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先日公開した開花編成記事にて「螺旋12層☆36を低コストの育成で攻略が可能という点が開花反応のいちばん大きなメリット」と紹介しましたが実際にどれくらい低コストで可能なのか、クリア可能といってもギリギリのタイムだったり裏のPTで強引にタイム短縮してクリアしてないか?と思われるかもしれません。
ところが本当に育成した水元素のキャラクターひとりいれば余裕で1分前後で螺旋12層がクリアできちゃうんです!
- 元素熟知は水元素のキャラクターひとりで解決!
- 元素反応ダメージはレベル依存のため、水元素のキャラを90Lvにします
- 草元素のキャラクターはレベルも元素熟知も必要ありません
今回は水元素のキャラクター以外のレベル育成・聖遺物厳選・天賦を手抜きで螺旋12層(10月後半)を実際に攻略してきたので、開花編成をビルドする際に何を意識すれば良いかを解説していきます。
基本的な説明は以下の記事で紹介しているため、こちらを先にご覧いただくとより理解が深まると思います。
10分程度で読み終わるので、ぜひ最後までご覧になっていってください!
編成とキャラクター解説
今回編成したチームは凍結開花編成です。
水元素以外のキャラクターを手抜きしたい場合の最適な編成は間違いなく凍結型編成でしょう。
草元素は瞬間的に大量に付着するのではなく、供給を途絶えさせないことで草元素の下地を安定させることが重要です。
そうすることで元素反応ルールにより、必ず珊瑚宮心海の元素熟知を参照することができます。
(参考:【開花解説】元素反応のルール)
自由枠は風元素を編成するとチーム全体の育成が必要になってしまうため、ディオナを編成しました。
- チーム全体DPSは風元素の方が強いですが、育成コストが雲泥の差
氷元素のキャラクターは多数いますが、☆4の入手性とシールドによる育成を手抜きした草元素のキャラクターの保護が目的です。
凍結反応で水元素を消費することができるため、草元素の下地がさらに安定します。
水元素1 | 草元素2(共鳴) | 自由枠1 | |
珊瑚宮心海
【ビルド解説】
開花アタッカーの要になるため、大事なことなので何度も繰り返しますが固定ダメージを持った元素反応の基礎ダメージはキャラクターのレベルで決定するため90Lvであることが重要です。
元素熟知が1000以上あればLv80でも90秒でクリア出来るDPSに達すると思いますが、80Lvの元素熟知1000=90Lvの元素熟知600なので最初から元素熟知が用意できている場合を除いて聖遺物厳選をするよりもレベルを育成した方がコストが軽く回復量の増加などの副次効果を得られてお得です。
武器は祭礼の断片、もしくは魔導緒論で元素熟知をしっかり上げておきましょう。
【聖遺物】
武器と聖遺物はとにかく元素熟知、これだけあれば他は何もいりません。
回復のためにHP%とか元素チャージ%はついてたら良いですが、あれば嬉しいけど実際の戦闘ではなくてもとくに困りません。
金メッキ4setが元素熟知の最高値になりますが、元素熟知700~800もあれば1分30秒くらいでクリアできる火力を出せるのでそこまで理想の聖遺物を揃える必要はありません。
強化したらたまたま元素熟知が良く伸びた聖遺物と、すでに強化済みの元素熟知OPの聖遺物が翠緑しか持っていなかったため翠緑2setになりました。
メインOPが元素熟知であれば、セット効果が無意味だろうと発動していなかろうとクリアするには十分です。
【天賦】
生存補助に関わる天賦だけは6~8Lvあると良いです。
バーバラの場合は元素スキルと元素爆発の天賦を上げましょう。
通常攻撃の天賦は1Lvで問題ありません。
【採用理由】
本来であればキャラクター☆4で統一したかったのですが、採用候補のバーバラは『無限開花』と呼ばれるバグがまだ修正されていません。
修正が予定されたバグを使って「開花反応が強い!」というのは開花反応ではなくバグが強いとなってしまうため、まっとうな開花反応による攻略を紹介するために珊瑚宮心海を編成しました。
