【FF12ZA】今こそ紹介したいファイナルファンタジーXllの魅力

FF12 は隠れた名作

ファイナルファンタジー Xll(通称 FF12 )は、2006年3月16日に PS2 向けの RPG として発売されたゲームです。

2001年1月から開発プロジェクトが開始され、6年余りの年月をかけて制作されました。

2017年7月に新たな要素を追加したリマスター作品であるファイナルファンタジー Xll ザ ゾディアックエイジが PS4 向けに発売され、今でもファンに親しまれています。

  • 独特なイヴァリースという世界
  • 異質で遊びごたえのあるゲームシステム
  • イヴァリースアライアンスシリーズの作品たち

魅力は独特さと異質さ

イヴァリースという壮大な世界観

FF12 の舞台は、イヴァリースという世界のごく一部を切り取った地域です。

都市部はどこかスペインに近しい街並みで、中世のような暮らしをする都市住民や遊牧民が存在し、一方で飛空挺技術が発達した古いとも未来的とも取れる世界観が特徴です。

今作品ではアルケイディアとロザリアの2つの帝国が敵対しており、その戦禍の中で自由を取り戻そうとする人々の物語です。

物語は SF 映画作品のようであり、メインキャラクターのみならず多くの登場人物の立場や思想が密接に絡み合います。

登場するメインキャラクターを紹介

ヴァン

ラバナスタのダウンタウンで暮らす戦災孤児。

物語開始時の調停式の折に兄であるレックスが帝国の陰謀により濡れ衣を着せられ、その後に亡くなったためアルケイディア帝国に対して強い憎しみを持っています。

パンネロ

ヴァンに世話を焼く幼馴染で孤児。

ヴァンと一緒にバンガ族の商人であるミゲロさんの店で商売を手伝いつつ生計を立てています。

バルフレア

「この物語の主人公」を自称する最速の空賊。

相棒フランと共に飛空艇シュトラールに乗りイヴァリースを駆ける空賊で、義賊としての一面も持っています。

フラン

バルフレアの相棒のヴィエラ族。

大気に満ちるミストの状態を感じ取り、脱出経路や身に迫る危険を過敏に察知してバルフレアや後の仲間達をサポートしてくれます。

アーシェ

アルケイディア帝国とロザリア帝国の中間に位置する小国ダルマスカの女王。

ダルマスカを取り戻すため、建国の祖である覇王レイスウォールの力を求めてヴァンやバルフレアらと共に行動することになります。

バッシュ

元ダルマスカ軍の将軍でありながら調停式の裏切り者。

本作より遥か昔にアルケイディア帝国に滅ぼされたランディス共和国出身。

調停式でダルマスカ王ラミナスを暗殺した首謀者で、厳重な封印が施されたナルビナの独居房に投獄されていますが…。

多種多様な種族

イヴァリースには多くの種族が暮らしており、各種族はそれぞれの特性を活かして共存したり、自らのコミュニティの中だけで暮らしています。

今作品で登場する種族は、イベントシーンでのみ登場する種族などを合わせると13を超えます。

今回は街中や様々なシーンで登場する、登場機会の多い種族を紹介します。

ヒュム族

一般的な人間の姿をした種族です。

イヴァリースで最も人口が多く、都市文明を発展させた種族です。

ヴィエラ族

ヒュムの姿に似ていながら寿命は3倍近くと長く、ウサギのような耳を持つ手足の長い種族です。

森と共存してひっそり暮らすことをよしとしている種族で、一般的に他の種族や森を捨てた同胞には排他的です。

バンガ族

爬虫類から進化したとされる種族で、全身は鱗に覆われており、ワニやトカゲのような風貌をしています。

見た目とは裏腹に知能や生活様式はヒュムに近く、差別を受けることはあるものの、商人として生計を立てている者も存在します。

シーク族

豚から進化したとされている種族で、でっぷりとした丸い体型が特徴です。

知能はヒュムに比べるとやや低く、肉体労働や戦士として徴用されているシーンが多くみられます。

ン・モゥ族

カピパラに近い顔立ちをしており、ヒュムの3倍近い寿命を持つ種族です。

学問や音楽に長けており、多くの伝承などを伝えています。

 

