【FGO】意外な関係?マイルームボイスで判明したサーヴァントの関係10選!

サーヴァント達の意外な関係

現在、Fate/Grand Order では300以上のサーヴァントを使用することができます。

FGOでは、マイルームメニューで「お気に入り登録」をすると、サーヴァントと会話することができます。

その中で、特定のサーヴァントが所属していると聞くことができる「特殊会話」で発見した、意外な組み合わせを10組紹介したいと思います。

なお、組み合わせは「お気に入りに登録するサーヴァント→特殊ボイスを聞くために必要なサーヴァント」となっております。

  1. 兄上を名乗るファラオ誕生
  2. セイバーなら拳で語ろう
  3. 鬼<トカゲな価値観
  4. 広義的には同じ
  5. 天才的な動物会話
  6. フランスとインドのジャンヌ
  7. ジャンヌソムリエ
  8. 花嫁なら仕方ない
  9. 不良生徒と姐御
  10. パンケーキ丼なるもの

この記事は5分ほどで読めますので、どうぞ最後までお付き合いください。

オジマンディアス→玉藻の前

まず初めに紹介するのは、オジマンディアス(ライダー)と玉藻の前です。

※玉藻の前は、キャスターでも派生キャラの水着玉藻の前(ランサー)でも大丈夫ですよ。

オジマンディアスはエジプトのファラオ、玉藻の前は日本の三大化生の一角です。

まずは双方のプロフィールを見てみましょう。

オジマンディアス玉藻の前
出典史実日本神話
地域エジプト(紀元前14世紀頃)日本(平安時代末期)
初登場(FGOにおいて)第一章 第六特異点 キャメロット第一章 第四特異点 ロンドン

このように、一見共通点は無さそうに見えますね。

ストーリー等でも、特に二人の仲が言及されているような場面は有りません。

しかし、玉藻の前を入手している状態でオジマンディアスをお気に入り登録していると、ある特殊ボイスを聞くことができます。

オジマンディアス「ほう、太陽の化身の気配があるな。玉藻か……」

彼は「太陽神ラー」の子であり、また化身でもあります。

対する玉藻の前は、日本神話における太陽神「天照大神」と縁があると言われています。

※FGO 内ではそこまで細かい言及はされていませんが、別作品である Fate/EXTRA では「人間に興味を持った天照大神が記憶を消して人間に転生した存在」という設定でした。

つまり、「太陽神」という繋がりがあったわけですね。

そしてそれを知ったオジマンディアスは、

「ならば余が兄で、あれは妹といった所か。許す!これよりは兄、もしくは兄上と呼ぶよう伝えておけ!」

兄を名乗るファラオの誕生です。

昨今では「姉を名乗る不審者」や「どけ!俺はお兄ちゃんだぞ!」等のネットスラングが散見されますが、偉大なるファラオはずっと前にこんな発言をしていたんですね。

ちなみに、活躍した時代は彼の方がかなり前なので、そういう意味では兄で間違ってはいません。

カルナ〔サンタ〕→ディオスクロイ

次に紹介するのは、カルナ〔サンタ〕とディオスクロイです。

まずは彼らのプロフィールを見てみましょう。

カルナ〔サンタ〕ディオスクロイ
出典インド叙事詩「マハーバーラタ」ギリシャ神話
地域インド欧州
初登場栄光のサンタクロース・ロード第二章 第五異聞帯 アトランティス

