【FGO】Fate歴10年のオタクが選ぶ「FGO」おすすめストーリー3選!

今回は『Fate/Grand Order』から、Fate歴10年以上のオタクが厳選したストーリーを3つ紹介します。

紹介するのは、以下の3つです。
「神聖円卓領域キャメロット」「絶対魔獣戦線バビロニア」「屍山血河舞台下総国 英霊剣豪七番勝負」
なぜこの3つを選んだのか、各ストーリーごとにその魅力を解説していきます。

ざっくり言うと

  1. 簡単なあらすじ紹介
  2. 各ストーリー最大の魅力
  3. 各ストーリーのイチオシのキャラクター

この記事は5分で読み終わりますので、是非読んでいってくださいね!

神聖円卓領域キャメロット

「簡単なあらすじ」

六度目の聖杯探索の舞台は1273年。多くの人々の信仰の寄る辺となる聖地。

第九次十字軍が終了し、エルサレム王国が地上から姿を消した直後の時期。

しかし、今回の特異点はそのものが「あってはならない」歴史になりつつあった。

そう、かの聖地には全く別の「聖都」が“獅子王”によって築かれていたのである。

聖地奪還と蹂躙から立ち向かう「山の民」。

領地ごと召喚され今は静観を決め込む「エジプト領」。

そして、白亜の宮殿を守らんが為再び集結した「円卓の騎士」。

三つ巴の戦いが始まる中、銀の腕の騎士はかつての主君に相まみえるべく砂漠の大地を進む。(公式より抜粋)

最大の魅力


なんといっても、「獅子王」に対するルキウスことベディヴィエールの並外れた忠義の心です。

この第6特異点は、ベディヴィエールがアーサー王に聖剣を返還できなかった「if」の世界線の物語です。

「Fate/stay night」の世界では、2度躊躇いながらも聖剣を返還し、王の死を看取る役目を果たしていました。

しかし、この特異点では聖剣は返還されませんでした。

その結果、死ぬことが出来なくなったアーサー王はアヴァロンに辿り着くことが出来ず、聖槍を持ち続けたことによる神霊「女神ロンゴミニアド」への変質へと繋がってしまいます。