もしかしたらすでに修正が入っていて、修正されたうえでなおバーバラは開花反応を異常なレベルで引き起こしているかもしれません。(要検証、Ver3.2アップデート告知まで様子見の予定)
もし現在のバーバラが開花反応のバグが修正済みであった場合、開花キャリーはバーバラの方が適任になります。
珊瑚宮心海とバーバラ、どちらも元素スキルを活用して水元素の付着を増やしつつ、複数の敵を対象にした中範囲の重撃で開花反応を多く発生させて草原核を生成する立ち回りに違いはありません。
コレイ
【ビルド解説】
草元素の付着は旅人(草)の元素付着力と凍結があれば水元素キャラクターの元素熟知参照が安定しており、元素熟知バッファー枠なのでレベル1で投入しても問題ありません。
元素スキルの硬直が長いので、キャラクターチェンジした瞬間に一撃死しない程度のケアをしてあげましょう。
今回の編成では一撃死のケアはディオナのシールドがあるので育成は完全に不要ということで20Lv突破の固有天賦『フライリーフワインダー』だけ開放して投入。
元素共鳴で+80と、教官で+120の元素熟知バフを珊瑚宮心海に掛けるためだけの存在でした。(過去形)
珊瑚宮心海側で開花が安定しすぎたがために『教官』を発動する機会を失ってしまい、草元素共鳴を発動する以外は何の役にも立っていませんでした。
戦闘が苦手な人はLv60突破くらいまで育成すると一撃死の回避と元素付着が安定します。
【聖遺物】
教官4setの効果は出場中に元素反応を起こす必要があります。
注意点として、珊瑚宮心海の元素熟知を参照する場合はコレイは元素反応を起こしたとみなされません。
ローテーションを安定させたところコレイが開花反応を発生する機会がほぼなくなってしまったため、教官をつけていてもバフが発動していない驚愕の事実が判明。
未強化の教官を装備するだけで良いという紹介をしたかったのですが、教官の装備すら実は必要ありませんでした。
- 未強化でもかまわないので確実に効果を発揮できる深林4setを装備するのがベスト
強化済みの会心率冠を装備して西風弓の粒子生成を安定させた方がPTに貢献できそうです。
しかし元素共鳴はPTにチーム4人が揃っていないと発動しなくなってしまうため、生存してもらうためにも花+20でHPの補強だけしてあげましょう。
コレイの元素爆発と2凸込みの元素スキルがあれば主人公の元素爆発の空白時間を埋めるくらいはできるため、元素チャージ効率の砂時計もあれば嬉しい。
けれど優先順位はそこまで高くありません。
旅人(草)
【ビルド解説】
旅人(草)の元素爆発が開花の要になります。
必要エネルギーが80のため、クールタイム終了と同時に再設置するためにも元素チャージだけは250%以上にしましょう。
旅人(草)のレベルや天賦は1レベルでもかまいません。
クールタイム終了と同時に即元素爆発を撃てるようにすることが最も重要です。
元素爆発を発動すると自身を中心に設置時間が12秒、2凸していると最大で15秒の草元素ダメージを与えるフィールドを生成します。
元素爆発の中心にある草蓮灯が水元素に触れるとフィールドの範囲が拡大して複数対象を攻撃するようになるため、開花反応と非常に相性が良いです。
攻略したアカウントは無課金サブアカウントで瞳集めをしていないため1凸で妥協しましたが、思いのほかクールタイムの空白時間が目立ったため2凸はあったほうが良いです。
ベストは『祭礼の剣』ですが、行秋から祭礼の剣を外せない人は『西風剣』か『飛天御剣』を装備して、元素エネルギーが足りていない時はコレイが生成した元素粒子を掠め取りましょう。
【聖遺物】
絶縁2setと☆5の元素チャージ時計を装備したら、あとは元素チャージが増えればなんでもかまいません。
誰も装備していない元素チャージがついた強化済みの☆5聖遺物、なければ未強化の亡命者2setでも良いでしょう。
旅人の元素爆発は倍率に優れるため余裕があれば絶縁4setで会心のバランスを整えるとDPSに貢献することができますが、開花反応がメイン火力の編成になるので元素チャージは余裕がありすぎるくらいにする必要があります。
