RPG界の2大巨頭、ドラゴンクエストとファイナルファンタジー

日本には世界に誇るRPGの、偉大な二つのシリーズがあります。
「ドラゴンクエスト」「ファイナルファンタジー」シリーズです。
特に1~6までを見てみると、共通点はありつつ、対照的な両シリーズの特徴がはっきりと出ています。
- 王道のシステムのドラクエと、挑戦的なFF
- プレイヤー主観のドラクエと、俯瞰のFF
- シリーズで複線回収するドラクエと、多彩なFF
この記事は5分で読み終わりますので、ぜひ最後まで読んでいってください!
名作には共通点がある!
名作と呼ばれる両シリーズには共通点があります。
沢山あるのですが、大きく2つ紹介します。
初代から今まで使われ続ける神曲そろいのBGM
ひとつ目は、オーケストラなどのアレンジはされていますが、初代から今までずっと使われている素敵な音楽です。
どちらのシリーズも、ファミコン時代から今でも使われているものが多数あります。
「ドラゴンクエストのレベルアップ音」
「ファイナルファンタジーの戦闘終了後のテーマ」
など、効果音や挿入曲も魅力的なものが多いです。
ファンの方からしたら、音楽を聴くだけでゲーム内の状況を思い浮かべられる人も多いのではないでしょうか。
共通点②用語センスの高さ
ふたつ目は、用語のセンスの高さです。
「ドラゴンクエスト」ですと…
攻撃呪文のギラ、回復呪文のホイミなど
「ファイナルファンタジー」ですと…
攻撃魔法のファイア、回復魔法のケアルなど
続編でこれらの発展系はたくさん出ていますが、今なお使われているネーミングセンスです。
モンスターや武器、防具にもシリーズ通して出ているものがありますので、探してみてください!
徹底比較!『ドラクエ』と『FF』
ここから、システムの違いや、ストーリーの違いを比較していきたいと思います!
戦闘システム:王道のドラクエ
まずRPGと言えば戦闘です。
戦闘シーンのシステム回りは両者対極で、「ドラゴンクエスト」は王道のターン制を採用しています。
「ドラゴンクエスト」シリーズは、パーティの行動を決めた後、素早さの順に敵味方が行動
という、数多くのRPGで採用されている王道のシステムです。
また、戦闘中に取ることのできる行動は、シリーズ通して以下の通りです。
こうげき | ★装備した武器で攻撃を行います。 |
じゅもん、またはとくぎ | ★強力な呪文や、キャラ独自の特技を使います |
ぼうぎょ | ★攻撃のダメージを減らします |
アイテム | ★アイテムを使用します |
にげる | ★戦闘から逃げます |
いれかえ | ★馬車にいる仲間と入れ替えます |
職業や、モンスターもこの選択肢で行動する、わかりやすいシステムです。
挑戦的なFF
「ファイナルファンタジー」は3以降、ジョブ(職業)ごとのアビリティを設定していて、豊富な戦闘バリエーションがあります。
忍者の「なげる」 | ★武器を投げつけて大ダメージを与えます |
風水師の「ちけい」 | ★たつまきやかまいたちなど、自然現象を利用して攻撃します |
侍の「いあいぎり」 | ★うまくいくと敵を全滅させます |
吟遊詩人の「うたう」 | ★様々な補助効果のある歌を歌います |
竜騎士の「ジャンプ」 | ★画面外に大ジャンプをし、敵の攻撃をかわしながら攻撃します |
学者の「みやぶる」 | ★敵の弱点をみやぶります |
など、バリエーションが豊富で、ややテクニカルな印象が強いです。
また、Ⅳからはアクティブタイムバトルという、
キャラの素早さ順にリアルタイムで行動が可能なシステムが実装されています。

Ⅳの資料になりますが、主人公の「セシル」の名前の右側にあるバーが赤くなると行動が可能になります。
また、行動選択中にも敵味方が動くため、臨場感のある戦闘が表現されています。
プレイヤーの立ち位置比較:主観的なドラクエ
プレイするキャラクターの立ち位置も対極的です。
「ドラゴンクエスト」シリーズの主人公は、プレイヤーの主観目線で物語が進み、基本的に主人公はしゃべりません。
主人公が話しかけたキャラクターのリアクションでやり取りが成立するイメージです。
また、戦闘シーンもモンスターだけが表示され、画面のこちらに向かって攻撃してくるような視点になっています。

