Contents
状態異常「出血」の仕様が気になったので検証しました!
今回は、相手の最大HPに応じた割合ダメージを与える状態異常「出血」の仕様について検証しました!
「割合ダメージって言うけど、実際のところ何%なの?」
「神秘のステータスとか武器の強化値でダメージ上がらないのかな?」
など、細かい仕様の部分を解説します!
- 出血のダメージは最大HPの何%?
- 出血のダメージはステータスや武器の強化値で増減する?
- 何回攻撃すれば出血するのか?
- レドゥビアの検証
この記事は5分で読み終わりますので、ぜひ最後まで見ていってください!
更新履歴
更新日 | 更新内容 |
2022/3/31 | 新規作成 |
2022/4/2 | 「出血派生にした、出血効果がついた武器」の検証結果を追加 |
2022/4/19 | ボスに対するダメージ計算式と、その検証内容を追加 |
まずは検証結果から!
検証パートは長くなってしまうので、まずは結論から書いていきます!
結論1:雑魚敵に対するダメージは「最大HPの約15%+100」
出血の固定ダメージですが、検証した結果、
雑魚敵に対しては「最大HPの約15%+100」でダメージの計算をしている可能性が高い事がわかりました!
ちなみに、ほとんどの武器にこの計算式が適用されているようですが、
「レドゥビア」と、出血派生にした一部の武器だけ計算式が違っていました!
細かい話になるので詳細は検証パートで解説していきます!
結論2:ステータスや武器の強化値で蓄積値は変化するが、ダメージは増減しない
神秘補正のある武器は「神秘」のステータスで、
出血に派生した武器は、武器の強化値で出血効果の蓄積値は上がっていきますが、
出血効果で与える割合ダメージには変化がありませんでした!
無強化の武器でも前述した「最大HPの約15%+100」ダメージが与えられるので、
「序盤にオススメな状態異常」と言われるのも納得ですね。
結論3:怯みにくい敵ほど、出血しにくい
ご存知の方も多いかと思いますが、
プレイヤーの場合、装備などで「頑強」のステータスを上げると、
出血の耐性が上がり、出血しにくくなります。
敵の場合は、怯みにくい敵ほど出血に対する耐性が高いようです。
敵のステータスは見れないため推測となりますが、
敵にも「頑強」のステータスが設定されており、それが出血の耐性に影響していると思われます!
結論4:ボスに対するダメージは「最大HPの約10%+70」【4/19追加】
体感的にボスに対するダメージが
「最大HPの約15%+100」で計算されていない気がしたので検証したところ、
ボスに対する出血ダメージは「最大HPの約10%+70」で計算している
可能性が高いことがわかりました!
難易度的な問題かと思いますが、ボスの方が出血ダメージが入りにくいようです!
検証1:各武器ごとのダメージの割合について
さて、楽しい検証パートの始まりです!
ここからは、前述した結論に至った検証や経緯を書いていき、
検証結果の信憑性を証明したいと思います!
前提条件1:検証に使用する武器
武器の種類によるダメージの変化がある可能性が考えられるため、
・打刀(出血効果が付いている出血派生していない通常武器)
・血のロングソード(出血派生にした通常武器)
・レドゥビア(神秘補正+出血効果がついた特殊武器)
の三種類を用意しました!
前提条件2:出血を発生させるまでの手順
エルデンリングの攻撃は一振り目より二振り目、二振り目より三振り目…
と、どんどんダメージが高くなる仕様があるので、
どの武器を使っても正しく計測できるように、
「R1攻撃の一振り目だけを当て続けて出血させる」ようにしました。
前提条件3:検証に立ち会ってもらう敵
「敵によってダメージの割合に変化がないか」も合わせて確認するため、
「嵐の丘のトロル(2周目)」と
「赤いしろがね人(2周目)」に立ち会って頂きました!
「嵐の丘のトロル」の最大HPは6771、「赤いしろがね人」の最大HPは1742なので、
このHPに対して、どのくらいの出血ダメージが入るかを調べ、ダメージの割合を算出していきます。
ちなみに、状態異常の「朱い腐敗」や「毒」を使って継続ダメージを与えると、
ダメージがカウントされ続けるので、最大HPを調べやすいです!
自分でも検証してみたい方は、ぜひ参考にしてみて下さい!
