【FF14】まとめる?まとめない?尽きない論争とその理由

FF14でのまとめる・まとめない論争って?

皆さん、今や世界中で大人気となっている【FF14ファイナルファンタジー14)】というゲームをご存じですか?

あのファイナルファンタジーシリーズの14作目であり、FF12以降2作目のMMORPG、つまりオンラインゲームのファイナルファンタジーです。

そのプレイヤー人口は、なんと現在2500万人を突破!

超人気のゲームでプレイ人口が多いからこそTwitterにトレンド入りすることが多い中、きっと皆さんも「まとめる・まとめない」という話題を目にしたことがあると思います。

その長年話題にあがる「まとめ進行」論争について、なぜそんなに話題になるのか、一体どう対処したらいいのか徹底解説していきます!

  1. FF14での「まとめる・まとめない」って一体何のことかがわかる!
  2. まとめ進行についてTwitterで炎上しがちな理由がわかる!
  3. 自分がプレイするときにまとめるかまとめないかの判断ができるようになる!

この記事は5分で読み終わりますので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね!

そもそもFF14でのまとめる・まとめないって何?

FF14プレイヤーなら必ず耳にし口にもする「まとめ」という単語。

プレイヤーでない方も、Twitterのトレンドから検索し盛り上がるリプ欄を見ながら「いったい何のことだろう…」と気になった方も多いのではないでしょうか。

まずはまとめる・まとめないというのが一体何を指すのか解説します。

FF14のダンジョンの進行の仕方

FF14には「ID(インスタンスダンジョン)」と呼ばれる4人プレイヤーで攻略するダンジョンがあり、その4人はオンラインで自動的にマッチングされるシステムになっています。

IDの中にはボスはもちろん、ボスにたどり着くまでの道中に雑魚敵が何十体も配置されており、それを必ず倒さないとボス戦に行けない構造になっています。

まとめる・まとめないというのは、そのボス戦までの雑魚の敵を何体もまとめて倒すのか、道すがら出会う度にまとめずに倒すのかの進行の仕方のことなんです。

マニュアルや決まったやり方はないの?

FF14のIDは、雑魚敵が3~4体まとまって1グループとして、ボス戦までの道すがら2~3グループ配置されています。

グループとグループはある程度離して配置されていますが、IDの構造によってはその敵を引き連れて移動しながらボス戦手前まで一気に進むことも可能です。

IDの進行の仕方は「その時マッチングしたプレイヤー達次第」で、明確に決められたマニュアルみたいなものはありません。

そのため、プレイヤー同士でID進行の仕方のこだわりや認識のちょっとしたすれ違いからトラブルに発展してしまうこともあり、「まとめる・まとめない」論争につながりやすいんです。

  • FF14には4人で攻略するダンジョンがあり、その雑魚敵をどう倒すかが問題になりがち
  • 自由度が高いMMORPGだからこそプレイヤーによってこだわりや認識が違う

まとめる・まとめない論争が始まる原因

自由度が高いゲームだからこそ様々なプレイができるわけですが、「まとめる・まとめない」だけで何故そんな問題になるのか原因に迫っていきましょう。

ロールやジョブの負担割合が違う

FF14にはたくさんの個性豊かなジョブと、そのジョブごとにロールという役割分担、「タンク」・「ヒーラー」・「DPS」の3つに分かれています。

タンクはパーティメンバーの盾役として敵の攻撃を引き付け受け続けるだけでなく、ターゲッターでもあるのでパーティが次にどの敵を攻撃するか先陣を切って進む先導役でもあります

ヒーラーは回復役ですが、回復の合間には敵へも攻撃をしなければなりません。

DPSは、とにかくアタッカーとしてタンクがターゲットした敵に自分もターゲットして素早く敵を倒すことが目的の、火力の高い攻撃役です。

このロールは、お互いがちゃんと役目を果たして攻略が成り立つというくらい大事な要素ですが、まとめ進行は特定のロールに負担がかかりすぎてしまうことがあります。

盾は守るだけじゃない

敵のヘイト(敵視)が味方に向くと、防御力もHPも低いヒーラーやDPSは戦闘不能になってしまうため、タンクは自分がターゲットした敵のヘイトが味方に飛ばないよう管理をしなければいけず、そのためにIDを先導します。

