ネタバレあり!「FF7リメイク」のクラウドの魅力とは?

はじめに

クラウドと言えば、ゲーム「ファイナルファンタジー」(以下「FF」)シリーズの代表的なキャラクターですよね。

初めて登場したのは、1997年に発売された初代プレステソフト「FF7」です。

主人公であるクラウドは、「FF」ファンからの人気を集め、他の「FF」作品や「キングダムハーツ」シリーズ作品にも登場しました。

以前、NHKのBSプレミアムで放送された「FF大投票」で、クラウドは、キャラクターランキングで見事第1位に選ばれました。

海外のゲームファンからも、クラウドは絶大な人気があり、最近では会社やゲームの枠も超えたキャラクターとして(「大乱闘スマッシュブラザーズ」)、大人から子どもにまで知られています。

2005年9月、DVD「FF7アドベントチルドレン」では、ポリゴンから実写のような姿になったクラウド達が見られました。

そしてさらに、2020年4月にはファン待望の「FF7リメイク」がついに発売されました。

実写のような美しいキャラクターや世界観、オリジナルストーリーを加えて、パワーアップ!

そして、2021年6月10日にはPS5「FF7リメイク インターグレート」が発売予定で、ゲームファンは盛り上がっています。

なぜクラウドは、そこまで人気があるのでしょうか?

今回は、世界中で愛される彼の魅力に迫ってみます!

元ソルジャー・クラウド

ここで、彼のプロフィールを紹介しておきましょう。

 

本名:クラウド・ストライフ

年齢:21歳

誕生日:8月11日

血液型:AB型

身長:173cm(体重は不明)

出身地:ニブルヘイム

 

金色で髪の毛先がツンツンに立っている頭と、魔晄を浴びた証の綺麗な青い目(顔もイケメン!)、そして、何といっても背中に背負った大剣バスターソードが、彼のトレードマークです。

神羅カンパニーの治安維持部門が抱えるエリート兵士「ソルジャー」だったクラウドは、神羅を抜け、7番街スラムにたどり着いた彼は、幼なじみのティファの依頼で、神羅と敵対するアバランチの作戦に加担します。

他にも、スラムで「なんでも屋」の仕事を始めたりもします。

基本無表情で、まわりから親し気に話しかけられても「興味ないね」(彼の名ゼリフです!)と冷たくあしらってしまいます。

仕事に対するプロ意識が高く、その分きっちり報酬をもらおう、という姿勢も見て取れます。

最初の魔晄炉爆破の仕事の報酬が、言われたものより渡された金額が少なく、眉根を寄せる様子も見られました。

そんな冷たい奴が、なぜ世界中から愛されるキャラクターであるのか?

次はそれを解説していきます。

みんなから慕われる「なんでも屋」

ソルジャーとして生きてきた頃は、兵士として人を傷つけてきましたし、無表情で冷たい印象のクラウドですが、「FF7リメイク」では子ども達から慕われている様子が描かれています。

別のスラムの街の子ども達から、モンスター退治の依頼を受けた時のことです。

「安くない」と言いながらも、3ギル、という子どものお駄賃程度の報酬で、依頼を受けてあげています(子どもからお金をとるなよ、て思いますが、「人に何かをお願いするときは、対価が必要なんだよ」ていう彼なりの教えなのかもしれません)。

また子ども達から「戦争に行ったの?」と聞かれたとき、柔らかい口調で「秘密だ」と答えたり、ソルジャーお兄ちゃんと呼ばれているのもまんざらでもなさそうです。

本当は、子ども好きな一面があるのかもしれません。

他にも、「仲間になる気はない」「興味ないね」と冷淡に言いながらも、アバランチの仲間の無事に安堵した表情を浮かべるシーンがあります。

役に立てない、とヘコむアバランチの一員、ウェッジに対して、「傷は仲間のためだろ。胸を張っていろ」と、さりげなくやさしい言葉をかけたりします。

そのため、このとき以来クラウドはウェッジから「アニキ」と呼ばれ、慕われています(本人はその呼ばれ方を嫌がっていますが)。

個人的には、エアリスに「(報酬は)デート1回!」と言われたときの「え?」という驚いた声や、エアリスの花を踏んでしまったときの「あ」ていうすまなそうな声だったり、そうしたさりげなく素のクラウドが見られるのが嬉しいです。

クラウドは、表面上は冷淡なヤツに見えても、実は情に厚くてやさしい、みんなから慕われる「なんでも屋」なのです

実はモテモテ!?