前提条件4:ダメージの計算方法
出血ダメージの割合は、
出血時の総ダメージ−R1一振り目のダメージ=出血ダメージ
出血ダメージ÷最大HP×100=出血ダメージの割合(%)
で算出しています!
検証結果1
以上の前提条件を踏まえた上で、三種類の武器を使ってダメージを計測しました。
その結果が以下となります!
嵐の丘のトロルの場合
使用武器 | 出血時の総ダメージ | R1一振り目のダメージ | 出血ダメージ | 最大HPの何%か? |
打刀 | 1448 | 333 | 1115 | 16.467% |
血のロングソード | 1396 | 281 | 1115 | 16.467% |
レドゥビア | 1443 | 228 | 1215 | 18.944% |
赤いしろがね人の場合
使用武器 | 出血時の総ダメージ | R1一振り目のダメージ | 出血のみのダメージ | 最大HPの何%か? |
打刀 | 673 | 312 | 361 | 20.723% |
血のロングソード | 729 | 368 | 361 | 20.723% |
レドゥビア | 773 | 312 | 461 | 26.464% |
「打刀」と「血のロングソード」は同じ割合となりましたが、
「レドゥビア」だけ割合がおかしいですね…
また、敵によって割合が変わってくるのも気になるところです。
色々調べてみたところ…
エルデンリングの開発元であるフロムソフトフェアの過去作、
「ダークソウル3」の出血に下記のような仕様がありました。
最大HPの15%(小数点以下切り捨て)+50
…この計算方法が近いのでは?
ということで、「(出血ダメージ−y)÷最大HP×100」で計算し、
y を変動させて、綺麗な割合になる数字がないか確認してみました。
検証結果2
嵐の丘のトロルの場合
使用武器 | 出血ダメージ | 最大HP | yの値 | 最大HPの何%か? |
打刀 | 1115 | 6771 | 100 | 14.983% |
血のロングソード | 1115 | 6771 | 100 | 14.983% |
レドゥビア | 1215 | 6771 | 100 | 16.467% |
赤いしろがね人の場合
使用武器 | 出血ダメージ | 最大HP | yの値 | 最大HPの何%か? |
打刀 | 361 | 1742 | 100 | 14.990% |
血のロングソード | 361 | 1742 | 100 | 14.990% |
レドゥビア | 461 | 1742 | 100 | 20.723% |
かなり綺麗な数字に落ち着いたと思います。
この結果から、出血ダメージは
「最大HPの約15%+100」で算出している可能性が高いと思われます!
また、「レドゥビア」については、他武器よりもダメージが100高いので、
「(最大HPの約15%+100)+100」という特殊な補正がかかっているものと思われます。
検証2:ステータスや強化値による出血ダメージの増減について
続いて、神秘のステータスや、武器の強化値で出血ダメージが増減するのか、
確認していきたいと思います!
前述した「検証その1」と同じ条件で検証を実施していきます。
(※ 打刀は、強化値やステータスによる蓄積値の変動がないため、検証対象から除いています)
検証結果1
まずは、ステータス「神秘」の影響について
「神秘が13」の場合
使用武器 | 蓄積値 | 出血ダメージ |
血のロングソード+24 | 82 | 1115 |
レドゥビア+24 | 52 | 1215 |
「神秘が99」の場合
使用武器 | 蓄積値 | 出血ダメージ |
血のロングソード+24 | 115 | 1115 |
レドゥビア+24 | 97 | 1215 |
上記の通り、出血ダメージに変化はありませんでした。
ただ、神秘補正によって蓄積値が上がった武器は、
その分、出血ダメージが発生する回数が多くなるので、
「出血ダメージに変動はないが、総ダメージ自体は「神秘が99」の方が高い」
という結果になりました。
検証結果2
続いて、武器強化値の影響について検証していきます。
なお、前述のステータスのまま検証を行っているため、「神秘」は99となっています。
「強化済み武器」の場合
使用武器 | 出血の蓄積値 | 出血ダメージ |
血のロングソード+24 | 115 | 1115 |
レドゥビア+9 | 97 | 1215 |
「未強化の武器」場合
使用武器 | 出血の蓄積値 | 出血ダメージ |
血のロングソード | 74 | 1115 |
レドゥビア | 77 | 1215 |
上記の通り、こちらも出血ダメージに変化はありませんでした。
ただ、出血派生した武器の蓄積値は、武器の強化値の影響を受けるようなので、
「出血ダメージに変動はないが、総ダメージ自体は「強化済み武器」の方が高い」
という結果となりました。
検証3:敵の出血耐性について
「嵐の丘のトロル(怯みにくい敵)」と「赤いしろがね人(怯みやすい敵)」に手伝ってもらい、
敵ごとに出血の耐性に違いがあるのか、確認していきます!
