【師父―sifu―】歳を取るほど強くなる? 独特のシステムが魅力の超高難易度カンフーアクションを紹介!

一切の容赦が無い超高難易度アクションゲーム

こんにちは ToCr です!

今回紹介する「師父-sifu-」は、武術の師でもある父を殺された主人公が、復讐の旅に出る「超高難易度なアクションゲームです。

このゲームでは雑魚敵ですら容赦が無く、たった数発で死に至るような一撃を繰り出してきます。

強化要素もありますが、基本的にはプレイヤーの腕前のみを要求する超硬派な内容です。

往年のカンフー映画を凝縮したようなオマージュ演出の数々は必見!

そんな「師父-sifu-」の魅力を余すことなくお伝えしたいと思います!

  1. 復讐に燃える主人公
  2. 硬派で手ごたえのあるアクション
  3. 年を取るほど強くなる独特なリトライシステム

この記事は5分で読み終わります。

激しい怒りに身を任せ、父の仇を取れ!

このゲームの冒頭は、とある人物の道場破りから始まります。

長髪の男「ヤン」を動かしながら、このゲームのざっくりとした操作方法を学んでいきます。

様々な技や時には武器も使いながら、ばったばったと敵をなぎ倒していく。

しかしこの男、異常に強いのです。

意外と簡単なゲームなのでは?

チュートリアルのボスである老人を倒すまでは、そう思っていたのですが…

「師父」を目の前で殺される主人公

老人を倒した「ヤン」は物陰に隠れていた若者を見つけます。

実はこの若者こそが主人公。

この時ヤンは主人公にとって憎き師父の仇となり、因縁が生まれました。

主人公はヤンの配下に喉を切られてしまいますが、手に持っていた不思議なお守りの力で復活。

ここから8年後、主人公は師父の仇を取るため、怒りの炎を燃やしながら復讐を始めることになったのです。

5人の怨敵を紹介しながらのオープニングの演出も、実にらしい演出で、とても格好いい!

ちなみに主人公の性別は選択できます。

超硬派なハードコアアクション

「師父-sifu-」は格闘アクション部分が洗練されており、操作していてストレスをあまり感じません。

全体的にレスポンスがよく、ポチポチと押しているだけで次々に技が繋がっていくのは爽快。

攻撃も弱と強の2種類しかありませんが、レバー入力や押す順番等で様々な技を繰り出す事ができます。

その一方で防御面は非常にテクニカルになっており、それがこのゲームの難易度を上げる要因になっています。

「防御」と「ステップ」による回避はもちろん、「受け流し(所謂パリィ)」と「避け」もある種類の多さ。

「受け流し」は非常にシビアな上、「避け」に関しては上下段の2種類あります。

そう、今作の敵はただ単純に攻撃してくるだけではなく、ときには上下段の打ち分けもしてくるのです。

どこかで見たような「体勢システム」

プレイヤーのは画面中央下部に、敵は体力バーの近くに黄色のゲージが表示されています。

これは「体勢システム」と言うもので、「SEKIRO」をやった事がある人ならば、「体幹」と言えばピンと来るかもしれません。

これは攻撃を与えるor受けると増えていき、最大までたまると体勢を崩し、無防備になります。

自分が崩れれば大ダメージを受ける可能性があり、敵が崩れればフィニッシュブローを狙う事ができます。

勿論体勢を崩さずに体力だけを減らして倒す事も可能です。

常に緊張感のある戦闘

このゲームの敵はとにかく攻撃的です。

雑魚敵でも一撃の威力が高く、一発でも食らえば2割以上の体力を減らされることもあります。

それが常に集団で襲い掛かってくるのだからもう大変。

亀の様にガードを固めていても、前述した体勢システムのせいでいつかは崩れて攻撃を食らってしまいます。

そうならない為には受け流しや避けといった、回避テクニックを使わないといけません。

受け流しに成功すれば逆に相手の体勢を崩せるし、避けに成功すれば自分の体勢ゲージが回復した上でカウンターもできます。

ただ敵も順番に襲ってくるわけではなく、同時に攻めてくるので、それらを受け流したり上下の攻撃を見極めるのは至難の業。

しかし敵の猛攻を捌き切り、華麗に反撃が決まった時はとても気持ちいいですよ!

