【黄昏ニ眠ル街】霧の街をご案内します

そこは見知らぬ、異邦の地

このゲームは、浸ってなんぼの、楽しんだもの勝ちな異邦体験シミュレーターなのです。

なじみのあるところでのんびりするのもいいけれど、それがずっとでは飽きてきてしまうのではないでしょうか。

たまには、こことは違う、別の場所にいたい。

旅行もいいです。

でも、計画をある程度立て、準備もいろいろしなくてはいけないし、行った先で歩き回るのもなかなか大変、もしかしたら何かのトラブル・ハプニングに巻き込まれるかもしれない。

黄昏ニ眠ル街なら安全にそれができるんです。

今回、3つの浸れるポイントをご用意しました。

  1. オリエンタルに浸る
  2. 冒険に浸る
  3. 街に浸る

この記事は3分で読み終われますので、どうぞごゆるりとご覧になってください。

オリエンタルに浸る

いったいここはどこなんでしょう・・・

アジアのどこかの国のようであり、日本らしさも感じられる・・・

この記事を読んでいる多くの方は、アジア圏に住んでおられるはずです。

だから、見知ったような光景だというのに、どこか異国情緒が漂っている・・・

中華な建築物、日本的自然が混じりあって、オリエンタルな雰囲気をつくりだしているのです。

すべては、製作者の nocras さんのこだわり。

つくるにあたり、「どこかで見たようなものはつくりたくない」と、既存のアセット(ゲームの構成要素となる画像や3Dモデル、音楽、効果音などの素材のこと)を使わず、こだわって一から自分でつくりあげてしまったそうです。

だから、独特さが醸している。

その独特さが、オリエンタルさのもとになっているのです。

オリエンタルとは「東洋風、東洋的」という意味です。

もともとは芸術・美術関連で、ヨーロッパから見て東方のトルコ、エジプト、ペルシャ、インドなどで、風俗や風物をモチーフにした中近東風の異国趣味を指すことが多いことからきているそうです。

さらに東に、より深まったオリエンタル、それが黄昏ニ眠ル街なのです。

冒険に浸る

このゲームの基本は街を探索する、3D アクションアドベンチャーです。

はじまり

そもそものはじまりは・・・

東の最果、トウエンへ向かう途中・・・

少女ユクモはご自慢の飛行船に乗り込み旅をしています。

東洋の街へ向かう途中、未知の力を受けて飛行船が故障してしまいます。

いまにも墜落しそうな機体を操縦し、何とか陸地まで辿り着くものの、降り立ったその地は霧で覆われ、眠りについたかのように静まり返っていました・・・

降り立ったその地は

ネコのようなネズ族のコガラに導かれて、飛行船が飛び立つためのエネルギーのようなもの、大地の源が必要であり、神木の加護を受ければ霧が晴れるはずだと話してくれて、冒険が始まります。

謎を解いてゆく

大地の源を集め、神木の聖域にて加護を受けました。

霧が晴れます。

コガラに大地の源で飛行船を修理してもらい、さあ、飛び立とうとしますが・・・

どうも力が足りないようなのです。

コガラの話では、全部で大地の源を90個集めないとこの地を発てないらしいのです。

しかも、全ての街の神木から加護を受けなければいけないとも。

それには街のあちこちを探し回ることになりそうです。

どうやらこの街がこうなった謎を解いてゆくこにもつながっているみたいです・・・

ここまでお膳立てされているのですから、こうなったら、とことん、冒険に浸りましょう。

水の中に落ちても大丈夫。

ゲームオーバーにはならず、戻されるだけです。

あちらこちらにはお金も落ちています。

あとから家具や服などが買える、交換できますので、遠慮なんかせずに、どんどん拾ってゆきましょう。

のちのち、探索範囲が広がるスキルも入手します。

自由に、街を駆けずり回りましょう!

街に浸る

この街は、ネズ族以外は誰もいません。

寝静まったかのように静かです。

コンポーザーの Ujico* さんの幻想的な、クセになりそうな音楽が流れることもありますが、環境音が鳴っているだけが多いように思えます。

だからでしょうか、落ち着いて街を散策すかのように探索してゆけるのです。

デザイナーの nocras さんはコンセプトアートを手掛けるイラストレーター。

もとはゲーム会社に勤めて、ゼルダの伝説 ブレスオブワイルドのプロダクションアートやゼノブレイド2のコンセプトアーなど多数の実績をつくってきた方です。

コンセプトとは、全体を貫く基本的な考え方、捉え方、観点で、主に統一感を持たせるために必要だそうです。

統一感がないと、どこか違和感がでます。

街の中にある、自販機、ゴミ箱、ゴミ袋、室外機、提灯、壺、箱、消火栓、信号、時刻表、看板らしきもの、祠、電燈などなど。

nocras さん曰く、好きなものを詰め込んだとか。

これらのものがなんでもない、普通として見れるのは、コンセプトアートがしっかりしているからです。

だから、そこにいるかのような体験が味わえます。

フォトモード

さら街に浸りたい人のために、フォトモードがあります。

なかなかに本格的なので、気に入った一枚が撮れるはずです。

枚数制限などないので、これだと思ったら、どんどん撮っていってしまってはいかがでしょうか。

さいごに

以上のように、浸れる魅力に溢れた意欲作、それが黄昏ニ眠ル街です。

邪魔する明確なものがいないので、自由に好きなことができます。

あなたも、あなたの見つけた浸り方をしてみてはどうでしょうか?

ライター紹介

そうじゅ
本とゲームが大好きです!
ゲームはアナログ、TRPG、ボードゲームも好物。デジタルは特にアドベンチャーとRPG。
他にもイラスト、音楽、映画、アニメ、マンガと、言ってしまえばカルチャーに浸かっているようなものです。どれもこれもがいいんです。
無類の珈琲党。