『Dark Souls 2』をシリーズ作品と比較徹底評価・レビュー!

Dark Souls 2とは


『Dark Souls 2』とは、ソウルライクというジャンルを確立した『Dark Souls』シリーズ作品の第2作品目のゲームです!

有名なシリーズ作品のゲームですが、残念ながら評価がはっきりと分かれてしまう作品

本記事では、そんな『Dark Souls 2』と他の「Dark Souls」シリーズ作品を比較したレビューをご紹介したいと思います!

この記事の内容をざっくりまとめると!

  1. 『全ゲームの中の1つ』として見たらとても面白い!
  2. 『Dark Souls』シリーズとして見たら賛否が分かれる
  3. システム面が大幅に変更されたため、ここに不満点が集中

本記事は約5分で読み終わるため、是非最後まで読んでいってください!

本当に面白いのか?総合レビュー!

『Dark Souls 2』の評価は、どこからの視点で見るかで大きく変わります。

この視点は大きく分けて、この2つ!

  • 数あるゲーム作品の1本として見た場合
  • 「Dark Souls」シリーズ作品の1本として見た場合

この章では【数あるゲーム作品の1本として見たレビュー】と【「Dark Souls」シリーズ作品の1本として見たレビュー】に分けてご紹介していきます。

数あるゲーム作品の1本として見たレビュー

発売されている、全てのゲーム作品の1本として本作をレビューすると、非常に面白い作品といえます。

基本的なゲームシステムは「Dark Souls」シリーズ作品のシステムを踏襲しているため、アクション性の高さは確保されています。

また、世界観の作りこみ度もすごく、謎の人物から絶対に意味が込められている建築物まで、世界を眺めているだけでも楽しいものに。

この評価の高さは日本ゲーム大賞2014年の優秀賞という、有名なゲーム大賞を取っていることからも伺えます。

そのため、数あるゲーム作品の中の1本として見た場合、「Dark Souls 2」は非常に面白い作品となっています。

『Dark Souls』シリーズの1本として見たレビュー

代わって、「Dark Souls」シリーズの1作品のとして『Dark Souls2』を見た場合、評価がはっきりと分かれてしまいます

『Dark Souls 2』は、新しいシステムの追加、または既存システムが変更されているところが多くあります。

これにより、前作の問題点や不満点が改善された部分はあります。

ただし、改善されたと感じる箇所より、この変更や追加が悪く作用してしまったものが目立ち、そこに不満点が集中するという結果になりました。

不満点は主に、回復アイテムの変更やバランスの悪さ、世界観の作りこみの甘さといったものが多いです。

ゲーム全体として見たら非常に面白い作品であるのですが、シリーズ作品として見ると評価が落ちてしまう作品となっています。

変更・追加された主なシステム

システムが変更、追加されたため評価が悪くなったということをご紹介しましたが、それは一体どのようなものだったのか気になる方もいると思います。

ここからは、主に前作の「Dark Souls(正確にはremastered)」と比較して、『Dark Souls 2』で変更・追加されたシステムをご紹介していきます!

回復アイテムの追加

『Dark Souls』シリーズの回復アイテムといえば「エスト瓶」です。

しかし、『Dark Souls 2』では新たに「雫石」というアイテムで回復できるようになりました。

回復アイテムが2種類に増えたため、シリーズ作品と比べると、回復アイテムが多く持てるようになっています。

ただ、その分「エスト瓶」の効果量・所持量とともに少なくなり、「雫石」で回復することが前提になっていきます。

しかし、この「雫石」は敵からドロップしたり商人から入手する必要があり、無くなってしまうと回復手段がかなり限られてしまいます。

この「雫石」のシステムは『Bloodborne』と似ていますが、ドロップ率が全く異なるので、枯渇することが基本に。

そのため、結局はメインの回復手段は「エスト瓶」になります。

「アイテム使用」と「仰け反り」の硬直

『Dark Souls 2』は、アイテム使用時」や「仰け反った時」の硬直時間が長くなっています。

特に気になるのが回復アイテム「エスト瓶」を使用した時!

この「エスト瓶」は使用していると動けない、使うのに時間がかかる、回復までに時間がかかるという使いにくさが集まったものです・・・

特に使用に時間がかかることが絶望的で、素早い敵や複数人が相手だと攻撃の隙に「エスト瓶」を使う暇は無くなります。

そのため、回復できない戦闘が出来上がってしまうため、かなり難易度は高くなったといえます。

敵のリスポーンシステム

シリーズ作品ではお馴染みの『篝火』。

この場所で休憩すると、敵が無限に復活するというのがシリーズお馴染みでした。

しかし、『Dark Souls 2』では、敵を一定回数倒すとリスポーンしなくなるシステムに変更!