死ぬ度に歳を取るリトライシステム

「師父-sifu-」を象徴する最も特徴的なシステムが、死ぬ度に歳をとっていくというものです。

このゲームは死んだらすぐにゲームオーバーでは無く、その場ですぐに蘇ることが可能です。

その際残機替わりに消費されるのが、主人公の年齢です。

最初は20歳から始まり、死ぬ度に年齢は重なっていき、それと共に外見にも変化が表れてきます。

70歳を超えると蘇りができなくなってしまい、次に死ぬとゲームオーバーになってしまいます。

死ぬと同時に死亡カウンターと呼ばれるものが上昇していき、次回死亡時はこの数値分年齢が一気に上がるようになります。

少しややこしいですが、要は死ぬ度に年齢の上り幅が段々上昇していく、と考えてもらえれば分かりやすいと思います。

歳を取るほど強くなる?

歳を取る、というのはただの残機替わりのシステムではありません。

主人公は年齢を重ねる度に攻撃力が上がり、体力の最大値が減っていきます。

まるで歳を取る事で体は衰えたが、技のキレは増してく達人の様です。

年齢も50代を過ぎると攻撃力は爆発的に高まり、相手の体力と体勢を大きく削れるようになります。

しかし一方で体力の最大値は減っていくので、敵の攻撃力が高いこのゲームにおいては大きなマイナスにもなります。

どちらにしろ一長一短ある年齢ですが、もちろん調整する方法はあります。

少ない年齢でのクリアを目指せ!

年齢はステージをクリアした段階でその時の数値が保存され、次ステージ以降も継続します。

極端な話70歳ギリギリで終えてしてしまうと、次のステージは最初から70歳の、一発アウト状態で始まる事になります。

この問題を解決する方法は単純で、各ステージをより若い年齢でクリアすることです。

「師父-sifu-」はいつでもステージをやり直せるので、一つ前のステージを今より若い状態でクリアすれば、その年齢が上書きされます。

後半になればなる程年齢が重なりがちなので、必然的に過去ステージを何度もプレイすることになるでしょう。

ただでさえ難しいのに、半強制的に疑似スコアアタック状態を強いられるのが、高難易度の理由の一つとも言えます。

独特だが美しい背景と演出

「師父-sifu-」には全部で5つステージがあり、どのステージも個性際立つ背景と演出で楽しませてくれます。

いかにもギャングのたまり場と言った所や、クラブのような華やかな場所に美術館と様々。

往年の香港映画さながらのシチュエーションが多く用意されていて、カンフーファンは思わずにやりとする場面も。

AAAゲーム程の圧倒的ビジュアルではありませんが、壁に書かれた落書きやモニターに映る映像などは、とても丁寧に作られています。

とある場所では画面が横スクロールゲームのようになり、次から次へと現れる敵をなぎ倒していくシチュエーションがあります。

まるで映画のワンシーンのようで、思わず大興奮です。

こういったカンフースターになりきれるような演出の数々に、とにかく私はシビれてしまったのです。

最後に

このゲームは確かに難しく、時には心が折れそうになる事もありました。

独特な年齢システムのせいで、何度も難しいステージを、それも良いスコアでのクリアをほぼ強制されるのは苦痛です。

強いボス達と何度も戦う中、数多くの理不尽な攻撃に怒りも湧いてきます。

それでも自身の操作が洗練され、敵の動きを覚え、すべてを見切って攻略できた時の達成感は凄まじい。

段々と主人公と自分が心身共にシンクロしていく様な感覚に、このゲームの巧みな構成を感じます。

アクションゲームが好きで、歯ごたえのあるゲームを探している人を「師父-sifu-」は絶対に裏切りません。

アクションゲームのあらゆる要素を煮詰めて凝縮したようなこのゲームに、皆さんも挑戦してみてはいかがでしょうか?