カルナ〔サンタ〕はその名の通りインドの英雄カルナが諸々の理由でサンタとなったサーヴァントです。

2020年のクリスマスイベント、「栄光のサンタクロースロード」にて初登場しました。

一方のディオスクロイは、第二章 第五異聞帯で初登場した二人で一組のサーヴァントです。

上記の通り、目立った共通点は見られません。

しいて言うなら、双方ともに神話由来、そしてセイバークラスと言うところでしょうか。

しかし、カルナ〔サンタ〕をお気に入りにして特殊ボイスを聞くと、全く違う角度から共通点が発覚します。

彼の戦闘スタイルはボクシングなのですが、マイルームボイスで彼はこう語ります。

カルナ〔サンタ〕「マスターは知っているか。あの双子……妹の方はボクシングの達人だ」

双子の妹の方=ディオスクロイのポルクス、実は神話においてボクシングの達人という逸話があるのです。

それを知ったカルナ〔サンタ〕が、ポルクスに試合を申し込みに行くんですね。

尤も、兄のカストロの妨害を受けて、毎回ノーコンテストに終わってしまうそうです。

所で、ここまでセイバーのサーヴァントの話をしているのですが、剣の話が全く出てきません。

一応ディオスクロイはバトルグラフィックでは剣を使った攻撃をします。しかしカルナ〔サンタ〕は戦闘に使用するのは己の拳のみ。

ではなぜセイバーなのかと言うと、彼の拳はその鋭さから剣閃のように見え、まさに抜身の刀の如くらしく。

カルナ〔サンタ〕「故にこそ、今のオレはセイバーなのだろう」

だそうです。

本人にクラスとしての適性があれば、割と何でもアリらしいので、剣を使わず拳を使うセイバーがいても問題はないのでしょう。

渡辺綱→エリザベート・バートリー

続いて紹介するのは、渡辺綱とエリザベート・バートリーです。

まずは彼らのプロフィールを。

渡辺綱エリザベート・バートリー
出典史実史実
地域日本(平安時代中期)ハンガリー(16~17世紀頃)
初登場地獄界曼荼羅平安京第一章 第一特異点 オルレアン

渡辺綱は平安中期に活躍した武士で、日本最強クラスの鬼殺しと言われています。

2020年に配信された「地獄界曼荼羅平安京」にて実装されました。

一方、エリザベート・バートリーは16世紀後期のハンガリーに実在し「血の伯爵夫人」と呼ばれた快楽殺人鬼——の少女時代の存在がサーヴァントです。

FGO の初期サーヴァントとして実装されており、初登場は第一特異点。

そこからさらに第二特異点、第五特異点と登場し、さらに毎年のハロウィンに出ずっぱりで、多くのバリエーションが実装されています。

そんな渡辺綱をお気に入りにすると、幾つかの特殊ボイスを聞くことができます。

最強の鬼殺しと名高い渡辺綱は、カルデアに於いても多くの化生を「鬼かそうでないか」判別しています。

鬼であれば警戒を。そうでなければ、それはそれで。

ふと、頭に角を生やした「自称アイドル」を目にした渡辺綱。

「鬼界のアイドル」という単語を耳にしつつ、彼は

渡辺綱「主、それは違う。彼女は立派なトカゲだ。鬼などと呼んでは失礼だ」

と「not 鬼」と判断。

実際、エリザベート・バートリーはどういう訳か竜、それも邪竜タイプの血を引いているので、「not 鬼」で正解です。

その後エリザベートは激怒し、渡辺綱は「なぜ怒るのかわからない」と言うのですが、おそらくそういうことろでしょうね

魔王信長(第二再臨)→ビリー・ザ・キッド

続いて紹介するのは、魔王信長とビリー・ザ・キッドです。

まずは二人のプロフィールを。

魔王信長ビリー・ザ・キッド
出典史実史実
地域日本(安土桃山時代)北米(西部開拓時代)
初登場オール信長総進撃ぐだぐだファイナル本能寺2019第一章 第五特異点 イ・プルーリバス・ウナム

