【原神】行秋と夜蘭のICD(Internal CoolDown=元素付着クールタイム)の違いついて解説!

行秋と夜蘭のICD解説

『行秋』と『夜蘭』の元素付着はアタッカーの戦闘スタイル(近接・遠隔)や凸の進行によって性能が変化します。

蒸発編成の安定感や開花反応の与えるダメージに大きく関わるICDについての解説です!

  1. 《近接》付着頻度:行秋6凸>夜蘭2凸>行秋0~5凸>夜蘭0~1凸
  2. 《遠隔》付着頻度:夜蘭2凸>行秋6凸>夜蘭0~1凸=行秋0~5凸
  3. 元素付着の回数&頻度は『行秋』は「雨すだれの剣・6凸」、『夜蘭』は「2凸」で変化します!

この記事は5分程度で読み終わるため、ぜひ最後までご覧になっていってください!

キャラゲッ!ライター

執筆:みつき

原神の戦闘にまつわるお話を中心に執筆。

深境螺旋12層☆36クリアを効率よく目指すのに役立つ解説をモットーにしています。

《2アカウント使用》

課金アカウント 祝福+紀行メインで幅広い育成のエンジョイアカウント

無課金アカウント 雷電ナショナル+神羅天征(☆5キャラ4人+☆4武器のみ)で運用3ヵ月目にて螺旋★36達成

ICDとは

Internal Cooldown の略。

ICDの他に元素付着CT(元素付着CD)とも呼ばれます。

元素付着にクールダウンを設けることで、法器キャラクターや元素付与を持ったキャラクターの与える攻撃すべてで元素反応を起こさないように設計されたストッパー的な仕様になります。

一般的にICDは通常攻撃・重撃・落下攻撃・元素スキル・元素爆発・固有天賦で元素ダメージを与える攻撃手段それぞれに独立したICDを持っています。

  • 片手剣と両手剣は通常攻撃と重撃のICDを共有(一部キャラクターを除く)
あくまで元素付着にクールダウンが存在し、元素反応にはクールタイムが存在しません。

俗に云うICD0(ゼロ)と呼ばれる元素付着CTが存在しない攻撃手段を使用した場合、すべてのダメージに対して元素付着(異なる元素が付着時、元素反応)を起こすことができます。

(例:『重雲』元素爆発「3連続溶解」、『八重神子』元素爆発「3連続激化」等)

ICDの挙動

実際に、ICDがどのように働くかは以下のようになります。

・秒数リセット

《2.5秒リセット》

法器や元素付与による攻撃、持続的に元素ダメージを与えられる元素スキル・元素爆発といった多くの攻撃手段は2.5秒で元素付着のクールダウンがリセットされます。

1秒間隔で1回の元素ダメージを与える場合はこのルールにより、以下のタイミングで元素付着が発生します。

1ヒット/1秒時間経過付着
1ヒットカウントスタート
2ヒット1秒経過
3ヒット2秒経過
4ヒット3秒経過>2.5秒リセット

《0秒リセット(ICD0、No ICD)》

法器の重撃、弓のチャージショット等の元素ダメージは元素付着にクールダウンを持ちません。

例:フィッシュルの固有天賦、八重神子の元素爆発、夜蘭の2凸効果等

  • タルタリヤ(断流)、甘雨(霜華の矢・霜華満開)、ティナリ(蔵蘊の花矢)等のチャージショット派生の攻撃手段はチャージショットのICD0ではなく天賦別にICDが設定

《0.5秒リセット》

長柄武器や一部キャラクターの重撃に設定されるクールダウンになります。

  • 片手剣と両手剣は一部のキャラクターを除き、通常攻撃と重撃のクールダウンを共有

例として長柄武器の『胡桃』や法器武器の『クレー』『煙緋』による通常攻撃には3ヒットリセットの一般的なルールが適用されており全攻撃で元素反応を起こすことはできません。

