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『烈火の炎 THE GAME』を徹底レビュー
今回遊ぶゲーム
みなさん『烈火の炎 THE GAME』というゲームをご存じでしょうか?
『烈火の炎』は知ってる!という人は沢山いらっしゃると思いますが、この作品を遊んだことがある人は少ないかもしれません。
今回は、『烈火の炎 THE GAME』を再度プレイして、良ゲーだったかを検証したいと思います!
ちなみに、今回の記事をざっくりまとめると!
- サンデーの人気漫画が格闘ゲームに!
原作のあの技が自分の手で出せる! - CPUの弱さやプレイアブルキャラの少なさはあるものの
シナリオをクリアしつつ技を覚えていくのはテンションが上がる - ストーリーは原作未読ではシナリオを理解不能!
この記事は3分で読み終わりますので気軽に最後まで読んでみてくださいね!
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『烈火の炎』とは?
『烈火の炎』は、1995年から2002年まで、週刊少年サンデーで連載された「安西信行先生」の人気少年漫画です。
忍者にあこがれる『花菱 烈火(はなびし れっか)』が、『佐古下 柳(さこした やなぎ)』との出会いから、魔道具の存在、『柳』を狙う者たちとの闘いなど、熱い展開の多い作品です。
この作品の魅力は、多種多様な魔道具を使った戦闘、その魔道具をもつ術者たち、そしてその中で見えるドラマにあると思います。
1997年にアニメ化があったものの、地方では途中で放送が打ち切られてしまったりと、ファンにとっては悲しい出来事もありました。
『烈火の炎』は「面白いのに不遇な扱いを受ける作品」という印象があり、ファンとしてゲーム化はワクワクしたものです。
『烈火の炎 THE GAME』の概要
タイトル | 烈火の炎 THE GAME |
ジャンル | 格闘アクション |
対応機種 | ゲームボーイアドバンス |
発売元 | コナミ |
プレイ人数 | 1~2人 |
発売日 | 2001年12月20日 |
ゲーム性からみる『烈火の炎 THE GAME』
ゲーム内容ですが、敵と1対1で戦闘を行い、ステージを進める形となっています。
必殺技は、「必殺技ゲージ」を下ボタンで貯めたあと、簡単なボタン入力で使用できます。
誰でも原作のあの技が出せる!という点では、評価されるかもしれません。
ファンとして必殺技について言いたい事
必殺技はストーリーモードで、特定の条件をクリアしないと手に入りません。
条件をクリアしないと、必殺技なしで戦うことになります。
シナリオクリアしながら、技を手に入れていく構成自体は悪くありません。
しかし、原作では「SODOM編」の時には、既に使えるようになっていた力を、改めて取得させられるという点に、原作ファンとしては違和感を覚えました。
また、必殺技についても、
・『烈火』が原作でよく使用している「円(バリア)」が出てこない。
・使用頻度の高い「崩」と「砕破」は通常技にまぎれている。
など、言いたいことが山ほどある状態でした。
CPUが弱い…
CPUが、ものすごく弱いのもマイナスかもしれません。
必殺技を使わなくても、ただ遠くから遠距離攻撃をするだけでパーフェクト勝ちできます。
ゲームを少しでもやる人なら、物足りなさを感じることでしょう。
プレイアブルキャラクターの少なさ
他にも、プレイヤーが使えるキャラクターが少ないのも不満が残ります。
『烈火の炎』の魅力は、多種多様な魔道具とキャラクターです。
しかし、本作で使用できるキャラクターは、初期状態で5人です。
「初期状態だからしょうがない!」と納得しても、そのあと追加されるのが4人だけ。
ファンとして「色んな魔道具で、色々な闘いがやりたかったのに!」というガッカリ感は、どうしてもマイナスの印象になってしまいます…。
ストーリーからみる『烈火の炎 THE GAME』
原作には、大きく以下のような展開があります。
- VS影法師編
- 紅麗の館編
- 裏武闘殺陣編
- 封印の地編
- SODOM編
- 天堂地獄編
『烈火の炎 THE GAME』は、この中の「SODOM編」をベースに作られています。
そもそも、この当時は「天堂地獄編」まで進んでいなかったこともあり、「SODOM編」を改変したストーリーになっています。
原作が未読では面白さは激減!
本作は、原作の途中のストーリーから始まる為、原作未読ではシナリオを理解できません。
原作を読んでいることが前提で、ヒロインの『佐古下柳』が、すでにさらわれた状態からスタートです。
原作を読んでいない方は、シナリオを楽しむことは難しいかもしれません。
また、シナリオ自体もあっさりした印象があり、原作を読んでいるファンが読むと物足りなさを感じます。
アドベンチャーパートがあるのですが、2~3会話して終わりで「正直なくてもいいんではないか?」と思うくらい薄い内容です。
キャラクターの掘り下げを、もっと工夫してほしかったなとガッカリました。
とくに『風子』は、話しかけたらいきなり襲い掛かってきたりと、会話すらしないことが多いです。
キャラクターの関係性を知らない人からすれば、ただの通り魔になりますね。
「既に完結していた裏武闘殺陣編を使えばよかったのに」と、言わざるおえません。
ストーリーの面から見ても、良ゲーとは言いづらい所です。
はたして『烈火の炎 THE GAME』は良ゲーか?
結論から言えば『烈火の炎 THE GAME』は、良ゲーとは言えません!
しかし、このゲームを何度もプレイしています!
文句は言えども、結果楽しめているのです。
『烈火の炎』への愛があれば、不満はあってもプレイして楽しめます。
つまり『烈火の炎 THE GAME』はファン向けの偏った作品だったといえるでしょう。
『烈火の炎』が好きという方は、ぜひ一度『烈火の炎 THE GAME』遊んで欲しい作品です!
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