Ver 2.8 におけるベネットの立ち位置って?
炎元素を付与してしまうがために、物理ダメージを主体とするキャラクターや一部の元素攻撃を上書きしてしまうため、完凸はしてはいけないと戒められるベネットの完凸効果。
星座のON/OFF機能が実装されるまでは、ベネットの完凸は推奨できないのは紛れもない事実。
ベネットの完凸というものは原神界隈においてトップクラスにセンシティブな話題ですが、だからこそ他人に判断を委ねず自分自身が納得できる状態で選択しましょう!
完凸に対する判断材料の一助を目的として、ベネットの命の星座 第6重『烈火と勇気』について Ver 3.0 を迎える今、おさらいを兼ねてあらためて解説します!
- 今は影響が少なくても、今後のキャラクターとの相性はわからない
- 草元素反応の追加による環境変化が未知数
- それでもベネットを完凸してみたい!
この記事は5分で読み終わりますので、ぜひ最後まで読んでいってください!
ベネットへの依存度の変化について
ベネットの完凸が絶対的にデメリットとされている理由のひとつに「Ver 1.0 ~ 1.6 の間はベネット以外の選択肢が存在しなかった」ともいえる絶対的ベネット環境だったがゆえにと考えられます。
しかしバージョンが進んだ現在、多くのバッファーが増えてきました。
ベネットと同じくバフ使用者の基礎攻撃力を加算する『九条裟羅』と、攻撃力を上げて攻撃するという既成概念を覆すダメージ追加バフの使い手『雲菫』と『申鶴』の実装により、ベネット以外のバッファーを選択する機会が増えたためベネットを編成から外しても十分な火力を確保することが可能になっています。
それでもいまだに螺旋使用率で見るとベネットは☆5キャラクターを押しのけ堂々の1位に君臨し続けており、ヒーラー枠を同時に圧縮した上で攻撃バフ値が最高値である以上、依存度は減りましたが重要度そのものはいまだ変わらず出番は最多と言えるでしょう。
汎用性が損なわれるデメリットは人によって大きく左右されるため、自身の使用環境への影響をしっかり考慮しましょう。
特にマルチを頻繁に遊ぶ人にとっては、組めないキャラが生まれるというのは人間関係にも影響しかねないため慎重に!
影響を及ぼすキャラクター
Ver 2.8 時点の戦闘において、ベネットの完凸が明確にデメリットとなりえるのは以下の6キャラクターです。
- 他キャラクターへの元素付与の競合
『重雲』 - 天賦効果による元素付与の競合
『刻晴』、『神里綾華』、『楓原万葉(完凸)』 - 物理ダメージバフによる恩恵が大きいキャラクター
『レザー』、『エウルア』
この中でベネット以外の選択肢が少ない致命的になるキャラクターは『エウルア』です!
『楓原万葉』も完凸効果だけで見ればエウルアと同じくらい致命的になりますが、5凸以下の場合はメリットも存在するため少々扱いが難しいところ。
『重雲』も同様に、氷元素付与を活用したい状況下においては明確にデメリットとなります。
詳細は後述。
- 天賦説明に「元素付与によって他の元素に変化しない」と記載されていると上書きされません
エウルアについて
ベネット完凸に対して最も致命的な影響を受けるキャラクターがエウルアです。
エウルアをメインアタッカーとして使っている人、これから使う予定がある人だけは絶対にベネットの完凸を避けなければなりません。
エウルアは超高倍率の元素爆発と高倍率の通常攻撃を持ち合わせており、一貫性の高い物理ダメージであらゆる敵を粉砕するキャラクターです。
元素爆発は通常攻撃を命中させることで威力が強化されるため、たとえ元素爆発メインのサブアタッカーとして運用したとしても通常攻撃の使用は避けて通れません。
エウルアを強くすれば強くするほど起こりがちな「通常攻撃の時点で強すぎて元素爆発が起爆する頃には既に敵がいない」と言わしめるほど強力な通常攻撃を弱体化させてしまうのはかなり痛手。
またエウルアの元素爆発は起爆するまでに7秒かかり、起爆時点でのステータスを参照するため、カットインの時間を含め8秒以上継続するバフが必要になります。
8秒以上の継続時間を持つ強力なバフはまだ少なく、エウルアにとっての最大火力にはベネットがベストパートナーになります。
繰り返しになりますがエウルアを使っている人、使う予定のある人は絶対にベネットの完凸はやめましょう!