まさに自分が冒険しているような没入感があるスタイルです。
せりふ回しもクスッとできるものも多く、町の人の会話も楽しめます。
さらにリメイク版ではパーティメンバーと会話が出来る作品が登場、セリフ回しの妙をさらに楽しめるようになりました。
プレイヤーの立ち位置比較:俯瞰的なFF
対照的に「ファイナルファンタジー」シリーズは、キャラクターに固有の名前が設定されています。

そのため、主人公も会話に参加することが多いです。
名前を任意に変更することも可能です。
これにより、映画やドラマを見ているような感覚でストーリーを楽しむことができます。
前述した戦闘システムの表現も俯瞰的な構図で展開されます。

攻防もビジュアル重視で、キャラクターがアクションをし、Ⅳ以降、リメイク版はⅠから表示も変更されました。
攻撃をしたら、敵の身体にダメージが表記されるようになりました。
ストーリー面の比較:一話完結型のFF
ストーリーの構成も対照的な両者です。
「ファイナルファンタジー」は基本的にシリーズ間の連続性はありません。
Ⅳのアフターストーリーを除いて、原則的には作品内で物語が完結します。
そのため、タイトルごとに世界観、ストーリーも多様な展開があるのが特徴です。
作品内の話の規模がやや大きく、大陸が崩壊したり、月に行ったりと壮大な感じがあります。
ストーリー面の比較:シリーズもののドラクエ
「ドラゴンクエスト」シリーズは単発のストーリーで見ると、おおよそのパターンは似通っています。
勇者や王子がいて、魔王を倒すため、仲間を集めて旅を続けていく、というものです。
そのため、一見どの作品をプレイしてもシンプルな楽しみがあります。
しかし、こちらは作品間の連続性を持ったシリーズものの楽しみ方があります。
昔のタイトルをプレイしたことがない方は、ぜひ1,2,3のシリーズと4,5,6のシリーズとすべてやってみてください。
とくに3をやっていて、こうつながるのか!と当時ぞくぞくしたのを覚えています。
4,5,6も連続性があり、ストーリーも急激に厚みを増しました。
特に、モンスターを仲間にできるようになったⅤに至っては映画化までされました!
時系列的にはロトシリーズと言われるドラクエ3→1→2の順番になります。
地上と、地下世界を舞台にしたお話です。
4,5,6は天空シリーズと呼ばれる、地上と天空を舞台にしたお話になり、時系列的には6→4→5となります。
どちらのシリーズの前にも、最新作ドラクエ11以降の時間軸と言われていますが、公式が発表していないので、今回は除外しています。
クリア後:ドラクエ
どちらのシリーズも、クリア後に楽しめる仕様があります。
元々なかった旧シリーズも、リメイクに伴い実装された作品が多いです。
例えば「ドラゴンクエストⅢ」では、主人公の父オルテガは非業の死を遂げます。
しかしクリア後の隠しボスを特定条件で倒すことによって生き返らせることができます。
また、隠しキャラクターやモンスターが仲間になる作品もあり、やりこみ要素も充実しています。
クリア後:FF
「ファイナルファンタジー」シリーズもクリア後ダンジョンが実装されていて、こちらの方が隠しボスの難易度が総じて高い印象があります。
特に印象的なのがⅡです。
ストーリー展開上、味方キャラクターが何人も死亡します。
そして、リメイクだとラスボスは善と悪の二つの存在に分かれます。
そして悪のラスボスは主人公たちと戦い、全のラスボスは死後の世界に存在します。
それを散って行った仲間たちが死後の世界で倒すというストーリーとなっています。
「ファイナルファンタジー」シリーズは、基本的にクリア後に死んだキャラが生き返ったりはしません。
死んだキャラの雄姿がもう一度見ることが出来る、貴重な作品となっています。
システム面でも他のシリーズには見られない意欲的な点がたくさんあるので、思い出の一作です。
さいごに
今のゲームの源流であり、最前線のゲームという伝説のゲームシリーズの比較をしてみました。
どちらのシリーズ、どのナンバリングをやっても後悔はしません。
昨今のソーシャルゲームよりも買いきりで、コスパが最高です。
今回紹介したシリーズだと、なんとスマホ版ならどの作品も2000円以下で購入できます。
個人的には入門編としてドラゴンクエストⅢ、シリーズ屈指の異色作としてファイナルファンタジーⅡ
を推します。
ぜひプレイしてみてください!
【イチ推し】世界中で大人気の本格RPG!
奥深い戦術性が中毒性バツグンの爽快コマンドバトルの傑作!

