「ガラージュ」世界を歩くための、攻略するための、「旅のしおり」

世界を楽しむための、「旅のしおり」

「三大歪みゲー」と呼ばれたガラージュの完全版とも言える、スマホ版。

購入された方というのは、ある程度「ガラージュ」に興味を持っていたり、ある程度の情報や知識を持っていらっしゃる方がほとんどでしょう。

とはいえ、分かりにくいゲームであることは確かです。

だからといって、攻略を調べてしまうのも勿体ないと思いまして……ある程度の「ガイド」というか、「旅のしおり」としての記事です。

  1. 何をすればいいのか迷うのも醍醐味だけど、世界を楽しむ案内として
  2. 必要性の高い釣りのやり方とコツ
  3. 世界を楽しむための、ちょっとした鍵

記事としてはこれだけ読めば大丈夫、という状態にしておきたいので少し長めですが6,7分程度で確認出来るようなものになります。

不思議な世界で迷い疲れないように、一役買えたら幸いです。

基本的な操作と、進め方

作品タイトルでもある「ガラージュ」は、治療機械の名前ですね。

そこに入り、その世界を歩くことが基本にはなるのですが……入れた喜びでうろうろするのは危険です。

この作品には「燃料」だけではなく、「順応度」というものがあります。

「順応度」が低下してしまうと、動けはしても「オトヌケ」や「ウデヌケ」という状態になり他の住人とコミュニケーションを取ることが出来なくなります。

燃料も切れてしまえばゲームオーバーになるので、「やったー!ガラージュだー!イエーイ!」とうろうろしていたら燃料切れでゲームオーバー、なんてミスには気を付けてくださいね。

(私はゲーム開始して、釣り場探し中にやらかしました)

ゲームを進めるために重要な場所をある程度覚えておくとラク

これは他のゲームでもそうですが、特にこの作品では移動するにもレールの上を走るということもあって、すぐに何処かへ移動するというのは出来ません。

なので、ある程度燃料と順応度に余裕を持たせて行動というのが必要ですし、ストーリー進行を含めても「どこに誰がいる」というのは大まかに把握出来ていると探索がラクになります。

住人に関しては追々探索しているうちに覚えられるようになるので、そこまで気をつけなくても大丈夫ではあるんですが。

重要なのは、燃料を補給するための「白瓦斯屋」と順応度を回復させる為の場所である「順応堂」の場所です。

「白瓦斯屋」は弐号店もありますから、出来る事ならそちらも込みで頭に入れておきましょう。

一応、どちらも回復させるアイテムというのは存在していますが……遠出を必要としない序盤で使うのは勿体ないです。

お店で回復するにも、アイテムを買うにしても、この世界でのお金である「スタンプ」を使いますからね。

序盤で出来るだけ改造をすませておきたい

あちこち回るとなると、順応度も燃料もすぐに足りなくなります。

なので、序盤のうちに主人公の身体のパーツを強化するなどの改造をした方が行動しやすいです。

改造パーツは貰うこともありますが、基本はマルヤ百貨店でパーツを購入した後にその上の階の職人に改造して貰わなければなりません。

なので、うろうろし過ぎないように気を付けて、まずはスタンプを集めてある程度の改造をしておきましょう。

また、移動するためのパーツの強化はまた別の場所でお願いすることになります。

どちらにせよ、改造するにはパーツも含めて結構なスタンプを消費するので、比較的自由な序盤のうちにやっておくと気が楽になりますよ。

重要な釣りで、やっておくべきこと

この世界でのお金であるスタンプの入手方法として、蟹や蛙との交換が挙げられます。

蟹は釣りでの餌にもなるもので、マップのあちこちにあるポイントにビンドウというアイテムを仕掛け、時間経過によって手に入るものです。

蛙は釣り場で釣りをすることで手に入りますが、蟹も蛙も貴重なものは高い値がつくので頑張ってみましょう。

見た目がどう見ても蛙ではないものばかりですが、それも含めてガラージュの世界ということでどうかひとつ。

釣りのやり方と、釣りのコツ

釣りに関しては、釣り方を教えてくれる機械に出会うこともあるので「釣り方」は分かっても、慣れるまで……というかコツを掴むまで四苦八苦する方も多いのではないでしょうか。

実際、釣りのシステム自体はシンプルです。

メーターが上下の赤いラインに入らないように注意をしながら、リールを巻いたり緩めたりすればいいだけなんですよね。

ただ、僅かな加減でもメーターが思いのほか動いてしまったり、反動で赤いラインに入ってしまって獲物を逃がす……ということが起きかねません。

なので、コツとしては「ある程度獲物の自由にさせておきながら、少しずつリールを操作する」という、現実の釣りでも使うテクニックが使えます。

感覚としては、リール部分を軽く触れる程度の操作でいいと思います。

ですが、使う釣り針や餌によって、またはかかった蛙によってはすぐに逃げられることもあるので、此方も現実の釣りと同じく気長にやってみましょうね。

釣りによって変わってくるものもあるからこそ

釣りの必要性は、スタンプだけではありません。

住人との交換であったり、クリア条件に関わってくる程に重要性があります。

難易度も高く、パソコン版ではいなかった蛙もいるのですが……腰を据えてゆっくりと釣りをしてみるというのも良い気分転換になると思いますよ。

細部まで作り込まれたガラージュを遊び尽くすために

今回完全版となったガラージュは、かなり細かくなっています。

それは単純にシナリオ量が増えたというような話でもなく、世界に存在している住人たちの存在感も増しているんです。

細やかな変化ではありますが、会話ひとつにもただの NPC ではないような雰囲気が出ていて。

シナリオが進んだ時だけではなく、ちょっとしたタイミングでも変わってくるんですね。

なので、周回しても新しい会話を発見することがありますし、住人たちについて思いを馳せてみるのも楽しいというか……ガラージュをより深く知ることが出来ると思います。

実績解除で貰えるものもある

シビアだな、難しいな、と思うところは多いと思います。

ですが、有難いことに実績解除でアイテムが得られるので、「詰んだ!」ということにはそうそうなりません。

また、住人との会話はログの部分から見直すことが出来ます。

なので、物語が進んでいないかな?と思った時はログを見直したり、実績をチェックしてみるとヒントが見付かるようになりますよ。

誰と歩んでいく?

パソコン版での「ガラージュ」もそうでしたが、雌機械と同居するというのが可能になりますし、それが物語に関わってくるようになります。

なので、見た目こそ独特ですが物語全てを理解するためには周回を……という若干ギャルゲーのような雰囲気があるんですよね。

誰とどんな風に、この世界を生きていくかということを考えながらゲームを進めて行くのも良いものですよ。

「愛の物語」を、どう受け止めるか

制作者様は、以前「ガラージュ」について「愛の物語」と Twitter で語っておられました。

こんな奇妙なキャラクターにグラフィック、不思議な BGM しかないゲームで何を言う、と思われる方は多いでしょう。

私も「そうか?」と思っていましたし。

もしかしたら、エンディングを迎えても人によってはピンと来ない「愛の物語」かもしれません。

何もかもが奇妙なもので作られた世界の中で、何が愛なのか、何が出来るのかを考えながら巡っていただけたらと思います。