しかし重撃には通常攻撃とは独立した0.5秒リセットのルールが適用されているため、すべての重撃で蒸発反応を起こすことができます。

重撃を活用するキャラクターで例外となるキャラクターは『神里綾華』の重撃は片手剣ルールの通常攻撃・重撃でICDを共有しておらず通常攻撃と独立した重撃専用ICD0.5秒(長柄武器ルール)、『雷電将軍』の「夢想の一心」中の重撃は長柄武器ルールではなく通常攻撃とICDを共有した2.5秒リセット(片手剣・両手剣ルール)となっています。

・ヒットリセット

秒数リセットを持つ元素ダメージは、ヒット回数を満たすことで元素付着を行うことができます。

一般的には3ヒット目でリセットが発生し、秒数リセットが発生するとカウントがリセットされます。

2ヒット/1秒時間経過付着
2ヒット/0秒カウントスタート〇-
4ヒット/1秒3ヒット目、ヒットリセット発生(☆)-☆
6ヒット/2秒4ヒット目付着→6ヒットで3ヒット未満により付着なし--
8ヒット/3秒3秒>2.5秒リセット発生〇-

行秋&夜蘭の元素付着の基本解説

水元素の付着頻度・回数は蒸発反応と開花反応で重要になります。

  • 《近接》付着頻度:行秋6凸>夜蘭2凸>行秋0~5凸>夜蘭0~1凸
  • 《遠隔》付着頻度:夜蘭2凸>行秋6凸>夜蘭0~1凸=行秋0~5凸

蒸発反応を起こすためには「蒸発+その他元素反応」を起こしても常に水元素が付着した状態である必要があります。

開花反応では草元素の下地が安定している場合、水元素が付着した回数=草原核の生成回数になります。

活用法

・炎アタッカーによる蒸発反応の下地

元素の付着頻度が1回ずつしかない場合、水元素の付着がなくなってしまうと水元素の付着が戻りにくくなって炎元素側で蒸発反応が起こせないという負のループが始まります。

水元素の付着回数が2回以上で多ければ多いほど水元素が剥がれてしまっても水元素の下地が取り戻しやすくなります。

付着頻度を高めるには「行秋の『雨すだれの剣』による接触判定」「行秋の6凸効果の解放」「夜蘭の2凸効果の解放」で付着頻度を増やすことができます。

・開花反応による草原核の生成

行秋と夜蘭はどちらも元素熟知を稼ぐ余裕が少ないため、超開花or烈開花を発動する、もしくはニィロウ編成で水3:ナヒーダ1の編成で行秋・夜蘭の元素熟知参照を回避するようにすることを推奨します。

しかし元素反応ダメージは低いものの行秋は6凸効果+雨すだれの剣の条件が揃った場合の付着回数がタルタリヤに次いでトップクラスのため、草原核・豊穣の核編成において最高頻度で開花反応を起こすことで元素反応回数でダメージを稼ぎやすくなっています。

《行秋》の元素付着タイミング&回数(敵単体 全ヒット仮定)

元素付着タイミング

・雨すだれの剣(元素スキル&元素爆発中、接触判定)

・剣雨攻撃(元素爆発)

0~5凸

〇 … 秒数リセット

☆ … ヒットリセット

秒数剣雨攻撃雨すだれ回数
1秒〇-〇(0s)1+1
2秒-☆-〇(2.5s)
3秒-☆1+1
4秒〇--
5秒☆-〇(5s)1+1
6秒-☆-
7秒〇-〇(7.5s)
8秒-☆-1+1
9秒-☆
10秒〇--〇(10s)1+1
11秒☆-
12秒-☆-〇(12.5s)
13秒〇-1+1
14秒-☆-
15秒-☆〇(15s)1+1
16秒〇--
17秒☆-〇(17.5s)
18秒-☆-1+1
合計0~1凸15回
2凸18回
8回0~1凸22回
2凸26回

2ヒットと3ヒットを交互に繰り返すため、1発でも攻撃を外すと2ヒット時に元素付着が発生しない可能性がありますが、全ヒットを前提にした場合は必ず元素付着が起こります。

