Xbox360の名作JRPG、「ブルードラゴン」を徹底レビュー!

「ブルードラゴン」とは?

「ブルードラゴン」とは、2006年に Xbox 360専用ゲームとして発売された、 JRPG ゲームです。

今でこそソニー PS や任天堂 Switch に押されがちな Xbox ですが…。

16年前は、名作やこだわりのゲームが多く、一目置かれていたんですよ。

本記事では、そんな Xbox 360の名作 JRPG 「ブルードラゴン」とは、どのようなゲームなのか、面白いポイントをご紹介していきます!

この記事をざっくりまとめると!

  • ブルードラゴンは鳥山明キャラデザで、 FF (ファイナルファンタジー)の音楽植松伸夫、ライターは坂口博信が話題に。
  • 子供向けゲームに見えて、ダークファンタジー。ギャップに驚き。
  • ゲーム全体の世界観に興味を持てたら、より面白く感じます。

この記事は約5分で読み終わるので、是非最後まで読んでいってください!

「ブルードラゴン」の特徴

「ブルードラゴン」の魅力をご紹介する前に、そもそも「ブルードラゴン」はどのようなゲームかを知っておく必要があります。

なので、まずは「ブルードラゴン」の特徴をご紹介していきます!

鳥山明がキャラデザを担当

「ブルードラゴン」の1番の特徴は、「ドラゴンボール」作者の鳥山明がキャラクターをデザインしていることです。

登場する敵味方のキャラクターや、メカのデザインまで、全てに「鳥山明っぽさ」が出ています。

特に、敵キャラクターは独創的すぎて、驚きです。

ラスボスの「ネネ」も、何らかの目論見があって、主人公達に「カゲ」の力を与える訳ですが、この「ネネ」のキャラデザも良いですね!

何だか悪い政治家みたいですし、ラスボスの使い魔的なメカも、可愛げがあって面白いです。

どのキャラクターも、デザインと性格がしっかりと作り込まれています。

シナリオライターは坂口博信

「ブルードラゴン」は、制作陣が豪華だということも話題になりました。

FF(ファイナルファンタジー)のシナリオライターの坂口博信や、FF音楽の植松信夫が音楽を監修しています。

「ブルードラゴン」のストーリーは、人間世界で天災に苦しめられているのですが、実はそれは高度な地球外テクノロジーの「遺跡」が招いていることに、主人公たちが気付く…というものです。

キャラクターは結構な漫画感があるのに、ストーリーは壮大で真面目なので、キャラとストーリーのギャップも楽しめます

メカ感たっぷりの世界観

ちょっと脱線しますが、鳥山明の「Dr.スランプアラレちゃん」というアニメを知っていますか?

メカの感じは、アラレちゃんに近いかもしれません。

子供の創作のような手作り感があって、それでいて細部まで作り込まれた、独特のメカデザインは、流石「鳥山明」だと思います。

「ブルードラゴン」の面白いポイント

次から「ブルードラゴン」のレビューをご紹介していきます!

まずは、「ブルードラゴン」のレビューでも良いところ、つまり面白いポイントをご紹介します!

ストーリーが練ってある


先ほど、キャラとストーリーのギャップが楽しめるゲームとお伝えしました。

主人公達3人は、最初のボスを倒すことを契機に、何故かラスボスに一度殺されて生き返ることで、「カゲ」の力を得るのです。

訳も分からず「カゲ」の強大な力を使い、世界を旅して謎を解き明かす主人公達。

一歩進んで二歩下がる、そんな謎多きストーリーが、面白いです。

武器ではなく「カゲ」で戦う

「ブルードラゴン」では、武器ではなくカゲを装備します。

ですので、武器をクラフトしたり拾ったり…は一切無く、ひたすら「カゲ」のカテゴリーを増やして強化していきます。

キャラクターそれぞれの、「カゲ」をランクアップして、自分だけの最強パーティーを作れます。

緊張感ただようボス戦

ボス戦では、何だかパンクロックな音楽が鳴り響き、テンションが上がります。

ボス戦には、ただレベル上げしておくだけで無く、攻撃の種類や箇所にコツがいるため、すんなり倒すには工夫が必要です。

例えば、隊列を変えて弱いキャラクターを下がらせるとか、攻撃箇所に応じたまほう(カゲ)攻撃を選択するとか、ちょっと違うと絶対倒せません。

あれこれと工夫したり、集中して攻撃をかけたり、緊張感があるボス戦は楽しいですね。

「ブルードラゴン」の残念ポイント

次は、「ブルードラゴン」のレビューでも、「ここはちょっと惜しいな」というところ、ちょっと残念ポイントをご紹介します!

レベル上げが短調

先述のとおり、ボス戦にはある程度のレベルが必要です。

それはそれで良いのですが、如何せんマップが狭いので、ひたすら同じところを回って雑魚を倒さないといけないのが、面倒です。

気分を変えて、不意打ちやバックアタックをしてみたりしますが、もっとアイテム落とすとか何かあれば意欲が湧くのになと思います。

世界観が若干理解不能

ストーリーは一貫して、古代の遺跡探しで、その謎解きが面白い反面、ストーリーが進むまで意味不明で付いていけない感じも少しあります。

なんのために、こんなことしているんだろう…と自問自答します。

RPGに良くある、オプションボタンで「辞典」とか出て解説してくれる機能等があれば、もっと面白いのではと思います。

ディスク3枚は飽きる

賛否両論ありますが、私はディスク3枚もあるゲームは飽きます。

どんなに、面白いゲームでも、絶対に中だるみします(特に2枚目)。

ゲーム本来の戦闘やストーリーを楽しむことから、クリアすること自体が目的になりがちです。

さいごに

「ブルードラゴン」は、王道 JRPG に見えて個性が詰まった変わり種 RPG で、キャラや音楽の魅力以上に、「なんだこれ」というストーリー展開が見ものです。

「ブルードラゴン」の面白いポイントは、しっかりと構成立てられたストーリー、独特なキャラクターや唯一無二の「カゲ」という闘い方だと思います。

ただ、「ブルードラゴン」の残念ポイントとして、あまりにストーリーが長すぎることと、レベル上げに変わりばえがなく、完クリのみを目標にしてしまいがちな点だと思います。

ゲーム全体の世界観に興味を持てたら、きっと面白味も増すと思いますよ!