そのため、何回も同じ敵を倒していくと、いずれ出てこなくなるため、攻略がしやすくなると初心者には優しいシステムになっています。

しかしその反面、敵が復活しなくなったら、ソウル(お金)や「雫石」等のアイテムが入手できなくなるため、ソウル稼ぎやアイテム稼ぎができなくなったと不満に思う方もいます。

特に「雫石」を敵を倒して無限に補充できなくなるのは辛く、限られた回数しか使えない原因に。

死亡すると最大HPが減る

『Dark Souls 2』のみのシステムとして、死亡する度に最大HPが減っていくというものがあります。

この減ってしまった最大HPですが、特定のアイテムを使用すると戻すことができます。

商人から買ったり、落ちているもの拾ってゲットするのですが、これがほとんど落ちていません!

また商人から買おうと思っても、購入できる数に制限があるため、無限に入手することはできません。

そのため、最大 HP を戻すアイテムを頻繁に利用していると、アイテムが枯渇し、最大HPが減ったままクリアしなければならない可能性があるのです。

周回したら敵の配置が変わる

『Dark Souls』シリーズは周回することが多いゲームです!

そのため、周回しても飽きさせないシステムが準備されています。

中でも、周回によって敵の配置が変わるというものが『Dark Souls 2』にあります。

このシステムにより、周回すると道中にボスが出てきたり、敵の配置がより多くなったりと、難易度がより難しいものに。

そのため、『Dark Souls 2』では周回をしても新鮮な気持ちでプレイできるようになっています。

拠点機能が1つにまとめられた

前作では、武器の強化や商人等が各地に分散していたため、各地に何回も転送する必要がありました。

しかし『Dark Souls 2』では、拠点に商人や防具屋などが、ある程度まとめられているため、拠点として機能が充実し便利になりました。

ただ初期状態の拠点だと、ほとんどNPCがいないため、拠点として役目をはたしていません。

そのため、鍵を買ったり、道中の NPC イベントをこなして、拠点に人を集めるようにして、拠点機能を充実させる必要があります。

回復がリジェネに

前作は回復アイテムを使用したらすぐに回復が完了するシステムでした。

しかし、『Dark Souls 2』では回復完了まで時間がかかるリジェネのような仕様になりました。

(※リジェネ…ファイナルファンタジーなどに登場する、徐々にHPを回復する効果を持つ魔法)

そのため、瀕死かつ回復アイテムを使った直後に、ダメージを食らったら死んでしまう可能性が出てきます。

この変更で、回復アイテムを使った後でも、しっかりと敵の攻撃を避けることが重要になりました。

全ての場所へ転送可能に

前作では、特定の『篝火』にしか転送できませんでした。

行きたいところに転送できないことが多発し、少々使いにくいシステムでした。

しかし、この『Dark Souls 2』では、解放されている全ての『篝火』に転送できるようになったのです!

自分が灯してきた『篝火』全てに転送が便利なシステムに変貌。

アイテムの取り忘れや、ドロップアイテム狙いでの特定の敵の討伐などはしやすくなったため、かなりうれしいポイントです!

「システム」に関するレビュー!

ここからは、『Dark Souls 2』で追加・変更されたシステムを含めたレビューをご紹介!

まずはシステムに関するレビューから!

非常に見やすい装備欄

まず『Dark Souls 2』の装備やアイテムが非常に見やくなったと思います。

特に、現在の装備重量を%表示してくれる所!

前作では、「最大装備重量」と「現在の装備重量」が表示されていましたが、何%かの表示はありませんでした。

現在の装備重量を%表示をしてくれるため、重量調整がしやすくなったのです!

プレイしやすいシステム

前作と比べて『Dark Souls 2』はプレイしやすいシステムが整えられていると思います。

「転送システム」や「拠点機能」がまとめられたこと以外にも、アイテムや装備欄等の UI が、かなり見やすくなったと思います。

※ただ『Dark Souls 3』と比較してしまうと、拠点機能が使いにくかったり、分かりにくい UI も存在します。

厳しい集団戦

『Dark Souls 2』は、集団戦が非常に厳しいシステムとなっています。

もともと『Dark Souls』シリーズは集団戦が厳しいのですが、本作はより厳しくなっています。

これは、攻撃・アイテム使用後の硬直や仰け反り時間が長いため、ダメージを食らった後のリカバリーが難しく、攻撃が当たらなかった敵に袋叩きにされやすいためです。

そのようなシステムであるにも関わらず、本作は集団戦になる場合が多いため、理不尽な難しさに感じます。

「マップ」に関するレビュー!