魔王信長は以前実装された織田信長のバリエーションで、クラスはアヴェンジャー。

2019年のオール信長総進撃ぐだぐだファイナル本能寺2019にて実装されました。

再臨の状態でマイルームのボイスが変わるという、非常に珍しいサーヴァントです。

対するビリー・ザ・キッドは西部開拓時代の代表的なアウトローで、現在でも人々に愛され高い人気を持っています。

ストーリー初登場は第五特異点「北米神話大戦イ・プルーリバス・ウナム」で、カルデア側の勢力として共に戦ってくれました。

その後第二章第一異聞帯「永久凍土帝国アナスタシア」にも登場。

こちらでもカルデア側の勢力として活躍してくれました。

そんな二人ですが、特殊なボイスが聞けるのはビリー・ザ・キッドが加入且つ、「第二再臨状態の魔王信長をマイルームのお気に入りにする」必要があります。

魔王信長「ビリー・ザ・キッド、早撃ちの名手?つまり、鉄砲の英霊という訳か!」

魔王信長のいう「鉄砲」は恐らく「火縄銃」の事と思われます。

本人も改造されてはいますが火縄銃のようなものを戦闘で使用していますし、鉄砲を使用していた「雑賀衆」を引き合いに出しています。

ビリー・ザ・キッドの使う武器「サンダラー(コルトM1877)」は拳銃ですから、カテゴリーとしては別物です。

信長の時代にも、片手で扱う火縄銃は実在し、「短筒」と呼ばれていました。

用途としては「遠くの敵を狙う武器」なので、信長としては

要するに、物凄く改良された短筒じゃろ?一緒じゃ一緒。

ということなのでしょう。

牛若丸(水着)→ヘシアン・ロボ

次に紹介するのは、牛若丸(水着)とヘシアン・ロボです。

まずは二人のプロフィールです。

牛若丸ヘシアン・ロボ
出典「義経記」「平家物語」伝承・史実・小説
地域日本(平安時代末期)アメリカ
初登場サーヴァント・サマー・フェスティバル亜種特異点Ⅰ 悪性隔絶魔境新宿

牛若丸(水着)は先に実装されていた牛若丸(ライダー)のバリエーションで、クラスはアサシンに変更されています。

2018年の夏イベント、「サーヴァント・サマー・フェスティバル」にて実装されました。

彼女は山で修業していた頃の姿で顕現しているため少々言動が若く、保持しているスキルもライダーの自分と若干違っています。

対するヘシアン・ロボは非常に複雑な経緯を持って生まれたサーヴァントです。

まず、「シートン動物記の狼王ロボ」と「アメリカ開拓史伝承のヘシアンの騎士」を無理やり合体させて英霊としての格を作り上げ、

さらに「小説透明人間の主人公」を取り込ませることで、現在の「クラスアヴェンジャーのヘシアン・ロボ」として完成しました。

そんな出自のせいか、基本的に人間は寄せ付けず、一部の人外のサーヴァントのみ気を許すというスタンスをとっています。

「亜種特異点Ⅰ 悪性隔絶魔境新宿」にて実装されました。

ヘシアン・ロボを入手している状態で牛若丸(水着)をお気に入り登録すると、特殊ボイスを聞くことができます。

わんわん!わん!わんわん!わおーーん!!(CV早見沙織)

初手 犬の鳴き真似は恐らく彼女しか聞くことはできないでしょう。

彼女はライダーの霊基と違って「動物会話(言葉を持たない動物との意思疎通が可能)」というスキルを持っています。

しかしスキルランクがDと低いためか、上手く伝わらずヘシアン・ロボは終始無反応。

しかし、よくよく聞いてみると、

牛若丸(水着)「私の動物会話はフィーリングで何とかしているだけですので。私、天才ですから!」

との事。

やっぱり通じてないんじゃないかな、と思えてきますが、実際フィーリングで何とかしかねないのが彼女ですし、

基本的に人間には敵対的&攻撃的なヘシアン・ロボが襲い掛かってこないので、意外と通じているのかもしれません。

しかし通じていたとしても「なんだこいつ」と無視しているともとれるので、どちらにしろ駄目じゃないかな、と思います。

ラクシュミー・バーイー→ジャンヌ・ダルク

次に紹介するのは、ラクシュミー・バーイーとジャンヌ・ダルクです。

まずは二人のプロフィールです。

ラクシュミー・バーイージャンヌ・ダルク
出典史実史実
地域インド(19世紀)イギリス(15世紀)
初登場第二章 第四異聞帯 ユガ・クシェートラ第一章 第一特異点 オルレアン