モーグリ族

今作品ではネズミのような見た目に小さなコウモリの羽、トレードマークのポンポンがついているとても可愛らしい種族として登場します。

手先が器用で機械技術にも長け、整備士などの職についている者も多いです。

…これらの種族の他にも、亜人としてフィールドエネミーとして登場するウルタンエンサ族やバグナムス族、仮面を生涯付け続ける戦士のガリフ種族など、まだまだ紹介しきれないほどの種族が登場します。

是非本編で多くの種族に出会ってください。

異質すぎたゲームシステム

今作品では、ジョブシステムに加えて「ガンビット」と呼ばれる事前に指示コマンドを設定する戦闘方式と、ライセンスを開放してアイテムやスキルを使用可能にするシステムが採用されています。

このガンビットが中々クセの強い仕様で、簡単なプログラミングでもするかのように優先順位に合わせて一つ一つの指示を設定していく仕組みになっているのです。

敵の属性や特性に合わせてガンビットを組み切った状態で戦闘に突入すると、究極的には見ているだけで戦闘が終了する仕組みにも出来てしまいます。

ボタンコマンドやターン制の戦闘に慣れているプレイヤーの中には、このシステムが合わないという人も存在するようで、目立つタイトルにならなかったのはこのためだと密かに言われています。

このシステムを活かした特徴として、高難易度の隠しボスが数多く設定されています。

レイドバトルのような高 HP を持ち、数時間戦い続けることを前提としたモンスターも存在しています。

新要素「チャレンジモード」

チャレンジモードはリマスター作品である FF12ZA で追加された新要素です。

1〜100層からなっており、十層クリアごとに報酬とセーブをする機会が与えられます。

登場する敵は序盤から終盤をおさらいするような形で現れ、途中途中で遊び心のあるチョイスがみて取れます。

50層と100層にトロフィーが

50層目と100層目にはトロフィーが用意されており、トロフィーコンプリートを目指すのであればクリアは必須です。

記念すべき100層目には、相応しい彼らがボスとして登場するので、楽しんでチャレンジしてください!

FF12 の派生作品

FF12 にはいくつかの派生作品が存在します。

イヴァリースを舞台とする作品は「イヴァリースアライアンス」と呼ばれるシリーズとなっており、FF12 と同じ世界で物語が繰り広げられます。

FF12 レヴァナントウィング

FF12 の本編直後の作品で、登場人物の多くが FF12 とリンクした作品です。

DS 作品で 2D 描写でありながら、空へと移った舞台の中でもイヴァリースの広大さが表現されています。

本編では敵としてしか登場しなかったあのキャラクターが一時的に仲間になったりと、感慨深いシーンが多い作品となっています。

FFT 風穴のグリモア

正式名称は「ファイナルファンタジータクティクス 風穴のグリモア」。

この作品でのイヴァリースは本の中の世界でした。

本の中に迷い込んだルッソ・クレメンスという名の少年と仲間達の冒険譚です。

作中では空賊としてキャリアを積み、本編よりも成長した姿のヴァンとパンネロの姿を見ることができます。

FFT 獅子戦争

正式名称は「ファイナルファンタジータクティクス 獅子戦争」。

FF12 本編の後に文明が一度滅んだその後の時代、貴族と平民の軋轢深い社会が舞台です。

この作品で生まれた有名なセリフが「家畜に神はいない。」で、ファンやセリフのインパクトを受けた人達の間で話題となりました。

FF16

現時点では未発売の最新ナンバリングタイトルです。

公式サイトの情報にて、ロザリアの地名が確認されています。

 

さいごに

FF12 には特定の一人の「主人公」がおらず、メインキャラクターひとりひとりと、作中で出会う多くの人物達の物語です。

物語が進行するたびにスポットライトの当たる人物が目まぐるしく変化し、壮大な世界観と人間関係を垣間見ることができる作品になっています。

そういったあらゆる点が他の作品と比べて独特かつ異質であり、魅力であると言えます。

本編の物語もさることながら、その倍以上のボリュームがあるやり込み要素やコレクション要素はどれも遊びごたえのある内容に仕上がっています。

機会があれば是非 FF12 を遊んでみてください!

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ライター紹介

Kiel Evans
世界中どこにいてもソーシャルゲームの周回をしていた元限界バックパッカー。
現在は大学でwebライティングや日本語を学びながら、ぼちぼち数タイトルのゲームをやってます。

その時遊んでいるゲームについての記事を執筆します。
Twitter→https://twitter.com/unkown0829
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