はじめに
とうとうバージョン1.6がリリースされました!
夏らしいイベントにクレー復刻、期間限定マップ、初の新スキンなど今回も内容が盛りだくさんのアップデート。
新ボスや万葉の登場、新キャラクターのプロフィール公開などから稲妻実装が近づいてくるのもひしひしと感じられ、今からワクワクが止まりませんね!
そんな1.6ですが、戦闘に関する大きな調整も含まれています。
そう、『過負荷・超電導・感電・氷砕き・拡散』反応の強化です。
具体的にはこれらの元素反応の基礎ダメージ量の増加と、おなじくこれらの元素反応の元素熟知によるダメージアップ量の上昇です。
今回は強化された元素反応の中でも、拡散以外の雷元素関連反応の『基礎ダメージ量』と『熟知によるダメージ上昇率』にスポットを当てて、実際の検証結果をもとにどのくらい強くなったのかを調べてみたいと思います。
- 雷元素反応の基礎ダメージは約15%ほど上昇!
- 元素熟知によるダメージアップ量が爆増!
- 恵まれない元素反応が熟知で補われた?
この記事は五分ほどで読み終わりますので、ぜひ最後まで読んでいってください!
基礎ダメージ量の変化
今回、バージョン1.6になるアップデートの前と後に具体的なデータを記録しました。これを使って、実際に数字がどのくらい変化したのか見ていこうと思います。
検証
バージョン1.5、バージョン1.6の両方で、同じ条件下でのデータ収集を行いました。
結果
〔元素反応〕 | 〔ver1.5〕 | 〔ver1.6〕 | 〔増加率〕 |
なし | 958 | 958 | ‐ |
感電(2HIT) | 1070×2 | 1234×2 | 15.3% |
過負荷 | 1783 | 2057 | 15.4% |
超電導 | 445 | 514 | 15.5% |
氷砕き | 445 | 514 | 15.5% |
すべての反応で、約15%程度強化された様子です。
強化の割合はほぼ全て同じであるため、もともとのダメージが低い氷砕きなどはあまり強化幅は広くありません。各元素反応のバランスはそのままに、少しずつダメージが大きくなった形になります。
また、超電導による物理耐性ダウンについては変化がありませんでした。
熟知によるダメージアップ率の変化
検証
バージョン1.5、バージョン1.6の両方で、それぞれ元素熟知の違う6名のステータスに記載されている元素熟知と『過負荷、超電導、感電、氷砕き、拡散反応によるダメージ』のダメージアップ率パーセントを記録しました。
結果
〔元素熟知〕 | 〔ver1.5〕 | 〔ver1.6〕 | 増加量 |
56 | 25.6% | 43.5% | +17.9% |
107 | 47.2% | 81.1% | +33.9% |
159 | 67.7% | 117.5% | +49.8% |
163 | 69.5% | 120.7% | +51.2% |
278 | 110.4% | 195.3% | +84.9% |
512 | 178.4% | 326.2% | +147.6% |
今回、元素反応の基礎ダメージ以上に大幅強化されたのは元素熟知によるダメージ上昇量でした。
全体を通して約1.7~1.8倍程度増加しており、かなり大きく環境が変わったことが見受けられます。
今後、雷元素のキャラクターを使っていく際には元素熟知も侮れない存在になりそうです。
なぜ調整が必要だったの?
以下は、『なぜ今回これらの元素反応が調整されたのか?』と言うことに踏み込んで考えます。
『倍率』と『固定値』
原神における元素反応のダメージの計算方法は、シンプルに考えるのであればざっくり分けて2つの種類があります。
1つは『倍率』。
これは元素反応が起こらなかった時のダメージを1.5倍や2倍にして元素反応ダメージとする計算方法です。
具体的には、『蒸発』『溶解』になります。
例えば水元素は付着した敵に炎元素攻撃をした場合の『蒸発』は1.5倍ダメージ、炎元素が付着した敵に水元素攻撃をした場合の『蒸発』は2倍ダメージと、順序によって違った倍率が掛け算されます。
この『倍率』計算の良いところは、キャラクターが強ければ強いほど際限なくダメージを増やすことができる点です。
100の攻撃を200にすることも、200の攻撃を400にすることも可能で、キャラクターが強くなるほど更に大きな追加ダメージを狙うことができす。
2つ目が、『固定値』。
今回修正された元素反応はこの計算方法になります。
『倍率』の計算方法を『掛け算』と表すのであれば、『固定値』の計算方法は『足し算』です。
参照するのはキャラクターのレベルで、他の要素が影響しなければ、どれだけ育成が進んでいても同一キャラが同一レベルの時に与える元素反応ダメージは同じ。
つまり、100の攻撃を200の攻撃にする固定値系の元素反応は、200の攻撃も300の攻撃にするしか出来ないのです。
よって、相対的に『固定値系の元素反応は弱い』とされてしまい、倍率系の元素反応ができる炎元素・水元素の優遇につながってしまうわけです。このゲームバランス上の問題を解決するための修正が今回行われたものであると考えられます。
元素熟知が固定値を救う?