重雲について
深境螺旋で重雲の役割は主に、元素爆発サブアタッカー及び敵シールド破壊がメインです。
シールド破壊を目的とした重雲の役割対象である『アビスの使徒・激流』に対して、炎元素で付与を上書きをしてしまうと凍結による行動阻止が難しくなってしまいます。
元素スキル活用法がもう一点あり、氷元素による攻撃は『氷風を彷徨う勇士』がアタッカー用の聖遺物として飛びぬけて優秀であり、とくに申鶴の完凸効果(通常・重撃攻撃では氷翎を消費しなくなる)を通常攻撃のヒット間隔が極端に短く手数が多いキャラクターに重雲と合わせて付与することで『神里綾華』以上の単体DPSを獲得できるようになります。
この編成では氷を付与したいメインアタッカー・重雲・申鶴が絶対選出となるため、残り1枠をヒーラーやシールドを埋める必要があります。
- 現環境では鍾離が最もDPSが出せてシールドを兼任しているため、最後の1枠はベネット以外にも雲菫・楓原万葉を選ぶことが可能
この時にベネットが完凸しているとヒールとバフの役割を圧縮ができなくなるだけでなく、本命の氷元素付与を炎元素で上書きしてしまうことになるため、正確には重雲本人というよりも重雲のスキルを活用したいキャラにとって致命的と言えるでしょう。
神里綾華について
神里綾華も主力である重撃が炎元素に置き換わるため影響が大きいですが、最も人気のあるパーティ編成は氷共鳴を活用した凍結・氷元素付着PTなので、編成が神里綾華・氷元素・水元素・風元素が主流になっています。
風元素を活用するにあたって炎元素が存在すると炎元素変化が優先的に発生(風主人公を除く)してしまうため、ベネットと神里綾華はベネットの完凸効果に関係なく凍結に支障をきたすため相性は元々よくありません。
元素爆発『神里流・霜滅』が攻撃バフをスナップショットする性質上、元素爆発の瞬間火力を求める際にはベネットを活用したいところですが、これも実際の戦闘では水元素の枠を凍結が通る敵であれば『珊瑚宮心海』に【龍殺しの英傑譚+千岩牢固】を活用することで68%の高い攻撃バフをスナップショットでき、凍結が通らない単体ボスに対して瞬間火力を求めるのであれば『モナ』に【金珀・試作 or 龍殺しの英傑譚+旧貴族のしつけ】を活用すれば攻撃18%(68%)+ダメージバフ60%でより高い火力を確保できます。
- 『スナップショット』とは、元素スキル・元素爆発を使用した瞬間のステータスで与えるダメージが固定される仕様を示す用語のこと
水元素サポーターの枠には優秀な法器キャラクターが多いこともあり、凍結に関われないベネットはPT編成する機会が少ないため結果的に影響は少ないと言えます。
刻晴について
刻晴と極めて相性がいいバッファーに九条裟羅がいます。
攻撃バフの効果値こそ劣るものの完凸効果の「雷元素ダメージの会心ダメージを60%上昇する」効果まで含めるとベネット以上のバフを獲得できます。
九条裟羅のバフを付与する時間は6秒と短いですが元素スキル・元素爆発・2凸効果と付与手段が多く、刻晴の元素スキルは元素付与5秒/クールタイム7.5秒なので効果時間もマッチしており、刻晴と九条裟羅どちらも元素爆発アタッカーとして瞬間火力も高く、元素爆発の回転率を上げることで刻晴は「会心率と元素チャージ効率」、九条裟羅は「攻撃バフ」を高頻度で獲得できます。
戦闘の挙動面においても、刻晴の得意とする戦闘スタイルは元素スキルのワープによる高速機動や高速で繰り出す重撃ループなので、フィールドに縛られず自由に動ける方が刻晴の強みを引き出しやすい点もかなり相性が良く、九条裟羅が完凸でなかったとしても編成に値するPTになります。