「王を死なせたくない」という高い忠義心が故に、「王を死ぬことが出来ない存在」にしてしまうという不忠をしてしまったというわけです。

なんとも皮肉な話ですね。

ベディヴィエールの忠義心の高さが分かる最大の点は、

第6特異点において彼は英霊でもなんでもないただの人間であった点でしょう。

聖剣エクスカリバーを返還できなかったベディヴィエールは、エクスカリバーの加護によって不老となりました。

そして、この世のどこにいるのかもわからないアーサー王を探して、1500年もの年月を旅していました。

1500年もの間、答えがあるかすら分からない旅をし続けるなんて、気が遠くなる話ですよね。

マーリンによる手助け

彼は長い旅の果てに、アヴァロンへと到達しましたが、魂は消耗しきって動くことは出来ず、人の形をした岩のようになっていました。

そんな身体でありながらも、王への忠義を果たすために、一番脆いはずの精神だけは崩壊していなかったという点が彼の魅力を最大限に引き立たせています。

マーリンは彼の覚悟を受け特異点の円卓の騎士たちと渡り合うための「聖剣」と「幻術」を与え、特異点へと送り出しました。

ストーリー最終盤の、女神へと変質したかつての王に聖剣を返還し、果たせなかった忠義を果たした彼の死ぬ前の穏やかな笑みは、涙なしには観られません。

人の身体で聖剣を扱うことに代償がないはずがなく、彼が聖剣を使うたびに、肉が灼けこげる匂いがしていたのも彼の狂気にも似た精神力が伺えますね

彼の真相を知ってからもう一度イチからストーリーを見直したとき、最初とは違った楽しみ方が出来るので、是非見直してみてください。

「イチオシのキャラクター」


私のイチオシのキャラクターは、古代ペルシャの英雄、アーラシュ・カマンガーです。

カマンガーとは日本語に訳すと「弓兵」を意味します。アーラシュは「弓兵」を冠する大英雄なのです。

現代でも西アジアの方々から広く愛されているこの大英雄は、不毛な戦争を終わらせるために、自身の弓矢によって大地を割ることで国境を作り戦争を終結させたのです。

その長さは約2500km以上にもわたり、彼はその究極の一矢の代償として命を失いました。

物語では、「山の民」陣営に協力しています。

最大の見せ場は、獅子王によって放たれた宝具『最果てにて輝ける槍』から、罪のない人々を守るために自身の宝具を解放する場面です。

さきほど説明したように、彼の逸話は命と引き換えに2500km以上の大地を割って戦争を終結させた、といものでした。

彼の宝具もその逸話が反映されており、その能力は「超強力な一撃を放ったのちに命を落とす」というものです。

つまり、彼は自身に命と引き換えに『最果てにて輝ける槍』を相殺し、多くの命を救ったのです。

罪のない人々を守るため、死を受け入れて宝具を放つシーンは涙なしには語れません。

絶対魔獣戦線バビロニア

「簡単なあらすじ」

神々の世から人々の世への過渡期として、神秘が色濃く残る紀元前2655年古代メソポタミア。

英雄王ギルガメッシュが不老不死の探求を終え、完成された王として君臨する繁栄の時代。

しかし、最後の特異点となったバビロニアは三人の女神と数多の魔獣によって滅亡の危機にあった。

賢王ギルガメッシュウルクを解体し要塞都市として再建し、魔獣の猛攻を食い止めていた。

魔獣に追い詰められた主人公たちを助けたのは、既に死んだはずの“エルキドゥ”。そして、遂に姿を現した伝説の魔術師・マーリン。

神々魔獣、そして人類。種の存亡を賭けた戦いで、「天の鎖」が選んだ選択とは———。

「最大の魅力」


絶対魔獣戦線バビロニアは、アニメ化もされているほど肉厚のストーリ―でありながら、個性豊かなキャラクターが数多くいるため、その魅力が多過ぎてどれかひとつを挙げるのは非常に難しいものがあります。

しかし、どれかひとつというならば、やはり賢王となったギルガメッシュでしょう。

ギルガメッシュというと、「Fate/stay night」「Fate/zero」の、傲岸不遜、傍若無人で唯我独尊な黄金の英雄王といったイメージを持たれている方が多いのではないでしょうか?

そんな暴君だった彼が、黄金の鎧を脱ぎ捨て、人類最大の危機に立ち向かうため、賢王として君臨するのです。

かつての友の遺体に宿るキングゥに聖杯を与えたシーンや、 捨て身の宝具で人類悪に立ち向かう友を見届けるシーン、先の時代を紡ぐため、主人公を庇って致命傷を負うシーン

賢王ひとつ語ろうにも魅力がありすぎて日が暮れてしまいます。

ただ、個人的に最大の魅力を語るとするなら、それは「冥府にて賢王から英雄王へと戻るシーン」です。

物語終盤、主人公たちは人類悪ティアマトを倒すために、冥府へと戦場を変えました。

アヴァロンから走ってきた大魔術師マーリンの力を借りてなお、その脅威に苦戦する主人公たち。

そんな彼らの前に現れたのは、賢王ではなく英雄王として君臨するギルガメッシュでした。

この際のギルガメッシュは、立ち絵、グラフィック、ボイスなど全てがこの最終決戦用のものとなっています。

「天地乖離す開闢の星」の専用ボイスは、30分ほど「王様かっこいいっす…」しか言えなくなるほど痺れました。

コメディ要素が強くなった英雄王

作中では今までの冷酷無比な雰囲気ではなく、コメディありの愉快な王様のような立ち振る舞いをしていることが衝撃でした。

物語中盤で過労死してしまったのは本当に驚きでしたね。

また、ギルガメッシュ専用BGMに「黄金の王」というものがあるのですが、

冷酷非道な「Fate/stay night」でのこの曲は不吉さの象徴のような曲調で、この曲が流れるとピリッと空気が張り詰めました。

一方、FGOアレンジの「黄金の王」は、聞いているとどこからか勇気が湧いてきて、安心感を与えてくれるような曲調になっています。

この点からも、英雄王と賢王の違いが分かりますね。

イチオシのキャラクター

推したいキャラしかいないので困りますが、キャメロットでもちらりと登場した、マーリンを紹介します!

マーリンは、グランドの名を冠する資格を持つ最高位のキャスターです。

夢魔と人間の混血であり、その時代の全てを把握し、その顛末を知ることが出来るという最高位の「千里眼」を保有する彼は、作中でも大活躍をします。

マーリンはどの世界線においても死亡していない存在のため、本来は英霊として召喚されることはありません。

しかし第7特異点では「まだ地球上に生まれていない=自分は死亡している」というとんでもない理論を振りかざし、ギルガメッシュの召喚に応じます。

物語では、随所で主人公たちの手助けをしながら、夢魔の能力でティアマトが目覚めないように暗躍していました。

しかし、ティアマトゴルゴーンと感覚を同調していたため、ゴルゴーンの死によって覚醒したティアマトの手にかかり、夢の中で殺されてしまいます。

あっけない最期に驚きながら、もう登場は無いものだと思っていたところ、アヴァロンにいる本体が徒歩で特異点までやってきて、戦いを難局化させていたケイオスタイドを無力化するという大活躍を見せます。

このケイオスタイドというのは、「Fate/stay night」でいう「聖杯の泥」であり、触れるだけでティアマトに細胞レベルで取り込まれてしまうという恐ろしいものです。

