【原神】燃焼×溶解=無限溶解で最強戦術!?燃焼サポート型ナヒーダ解説

Ver3.0で燃焼の効果がナーフ(元素付着強度2U→1Uの弱体化)により、燃焼を利用した連続溶解での運用が難しいとされていました。

しかしナヒーダの元素スキル『所聞遍計』はその長い効果時間とターゲットロックオン式で確実に元素付着を行え、スキル発動トリガーが種類問わず元素反応を起こすたびに元素付着を起こすという仕様から燃焼反応を活用して氷アタッカーと最高の溶解シナジーを発揮しています。

  1. 溶解を起こせば燃焼が発生!
  2. 燃焼が発生することで、氷元素側の溶解に確実にコンボが繋がります
  3. ただし「氷共鳴」と「氷風を彷徨う勇士」の効果が発動できません

氷元素の凍結を軸にした「モルガナ編成」「神羅編成」とはまったく異なった、燃焼サポートを行うナヒーダを中心軸で環境に降り立った最強戦術『無限溶解』の仕組みと相性の良いキャラクターを解説していきます。

この記事は5分程度で読み終わるため、ぜひ最後までご覧になっていってください!

ナヒーダによる無限溶解の仕組み

燃焼反応中は0.25秒おきに1Uの炎元素が付着します。

0.25秒後に1Uの炎元素が残留していれば、草元素を消費し尽くすまで炎元素1Uを更新し続けます。

・1Uの草元素による燃焼時間→2秒

・燃焼している間、1~2Uの溶解反応を複数回起こせる

ナヒーダが溶解反応をトリガーに『滅浄三業』で草元素を付着

・ナヒーダの元素スキルの追撃ダメージ『滅浄三業』は1.5Uの草元素付着→3秒間の燃焼

燃焼時間3秒>元素スキルの攻撃間隔2.5秒により『滅浄三業』の効果時間中、燃焼時間をひたすら延長

以上の仕組みにより、氷元素側が溶解反応を起こしても炎元素が途切れないため無限に溶解できるように見えることから『無限溶解』と呼ばれています。

ただし実際には絶対に無限というわけではなく、炎元素1U/0.25秒を上回る頻度で溶解を起こして炎元素を使い切ると、その時点で燃焼は終了してしまいます。

【 炎元素を使い切る攻撃例 】

・「神里綾華」の元素爆発『神里流・霜滅』+命の星座2凸の1U超高頻度溶解

・「重雲」の元素爆発『霊刃・雲開星落』+命の星座6凸の2U攻撃による連続溶解

・氷元素の継続的な拡散

などは、氷元素の付着量>0.25秒おきに更新する炎元素の付着量を大きく上回るため無限溶解は成立しません。

神里綾華の場合、無凸の元素爆発でも元素爆発中に通常攻撃・重撃を織り交ぜるだけであっけなく燃焼が終了してしまいます。

同上の理由で、燃焼による炎元素の更新よりも元素消費量が大きい2倍蒸発も無限蒸発につながりません。

炎元素の付着頻度が高いと草元素を早く消費して燃焼が終了してしまいますが、炎元素の付着頻度が高ければ溶解が安定→溶解反応をトリガーに『滅浄三業』が発動→燃焼を再点火につながるため無限溶解の戦術上では深く気にする必要はありません。

無限溶解のオススメキャラクター

無限溶解を最も活かすことができるキャラクターは以下の2キャラクターです。

甘雨(楽団4セット)

『大地を流浪する楽団』4setの適性が高く、楽団2setによる元素熟知+80と甘雨の高倍率を持つ重撃『霜華満開』もとより溶解で大きな力を発揮していましたが、肝心の炎元素付着を行うメンバーの候補が少なく主に香菱の元素爆発『旋火輪』が主な元素付着要員として起用されていました。

しかし香菱では元素付着力が十分とは言えず、甘雨の元素爆発を使用すると炎元素よりも氷元素の付着が勝りはじめ元素の付着しか行わないダメージ=甘雨・香菱どちらも元素反応を起こさないダメージが起きてしまい、性能をすべて引き出し切っていたと言いにくいものでした。

また香菱の元素爆発の射程距離は甘雨の被弾による重撃の中断や、アモスの弓による射程距離バフが十分に引き出せないなどの制約を課されるという欠点も。

そんないくつかの欠点をナヒーダの燃焼が改善しました。

・ナヒーダの元素スキルも長射程のため、甘雨の重撃射程との適性距離シナジー

・甘雨の重撃+元素爆発程度の攻撃間隔であれば無限溶解が安定

・溶解に必要な元素熟知をナヒーダが+250アップしてくれる

そして重撃に対して会心率+20%のバフを甘雨の固有天賦で補えるため、会心率を「氷共鳴」と「氷風を彷徨う勇士」4setに依存していないことも相性の良いポイントです。