ラクシュミー・バーイーは19世紀のインドにおける「インド大反乱(セポイの反乱)」の指導者として有名な英雄です。

かつてインドに存在した「ジャーンシー藩王国」の王妃で、祖国を取り戻すためにイギリスと戦いました。

FGOにおいては、「第二章第四異聞帯 創成滅亡輪廻ユガ・クシェートラ」にて実装されました。

対するジャンヌ・ダルクはフランスの英雄。

「オルレアンの聖処女」と呼ばれ、中世ヨーロッパのイングランドとフランスの間で起こった「百年戦争」にて活躍しました。

日本においても、世界史の教科書に載っているほどの知名度を誇ります。

FGOでは初期から実装されており、「第一章第一特異点 邪竜百年戦争オルレアン」でもメインのサーヴァントとして活躍しました。

この時点で、「祖国の為にイングランド(イギリス)と戦った」という共通点が見えてく来ます。

実際、マイルーム特殊ボイスにおいて、

ラクシュミー・バーイー「フランス人で、イギリスと戦った?……成程、気が合いそうだ」

と発言しています。

しかし、活躍していた年代を見てもわかる通り、色々な意味で先駆者はジャンヌ・ダルクなんですね。

というか、その功績から、ラクシュミー・バーイーを「インドのジャンヌ・ダルク」と呼んでいる程です。

尤も、先駆者がいたから事を起こした、ということはなかったはずです。

彼女たちの目的は、一貫して「祖国の為」だったのですから。

ジル・ド・レェ(キャスター)→アルトリア・ペンドラゴン(セイバー)

続いて紹介するのは、ジル・ド・レェ(キャスター)とアルトリア・ペンドラゴン(セイバー)です。

まずは二人のプロフィールを。

ジル・ド・レェ(キャスター)アルトリア・ペンドラゴン(セイバー)
出典史実アーサー王伝説
地域フランス(15世紀)イギリス(5~6世紀頃)
初登場第一章 第一特異点 オルレアンなし

