【勝利の女神:NIKKE(メガニケ)】の評価・レビュー!肉感的な「ニケ」たちにくびったけ!?背中で魅せるガンガールRPG!

鳴り響く銃声、飛び交う銃弾、熱を帯びた薬莢と魅惑的なニケたち!

咽せ返りそうな硝煙と鋼の焼けつくような香り。

銃弾、ミサイル、ビームの雨あられが市街地を無慈悲に破壊し尽くす、そんな戦場を生き抜く覚悟はありますか

ですが、実際に銃を手に取るのはアナタ自身ではなく、年頃の少女姿を模した戦闘兵器です。

今回のレビューでお送りするのはリリース前から何かと話題になっていたiOS/Android向けのRPG『勝利の女神:NIKKE(メガニケ)』

美少女型戦闘兵器「ニケ」たちを率いて、地下に追いやられた人類のために戦うシューティングRPGです。

  1. 人類窮地の“終末世界”が舞台に。地上に蔓延る謎の多い機械兵器「ラプチャー」を殲滅せよ!
  2. 少女の姿を模した兵器「ニケ」たちの「指揮官」として、人の時代を再び取り戻すRPG
  3. 理不尽な地下世界の権力構造、兵器なのに心を持つニケ、正体不明の敵など引き込まれる物語

この記事は5分で読み終わりますので、最後まで読んでいって下さいね!

勝利の女神:NIKKE(メガニケ)の概要

製品情報
タイトル名勝利の女神:NIKKE(メガニケ)
プラットフォームiOS/Android
ジャンルシューティング,RPG
発売日2022年11月4日
価格基本無料

本作は驚異的な攻勢力で地上世界を支配した謎の機械兵器に対抗しつつ、地下へ残された人類のために戦うガンガールRPGです。

新人指揮官として戦場に派遣されたプレイヤーは、慣れないながらも「ニケ」たちと共に行動。

現地で宿敵「ラプチャー」との戦いをオペレートし、人類が生き残るために課せられた任務を達成していきます。

戦闘兵器に似つかわしくない“肉感的な美少女”たちの戦う姿は、リリース前からSNSで大反響。

縦画面でプレイできる爽快なシューティングバトルも斬新ですが、あられもない姿で戦う美少女には視線が釘付けになること間違いナシ!

「美少女ゲーム」というありふれたジャンルに、バトルシステムの部分で新たなメスを入れてきた全く新しいタイトルです。

勝利の女神:NIKKE(メガニケ)の魅力

特筆すべき点はやはり独創的な“バトルシステム”

スワイプ操作で照準を合わせながら射撃を行うスタイルは、RPGというよりもほぼシューティングゲームと言えるでしょう。

最大5人編制で組んだニケの小隊はタップ操作で自由にキャラの切り替えが可能。

武器は「アサルトライフル」「サブマシンガン」「マシンガン」「ショットガン」「スナイパーライフル」「ロケットランチャー」とその種類も豊富です。

また、アクション性の強いニケの動きは3Dモデルではなく、イラストのアニメーション技術で再現され、かなり魅惑的。

文字通り“あらゆるモノが揺れ動く”という、全世界の紳士たちに向けた美少女ゲームなのです!

武器種の多さはさることながら、個性的なニケを状況に応じて使い分けるバトルも中々に爽快。

コンテンツによっては簡単に切り抜けられるほど優しい難易度でもなく、それなりに歯応えのある戦いが楽しめる作品となります!

勝利の女神:NIKKE(メガニケ)の評価

『勝利の女神:NIKKE(メガニケ)』の評価を結論から紹介しましょう。

「戦闘・ストーリーはどちらも面白いが、難易度は高めで細かい配慮も欠けている」

  • 縦画面なのに簡単操作で高いアクション性を誇るシューティング要素の面白さ
  • ニケたちの葛藤や心理、絶望的な終末世界の戦場を描くストーリーが見応えアリ
  • 育成の恩恵が強く、テクニックだけでは厳しい場面も多々。情報量も多いので慣れるのが大変

本作は今までにないタイプのシューティングゲームで、遊んでみると新鮮味の感じられるタイトルです。

総合的に見ても面白いゲームであると言えるでしょう。

豪華声優陣たちが織りなすフルボイスの物語、倒す優先度をリアルタイムに思考するゲーム性は高い戦略性を誇ります。

ニケとの交流から基地の建設要素、その他バトルコンテンツ等、多数のやりこみ要素による満足度の高さは魅力的です

しかし、コンテンツを整理仕切れておらず、プレイヤー側のアクセス体験の悪さが目立ちます。

バトルもプレイヤースキルを要求する割には、序盤から「テクニック」<「育成」といった側面が強いです。

この点は本作がRPGという位置付けかつ、育成も楽しめる作風なので、バトルの面白さを実感するプレイヤーは気になってしまうでしょう。

良い点:気になる展開が続く物語とガンガン撃ちまくる爽快STGバトル!