また、刻晴の最高DPSは高速で繰り出す重撃ループにあり必ずしも雷元素である必要はなく、敵によっては炎元素や氷元素を付与された状態を戦略的に活用することが可能なので、元素付与がデメリットになる機会は少ないキャラクターです。
レザーについて
レザーはエウルアと同じ物理ダメージを主軸にした両手剣使いですが、大きな違いは「メインとなる攻撃手段が通常攻撃のみ」という点にあります。
エウルアは通常攻撃と元素爆発両方を強化するためにベネットが必要となりますが、レザーは通常攻撃さえ強化されればいいということになりますね。
そこで満を持して登場したのが『雲菫』です。
ただし編成にはレザー・雲菫・氷元素(超電導)の最後の一枠にベネットを入れるということは十分にあるため、雲菫さえいればベネットをまったく使わないというわけではない点には留意しましょう。
また、レザーを使用してきた人はそのまま武器と聖遺物をエウルアに流用しやすいため、レザーを愛用している人はエウルアも使う機会がないか熟考が必要。
さらに注意すべくは刻晴の項で挙げた九条裟羅の完凸効果は「雷元素ダメージに対して会心ダメージ+60%」という文面の通り、レザーの物理ダメージには会心ダメージの上昇効果が得られません。
レザーのPTはまだまだ開拓の余地を残しており、空きやすい自由1枠にベネットの採用率が高くエウルアへの移行も考えベネットの完凸は将来をしっかり見据える必要があります。
雲菫へのバッテリー兼、攻撃とダメージバフを大きく獲得できるキャラクターがいるとベネットよりも高いダメージを出すことが可能です。
- 『岩共鳴』『千岩牢固』『蒼古なる自由への誓い』によりダメージバフと攻撃バフが豊富な『アルベド』がベネット超えの筆頭候補
楓原万葉について
完凸時に風元素付与を行えるようになりますが、この効果はベネットの上書き対象になります。
ベネットのフィールド上で戦う制約と楓原万葉の吸引効果の相性はかなり良いため組む機会は多く、楓原万葉を完凸してアタッカーとして使いたい!と考えている方は絶対にベネットの完凸は避けましょう。
逆に5凸以下で楓原万葉をアタッカーとして使いたい!という場合にはベネットの元素付与があった方が炎元素アタッカーの方が活躍しやすいというメリットがあります。
『楓原万葉』自身は風元素ダメージバフというものは所持しておらず、炎・水・雷・氷元素に対して元素ダメージバフを配れるものの、風元素ダメージバフを獲得する手段はありません。
ゆえに完凸していない楓原万葉をアタッカーとして使いたい場合は、風元素や物理ダメージで戦うよりも元素付与をしたほうが突破ボーナスの元素熟知の恩恵にあやかりやすいと言えます。
楓原万葉と完凸ベネットは、楓原万葉の凸によって最も致命的になる組み合わせであると同時に、完凸ベネットの最大のメリットである遊べる幅の広がりを最大限に受け取れるキャラクターでもあります。
メインアタッカーの適性が低いが影響のあるキャラクター
物理ダメージ天賦:『辛炎』
超電導:『ロサリア』、『七七』、『ガイア』
サポート兼任:『鍾離』、『ジン』
一般的にはメインアタッカーとして運用されませんが、マルチでサポートの兼任として選出することもあれば、好きなキャラクターだからこそメインアタッカーとして使いたい!という時にやや影響を及ぼすキャラクター達です。
天賦効果で物理ダメージとサポートのある辛炎を除いて、炎元素で戦う前提の聖遺物や武器を選ぶことである程度のデメリットは無視できます。
