ジェダイになろう!「Star Wars ジェダイ: フォールンオーダー」レビュー

スターウォーズの世界でジェダイになろう!

XBOX 大好きライターの幽棲ヒーローです!

今回も XboxGamePass で配信中(22/02/24現在)のタイトルのレビューをしていきます。

SF 映画の金字塔といっても過言ではない、スターウォーズシリーズを題材にした「Star Wars ジェダイ: フォールンオーダー」です。

筆者はスターウォーズの大ファンで過去、映画やドラマ、アニメはもちろん何本ものスターウォーズゲームも遊んできました。

今回のタイトルは、映画スターウォーズ・エピソード3の後の話で、オーダー66といわれるジェダイの粛清作戦を辛くも生き延びた、パダワン(ジェダイ見習い)のカル・ケスティスを主人公にした物語が語られます。

そのストーリーはもちろん、アクションゲームとしての完成度も高い本作の魅力をレビューしていきたいと思います。

  1. スターウォーズ正史の後日譚で、興味深いシナリオ
  2. 誰でもライトセーバーで戦える!ジェダイナイトになりきれる!
  3. 敵との駆け引きやフォースを駆使したステージ攻略はアクション性抜群!

本記事は、約5分程度で読める内容となっています。

スターウォーズ正史にも絡む、ジェダイの苦悩を描いたストーリー

スターウォーズ作品をご存じでしょうか?

ここで本作のストーリーにスムーズに入っていけるように少し解説を。

ジェダイとは、フォースを操り、光刃の剣・ライトセーバーを手に銀河系・共和国の秩序を守る正義の守護者。

対して、フォースの暗黒面に染まり、悪の思想を持つ者をシス、またはダークジェダイと呼びます。

エピソード3では陰で暗躍するシスによって、オーダー66という作戦が発動され、共和国の軍によりジェダイは滅ぼされてしまいます。

ヨーダやオビ=ワンなどほんのわずかなジェダイは生き残ったとされますが、本作主人公カル・ケスティスもその一人です。

ジェダイの失墜により共和国はシスに乗っ取られる形で銀河帝国と名を変えます。

・・・といった流れで本作ストーリーにつながっていきます。

銀河帝国建国直後、銀河で強権を揮い、ジェダイの残党狩りを続ける帝国に抗うカルやその仲間たちの話が語られます。

本作主人公のカル・ケスティス。

ソウルライクと評されるセーバーアクション!

プレイヤーの操作するカルはジェダイであり、本作の最大の魅力であるライトセーバーでの戦闘はいわゆるソウルライクな駆け引きのあるアクションです。

特にライトセーバーや近接武器の敵の場合、ガードや受け流し、回避といった敵の攻撃を防ぐアクションが重要になってきます。

敵もこれらを上手く使ってくるので、簡単にこちらの攻撃は当たりません。回避やガード、またはフォースで攻撃を避けつつ、敵にスキを作らせる必要があります。

敵の出方を見ながらの攻防は映画での戦闘シーンを彷彿とさせるようで、手に汗握る緊迫感のある戦闘を楽しめます!

さらに映画でもお馴染みストーム・トルーパーも登場、主人公の行く手を阻んできます。

ここで重要なのもやはりライトセーバーで、映画を見たことのある方ならご存じ、ブラスターの弾を弾き返すアクションもあります!

ガードボタンを押すことで普通に弾けるのですが、これを弾の着弾に合わせて入力することで敵に撃ち返すことができます。

簡単なようにも思えますが、トルーパーは基本数人、もしくは近接攻撃の敵や歩行兵器 AT-ST などと一緒に行動していることが多く一筋縄ではいきません。

また無限に弾けるわけでもなく、ガードボタンを押し続けている間は弾き続けるのですが、スタミナを消耗していくため0になると回復するまでガードも弾を弾くこともできません。

ご紹介した内容を読んで、難しそう・・・と思った方もいらっしゃるかもしれませんが、難易度設定もあります。

数段階に切り替えができるので、「アクション普段やらない」という方でも十分遊べます。もちろん高難度モードもあるので「普通でも物足りない!」という方でも楽しめるので安心してください。(笑)

ファン垂涎の世界の作り込み・やり込み要素満載!