『勝利の女神:NIKKE(メガニケ)』は何かと戦うニケたちの姿が話題になりがちですが、ストーリーの面白さもまたGooD。

ニケはもちろん指揮官(プレイヤー)を含めて一癖も二癖もあるキャラクターが多数登場し、イイヤツもイヤなヤツも皆生き生きとしているのです。

始めは斬新なバトルとニケたちに惹かれてプレイした筆者ですが、意外にも物語の出来栄えに胸を打たれています。

遊び手が能動的に読みたくなるストーリーテリングが秀逸で、一個性ある指揮官にもちゃんと感情移入できるのです。

時にはスチルイラストやアニメーションの挿入でリッチな見せ方をしてくれますが、それはあくまで飽きさせない演出の一環に過ぎません。

目的も分からない謎だらけの宿敵「ラプチャー」。

地上から淘汰されてなお、醜い差別が続く地下の人類。

戦闘兵器と呼ぶには非合理的な人間性を覗かせる「ニケ」たち。

それぞれ別個のテーマを持ちながら、それらが上手くゲーム内の各コンテンツと調和しており、遊べば遊ぶほどに世界観と物語が磨かれていくのです。

バトルでは障害物に隠れて敵の攻撃をやり過ごしながら、現状で脅威となる敵を優先的に撃破していくタクティカル要素が大きいです。

隠れてやり過ごし、チャンスを見つけて敵を撃つ。

この設計思想はシンプルながら、言わばゲームセンターの“アーケードガンシューティング”とほぼ同じ。

RPG要素が入るため本作ではかなりマイルドですが、あのアトラクション的なスタイルを片手で擬似的に遊べるのがとても好みです。

弾をあまり気にせずガンガン撃ちまくれる爽快感も本作ならでは。

ニケの必殺技を順番に繋げる「バースト」は、多数の敵をまとめて撃破できる上にアニメーションカット付きの豪華仕様。

さらに、センシティブなポイントなので細かくは触れませんが、銃の反動でニケたちの豊満なボディが揺れる揺れる…。

ほとんどのプレイヤーがその様相に見惚れてしまうことでしょう。

しかしそれも楽しみ方の一つなのは間違いありません!

ぜひお気に入りのニケたちで小隊を編制し、あらゆる死線を掻い潜ってみて欲しいです!

悪い点:情報量が多い&ユーザーへの配慮が少し欠けている

ゲームを通して情報量が膨大になりがちなため、戸惑う部分が顕著です。

例えばバトルは極力ミニマルなUIと操作性に仕上がっているのですが、大量の敵がところ狭しと動き回る関係でどれを狙えば良いのか直感的ではありません。

また、片手のタップ&スワイプで遊べる操作性は良好なものの、隠れた状態でカメラを見回すことができないのもかなり不便。

さらにホーム画面では主要機能群が分かりやすい反面、初心者が最も使うであろうミッションのガイドボタンが非常に小さいです。

コンテンツが多いので慣れるまではガイドに頼りたくなるのですが、これでは補助機能として使い難いと思います。

ニケと触れ合ったり設備を建設できる「前哨基地」も若干説明不足気味な印象を受けます。

本作はどのアイコンも整理されて一見見やすいですが、デザイン重視感も強そうです。

特に、まとめて良いものをわざわざ分けている&無駄な一動作が多くなりがちなのは不満要素です。

まとめ

動きの激しいゲームを縦画面でプレイするのはかなりチャレンジなものです。

というのも、縦画面で本作のようなアクション寄りのゲームは少なく、人によっては「縦画面」と聞くだけで敬遠しがちな方が一定数はいます。

筆者も実はその一人だったのですが、遊んでみると案外すんなり受け入れることができました。

ゲーム全体を見ればかなりのクオリティで、昨今大量に溢れている美少女ゲームと比較したら遊べるタイトルです。