前提条件1:出血耐性の考え方
筆者のキャラクターの場合、防具を全て外すと出血耐性が「160」となります。
この場合、「蓄積値45の打刀」で4回攻撃を受けると、出血する計算となります。
前提条件2:出血を発生させるまでの手順
今回は、前述の検証とは違い、ダメージの算出ではないので、
R1攻撃で連撃して、出血までの攻撃回数を計測します。
ただし、出血の蓄積は時間により減少するので、
絶え間なく攻撃して出血が発生した場合のみを計測対象としています。
前提条件3:計測方法
「武器の出血蓄積値×攻撃回数=出血耐性の数値」として、敵の出血耐性を計測していきます。
検証結果
嵐の丘のトロルの場合
使用武器 | 出血の蓄積値 | 攻撃回数 | 合計蓄積値 |
打刀 | 45 | 7回 | 315 |
血のロングソード | 82 | 4回 | 328 |
レドゥビア | 52 | 6回 | 312 |
赤いしろがね人の場合
使用武器 | 出血の蓄積値 | 攻撃回数 | 合計蓄積値 |
打刀 | 45 | 4回 | 180 |
血のロングソード | 82 | 3回 | 246 |
レドゥビア | 52 | 4回 | 208 |
「嵐の丘のトロル」の出血耐性は271〜312の間、
「赤いしろがね人」の出血耐性は163〜180の間である、ということがわかりました。
他の敵でも試しましたが、怯みにくい敵ほど出血しにくい傾向があるようです。
検証4:ボスに対する出血ダメージについて【22/4/19追加】
ゲームを遊んでいる時、ボスに対する出血ダメージが想定より低い気がしたため、
ボスは「最大HPの15%+100」とは違う計算でダメージを算出している、という可能性を考え、
出血ダメージについて改めて検証してみました!
前提条件1:検証で使用する武器
「最大HPの15%+100」で出血ダメージを算出している武器で検証を行いました!
前提条件2:検証に立ち会ってもらう敵
今回は、
「飛竜アギール(2週目)」と
「ケイリッド神授塔」の地下にいる「神肌の使徒(2週目)」に立ち会ってもらいました!
ちなみに「飛竜アギール」の最大HPは6718、
「神肌の使徒」の最大HPは13610となっております!
検証結果
上記の前提条件を踏まえて検証した結果がこちらとなります!
対象 | 最大HP | 出血ダメージ | 最大HPの何%か |
飛竜アギール | 6718 | 775 | 11.536 |
神肌の使徒 | 13610 | 1499 | 11.013 |
この時点では約11%ですが、差が0.5%もあるのは少し気になるので
これも雑魚敵に対してのダメージ計算式と同じように、
「(出血ダメージ−y)÷最大HP×100」で計算し、
yを変動させて、パーセンテージが綺麗になる数字がないか確認しました!
「飛竜アギール」の場合
yの数字 | 最大HP | 出血ダメージ | パーセンテージ |
50 | 6718 | 775 | 10.791 |
60 | 6718 | 775 | 10.643 |
70 | 6718 | 775 | 10.494 |
80 | 6718 | 775 | 10.345 |
「神肌の使徒」の場合
yの数字 | 最大HP | 出血ダメージ | パーセンテージ |
50 | 13610 | 1499 | 10.646 |
60 | 13610 | 1499 | 10.573 |
70 | 13610 | 1499 | 10.499 |
80 | 13610 | 1499 | 10.426 |
このような結果となりました!
「y=70」の場合、
「飛竜アギール」が「10.494%」、「神肌の使徒」が「10.499%」となり、
ダメージの差が0.005%まで縮まったので、
ボスに対する出血ダメージの計算式は「最大HPの約10%+70」となると考えられます!
ちなみに…
「レドゥビア」で確認したところ、
「飛竜アギール」対して出血ダメージが「845」出ることを確認しました!
恐らく、「レドゥビア」や一部の出血派生武器は
「(最大HPの10%+70)+70」で計算していると思われます!