そのうえ、いくら盾役で元から堅いステータスといってもきちんと自分の防御効果がアップするバフというスキルを使わないと、ヒーラーの回復量が大変なことになります。

そのバフスキルも、効果時間やリキャストタイム(次にそのスキルが再使用できるようになるまでのクールタイム)があるため、きちんと計画的にスキルを使いわけないといけません。

回復役でも攻撃は必須

ヒーラーの場合は、もちろん回復がメインですが攻撃しないわけにもいきません。

戦闘が長引けば長引くほどタンクへの回復も長引きますが、ヒーラーも攻撃できればその分敵の殲滅も早くなります。

しかしそのタンクがバフスキルをちゃんと使わずに雑魚敵をまとめてしまった場合、ヒーラーは攻撃する暇もなく延々とタンクを回復し続けなければタンクが戦闘不能になり、敵の攻撃が一気にDPSやヒーラーに向かってしまい全滅することになります。

また、敵はプレイヤーに対して単体技や全体攻撃など様々な技を使ってくるため、回避がうまくいかなかったDPSが被弾した場合はそのDPSの回復もしなければいけません

タンクのプレイ人口割合が少ない

FF14はIDなどのコンテンツへは事前にフレンドとパーティを組んでも突入できますが、必要人数に達していない場合は足りないロールの人数が自動でマッチングされます。

ただ圧倒的にタンクが少ないために、プレイ人口の多いDPSが単身でIDへマッチング申請すると数十分待つことも多いのです。

しかもID攻略はおよそ30分~40分ほどかかることが多く、数十分待った後にID攻略で更に数十分プレイすることになるんですね。

そのため少しでも攻略を早く終わらせようと、雑魚敵をまとめて引き連れて一気に範囲攻撃で倒す「まとめ進行」をするプレイヤーが増えてきているんです。

  • タンクがめちゃくちゃ大変、次にヒーラーもめちゃ大変
  • だからタンクのプレイ人口割合が少なくDPSがマッチング待機しがち

まとめたい・まとめたくないプレイヤーの本音

先ほどご紹介した原因が色々絡まって、「まとめる・まとめない」論争を引き起こしがちですが、まとめたいプレイヤーとまとめたくないプレイヤーはお互い一体何を考えているんでしょうか。

まとめたいプレイヤーの本音とは?

まとめ進行をすると複数の敵に一気に範囲攻撃ができ、効率が非常によくなります

それは範囲攻撃の火力面もそうですが、火力をアップしたり敵の被ダメージ効果をアップさせるバフスキルの使用効率も良くなります

早い殲滅はID攻略の時間短縮にもつながるため、雑魚敵はまとめてさっさと倒したいと思っています。

多少バフが使えない時間やしんどい場面があっても、ヒーラーがうまく回復してくれれば良いし、DPSが全力で火力を出して早く殲滅すれば良いと考えています。

まとめたくないプレイヤーの本音とは?

まとめ進行をされると、格段にタンクやヒーラーの負担が多くなります。

DPSはただ攻撃するだけですが、プレイヤーの練度によって火力に差が出ることも多くマッチングしたプレイヤーによっては殲滅が遅くなることがあります

殲滅までの時間が長引くとタンクもバフの使い方に気を遣うし、ヒーラーは回復も攻撃もでてんやわんやになったあげく、結局まとめ進行するより普通に1グループずつ倒した方が早く終わったのに…と思うような場面も。

それだったらはじめからしっかり1グループずつ確実に素早く殲滅して進行したほうが、スキルの回し方も安定するし長引かずに済むと考えています。

この本音がチャットに漏れて炎上する

こういった本音が悪い形でチャットに表れると、言い争いとなり結果的にトラブルや炎上する原因となってしまいます。

例えばバフを上手く使わずまとめ進行し、戦闘不能になったタンクが「ヒーラーさんちゃんと回復してください」とヒーラーに責任転嫁してしまうチャットを打ったとします。

ヒーラーは一生懸命ヒールしても追いつかずに戦闘不能になったたため、タンクへ「まとめるならバフをちゃんと使ってください」とお願いをしたとします。

お互いに、お願いも「なんだか言いがかりをつけられている」と勘違いしたりして言い争いが激化し、ギスギスした雰囲気になり、最悪攻略中止でパーティから誰かが脱退してしまうというなんとも後味の悪い状況に…。

そういう時のチャットのスクリーンショットを撮影したプレイヤーが、Twitterに掲載して炎上したり話題に挙がったりするのです。

他にも、チャットで言い争いにならなくてもまとめ進行時に何か問題があってイライラが募ったプレイヤーが、攻略終了後Twitter上にまとめ進行についての愚痴を吐いて炎上することもあります。

  • まとめたい・まとめたくないプレイヤーの意識の違いがトラブルになる
  • チャットのスクリーンショットがTwitterにアップされる可能性がある

まとめる・まとめないは誰が決めるの?