「FF7リメイク」には、可愛い女性キャラが三人出て来るんです。

そして、そんな女性キャラとクラウド恋の行方が気になります!

一人目は、クラウドの幼なじみのティファです。

ナイスなバストと、腕っぷしと蹴りの強さが特徴です。

顔も美人さんで、可愛いです。

アバランチの作戦から帰って来たクラウドが、花を一輪プレゼントするほどです。

そんなティファは、「セブンスヘブン」という酒場を切り盛りしています。

そこで彼女がつくるカクテルは、色がキレイで美味しそうなんです。

クラウドは、カクテルのグラスごしにティファを見て「キレイだ」と、まるで口説き文句のようなことを言い、それに彼女も嬉しそうに微笑みます。

そんなシーンを見るだけで、こちらもニヤニヤしてしまいます。

さらに私が好きなシーンは、7番街のプレートが神羅によって落とされ、ティファ達の住むスラムの街が崩壊してしまった後、エアリスの家の庭で、泣いている彼女をクラウドが抱き締めるシーンです。

「もう、これは付き合っているでしょ!」ていうと、エアリス派の方に、ボコボコにされてしまいそうなので、次にいきますw

二人目は、縦ロールの髪が素敵な花売りの娘で、実は古代種の生き残りである女性、エアリス

明るく、好奇心旺盛で積極的で無邪気な彼女に、最初に出会ったときはクラウドもたじたじ、という感じでしたが、やがて彼女の魅力に惹かれていくのです。

個人的に好きなシーンは、7番街スラムに向かっている途中、エアリスからハイタッチを促されるクラウドが、最初は「?」という感じだったのが、四回目くらいで息が合い、やっとハイタッチが出来たシーンですね。

三回目の、クラウドからハイタッチしようとしたけれど、そのときはエアリスが手を出さなくて、少し残念そうな、気まずそうな表情が印象的でした(このときのクラウド可愛すぎです)。

闘技大会優勝時のハイタッチも良かったですね。

列車墓場で、クラウドの腕にからみつくエアリスも、まるで彼女みたいで可愛かったです。

「オバケは専門外だ」というクラウドに、もう反対側の腕にティファがしがみついて「両手に花」状態になっているのは、まさにモテモテ状態と言えるでしょう。

三人目の女性キャラは、アバランチの仲間のジェシーです。

ジェシーは最初からクラウドを気に入っていたようで、マテリアをプレゼントしたり、クラウドに抱きついたり、という仕草も見せてきます。

しかし、時々そんなことをした後で「なんつって」という言葉をつけ加えるので、一体どこまで本気なのか、と疑いたくなります。

ウェッジが「アニキもだまされちゃダメですよ」「オンナはみんな大女優ッス」という言葉から、クラウドのことは気に入ってはいるけれど、本気の恋愛対象ではなく、母性本能をくずぐる年下の男性、という目で見ているのではないか、と推測します。

その後、7番街プレートを落とそうとする神羅との戦いでジェシーは命を落としてしまったので、今のところクラウドは、ティファエアリスのどちらかと恋仲になる可能性が高いのではないかと(もしかしたら、続編からユフィが追い上げて来るかも?)。

モテモテのクラウドですが、恋愛目線で見ても、今後も彼らから目が離せません!