ジル・ド・レェはフランスに実在した軍人で、先に紹介したジャンヌ・ダルクと共に「百選戦争」でイングランドと戦いました。

軍人としての最終階級は元帥で、間違いなく成功者として称えられる筈でした。

しかし、後に精神に異常をきたしたのか、黒魔術などの怪しい儀式に傾倒するようになります。

そして儀式の過程で多くの少年を拉致し、生贄として殺していました。

キャスターとして召喚された彼は、軍人としてではなく黒魔術で悪逆を尽くしていた頃の姿となります。

その言動はカルデアに召喚された反英雄の中でも異常の部類であり、強烈なキャラクター性は初期に実装されても未だに異彩を放っています。

対するアルトリア・ペンドラゴン(セイバー)は、「アーサー王伝説」におけるアーサー王その人です。

Fateシリーズの「顔」ともいえる存在で、「Fateでセイバー」といえば基本的には彼女を指していると言っても、過言ではありません。

バリエーションも非常に多く、ほぼ全てのクラスに派生キャラが存在します。

そんな彼女ですが、実はFGOにおいてメインストーリー及びイベント共に、シナリオに顔を出すことはほとんどありません。

先に説明した多くの派生キャラも、反転した存在やさらにその派生キャラ、本人の別の可能性、顔の似たそっくりさん等、ほぼ別人扱いのキャラがほとんどです。

そしてその派生キャラたちがメイン及びイベントシナリオに登場するので、彼女本人が「シナリオに出ない」印象を強くさせています。

そんなアルトリアですから、ジル・ド・レェとの共演は「FGOにおいては」全くありません。

彼女との関係は、別作品「Fate/Zero」において敵対するサーヴァントとしての登場となります。

どうもジル・ド・レェは「その時の記憶」を持っているらしく、マイルームの特殊ボイスにおいて

ジル・ド・レェ「またまたお目にかかれましたなぁ、転生せし第二のジャンヌ!」

と発言しています。

そう、彼はアルトリアの事をジャンヌ・ダルクとして認識しているのです。

「アルトリアとジャンヌは似ているのか?」という問題ですが、実際に並べてみると、実は性別以外の外見的な共通点は「金髪」くらいです。

メタな見方で語るのであれば、担当イラストレーターが一緒(武内崇 氏)なので、画風は同じ、でしょうか。

ジル・ド・レェは転生云々と言っていますが、勿論そんな設定の言及はありません。

因みに、書籍媒体である「Fate/Grand Order material」にて改めてジャンヌとアルトリアを比較したジル・ド・レェは

ジル・ド・レェ「ボリュームが圧倒的に違いましたな……これは申し訳ない」

と、どことは言いませんが「とある部位の大きさ」から、ジャンヌとの相違に気づいてアルトリアに謝罪しています。

その後、聖剣によって上段から下段にバッサリいかれたようですが、自業自得ですね。

ハベトロット→清姫

続いて紹介するのは、ハベトロットと清姫です。

まずは二人のプロフィールです。

ハベトロット清姫
出典ブリテン島妖精史安珍清姫伝説
地域スコットランド日本
初登場第二章 第六異聞帯 アヴァロン・ル・フェ第一章 第一特異点 オルレアン

ハベトロットはスコットランドに伝わる「糸紡ぎの妖精」です。

花嫁修業をしている女性を助ける妖精でもあり、花嫁の為に花嫁衣装を仕立ててくれるとも言われています。

「第二章 第六異聞帯 妖精円卓領域 アヴァロン・ル・フェ」にて初登場しました。

また、第六異聞帯をクリアすることで、「フレンドポイント召喚」でのみ入手出来るようになります。

清姫は、和歌山県の道成寺に伝わる「安珍清姫伝説」に登場する少女で、怒りで蛇身となって自分を裏切った僧侶を焼き殺したと言われています。

「第一章 第一特異点 邪竜百年戦争オルレアン」に味方として登場し、さらに第一特異点のクリア報酬にもなっています。

つまり、こちらで召喚せずとも、物語を進めていけば自動的に加入するということですね。

彼女は主人公に友好的なサーヴァントの中でも、特に主人公に明確な好意を向けているサーヴァントの一人です。

主人公の(性別問わず)妻を公言し、「旦那様」と呼んでいます。

ハベトロットがつい最近実装されたこともあって、直接な関りはまだないのですが、ハベトロットをお気に入りに登録すると、特殊ボイスを聞くことができます。

ハベトロット「ねぇ、聞いてマスター。清姫にストーキングされる毎日です」

いやなにやってるんだ、と思うところですが、前述の

ハベトロット=花嫁衣裳を作る妖精 清姫=主人公の嫁(自称)