戦闘の面白さについてはおわかりいただけたと思いますが、さらにジェダイを語る上で欠かせないのが、フォースです。

スターウォーズの世界には、フォースという見えないエネルギーが存在し、ありとあらゆるものの中に流れています。

ジェダイやシスはこのフォースの感応者であり、フォースを自在に操ることで物を浮かせたり、人に幻覚を見せたり、魔法のようなことができます。

特にファンの方であれば一度はフォースで物を浮かせようと念じてみたり、友達をフォースプッシュで吹っ飛ばそう、なんて試してみたこともあるんじゃないでしょうか?(笑)

主人公カルも当然この力を使うことができ、ステージ攻略には欠かせない要素の一つです。戦闘時はもちろん、巨大なものを動かしたり、ステージ上に用意されたギミックを解くのに重宝します。

ライトセーバーに加えてフォースもゲームの進行やレベルアップによって新しいものを手に入れたり、またスキルポイントを割り振ることで強化することができます。

スターウォーズの世界がそこに…

ジェダイとしてのアクションやストーリーはもちろん素晴らしいのですが、その背景にある世界の作り込みも見逃せない部分です。

冒頭の船の解体現場からの一コマです。クローン戦争で活躍した巨大なクルーザーの前にはウォーカー兵器の一種 AT-TE の姿もあります。

旧共和国の遺産が無残にも解体されていく、その作業にジェダイが従事せざるを得ないという状況にはファンなら目頭が熱くなります。

でもファンでなくともその大きさや解体される様は、まさに大迫力です!

序盤に訪れるボガーノという星のオグドというカエルに似た生物。ジャストガードで攻撃をしっかり弾きながらスキを作らせないと倒せない強敵です。

グロテスクだけど、なんともスターウォーズらしいキャラクターです。

没入感マシマシ!豊富なやり込み要素

やり込み要素として、まずキャラクターのカスタマイズ要素があります。

キャラクターの衣装を変えるものから、旅の相棒となる船やBD-1の見た目も変えることができます。

惑星間の移動にはもちろん住居として利用することとなるマンティスです。

こちらはドロイド、 BD-1 。回復アイテム・スティムパックを渡してくれたり、ギミックの攻略、また物語の重要なキーでもある、カルの相棒です。

各カスタマイズ用の素材はマップの各所に点在するアイテムボックスなどから収集する形で、ライトセーバーのパーツなどを拾うことも。

また、ライトセーバーといえば映画に登場するジェダイやシスもそれぞれ個性的なデザインのものを持っており、本作でも細かくパーツを入れ替えて自分好みにカスタマイズができます。

アメリカはフロリダにあるディズニーワールドではライトセーバーを作れるアトラクションがあるのですが、実物ではないにしてもそれと変わらないクオリティで自分だけのライトセーバーを作れるこの要素は筆者的には本作イチといってもいいくらい「ツボ」な要素でした。(笑)

その他やり込み要素としては、 BD-1 のスキャニングやカルのフォース・エコーと呼ばれるその地に残された記憶を読み取る能力で、データバンクの要素を集めることもできます。データバンクには世界観やキャラクター、ストーリーの背景にあるものなど細かく解説されているのでさらに深く物語に没入できるはずです。

さいごに

まだまだ書きたいことはあるのですが、ネタバレしすぎるのもいけないので、ここから先はぜひカルと一緒に冒険をして体験してください。

さいごに、どんな人に向いているかという点についてですが、結論アクション好き、またはスターウォーズファンなら楽しめると思います。

ソウルライクとはいえ、ベースにはしっかりスターウォーズの要素があって、ジェダイになりきることができます。

またそれを抜きにしても、敵との駆け引きやどう攻めるかという戦略性もあり、高難度ではかなり歯応えのある戦闘も楽しめて、単純にアクションゲームとして高いレベルで作り込まれています。

また低難度も用意されているため、敷居も低く、ただスターウォーズが好きなだけ!という方やアクションは好きだけど上手くはなくて・・・という方にもオススメしやすいタイトルです。

では最後はこの言葉で締めくくりたいと思います。

「フォースとともにあらんことを」

・・・これが言いたかった。(笑)