次は、RPG では重要な要素となってくるマップのレビューについて、ご紹介!

強化されたグラフィック

前作と比較して『Dark Souls 2』は、グラフィックが大幅に強化されています。

『Dark Soul 2』は太陽が見える場所が多く、絶景の多さではシリーズ屈指!

自由に転送できることもあり、気軽に景色を見に行くことができるため、絶景を楽しむという遊び方ができます。

分かりにくい「仕掛け」や「篝火」

『Dark Souls 2』は、マップ上にある『仕掛け』や『篝火』が分かりにくいことが多々あります。

先に進むためのスイッチや、扉等の仕掛けが、壁と同化して分かりにくい場所があります。

また、チェックポイントとなる『篝火』が多く配置されていますが、『隠し扉の奥』や『行きにくい場所』に設置されている場合が。

『篝火』が見つけられるかどうかで難易度が変わります

マップの繋がりが感じにくい

『Dark Souls』シリーズのマップは、とても細かく作りこまれたものが多く、ストーリーを考察するのにも重要な要素となっています。

『Dark Souls 2』も例に漏れず、すごい作り込みです。

しかし、本作はマップ間の繋がりが他シリーズ作品と比べて分かりにくくなっています

原因として、マップ間のつながり部分が『暗い洞窟』であることが多く、景色の移り変わりというものが感じにくいためです。

待ち伏せが非常に多い

『Dark Souls 2』の敵は、待ち伏せしていることが多いです。

プレイヤーから見えない場所や、足場が悪い場所などで、複数の敵が待ち伏せしています。

そそてい待ち伏せによってボコボコにされ死んでしまうということが多いのです!

ゲームの難易度が高いというより、面倒くさい場所または理不尽さを感じる場所が多くあるのが残念です。

理不尽なマップが多い

シリーズ作品と比較して『Dark Souls 2』は理不尽なマップが多くなっています。

先ほどの待ち伏せと併せ、水中に落ちて死んでしまうマップや、毒液を飛ばし続けられるマップなどがあります。

一定数倒すと消滅する敵と違い、ギミックは無くならないため、「強引に突破する」か「ギミックを覚えて回避」しない限り、死に続けることに。

敵と戦わず、マップにやられてしまい、理不尽だと感じてしまうのです

「ストーリーやキャラ、ボス」に関するレビュー!

最後に『Dark Souls 2』のストーリーやキャラ、ボスに関するレビューです!

グラフィック技術の進歩とは関係がないため『Dark Souls 3』とも比較していきます。

旅の目的が分かりにくい

前作『Dark Souls』は、2つの鐘を鳴らし特定のボスを倒し火を継ぐ

次作の『Dark Souls 3』は、5人の王様を倒し火を継ぐ

という目的があります。

『Dark Souls 2』ですが…「4つの強力なソウルを集めて火を継ぐ」という、他作品と比べるとどの敵を倒したらいいか分かりにくいストーリーになっています。

しかし、基本的にこのシリーズ作品のストーリーは基本的に説明がないので、あまり気にしない人もいるかもしれません!

分かれるボスの評価

『Dark Souls 2』のボス達は、印象に残りやすいボスと印象に残りにくいボスが大きく分かれます

印象に残りにくいボスは…固有のグラフィックでない or 同じグラフィックのボスが同時に出てくる等が原因

その反面、シリーズと比較しても、とても印象に残るボスもいるため、評価が大きく分かれるようです。

さいごに

『Dark Souls 2』は全ゲームの中の1つとして見た場合、日本の有名な賞で優秀賞を取るほど面白い作品です!

しかし、ダークソウルシリーズで見た場合、システムの変更や追加やマップ構成等により、評価が落ちてしまう作品

どの角度からゲームを見るかによって、評価が大きく変わるゲームとなります。

『Dark Souls 2』を購入しようかどうか迷っている方は、ぜひ本記事を参考にしていただければ!

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ライター紹介

TomoG
RPGやシューティングゲーム、シミュレーションゲームが大好きなPCゲーマーです。
『Dark Souls シリーズ』や『Metal Gear TPP』、『Kenshi』、『Satisfactory』、『Raft』等々、幅広いジャンルのゲームをプレイしています。
楽しく読みやすい記事を目指していますので、最後までご覧いただければ嬉しいです!
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