【信長の野望 覇道】の評価・レビュー!新たなる“戦国時代”が幕をあける。日ノ本の頂を目指すMMO戦略SLG!

時は戦国。大名たちがしのぎを削る、群雄割拠の歴史の一幕を体験してみませんか?

突然ですが、もしあなたが“戦国時代”にタイムスリップし、ある土地の領主になったら、生きてゆく自信があるでしょうか?

数々の大名たちが、富を築き上げるべく知略を巡らせ、土地や資源から、民の信頼に至るまで、あらゆるものを奪い奪われを繰り返した、戦いの時代です。明日を裕福に、安全に暮らしていられる保証はどこにもないわけです。

屋敷や水田などの施設を整備して暮らしやすい土地を作り、時には敵対勢力を制圧することでさらに領地を発展させてゆく。

あなたもそんな歴史の1ページを体験してみませんか。

今回レビューするのは、まさに戦国時代を舞台にしたiOS/Android向けの戦略RPGこと『信長の野望 覇道(はどう)』
軍事・内政、さまざまな要素がてんこ盛りなMMO戦略シミュレーションゲームとなっています。

  1. 数多の大名たちが争い合う戦国時代が舞台
  2. 「領主」として土地の統治や勢力の拡大を図る戦略RPG
  3. 歴史の教科書で見た光景が鮮明に再現されているかのような世界観

この記事は5分で読み終わりますので、最後まで読んでいって下さいね!

信長の野望 覇道の概要

製品情報
タイトル名信長の野望 覇道
プラットフォームiOS/Android/PC
ジャンルシミュレーション,RPG
発売日2022年12月1日
価格基本無料

本作ではプレイヤーが戦国大名に仕える領主となり、その勢力の拡大をめざしてあらゆる政治を担っていくMMO型の戦略シミュレーションRPGです。

日本全国の土地、大名たちの史実から忠実に再現された戦国時代の空気感と世界観。「足軽」「騎馬」「弓矢」が三すくみの関係にあり、縁のある武将同士を編制に入れて戦うと強くなる戦略バトルも特徴的です。

MMO型のゲームとあり、多数のプレイヤー同士が、仕える大名たちの威信をかけた戦いに身を投じてゆきます!

信長の野望 覇道の魅力

本作の魅力はずばり“戦国時代を生き抜くための「いろは」が凝縮されていること”です。

国づくりゲームとしてはポピュラーですが、各施設・軍の強化を行い勢力の拡大を図っていく。できることは多岐にわたるうえ、さまざまな要素が詰め込まれています

例えば施設の強化に武将の育成、民の信頼を獲得していくなどシミュレーションゲームらしさが満載。

施設の強化ひとつを取っても、資源・軍事・文化に分かれており、さらにその要素がいくつも細分化されています。

本作ではストーリー仕立ての丁寧なチュートリアルも用意されており、物語を楽しみながらゲームシステムを理解できます!

「チュートリアルが長いと飽きる」

そうお思いの方もいるかもしれません。

しかし、ただ指定されたボタンを押すだけではなく、勝てそうな相手をプレイヤーに思考&判断させるような、あくまでもシミュレーションゲームを遊ばせる構造なのが本作のチュートリアル

おかげで飽きることなく一つひとつ確実にルールを覚えていけます。

そして、このゲームの魅力の一つに「縁(えにし)」システムというものがあります

端的に紹介すると、武将同士のつながりで相乗効果が発生するというもの。また、各武将の史実・逸話をベースにカテゴライズされています。

このシステムを上手く使いこなせば、本来違う大名家に仕える敵同士でも、で勢力の壁を超えた強力な部隊編制が実現できるのです。

“推し武将”を集めて自分だけの部隊編制を編み出しライバルプレイヤー達に差をつけていきましょう!

信長の野望 覇道の評価

『信長の野望 覇道』の評価を結論から紹介しましょう。

「バトルにもう一声戦略性や演出の派手さが欲しかった」

  • 非常に多くの要素が詰め込まれており、多様な目線での国づくりが楽しめる
  • バトル要素についてはシンプルで遊びやすい
  • バトルに迫力や派手さがなく、必殺技もかなり地味目な演出なのが唯一残念

総評としては、ゲーム自体は非常に丁寧な作り込みで面白いゲームであると断言できます。

シミュレーションゲームの特性上、できることが本当に多い作品ですが、地道に進めていけば少しずつ覚えていけるのは間違いありません。

ただし、多様な育成要素・戦略性と比べて、バトルの演出はかなり地味な印象

必殺技のカットインは小さく、3Dモデルの足軽もシミュレーションゲームと比べて見劣りします。バトル演出の地味さが非常にもったいないです。

良い点:人気声優陣たちの迫力あるボイスと和風BGMが戦国時代を彩る!さらに協力プレイまで可能だと…!?

「縁」で広がり続ける無限の編制が織り成す戦略バトルは、本作随一の魅力と言えるでしょう!

人気声優陣たちが演じる武将たちのボイスも、戦国時代の合戦バトルに華を持たせてくれます。

また、ゲーム内で使われている3Dマップも要注目ポイント。NHK大河ドラマで採用されたマップを本作用にアレンジしており、シーズンごとに日本の四季折々の変化が起こります。夏には蝉の声も聞こえちゃいますよ!

作中で扱われているBGMは“和”を意識したオーケストラが中心。おかげでどんな些細なシーンにも迫力があります。おかげでスマホゲームながらにその時代を生きているかのような臨場感、戦いの緊張感を余すことなく楽しめる仕上がりです。

『信長の野望 覇道』では、戦国時代の空気を感じさせる演出にはとにかくこだわっています。歴史マニアであれば、序盤からその世界に引き込まれることは間違いありません。

拠点や領地を入念に偵察し、相手の兵科に合わせた部隊編制を行うなど、シミュレーションゲームの基本原則がアクティブに生きているのも、本作が戦略MMOだからこそでしょう。

まさに「彼を知り己を知れば百戦殆(あや)うからず」です!

今作では「攻城戦」という要素も追加されています。

このバトルは攻撃側・防御側で分かれ、他のプレイヤーたちと協力しながら本丸をめぐる攻防戦を繰り広げていくコンテンツ。

本丸へ至るまでに武器庫・兵糧庫・宝物庫など、さまざまな施設が道中に用意されており、各施設を活用することが勝敗を分かちます。

「どのルートで敵の本丸を狙う?」

「全員で一点からの集中攻撃をしてみるか?」

「二手に別れて敵を撹乱してみる?」

ある意味では作中最もMMOゲームらしい要素と言えるかもしれません。リアルタイムで他のプレイヤーたちと協力する駆け引きをぜひ、楽しんで欲しいです!

悪い点:バトルの絵面が少し地味

国づくりMMOシミュレーションゲームというジャンルにバトルの派手さを求めるのは少し酷かもしれません。

しかし、世界観への没入感が高い分、バトルの地味な部分が悪目立ちしています

どこから攻め入るか、どんな編制で戦うなど戦略性自体はありますが、武将のカットインが小さいなど、バトル全体の演出に物足りなさを感じました

まとめ

コーエーテクモゲームスの誇る歴史シミュレーション「信長の野望」シリーズ。

ゲームが好きな人であれば、一度ぐらいは耳にしたことがありそうなものです。

時代背景や各武将のエピソードなどを精細に調査し、かなり丁寧な時代考証を行なっているのが特徴的な一作品。シミュレーションゲームが好きな人はもちろん、戦国武将・歴史が好きな人にもきっと刺さるはずです。

あなたも戦国時代のいち領主として、乱世を生き抜いてみませんか?