検証EX1:「レドゥビア」について【22/4/2更新】
「検証1」で出血ダメージの計算式が、他武器と違うことが判明した「レドゥビア」ですが、
なぜ、この武器だけ計算式が違ったのでしょうか?
そもそも、この計算式が違うのはこの武器だけなのでしょうか?
・短剣カテゴリだけ計算式が違う
・神秘補正がついた特殊武器だけ計算式が違う
・「レドゥビア」だけ計算式が違う
この辺の可能性が考えられると思うので、それぞれ検証してみました。
前提条件1:検証に使用する武器
・血のダガー(出血効果がある短剣カテゴリの武器)
・血のハリケー(神秘補正+出血効果がついた特殊武器)
・エレオノーラの双薙刀(神秘補正+出血効果+特殊な戦技がついた特殊武器)
・血の打刀(出血派生にした、出血効果がついた武器)【2022/4/2追加】
を用意しました。
前提条件2:検証に立ち会ってもらう敵
「検証1」で「敵によって割合ダメージが変化しない」ことが証明済みなので、
今回は「嵐の丘のトロル」だけで検証しました!
検証結果
使用武器 | 出血時の総ダメージ | R1一振り目のダメージ | 出血ダメージ |
レドゥビア | 1443 | 228 | 1215 |
血のダガー | 1151 | 36 | 1115 |
血のハリケー | 1243 | 128 | 1115 |
エレオノーラの双薙刀 | 1464 | 349 | 1115 |
血の打刀 | 1553 | 338 | 1215 |
このように、「レドゥビア」と「出血派生にした、出血効果がついた武器(打刀)」が
出血ダメージが大きいという結果となりました。
「神秘」のステータスによって出血の蓄積値が上がることも踏まえると、
「出血派生にした、出血効果がついた武器」が最も効率よく出血ダメージを与えられると考えられます。
検証EX2:「レドゥビア」の戦技について
「レドゥビア」にはユニークな戦技が設定されています。
通常攻撃と戦技、出血効果に何か違いはあるのでしょうか?
これも検証してみました!
前提条件1:検証に立ち会ってもらう敵
今回は「赤いしろがね人」で検証しています!
前提条件2:ステータスと武器強化値
「検証2」でステータス補正や武器の強化値が出血ダメージに影響しないことを証明しているので、
「神秘」のステータスは99、武器強化値は+9で検証しています。
検証結果
攻撃手段 | 出血の蓄積値 | 攻撃回数 | 合計蓄積値 | 出血ダメージ |
レドゥビアR1攻撃 | 97 | 2回 | 194 | 461 |
レドゥビア戦技 | 97 | 1回 | 180以上(?) | 361 |
驚きの結果ですが…
通常攻撃では「(最大HPの15%+100)+100」で計算され、
戦技では他の武器と同じく「最大HPの15%+100」で計算されているようです!
しかも、戦技の場合は一回の攻撃で出血の効果が発生しているため、
「レドゥビア」の戦技は出血の蓄積値が通常攻撃の2倍近くになっているようです。
この武器…複雑すぎる…
最後に
もう一度、検証の結果をまとめると、
・雑魚敵に対しての出血ダメージは「最大HPの15%+100」で計算されている
・ボスに対しての出血ダメージは「最大HPの約10%+70」で計算されている
・ステータス補正や武器の強化値で出血ダメージは変動しない
・怯みにくい敵ほど、出血に対する耐性が高い
・「出血派生にした、出血効果がついた武器」は「(最大HPの15%+100)+100」で計算される
・「レドゥビア」の出血ダメージは通常攻撃の場合のみ「(最大HPの15%+100)+100」で計算される
ということがわかりました!
実際、ゲームをプレイする中で、割合の詳細を気にする場面なんて無いとは思いますが、
筆者はこういう検証をしているときが一番楽しいので、今後も検証を続けようと思います!
次は出血以外の状態異常によるダメージの割合や、
ステータス補正や武器の強化値による、状態異常蓄積値の上昇率とかも検証していきたいですね!
また、出血効果について新たな発見をしたら、
その都度、記事を更新していきますので、定期的に覗いてみてください!
それでは、ここまで見て頂きありがとうございました!
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ライター紹介
- 小学5年生の時にプレイした「FF12」の感動を超えるゲームを探し続ける、ゲームの亡霊です。
FF12の続編が出るまでゲームをやり続けます。
アクションRPG、DCG、FPS、育成ゲームなど幅広いジャンルの記事を書く予定です。
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