璧ではないので、運用の際には慎重な立ち回りを忘れないようにしましょう。

その正体は言動や戦闘中のモーション、カタルシスエフェクトの様子から読み取れた人も多いのではないでしょうか。

複雑な胸の内を現した複雑な選択肢も多いため、安易な選択肢を選ばないのが吟の心に歩み寄るコツです。

カリギュラ2でも最序盤から一緒に行動することになる所謂「親友・相棒系キャラ」ということで愛用されている人も多いだろう吟。

もし彼が気になったら、ぜひともゲーム中でも運用してみてください。

ライター紹介

カンダカズマ
カンダカズマ
幅広いゲームが大好きな、ゲーマー歴20年以上の女ヲタク「カンダカズマ」です。
海外ゲームから国内ゲーム、アクションからRPGまでいろいろ嗜みます。
マニアックなメーカーの作品を遊ぶことも多いので、マニアックでマイナーなメーカーの作品(特にエクスペリエンス社の作品)の面白さを共有できればと思います。
みなさまのゲーム選びの参考になれば幸いです。
よろしくお願いいたします。