【原神】日本と海外とのパーティ編成に対する考え方の違いについて

この記事では、日本と海外のパーティ編成の違いから、日本人特有の価値観について考えていきます。

日本人の価値観がパーティ編成に反映されているようです

みなさんこんにちは、「横島先生」です。

本日は、日本と海外とのパーティ編成に対する考え方の違いについて、ざっくばらんに語っていく予定です。

「海外」と一括りにしてしまうのは、「やや乱暴」と言えますが、「そういう傾向がある」という意味合いで捉えていただければと思います。

私が海外のパーティを紹介する上で、個人的に感じたことですので、絶対に確かとは言えませんので、参考程度にご覧ください。

ではさっそく、詳細を見ていきましょう。

  1. 日本人は特定のキャラクターを軸にした編成を好む。一方、海外ではパーティメンバーのシナジーが重視される。
  2. 日本人は雷属性キャラクターを軽視するが、海外ではよく採用されている。
  3. 日本人は「重雲」や「6凸ベネット」を避ける傾向があるが、海外ではよく採用されている。

この記事は3分程度で読み終わりますので、さいごまでお付き合い頂ければうれしいです。

日本人は「キャリー編成」が好き

「キャリー編成」とは、1人の強キャラクターを、残りのメンバーでサポートする編成のことです。

日本人は、この「キャリー編成」を好んで採用する傾向が見られます。

そのため、キャラクターランキングなどを語る上でも、「メインアタッカー」のポジションが重視されます。

なぜこのような傾向があるかと言いますと、全体のシナジーからパーティを組み立てていくよりも、強キャラクターを軸に組み立てていく方が、わかりやすいからだと思います。

また、最大ダメージを競い合う、いわゆる「ダメチャレ」に挑戦する人が多いことからも、「強キャラクターを如何に強く使うか」が、日本人の大きな興味となっているようです。

一方、海外では、「National 編成」に代表されるような、パーティメンバー全員がサブアタッカーの編成が採用されることが多いです。

そして、「螺旋12層を如何に短い時間でクリアするか」という、「タイムアタック」が流行っています。

つまり、

・日本人は、特定のキャラクターの限界に挑戦する

・海外では、パーティ全体としての強さに挑戦する

という傾向が見られるようです。

日本人は「雷属性」を極端に弱く評価している

日本人(特にYouTuberやネット民)は、「雷属性キャラクターが不遇である」と評価することが多いです。

日本人はそれが当然と思っていますが、海外ではその傾向はあまり無いように感じます。

例えば、「タルタリヤに雷属性2名を加えた感電パーティ」は海外でよく採用されています。

一方、日本では「感電パーティ」という言葉を聞くことはほとんどありません。

これは、わかりやすくダメージが「1.5倍」や「2.0倍」になる「蒸発・溶解反応」を重視するためです。

更に興味深い点は、「雷の元素共鳴」に対する評価が全く異なる点です。

日本においては、「雷の元素共鳴」は「水の元素共鳴」と並んで、最も不遇な元素共鳴と位置付けられています。

そのため、敢えて雷属性のキャラクターをパーティに2人組み込む編成が推奨されることはありません。

一方、海外においては、元素粒子を効率よく稼ぐ元素共鳴として、高く評価されています。

日本人は「重雲」や「6凸ベネット」の属性変換をほとんど使わない

「重雲」の元素スキルや、「6凸ベネット」の元素爆発により、フィールド上のパーティメンバーの通常攻撃の属性を変更することができます。

(重雲であれば氷属性、ベネットであれば炎属性に変更。)

日本人は、この属性変更を極端に嫌う傾向があります。

その理由は、前述の「強キャラクターを軸にパーティを組み立てる」ことに起因していると考えられます。

キャラクターランキングを考える上で、基本的には「単体での強さ」で評価されているため、自分の能力で通常攻撃を属性変更できるキャラクターがランキング上位に位置付けされます。

そのため、「重雲」や「6凸ベネット」で属性変更をすることを想定していないわけです。

(それどころか、属性を変更されると不利にすらなります。)

一方、海外では、好んで「重雲」や「6凸ベネット」が採用されます。

この理由も、前述のように、海外では「パーティ全体のシナジー」が重視されるためです。

日本人は「面白さ」よりも「攻略」を重視する傾向がある

日本と海外のパーティ編成の違いについて、いくつかの事例を紹介させていただきました。

全体的に言えることは、日本人は「合理的にゲームを攻略すること」を重視しているということです。

日本人は、数値として評価しにくい「パーティ全体のシナジー」よりは、明確に評価しやすい「特定のキャラクターの性能」をもとに、パーティ構成を考えます。

また、元素反応の内容だけを見ると明らかに強い反応である「蒸発・溶解反応」を重視し、状況により強弱が変化する「感電反応」を軽視する傾向があります。

そして、ダメージに直結しない「雷の元素共鳴」を評価することもありません。

「重雲」や「6凸ベネット」の通常攻撃の属性変換についても、システムとしては面白い効果ではありますが、強キャラクターの性能を阻害するものとして忌避する傾向があります。

一方、海外では「攻略」よりも「面白さ」を重視する傾向があるように思われます。

(もちろん、どちらが正しいということではありません。)

日本と海外とのパーティ編成に対する考え方の違いのまとめ

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

本日は、日本と海外とのパーティ編成に対する考え方の違いについて、ざっくばらんに語らせていただきました。

日本と海外の大きな違いとして、

・日本人は特定のキャラクターを軸にした編成を好む。一方、海外ではパーティメンバーのシナジーが重視される。

・日本人は雷属性キャラクターを軽視するが、海外ではよく採用されている。

・日本人は「重雲」や「6凸ベネット」を避ける傾向があるが、海外ではよく採用されている。

という点が挙げられます。

そして、その違いの理由は、

・日本人では「攻略」を重視される。

・海外では「楽しさ」が重視される。

ということが言えると思います。

では、本日はここまでとさせていただきます。

ではでは。

関連記事

ライター紹介

横島先生
こんにちわ、『横島先生』と申します。
工学の博士号を持つ異色のゲームライターです。
ネットゲーム歴は長く、「Diabro2」や「Age of Empire2」などの海外ゲームから入り、国産ゲームでは「FF11」を長くプレイしておりました。
現在はmihoyo社の「原神」に出会い、熱中しております。
皆様に有意義な情報をお伝えしたいと考えておりますので、何卒、よろしくお願いします。
twitterアカウント:https://twitter.com/yokoshimasensei