【ハードコア・メカ】横スクロールのロボットアクション!爽快感が堪らない!

「ハードコア・メカ」って?

「ハードコア・メカ」は、中国のゲームメーカー Rocket Punch Games が、日本の人気シミュレーションゲーム「スーパーロボット大戦」シリーズからインスピレーションを得て制作した、横スクロールの2Dアクションゲームです。

インディーゲームながら人気を博し、現在では Steam のほか、 Nintendo Switch や PS4 でもプレイすることが出来ます。

本稿は、そんな製作スタッフたちの「ロボット愛」がふんだんに盛り込まれた俊作「ハードコア・メカ」のレビュー記事です。

筆者は Switch 版でのプレイとなります。

  1. 意外と骨太な難易度!
  2. 豊富なステージが飽きさせない
  3. 他のプレイヤーと腕前を競える!
  4. 人気作品とのコラボが熱い

この記事は3分で読み終わりますので、さいごまで読んで行ってくださいね!

こだわりのシングルモード

前述の通り、今作は横スクロール型のアクションゲーム。

難易度はけっこう高めであり、中でもボス戦は敵の攻撃パターンを記憶し、攻略法を見出さなければならないほど。

もちろんボス戦だけではなく、道中でも、武器の残弾数や消費エネルギーを考慮しなければ、あっという間にじり貧に追い込まれてしまいます。

人を選ぶ作品ではある

また今作には随所にロボットアニメやスパロボシリーズにありがちなネタが豊富に散りばめられています。

あまりに多すぎてそういった作品への興味が薄い方にとってはテンポが悪く感じてしまうかもしれませんが、逆にそういった展開が堪らなく好きであるという方は、単調になりがちな周回プレイ中にも、思わずニヤリとしてしまうほど。

ライバルの機体のカラーが赤なのも、「分かってるなぁ」と感じてしまったポイント。

ガンダムのシャア然り、ナデシコの北辰然り、やはりライバル機は赤くなくては。

ただステージの難易度もさることながら操作方法も独特。

Switch 版では移動も照準も左スティックで行うので、慣れるまでは時間がかかります。

横スクロールのアクション自体をほとんどプレイしたことがないという方には、あまりオススメはできません。

このように制作陣の愛情がストーリーや演出に向かい過ぎていて、肝心の攻略性にまでは向ききっていないという感じはあります。

中には機体から降りるステージも

各ステージの攻略は基本的には主人公機であるサンダーボルトで行うのですが、時にはなんと機体から降りて、主人公であるタレサーが生身で動くことも。

そういったステージでは、基本的に潜入、いわゆるステルスプレイが推奨されます。

主人公自身は別に弾丸をはじき返す鋼の肉体ではないので、某蛇の如くコンテナの裏などに身を潜め、サーチライトや敵の視界を避けながら進めていきます。

設計図で機体を強化

また道中に武装の設計図が隠されているステージもあり、そういった設計図を拾うことで、ステージクリア後に武装の開発を行うことができます。

銃器ひとつを問ってもショットガンやマシンガン、火炎放射器など多岐にわたるので、それぞれのステージに合わせた組み合わせでの出撃が可能です。

中にはスパロボを思わせるカットインが挿入される必殺技もあります。

一応ステージ攻略中は敵が落とした武器と切り替えることも可能なので、効率を考えなければ、単純に好きな装備で出撃することもできます。

白熱のマルチプレイ

レベルアップで機体を解放

また今作では主人公であるタレサーと共にテロ組織「スティールドーン」を追うシングルモードの他に、最大4人のプレイヤーと対戦するマルチプレイモードが実装されています。

こちらはレベルアップと共に様々な機体がアンロックされていく仕組みで、なんとパイロットも選択が可能

繰り返しプレイすることで、好みの組み合わせや強機体を作り出します。

一応戦闘中にロボットから降りることもできます。

発売から時間がたっていることもあり中々の猛者揃いなので、機体から降りることはあまりオススメはしませんが。

コラボDLC

また今作は、大人気ロボットアニメである「天元突破グレンラガン」とのコラボ DLC も発売しています。

購入することで、メカとしてグレンラガンラガンが、パイロットとして穴掘りシモンが追加されます。

ストーリーモードでの使用はできませんが、マルチプレイのほか、ストーリークリア後に追加されるコンテンツ「サバイバルシミュレーションモード」での使用が可能ですので、好きな方はぜひ。

まとめ

単純に横スクロールのアクションゲームとしてみると、各所で会話シーンが入るのでテンポが悪く感じてしまう部分が多々あります。

しかし「ロボットアニメが好きだ」「スパロボが好きだ」という方には、間違いなく刺さる逸品です。

インディーゲームというだけで避けてしまうにはあまりに惜しい作品ですので、そういった展開が大好物であるという方々には、ぜひとも一度触れてみてほしい作品です。