胡桃やディルックのように近接武器を使用するキャラクターの場合、高頻度の蒸発反応により元素爆発の追加ダメージのみでは水元素が剥がれてしまうため、「雨すだれの剣」による追加付着を持った行秋の方が0~1凸夜蘭よりも高い元素付着力を持ち安定して蒸発反応を起こすことができます。

宵宮や法器キャラクターのように遠距離武器を使用するキャラクターの場合、射程距離は夜蘭の方が長く、毎秒1回の付着にとどまり剣雨攻撃が外れてしまうと2ヒット時に元素付着が行われない可能性があるため、必ず3ヒットが発生する夜蘭の方が安定した元素付着を行えます。

6凸

〇 … 秒数リセット

☆ … ヒットリセット

秒数剣雨攻撃雨すだれ回数
1秒〇-〇(0s)1+1
2秒-☆-〇(2.5s)
3秒-☆--☆2+1
4秒〇-
5秒-☆-〇(5s)1+1
6秒-☆--☆
7秒〇-〇(7.5s)
8秒-☆-1+1
9秒-☆--☆
10秒〇-〇(10s)1+1
11秒-☆-
12秒-☆--☆〇(12.5s)
13秒〇-1+1
14秒-☆-
15秒-☆--☆〇(15s)1+1
16秒〇-
17秒-☆-〇(17.5s)
18秒-☆--☆1+1
合計24回8回32回

剣雨攻撃が5本に増えたことにより、1回の剣雨連携ダメージだけで2回の元素付着が発生するようになります。

蒸発反応の下地が安定するのはもちろんのこと、開花反応の回数が増えることで開花DPSが約1.23~1.45倍に増加します。

《夜蘭》の元素付着タイミング&回数(敵単体 全ヒット仮定)

元素付着タイミング

・玲瓏一擲(元素爆発)

・2凸効果(元素爆発、1.8秒に1回=2回の連携damageにつき1回発動)

〇 … 秒数リセット

☆ … ヒットリセット

秒数玲瓏一擲2凸回数
1秒〇--1+1
2秒☆--
3秒☆--1+1
4秒〇--
5秒☆--1+1
6秒☆--
7秒〇--1+1
8秒☆--
9秒☆--1+1
10秒〇--
11秒☆--1+1
12秒☆--
13秒〇--1+1
14秒☆--
15秒☆--1+1
合計15回8回0~1凸15回
2凸23回

行秋との違いは、ヒット数が必ず3ヒットのため全ヒットを仮定した場合、3ヒットリセットのルールにより1回の攻撃で必ず1回の元素付着が発生します。

そして2凸効果による追加ダメージは「玲瓏一擲」とは別にICDが独立しており、ICD0のため玲瓏一擲とは別に必ず元素付着を行います。

行秋の元素付着頻度は最高値はほぼ机上の空論になりますが、夜蘭は連携攻撃に発生するため実際の戦闘でも理論上に近しい挙動で元素付着を行ってくれます。

胡桃編成に0~1凸夜蘭一人で全重撃で蒸発を起こそうとした場合、最高速度で重撃を繰り出すと元素付着が間に合わなくなるため重撃にディレイをかけて水元素の付着の安定を優先しましょう。

元素付着が足りない場合は夜蘭+行秋2人編成の「往生夜行」編成にするか、重撃を最速で使用するN1Cコンボではなく通常攻撃を2回使用するN2Cコンボがディレイがかかりやすく合計ダメージが高いコンボになります。

N1C = 通常1回重撃コンボ
N2C = 通常2回重撃コンボ

最後に

タルタリヤの断流のような例外を除き、オフフィールドから追加ダメージを与えるサブアタッカー運用でこれほど元素付着面に優れたキャラクターは全元素で見ても中々おらず、水元素は元素反応に最も優秀な元素になるため付着力が高ければ高いほど嬉しい元素になります。

蒸発反応に対して付着頻度を高めるのはあくまで安定を与えるだけになるため体感が難しいですが、夜蘭の2凸効果は超開花反応と、行秋の6凸効果+雨すだれの剣は豊穣の核との相性をさらに良くしてくれます。

最後までご覧いただきありがとうございました!

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