を加味すると、致し方ないのかな、とも取れますね。相手がバーサーカーである以上、言葉での説得も難しいです。

ハベトロットがいる=第六異聞帯をクリア済み=第一特異点もクリア済み=清姫がいる

の図式が成り立つため、ハベトロットの心労は避けることが出来ません。

さらにランサークラスの清姫もいた場合、心労も倍になります。

なお、自身のストーカー疑惑にたいして、彼女は

ストーカーではありません。「隠密的にすら見える献身的な後方警備です」

と答えいています。

カイニス(ランサー)→マルタ

続いて紹介するのは、カイニス(ランサー)とマルタです。

まずは二人のプロフィールです。

カイニス(ランサー)マルタ
出典ギリシャ神話史実、新約聖書
地域欧州欧州
初登場第二章 第五異聞帯 アトランティス第一章 第一特異点 オルレアン

カイニスはギリシャ神話に登場する英雄で、アルゴナウタイ(アルゴノーツ)の一員だったと言われています。

アルゴナウタイとは、ギリシャ神話の「アルゴー号の大冒険」という冒険物語に登場する船、「アルゴー号」の乗組員である英雄たちの称号です。

FGOにも多くのアルゴナウタイのメンバーが実装されており、マイルームボイスで幾つか言及されています。

第二章で登場し、「第五異聞帯 星間都市山脈オリュンポス」開始に合わせて実装されました。

一方、マルタは新約聖書に登場する聖人で、「ベタニアのマルタ」と言われていました。

主婦と台所、及び宿の管理人や使用人の守護聖人とされています。

後にフランスに渡り、布教の為に訪れた都市で悪さをしていたドラゴン「タラスク」を退治したと言われています。

「第一章 第一特異点 邪竜百年戦争オルレアン」にて最初は敵勢力の一基として登場しました。

二人は実装の時期が離れているせいか、イベント等での関りは希薄です。

しかし、どうもカイニスの方が一方的にマルタに苦手意識を持っているようで、

カイニス「やべっ、マルタだ。うるせえのが来やがった。あいつ色々うるさいんだよな……よし、逃げろ!」

と、そそくさと逃げに徹しています。

性格的にも粗暴なカイニスと生真面目なマルタは合わないですし、またマルタの姐御的な面倒見の良さも苦手に思っているかもしれません。

なお、マルタはいくつかの派生キャラがいるのですが、そのどれが所属していても、上記の特殊ボイスは聞くことができます。余ほど苦手なのでしょうか。

因みに、ルーラークラスの「マルタ(水着)」は、スキルで「神性特攻」を付与することが出来るので、バトルでもカイニスには相性が悪いです。

後日、派生キャラとして「カイニス(水着)」が実装され、そこでもマルタに対して特殊ボイスがありました。

カイニス(水着)「なんだよマルタ。今日のオレは一味違うぜ。叱られる筋合いはねぇな。なに?『いつもそうしてくれれば良いのに』だぁ?こんなもんは今だけだ!今だけ!」

やっぱり日頃怒られてたみたいですね。

アビゲイル・ウィリアムズ〔夏〕(第三再臨)→ジャガーマン+α

最後に紹介するのは、ちょっと特殊な組み合わせです。

この二人以外にも特殊ボイスを聞く条件がある事から、+αとさせていただきました。

まずは二人のプロフィールです。

アビゲイル・ウィリアムズ〔夏〕ジャガーマン
出典史実中南米各時代の神話
地域北米・マサチューセッツ(17世紀頃)中南米
初登場サーヴァント・サマー・キャンプ!第一章 第七特異点 バビロニア

アビゲイル・ウイリアムズ〔夏〕は、元キャラであるアビゲイル・ウイリアムズの派生キャラとして登場しました。

2020年の夏イベント「サーヴァント・サマーキャンプ!~カルデア・スリラーナイト~」にて実装されました。

他のサーヴァントの例にもれず、水着での登場だったのですが、クラス・レアリティ共にの変更のなかった珍しいサーヴァントです。

一方のジャガーマンは、中南米に伝わる古き神霊の一柱で、猛獣のジャガーの顔をもつ戦士であったそうです。

「第一章 第七特異点 絶対魔獣戦線 バビロニア」にて初登場し、同特異点のクリア報酬で入手することができます。

カルデアには「とある人物」を依り代とした「擬似サーヴァント」として現界しており、その言動は依り代に随分と引き摺られているようです。

そして、問題の特殊ボイスなのですが、ちょっと条件が特殊で、

アビゲイルが第三再臨以降かつ、ジャガーマン・エミヤ・アルトリア(セイバー)加入

という条件になっています。

内容は、「ふわりと不思議な匂い」に気付いた主人公に、アビゲイルが「パンケーキボウル(またの名をパンケーキ丼)」を見せる所から始まります。

ジャパンのトラディショナルフードだとジャガーマンから教わったらしく、本来は「オコノーミヤキ(お好み焼き?)」をライスに乗せるとの事。

※因みに「お好み焼き丼」は実在し、某牛丼チェーン店が期間限定で販売したり、某オリーブオイルの使い手が自身の番組で紹介したりと、そこそこの知名度を持っています。

ジャガーマン曰く「なーに、パンケーキでも大して変わんないんだから」とのことで、パンケーキをライスに乗せたようです。

確かに、主食として食べる甘くないパンケーキもあるにはあるので、確かに似たようなものではあるのですが……

この後、得も言われぬ表情をしたエミヤとアルトリアに連行されたそうです。

さいごに

今回は、あえて「一見関りのなさそうなサーヴァント同士の特殊ボイス」をピックアップしてみました。

実際、同郷であったり、ストーリーで関りのあったサーヴァントの特殊ボイスも多くあります。

また、新規実装されたサーヴァントに対しての特殊ボイスが既存のサーヴァントに実装されることもよくあるので、興味のある方はこまめにチェックしてみるといいですよ。