ロサリア(金メッキ・旧貴族・絶縁の旗印4セット)

高倍率の設置型元素爆発アタッカーであるロサリアは溶解編成では甘雨以上とも噂される溶解アタッカーです。

氷風や氷共鳴による会心率の底上げができないことから会心率バフを持っていると大きく評価を上げるのですが、それ以上にロサリアの持つ元素爆発『臨終の聖礼』には溶解反応に有利すぎるスナップショットという仕様が存在します。

スナップショットとは、設置型の元素爆発や元素スキルを発動した瞬間のステータスで与えるダメージが固定化される仕様のことです。

ロサリアのスナップショットできる項目が多く、攻撃力(赤砂の杖)・会心率(固有天賦)・元素熟知(溶解ボーナス)をスナップショットします。

・ナヒーダ元素爆発+固有天賦 元素熟知+250

ナヒーダの固有天賦による元素熟知バフは本来であれば出場中の1キャラクターのみにしか適用されませんが、蒸発と溶解反応は元素熟知をスナップショットできます。

つまりロサリアの元素爆発は発動する一瞬さえバフを受けていれば、発動直後にロサリアを待機状態にしても元素爆発のフルヒットすべてに元素塾バフの恩恵を受けることができます。

この元素熟知バフをスナップショットできる仕様がナヒーダの元素熟知バフと相性が良く、スナップショットしたロサリア+メインアタッカーの実質2人がバフを受けれる効率の良いPT強化が可能です。

元素熟知バフと攻撃バフを同時に満たしたステータスでスナップショットすることで、ロサリアの攻撃性能は☆5キャラクターすら凌駕するDPSを出すことができます。

ロサリアも甘雨と同じように会心率をケアできる固有天賦を所持しているところもポイント。

・スキル命中時、ロサリアの会心率+12%

・元素爆発発動時にロサリアの会心率×15%を自身を含むPT全体に会心率バフ(スナップショットなし)

(『漁獲』の元素爆発時、会心率+12%はステータスに反映されないバフのため計算に含まれません)

  • 会心率75%でロサリアの会心率100%に到達します
  • スキル命中時に+12%→会心率87% ×(1+15%)= 会心率100.5%

ただしロサリアはあくまでサブアタッカーが主な運用であり、メインアタッカーを別に用意する必要がありますが現状は適したアタッカーが少ないのが難点。

溶解アタッカーを2人編成では氷元素の付着量が上回り無限溶解が成立しない可能性があるため、燃焼を得意とする編成が最も相性が良いでしょう。

無限溶解と相性の悪い組み合わせ

会心率を「氷共鳴」「氷風を彷徨う勇士」の発動条件である氷元素が付着した状態は、無限燃焼によって敵は常に炎元素が付着した状態になるためPT構築で氷元素共鳴を発動しても実質元素共鳴なしのPTになります。

そのため、会心率をケアする手段を持たず会心率を元素共鳴や氷風4setに依存したキャラクターとの嚙み合わせがよくありません。

神里綾華(霧切の廻光+氷風を彷徨う勇士4セット)

自身の固有天賦や命の星座によって会心率をケアする方法がないため、氷元素共鳴や氷風4set効果を失うとステータスバランスが難しくなるキャラクターです。

神里綾華のICDルール

・通常攻撃 ICD 3hit/2.5秒

・重撃 ICD 0.5秒(重撃3hitのうち溶解反応は1hitのみ)

・元素スキル ICDなし

・元素爆発 ICD 3hit/2.5秒(2凸含む)

神里綾華は攻撃頻度が高い攻撃が多く、1発あたりの倍率が控えめのため溶解反応によるダメージの伸びがあまりよくありません。

また元素爆発は2凸すると燃焼による炎元素の付着よりも氷元素の付着量が勝り、無限溶解が成立しないため無限溶解にはかなり不向きなキャラクターとなっています。

無凸であれば燃焼がある程度は継続するものの、通常攻撃や重撃を混ぜるだけでやはり燃焼が終了するため無限溶解が成立とはいきません。

溶解の回数が攻撃した回数の半分程度(実際には半分に及ぶことはあり得ませんが)の頻度で起こしたと仮定しても、会心ダメージが200%を超えている前提だと氷元素共鳴+氷風4setの非凍結時の会心率+30%のほうがすべての攻撃に会心率が適用される分、期待値が高くなります。

まとめ

現状では燃焼反応そのものは活かしづらく、水元素の2倍蒸発では1Uの攻撃でもすぐに燃焼が終了。

溶解型アタッカーだと楽団4セットを用いる甘雨が一人勝ちに近い状態です。

今後のアップデートで炎元素の燃焼型アタッカーが実装によって、また燃焼PTの環境が大きく変わってくると思われますが現状では無限溶解は甘雨がメインの運用になりそうです。

最後までご覧いただきありがとうございました!

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