途中で牛若丸が取り込まれましたが、非常に厄介な敵として登場しました。

この凶悪な効果を持つケイオスタイドを無力化していることからも、その圧倒的な実力が伺えますね。

マーリンは、FGOの全体を通しても重要なポジションを占めているので、興味を持った方は是非調べて観て下さい。

亜種平行世界 屍山血河舞台下総国 英霊剣豪七番勝負

簡単なあらすじ

かつて微小特異点で出会った不可思議な存在である女性の宮本武蔵。

剪定事象・特殊な世界移動を繰り返す存在…。

謎多き少女から推測される不確定な要素は後を絶たない。

片や剣豪と呼ばれ人類史にその名を遺す。男性として存在した宮本武蔵。

同一の名を持ちながら別れた存在に意味はあるのか――――――

カルデアのマスターが突如として悪夢に墜ちる時、武蔵との再会とともに亜種並行世界の運命が動き出す。

殺戮の悪魔へと貶められた七騎の“英霊剣豪”が、血色の暗闇と魔性の怪物を引き連れて襲い来る。

「英霊剣豪七番勝負」、ここに開幕。

悪夢を、斬り祓え。(公式より抜粋)

最大の魅力

なんといっても、「空位」に辿り着くまでの武蔵ちゃんの成長でしょう。

初めて私たちが武蔵ちゃんと出会ったのは、「宮本武蔵体験クエスト」でした。

通常の新登場サーヴァントの体験クエストは、あまり本編とは関係がないものが多いですが、武蔵ちゃんに関しては「英霊剣豪七番勝負」の前日譚となっています。

そのため、レアプリズムで交換できる場合は積極的に交換することをおすすめします。

体験クエストの時から、武蔵ちゃんは「空位」に辿り着くことを目的にしていました。

「空位」とは、剣士が到達する最高の位のことです。
物語序盤の武蔵の実力を遥かに上回っていた宝蔵院胤舜が変性した「ランサー・プルガトリオ」

圧倒的な実力を持つ源頼光と酒吞童子が変性した「黒縄・衆合地獄」

七番勝負の元凶でありながら、今後のストーリーに大きく関わってくる「キャスター・リンボ」との邂逅

これらの強敵たちとの死合いを経て、ついに因縁の相手「セイバー・エンピレオ」こと柳生但馬守宗矩との戦いで奥義を開眼し、「空位」へと達します。

そして、最終戦は運命の相手「佐々木小次郎」でした。

武蔵ちゃん「天眼」という未来測定の魔眼の亜種を保有しており、その能力は「無限にあるべき未来をたったひとつの結果に限定する」といったものです。

小次郎「燕返し」は、その真逆で「無限の可能性を重ね合わせて具現化する」ものであり、対を為す二人の激闘は手に汗握ったのではないでしょうか。

戦闘が終わり力尽きた武蔵ちゃんの満足げな表情を見ると胸がいっぱいになりました。

イチオシのキャラクター

英霊剣豪七番勝負を語るうえで、千子村正は欠かせないでしょう!!

今まで遠坂凜間桐桜といった、「Fate/stay night」の人気キャラクターの疑似サーヴァントが登場していましたが、主人公の衛宮士郎疑似サーヴァントはなかなか登場しませんでした。

その士郎が、FGOのリリースから2年ほどの期間を経て、ついに登場しました。

それこそが今回イチオシする「千字村正」です。

物語の最重要キーパーソンである彼は、宿業を絶たねば倒せない英霊剣豪を倒すことが出来る「明神切村正」を武蔵ちゃんに貸し与えます。

また、依り代が士郎のため、外見は若い青年ではありながら、中身は晩年の老人に近しくなっています。

そのため、ぶっきらぼうな物言いなど決して愛想がいいとは言えませんが、士郎を彷彿とさせるような面倒見の良さがあったりと、非常に頼れる存在です。

そして何より、物語内で大活躍をします。

その最たる活躍は、七番勝負のラスボスである「妖術師」との戦いでしょう。

村正の正体は、妖術師によってもたらされる脅威に対抗すべく、「抑止力によって送り込まれたサーヴァント」でした。

その戦いはまさ「Fate/stay night」主人公ふさわしい破格の待遇で、

専用の1枚絵のもと、ラスボスを撃破するというとんでもない業績でした。

この際、大人気BGMである「エミヤ」のアレンジ曲である「無元の剣製」という専用BGMが流れており、武蔵ちゃんたちの活躍を全てかっさらっていくほどのカッコよさを見せつけていきました。

是非ともこの村正の活躍をもう一度見直してみてください。

心躍ること間違いなしです!!

さいごに

FGOは今や2200万以上のダウンロードを誇る大人気ゲームです。

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300種類以上の魅力的なキャラクター読み応えのあるストーリーが、あなたを待ち受けています!

FGOの世界に引き込まれていくこと間違いなしです!

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