- ですが手抜きでも余裕だったので、実際に装備している聖遺物はご覧のあり様です
ディオナ
【ビルド解説】
出番が多く元素スキルの予備動作が長いので、ほどほどの育成をしておくと安定します。
シールドは草元素キャラクターの出オチを防ぐことができれば十分なので、目安は60凸くらい。
開花アタッカーへの生存補助は凍結で敵の動きを止めることで被弾機会を減らすことができます。
60Lvじゃサポート力が足りていないという人は、元素チャージ>レベル=天賦の優先度で育成を進めましょう。
目標元素チャージは1凸で200%くらいになりますが、ディオナの粒子生成数は0~5個(フリーズキャッツクロー1つにつき0or1の生成を判定)とブレがかなり激しく下振れるときはとことん下振れるので、元素チャージは上げられるだけ上げておきましょう。
元素スキルの試行回数を増やせる『祭礼の弓』がオススメ、次点のオススメが『西風猟弓』で会心率20~30%あれば大体白粒子を生成することができます。
【聖遺物】
コレイが教官を装備していたため深林4setを装備していましたが、実戦ではコレイの教官がほぼ機能していなかったためコレイに深林4setを装備させて、絶縁2set+千岩2setのような普段使いの聖遺物があればそのまま使用しましょう。
開花反応と凍結のシナジーを積極的に活用したいので、元素爆発をループできるように元素チャージを最優先に。
育成していない草元素キャラクターを保護するためのシールドがすぐ割れてしまう場合は、ディオナのシールドの耐久値の問題ではなく敵とのレベル差で受けるダメージが増減する仕様があるためです。
いくらシールドがあると言えど、低レベルの草元素キャラクターを操作する際は極力ダメージを受けないように立ち回る必要があります。
敵の攻撃を回避するのが苦手な人は、草元素キャラクターのレベルをある程度上げると耐久力を改善できます。
螺旋攻略動画+開花の使い方
今期は後半が雷元素がなければ攻略が難しいため、開花特化の編成で攻略ができるのは前半のみになります。
12層1間 前半 1:03
【戦闘中の開花について】
開花反応は対集団ではかなり上位のDPSを持った攻撃手段です。
元素付着のクールタイムは自身のキャラクターではなく、攻撃を受ける敵に依存しています。
なので敵が増えれば増えるほど一度の攻撃で元素反応を大量に発生することができ、開花反応は周囲の敵を巻き込んでダメージを与えることができるため対集団において開花反応はダメージ効率が非常に高いです。
この範囲攻撃で敵を巻き込める仕様を持っているため、敵が増えれば増えるほどダメージ効率が高くなりすぎてゲームバランスの崩壊とならないように開花反応には2hit/0.5秒のクールタイムが存在します。
【もしも2hit/0.5sのクールタイムがなかったら?】
1回の攻撃でまとめて敵全体に元素付着をした場合
・1体から1つの草原核が生成→ 1体×1個の1hit
・2体から2つの草原核が生成→ 2体×2個の4hit
・3体から3つの草原核が生成→ 3体×3個の9hit
10体巻き込めば100hitのダメージ判定が行われて1回の元素反応を起こす度に敵1体に対して7桁のダメージを与えることに…。
(風元素の吸引を用いるとこれが簡単に実現可能)
敵を多く巻き込むほど『敵の数×2hit』でダメージ効率が高くなるため、開花編成で螺旋を攻略する際に重要なのは敵をいかに誘導できるかに尽きます。
海乱鬼が出現する2ウェーブではたびたび攻撃を中断していますが、これは敵の立ち位置を重なるように誘導しているためです。
生成した草原核が海乱鬼の炎元素もしくは雷元素の攻撃を受けると敵に超開花・烈開花として利用されてしまうため、片方を残して倒してしまうと凍結しなくなって元素のついた攻撃を振り回されて苦戦が強いられてしまうので注意しましょう。
12層2間 前半 0:54
【開花反応で効率よくダメージを与える方法】
元素反応をたくさん起こせば、それだけ草原核が生成されます。
では元素反応をたくさん起こすためにはどうすれば良いでしょう?