月に10本以上のゲームをプレイしている編集部が【おすすめのゲーム】をご紹介するコーナーです!
「Raid: Shadow Legends」は、基本プレイ無料の王道ターン制アクションRPG。
なんと、ストーリーを手掛けたのは全米脚本家組合主催の賞にノミネートされ「アサシン クリード シンジケート」を制作した Paul C.R. Monk 氏。
また声優陣も「Mass Effect」「ウィッチャー3」などで活躍するベテラン海外声優陣が担当!

300以上のプレイアブルキャラクターが登場し、それぞれスキルや属性、装備品などの組み合わせ方により全く違った戦闘スタイルへと変化できるのが特徴です。
そんな奥深いストーリーと育成要素、そして戦略的なコマンドバトルが見事に融合して生まれた本作。
課金要素もありますが、もちろん無料でも十分楽しめます!(私は無料派)
レビューも驚異の4.5(5.0満点)! 編集部もみんなでハマってます!
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RAID: Shadow Legends 公式サイトレビューのご紹介



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RAID: Shadow Legends 公式サイト美麗なキャラ達で彩られる重厚な世界感

魅力的なキャラクターと重厚な世界観を美麗なグラフィックで表現した「Raid」。
ゲームを始めた直後から、無料ゲームとは思えないほど大迫力の演出が目白押しです!
ストーリー面については、少しダークなファンタジーで重厚な印象。
ただし、キャラクターが冗談を言いながら戦う姿は、アメコミのようなちょうど良い温度感のストーリー展開が私の好み!
しかも、ストーリーを手掛けたのは全米脚本家組合主催の賞にノミネートされ「アサシン クリード シンジケート」を制作した Paul C.R. Monk 氏。
(どんどん沼っていく理由が分かりました…)
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RAID: Shadow Legends 公式サイト戦略性のある中毒性があるバトル!

何も考えずにクリアできる最近のゲームはつまらないと思っている方は必見!
戦闘はゲージが貯まった人から行動できるターン制バトルですが、よくある一般的なものではありません。
編集部のAさんは当初、適当にチームを編成してクエストに突撃したら、まさかの全滅!笑
戦闘で重要なのは、「属性」と「バフ・デバフ」の相性です。
クエストで出現する敵の情報を見て、有利属性、デバフやバフの組み合わせを考えながらチームを編成してきます。
また、自分の好きなように育てることもできる「育成」も戦略上、とても大事な要素になってきます。
そんな戦略性のあるバトルにとにかくハマること必至。
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RAID: Shadow Legends 公式サイト遊び尽くせないほどの豊富なコンテンツ

Raidは、「豊富なコンテンツ」が魅力のゲームです。
主なコンテンツは、この6つ!
- ゲームのメインコンテンツ「キャンペーン」
- 強化素材集めにピッタリ「ダンジョン」
- 激しいクリプト争奪戦「ファクションウォー」
- ライダルに打ち勝て「アリーナ」
- 皆で強大なボスに挑む「クランボス」
- 報酬を目指して駆け上がれ「ドゥームタワー」
特に、メインである「キャンペーン」のストーリー数だけでも、かなりの歯ごたえ。
編集部の私も、会社帰りや寝る前に毎日プレイしていますが、未だに飽きがきません。
無料ゲームで、ここまでコンテンツ量が多いのはかなり珍しいと言えるデキ。
1つのゲームをじっくりプレイしたい方には「間違いなしの作品」です!
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RAID: Shadow Legends 公式サイトライター紹介
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