メビウスファイナルファンタジーはどんなゲームだった?

メビウスファイナルファンタジーをふりかえる

スマートフォンで運営されていた「メビウスファイナルファンタジー」はご存知ですか?

2015年6月4日よりサービスが開始され、2020年3月31日に惜しまれつつサービス終了になりました

サービス期間は約4年10ヶ月でしたが、ファイナルファンタジーの世界観をスマートフォンで見事に実現し、とてもファンが多かったゲームです。

今回は、プレイしていなかった方にも分かりやすく、どんなゲームだったかをご紹介していきます!

  • 開発陣について
  • メビウスファイナルファンタジーの特徴
  • ゲームシステムについて
  • FF シリーズと多数コラボ!

この記事は5分で読み終りますので、最後まで読んでいってくださいね!

開発陣について

プロデューサー 北瀬佳範

プロデューサーの北瀬佳範さんは、1990年にスクウェアに入社され、ファイナルファンタジーに長年携わっておられる方です。

現在はスクウェア・エニックスの取締役執行役員であり、ファイナルファンタジーの開発にも尽力されています。

2021年現在では「ファイナルファンタジー XII リメイク」のプロデューサーをされています。

ディレクター  鳥山求

ディレクターの鳥山求さんは1995年にスクウェアに入社され、ファイナルファンタジーシリーズに多く携わっておられる方です。

2021年現在では「ファイナルファンタジー XII リメイク」のディレクターをされています。

シナリオ    野島一成

シナリオの野島一成さんは1994年にスクウェアに入社され、ファイナルファンタジーシリーズや、キングダムハーツシリーズを多く手がけられています。

2003年にスクウェア・エニックスを退社されていますが、退社されてからも同社の作品に携わっておられます。

メビウスファイナルファンタジーの特徴

スマホゲームではありえない圧倒的なグラフィック

ファイナルファンタジーといえば圧倒的にきれいなグラフィックです。

メビウスファイナルファンタジーは北瀬佳範さんがプロデューサーを担当しており、スクウェア・エニックスがこのタイトルにかけた意気込みを強く感じられます。

一般的には大手ゲーム会社がサービスを開始するスマホゲームは、今後が期待される若いクリエーターが担当する事が多いです。

しかし、メビウスファイナルファンタジーは重鎮の北瀬佳範さんがプロデューサーで、ディレクターが鳥山求さん。

ナンバリングタイトルになってもおかしくない程の作品です。

映像を見た人は「これが本当にスマホゲームなの?」と思ってしまう程のグラフィックで、ナンバリングのファイナルファンタジーに負けないぐらいの完成度でした。

奥深いストーリー

一般的にスマホゲームはストーリーよりも、ゲーム性を重視したものが多いですが、メビウスファイナルファンタジーはスマホゲームとは思えない程に作り込まれたストーリーが展開されています。

シナリオを担当された野島一成さんは「FF7」「FF8」「FF10」「FF10-2」「キングダムハーツ」などでシナリオを担当されているので、今作でもその奥深い世界観を楽しむ事ができました。

私自身、スマホゲームで泣いたのはメビウスファイナルファンタジーが唯一の作品です。

ゲームシステムについて

ジョブを切り替えて楽しめる

メビウスファイナルファンタジーは、ジョブを切り替えてプレイしていきます

最初はプレーヤー自身が主人公の「ウォル」を操作するのですが、大きく分けて「戦士ジョブ」「魔道士ジョブ」「レンジャージョブ」「モンクジョブ」が用意されています。

そして「戦士ジョブ」の中にも「戦士」「ナイト」「竜騎士」「暗黒騎士」「侍」など数多くのジョブがあります。

そして、ストーリーが進むにつれて登場するキャラクターを操作できるようになり、そのキャラクターたちにもジョブが用意されています。

「セーラーのジョブ」「メイアのジョブ」「ソフィのジョブ」「グラフのジョブ」があり、ストーリー進行上、使用するジョブを指定される場合がありますが、基本的には好きなキャラクターやジョブでプレイする事ができます。

デッキを編成して戦略的なバトルを楽しめる

選んだジョブに対応するアビリティーカードを「デッキ」とよばれる所に設定してバトルをしていきます。

「デッキ」には4枚のアビリティーカードを設定する事ができ、レンタル枠として他のプレーヤーから1枚アビリティーカードを借り、合計5枚のカードを使ってバトルを進めていきます。

また、ストーリーが進行すると「裏デッキ」が設定できるようになり、「表デッキ」が戦士ジョブで「裏デッキ」が魔道士ジョブといったように、プレーヤーが好きなジョブや、敵との相性を考えてジョブやアビリティーカードを設定してバトルをしていきます。

例えばジョブを「戦士」にした場合、戦士のアビリティーカード3枚と、回復や強化に使うサポートアビリティーカードを1枚セットし、レンタル枠から1枚カードを借りて、合計5枚のカードを使います。

またはデッキに攻撃系のアビリティーカードを4枚セットし、レンタル枠でサポートアビリティーカードを借りる場合も多いです。

敵とアビリティーカードには属性があり、敵の属性に合わせてアビリティーカードを選びバトルをしていくので、戦術性がありとても面白いゲームシステムになっています。

例えば敵が「火属性」の場合はアビリティーカードは「水属性」のものをデッキにセットして戦います。

カードを強化してバトルをより楽しめる

カードは強化していく事でより強いカードにする事ができます。

メビウスファイナルファンタジーはスマホゲームなのでガチャが存在しており、同じカードが出た場合は合成する事で、より強いカードに成長させる事ができます。

定期的にバトルイベントが開催されていて、どのプレーヤーが1番高いバトルスコアを出せるかを競う事もでき、とても盛り上がっていました。

しかしバトルが苦手な方も通常のバトルを楽しめるように、難易度をやさしくする事もでき、バトルが好きな人も気軽に楽しみたい人も、誰もが楽しめるバトルシステムになっています。

FF シリーズと多数コラボ!

あの大人気 FF キャラを操作して楽しめる

メビウスファイナルファンタジーは過去の FF シリーズに登場した人気キャラクターも多数登場し、そのキャラクターを操作してメビウスファイナルファンタジーの世界をプレイできます!

FF7 から「クラウド」「セフィロス」「ティファ」「エアリス」

FF8 から「スコール」

FF10 から「ティーダ」「ユウナ」「ジェクト」

FF13 から「ライトニング」

FF14 から「ヤ・シュトラ」

ファイナルファンタジー好きにはたまらないですね!

好きなキャラクターでプレイできるので(ガチャで当てないといけませんが)、私はライトニングやティーダを好んで使っていました。

コラボ企画が多く、FF ファンなら泣いてしまうほどのアナザーストーリーが展開

過去の FF シリーズの名作と多数コラボしており、本編では描かれていない新たなストーリーが展開されています!

メビウスファイナルファンタジーの世界に大人気 FF キャラが登場するので、多くのファンに好評でした!

さいごに

メビウスファイナルファンタジーはとても面白い作品でした。

映像も素晴らしく、ストーリーも奥深く、バトルも戦略性があり、ファイナルファンタジーの名にふさわしいゲームでした。

ここまでRPGとして完成されたスマホゲームはあまりないと思います。

惜しまれつつサービス終了になってしまいましたが、ぜひパッケージ版で発売される事を願っています。