- ① 敵を順番に攻撃する
敵に元素が付着する際に、特定の元素が組み合わせることで元素反応が発生します。
この元素の付着にクールタイムがある仕様のことをICD(Internal CoolDown/元素付着クールタイム)と呼びます。
しかしクールタイムはICDを持つ攻撃手段で、同じ敵を連続で攻撃した場合に発生するものなので、複数の敵を順番に攻撃すると最初に攻撃したクールタイムが終わっている場合があります。
クールタイムの基本は2.5秒に設定されているので、3体の敵に対して1秒につき1体ずつ順番に通常攻撃を与えるとすべての通常攻撃が元素反応を起こすことができます。
順番に攻撃することで開花反応の2hit/0.5sのクールタイムを回避もしやすくなります。
- ② ICDがない、ICDが短い攻撃を利用する
ICDの設定はキャラクターごとに設定されているため詳細は省いて、珊瑚宮心海とバーバラのICDについて簡単に解説します。
重撃のICDは0.5秒に設定されているため、重撃を使用するたびに元素付着を起こします。
この編成とローテーションでは草元素の下地を安定化させているため、重撃を行うたびに必ず開花反応が発生するようになっています。
また珊瑚宮心海は元素スキルの化海月がICDなしなので、珊瑚宮心海は1.5秒おきに元素を付着するというお話を聞いたことがある人は多いのではないでしょうか。
そして、実はバーバラの元素スキルも敵と密着していれば高頻度(およそ1秒間隔)で元素を付着しているため、敵にこまかく密着を続けることで珊瑚宮心海の化海月にも劣らない頻度で開花反応を起こすことができます。
むしろ劣らないどころか元素を付着しすぎる仕様が無限開花というバグのような挙動を引き起こしました。
- ③ 凍結反応を利用する
ニィロウでは利用できないコンボが凍結開花です。
凍結反応を利用すると開花反応を多く起こすことができるという仕様が話題にあがっていましたが、この仕様にはさらなるメリットがあります。
それは凍結反応で水元素を消費することができるため、水元素のキャラクターの元素熟知をより確実に参照しやすくなって水元素キャラクター1点育成による開花キャリーが成立しやすいということです。
付着している草元素の消費を抑えるため結果的に元素反応を多く得られる以上に大きなメリットを感じ、この仕様を今回の手抜き育成編成の方針に落とし込むことで「DPSの大半を担うメインアタッカー」としてのキャリーだけではなく「低レベルのキャラクターを引率できる」キャリーに昇華することができました。
ヒーラーが元素反応アタッカーを兼任することで、ヒーラーひとりでPTが完結するようになっています。
12層3間 前半 0:38
【ローテーション】
(1)ディオナ | 元素スキル→元素爆発 |
(2)コレイ | 元素スキル |
(3)旅人(草) | 元素爆発→元素スキル→(祭礼:元素スキル) |
(4)水元素 | 元素スキル→通常・重撃→(心海:元素爆発) |
(5)コレイ | 元素爆発 |
(1)に戻る |
コレイに『教官』を装備している場合は水元素付着→元素スキルでコレイ側で元素反応を1回挟むと元素熟知バフを発動することができます。
(4)でディオナ・旅人(草)の元素爆発フィールドが終了を確認してからコレイの元素スキル、元素爆発を使用することで再度『教官』バフを発動することができます。
ですが教官のバフが発動していなくても苦戦することがまったくなかったため、水元素キャラクターの元素熟知が500~600までしか稼げずにどうしても火力が足りない場合でなければ、このローテーションを意識する必要はありません。
- ローテーションで動くのが難しい人は、草元素フィールドを展開して凍結したら重撃を押しているだけで高火力のコンボが成立します。
まとめ
当初はおふざけのつもりでお試しで使ってみたところ、シチュエーション次第では会心厳選を頑張ったアタッカーよりも火力が出てちょっぴり複雑な気持ち。
しかし強力なのは揺るぎない事実なので、さらに仕様を調べて効率的に開花反応でダメージを出す方法を突き詰めた結果このような形に仕上がりました。
開花反応を狙って起こせない元素生物や限られた時間内に攻撃しなければいけない無相シリーズに恒常からくり陣形、半永久統制マトリックスなどが相手だと相性がすこぶる悪いものの、螺旋は前半・後半どちらかは必ず対多数が多く配置される傾向にあるため極端に開花反応をメタられない限りは☆36安定攻略が可能です。
最後までご覧いただきありがとうございました!
星と深淵を目指せ!
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ライター紹介
- はじめまして!『みつき』と申します。
原神を中心に、ゲームプレイを楽しめるような解説やコラムを執筆してます。
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