頭痛の謎

「FF7」の原作、そして「FF7リメイク」でも、時々謎の頭痛に襲われるクラウド

因縁の相手セフィロスに関する事柄や、ミッドガルに来る前の事柄に触れると、頭痛が引き起こるようです。

またこの症状は、未来を思わせるようなビジョンを見せることもあり、ただの頭痛ではなさそうです。

「FF7」原作を最後までプレイした方はご存知だと思いますが、実はクラウド「ソルジャー」ではなかったのです。

クラウドは、セフィロスに憧れてソルジャーになろうとしたのですが、実力不足だったのか、彼は神羅の一般警備兵止まりでした。

それを彼は恥ずかしく思い、故郷のニブルヘイムへの同行任務にも、ヘルメットで顔を隠して誰にもバレないように参加していました。

しかし、ここである事件が起きました

ニブルヘイムの魔晄炉をに行くと、そこにはたくさんの実験ポッドが並べられており、中には魔晄に浸かった「人ならざるもの」、モンスターが入っていたのです。

ここで神羅カンパニーは、魔晄炉を利用して、モンスターをつくる恐ろしい実験を行っていたことを、セフィロスクラウド(本当は同行したソルジャー、ザックスの記憶)は知るのです。

セフィロスはここで一人、疑念を持ちます。

セフィロス達ソルジャーも、魔晄を浴びた人間として、ここのモンスターたちと同類なのではないか、と。

セフィロスはそれから神羅屋敷にこもり、書物を漁りながら、自分が「古代種再生計画」により作られた人間だと知り、気がふれ、ニブルヘイムを焼き払い、宇宙から来た厄災「ジェノバ」のことを「母」と呼びます。

魔晄炉でクラウドセフィロスは対峙し、勝利しますが、神羅に捕まってしまいます。

その後クラウドは、「セフィロスコピー」として、ジェノバ細胞を体に埋め込まれ、実験サンプルにされてしまいます。

ジェノバ細胞は、他人の記憶に合わせて、自分の姿や言動、声を変化させる能力があり、クラウドは、本物のソルジャーであるザックスから聞いた話や、自分で見たこと、聞いたことなどを混ぜ合わせ、幻想の自分を、「元ソルジャーのクラウド」を演じているのです。

そのため、クラウドは、幻想の自分を演じていることで、素の自分と矛盾していること、一般警備兵だった過去のことに触れると、頭が痛くなるのではないか、と推測されます。

いわくつきの主人公ですが、頭痛が起こる度に、「大丈夫?」と心配したくなる女性の、母性本能をくすぐるところも彼の魅力の一つなのかもしれません。

まとめ

クラウドは一見無表情で冷淡そうに見えますが、実は仲間思いでやさしく、みんなに慕われる主人公なのです。

さらに子ども好きで、まわりから(主にバレット)の状況に順応し、ツッコミを入れたりする場面も見られ、さらに女の子の喜ぶようなこともさりげなく言えてしまうイケメンなのです。

ダンスもうまくて、女装もバッチリ決まっててw、クラウドは文句なく「FFシリーズ大投票1位」のキャラクターです。

個人的には、仲間達と一緒に過ごす中で、表情や態度が柔らかくなっていくクラウドに母性本能がくすぐられる女性のファンは、私だけではないでしょう。

続編の発売は未定、とのことですが、ミッドガルを出たクラウド達は、これからどんな旅を繰り広げるのか、とても楽しみです。

まだ出てきていない仲間になるはずのユフィ、ヴィンセント、シドとの絡みも楽しみですし、リアルなゴールドソーサーで遊ぶのも期待大!です。

クラウドは、ゴールドソーサーの観覧車は、誰と乗るのでしょうか?

「FF7リメイク」の続編、そして最終章をプレイするまで何年かかるか分かりませんが、それまでは絶対死ねませんねw

とりあえず、6月10日発売予定の「FF7リメイク インターグレード」で、よりリアルにクラウドが動く姿が見られたり、写真が撮れたり、PS4版にはなかったシーンが見られるのが、とても楽しみです。

オプションのユフィちゃんのストーリーも見逃せません!

コウノトリが赤ちゃん、じゃなくてPS5をウチに運んでこないかしらw