炎元素にすることで翠緑デバフの恩恵を得られるメリットが生まれますが、氷・雷元素は超電導でデバフを得られる、氷元素は重雲の氷元素付与の方がダメージバフが一貫しているため、炎元素を付与することは弱体化に等しいと言えます。
- 入手のし易い物理ダメージの恩恵が高いものは鍛造武器が多いため、物理型の方が遊びやすいという見方もあります
完凸ベネットで得られるメリット・デメリット
バフ
炎元素付与は『片手剣・両手剣・長柄武器』のみに対して付与しますが、元素ダメージバフ+15%は『全武器種』に対して有効です。
(アンバー:弓:聖遺物なし に対してベネットのバフを掛けた状態)
このため、炎元素をメインにするキャラクターは全員ベネットの完凸効果によって強化されます。
特に恩恵が大きいのが胡桃で、胡桃のPTが苦手とする浸食環境によるシビアなHP管理に対して、HP半分以下のハイリスクを取るよりも安定したバフと回復を得るため深境螺旋で機能停止しにくくなります。
ベネットの採用により翠緑枠を編成しやすくなるため、胡桃・ベネット・行秋(夜蘭)・翠緑という編成で鍾離に依存しないPT編成も可能です。
他の炎元素のアタッカーは順当にダメージバフ+15%の強化にとどまります。
元素付着
通常攻撃・重撃で追加の元素付着が行えるため、炎元素以外の敵シールドや元素試練装置のギミックに対して素早く元素消費を行えるようになる。
左:装置による元素バフを元素消費によってバフを解除されたヒルチャール暴徒・炎斧
中央:装置による元素バフを受けて強化されたヒルチャール暴徒・炎斧
右:秘境中央に配置された元素試練装置
ギミックやバリア破壊のように元素消費量を求められるシチュエーションには強く出ることができますが、炎元素の付着量が増えたことによる元素反応を活用するPTの元素付与手順が異なったり元素反応を再現できなくなる場合があります。
プレイスタイル
完凸にすることによって炎元素アタッカーにして遊べる幅が広がると同時に、物理型の編成が狭まるデメリットと表裏一体。
これは所持している武器とキャラクターの組み合わせに左右されるところが大きいので、人によってメリットが大きい人とメリットが少ない人の振れ幅が大きいところに要注意。
『メインアタッカーの適性が低いが影響のあるキャラクター』の項で説明した通り、氷・雷元素は炎元素にするメリットがあまりないため、【炎・水・風・岩】かつ【片手・両手剣・長柄武器】から選び翠緑を採用することによって、耐性ダウンのPT編成枠が1つ空いてはじめて幅が広がると言えるでしょう。
最後に
これからベネットを完凸を悩んでいるという方は、ベネット完凸による恩恵は自己満足に限りなく近いものだということを重々承知して、どんなにメリットがあったとしてもデメリットがなくなるわけではないことをしっかりと考えましょう。
逆に既に完凸をしてしまっている方は、どんなキャラクターに影響を与えるかを十分に理解したうえでマルチで使用するかしないかを選べるとトラブルを避けることができます。
そして完凸ベネットと相性のいいキャラクター、影響がないキャラクター、相性が悪いキャラクターを踏まえて今後の限定ピックアップガチャを選択していく指針として活用していくと原神を遊びやすくなります。
ベネットの完凸がデメリットとなるかメリットになるかは人それぞれであり、過程や前提を無視して結論を急がずに、余裕があればその人の事情に合わせて理由も説明できることが望ましいですね。
最後までご覧いただきありがとうございました!
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