こうやって問題になる大きな原因として、まとめ進行について運営側も明確に反対はしておらず、誰がその判断をするかは自由である点が考えられます。

特にFF14はコンテンツに突入直後、「よろしくお願いします」とお互いプレイヤーが挨拶をチャットに入力しますが、戦闘中はやることがいっぱいでチャットする暇がありません。

つまり、戦闘中のコミュニケーションが少し取りづらいんですね。

挨拶の後はプレイヤー同士お互い何をしようとしているかを観察したり、使っているスキルの種類を見て自分の動きを合わせたりしなければいけません。

つまりコミュニケーション不足によって、すれ違いやトラブルが起きてしまうことにもなります。

まとめたい・まとめたくない意思表示をしよう!

まとめ進行は今のところ運営から禁止も推奨もされていないため、コンテンツ突入後まとめ進行するのかしないのかわからないままIDを進んでいきます

そこで、まとめ進行に対して意思表示するのに一番のチャンスは突入直後の挨拶となります

自分はまとめたい・まとめたくない旨を一言、チャットに入れちゃえばいいのです。

まとめ進行はタンクさんに任せます。よろしくお願いします」や、「練習中のジョブなのでゆっくり進行でお願いします」など、最初の挨拶に盛り込んでおくことで未然にまとめる・まとめないのトラブルを防ぐことができます。

また、まとめ進行をしたいと考えているタンクは、まとめる以上は全滅を防ぐためにもバフを上手に回すことやIDの構造や道順をしっかり把握することが大事になります。

まとめるか?まとめないか?判断に迷ったら

まとめ進行にはもちろんメリットもあればデメリットもあります。

まとめ進行をしたい人がトラブルに巻き込まれないようにするには、プレイ中に的確に判断することも大事です。

そのまとめる・まとめないの判断ポイントをご紹介します。

パーティメンバー内に初心者がいるかどうか

パーティメンバーの中に野良プレイヤーが混ざる場合、初心者の証であるビギナーマークがついているかどうかを見ます。

また、初心者ではなくてもそのIDが初見プレイであるプレイヤーがいる場合もあります。

初心者がいる場合は何かしら不慣れな点があるはずなので、まとめない方が無難です。

とりあえず最初の1グループで様子を見てみる

最初の1グループのDPSの殲滅スピードや、ヒーラーのヒールの仕方などで様子を見てから、プレイスキルに問題がなさそうならそれ以降まとめ進行するというのも一つの手です。

もしくは逆に、最初の数グループをまとめ進行してみて様子を見て、問題なさそうなら続行、問題がありそうなら1グループずつ殲滅するまとめない進行に切り替えるという判断も上級者には必要になってきます。

どちらにしてもコミュニケーションを大事に

ただし、FF14はMMORPGなんですからチャットをうまく利用することが重要です。

無言でまとめ進行したり途中でやめたりするよりも、最初の挨拶時に確認を取ったり、敵を倒し終わって間が空くときに確認してみたりなどコミュニケーションをとるのが一番です。

思い込みやすれ違いがトラブルを生むことも多いため、せっかくのオンラインゲームでもありますからチャットを有効活用しましょう。

さいごに

プレイヤー人口が増えるということはMMORPGにとって、運営が長く続いたり、イベントが活発に開催されたりなど良い点もたくさんありますが、プレイヤー同士のプレイの仕方や意見の相違でトラブルになることも増えていきます。

このまとめる・まとめないについても定期的に意見がぶつかることもありますが、ただ禁止してしまうとプレイの幅が狭くなってしまいます

良い点と悪い点どちらも理解したうえで、コミュニケーションを取って楽しくプレイしていきたいですね。