『足し算は弱い』。ですが、ダメージを出すにあたって関わってくる数字は元素反応ダメージだけではありません。元素熟知によって、掛け算や足し算で追加される元素反応ダメージを更に掛け算で増やすことができます。
今回の大幅な元素熟知の強化は、この増加量を増やすことで固定値によってレベル以外の育成がもったいない現状にテコ入れをする狙いがあるのではないでしょうか。
今回の修正で使用感が変わるキャラ・武器は?
今回のアップデートによって影響を受け、私が独断と偏見で今後の使用感の変化があるのではと予想した武器・キャラクターをいくつか紹介します。刻晴や絶弦、フィッシュルなど元から汎用性が高く強力なものは『当然強いだろう』というスタンスで除外しています。
1.スクロース
スクロースは元素熟知バフに長けた風法器キャラクターです。
法器キャラであることから拡散反応を容易に起こすことが可能で、元素反応が起こしやすくなります。また、以下の2つの手段で元素熟知バフをパーティーメンバーに与えることが可能です。
天賦・触媒置換術:スクロースが拡散反応を起こしたとき、該当元素のチームメンバー全員(スクロース自身を除く)の元素熟知+50、継続時間8秒。 |
天賦・小さな恩恵:スクロースの元素スキル、元素爆発のいずれかが敵に命中した時、スクロースの元素熟知の20%を基準に、チームメンバー全員(スクロース自身を除く)の元素熟知を強化、継続時間8秒。 |
もともと無難に強く優秀なサポーターであったスクロースですが、元素熟知の効果が大幅に強化されたため、加入させるメリットやパーティー内での役割がよりハッキリしたように感じます。特に元素攻撃を中心とする雷元素キャラクターとのかみ合わせが更に向上し、今後ますます活躍することになるのではないでしょうか。
2.北斗
北斗は元素スキル・元素爆発を中心とし、元素攻撃主体のキャラクターとしてデザインされた雷大剣キャラクターです。
元素スキルは相手の攻撃を吸収して反撃するカウンター技です。やや癖のある使用感ですが、2段チャージかジャストカウンターによって大きな雷元素ダメージを与えることが出来ます。
また、カウンターという特性上元素スキルが目立ちがちな北斗ですが、それ以上に優秀なのが元素爆発です。
キャラチェンジ後も継承することが出来る、身にまとう形のスキルであり、通常攻撃と重撃の際に追加で雷元素ダメージを与えることが出来ます。無凸時から被ダメージ軽減と中断耐性アップ効果があり、一凸するとシールドも付与できます。
次に紹介する『雨裁』との相性がいいこともあり、他の元素アタッカーと組み合わせて使用するサブアタッカーとしての活躍が期待できるキャラクターです。
3.雨裁
星4以上の大剣武器の中で唯一元素熟知をサブ効果に持つ『雨裁』は、これまでこそほとんど日の目を浴びることが無かった武器ですが、元素熟知の大幅な強化によって汎用性が大きく上がると考えられます。
武器スキルは以下の通りです。
精錬ランク1のとき:水元素または雷元素の影響を受けた敵に対するダメージ+20% |
2021年6月現在、雷大剣キャラはレザーと北斗の2名が存在します。(水大剣キャラは存在しません。)レザーは物理が主体であったり、他に優秀な大剣武器は多く存在していたりするものの、今回の調整によって今まで選択肢に挙げられなかった場面でも活用の道が見出せるようになるかと思います。
まとめ
今回は大きく見直された元素反応のうち、特に雷元素にかかわる元素反応の変化を紹介しました。
基礎ダメージの上昇以上に今回は元素熟知の変化が大きいように感じられました。
おそらく雷元素キャラクターにとっては環境がガラッと変わったといっても過言ではありません。
キャラクターのステータスの中でとくにややこしい・難しいと感じがちな元素熟知ですが、うまく活用できるように自分も頑張ります!
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