【原神】胡桃の作画資料になりそうな公式情報をチェックしていく

胡桃(フータオ)のキャラデザチェック

瞳に梅の花が描かれたデザインが特徴的な胡桃(フータオ)。

今回はそんな胡桃(フータオ)のキャラデザインを、公式サイトの情報や公式配布3Dモデルなどからチェックしていきたいと思います。

ゲーム内では確認の難しい詳細部分もチェックしていきますので、二次創作や各種考察のお供にお役立てください。

  1. 各種モーション(公式動画)
  2. 胡桃の歌、元ネタの意味
  3. 3Dモデル使用カラー(瞳)
  4. 非対称の装飾について
  5. 気になるポイントをチェックしていく!

この記事は5分で読み終わりますので、最後まで読んでいってくださいね!

胡桃の実践紹介動画でモーションをひと通り確認可能

残念ながら元素スキル使用時などに浮かび上がる特徴的な「蝶」は公式3Dモデルに同梱されていないため、ゲーム内、またはチュートリアル動画等で確認する必要があります。

キャラクターの世界観や各種表情など、これだけでひと通り確認できるのはありがたいですね。公式が出している資料の中では、個人的にいちばん好きです。

胡桃(フータオ)の歌について

胡桃が待機中に歌う「ヒルチャールのお兄さんが病気になった♪…ヒルチャールのお姉さんが看病して♪」は、世界各国にある童謡「テン・リトル・インディアンズ(10人のインディアン)」の中国版のよう。

日本語だとヒルチャールの「お兄さん」と「お姉さん」しか出てこないようですが、中国版では「1番目~6番目」のヒルチャールが登場します。

元ネタの歌詞(日本語訳)

中国版の歌詞も(地域差なのか)若干の違いがあるので、もっともシンプルなものをざっくり日本語訳にしたものをご紹介します。

大きな兎が病気になった、2番目の兎がみています、3番目の兎が薬を買った、4番目の兎がそれを煎じた。5番目の兎が不可解に死んで、6番目の兎が運ばれた。7番目の兎が穴を掘って、8番目の兎が埋めた。9番目の兎が泣いているので、10番目の兎がどうしてと尋ねた。「5番目の兎はもう戻ってこない」

童謡は、日本のものもそうであるように、さらっと怖い意味を含めているものも多いですよね。

この歌詞の「本当の意味」については諸説あるようですが、簡単に紹介します。

  • 大きな兎は権力者。病気になってしまったので、人柱を捧げてでも治療が必要です
  • 2番目の兎が「薬(人柱)」を見繕います
  • 3番目の兎が「薬」を手に入れようとして
  • 4番目の兎が「薬」のもとへ3番目の兎を案内しました
  • 5番目の兎がいなくなり
  • 6番目の兎が(死体となり)運ばれました
  • 7番目の兎が穴を掘り
  • 8番目の兎が(6番目の兎を)埋めました
  • 9番目の兎は愛した5番目の兎を恋しがって泣き
  • 10番目の兎がそれを慰めました。

地域差や解釈は異なるものの、だいたいこんな流れのようです。5番目の兎と6番目の兎は、一緒にいたので殺された、ということのよう。歌をミスリードしたり、より意味深にしたりする役割がありそうですが、6番目、あまりにも貧乏くじ……

わかりやすく「薬」と訳していますが、中国の元の童謡のニュアンスだと、5番目の兎が選ばれたのは「ガイドハーブ」、つまり薬の効果を引き出すおまじない、みたいなものに選ばれたようです。日本でも人柱は柱そのものというより、柱が崩れないようおまじないで人を埋める、というニュアンスが強いと思うので、そこは海外でも同じということなのでしょう。

5番目の兎は「薬」になってしまった説と、もう大きな兎は死んでしまっているので、どこかで逃げ延びて、けれどもう帰ってこない(それが悲しくて9番目の兎は泣いている)。という解釈がある様子。

結局のところ、10番目の兎が9番目の兎に恋をして、邪魔な5番目を消すために大きな兎を病気にしたのではないか、という考察もあるようです。残酷なお話ですが、なぜこれを胡桃が歌っているのでしょう。今後、歌の続きが語られることはあるのでしょうか。「子どもたちに広く親しまれているけれど、実は怖い童謡」の代表として該当の童謡が選ばれただけなのか、何か意味があるのか。

3Dモデルから見る胡桃のデザイン

こちらは2021年11月2日に、模之屋の原神公式アカウントにて公開されている3Dモデル。

こちらは中国版の公式イベントページでも複数回配布していたので、持っている、もしくはMMD動画などを見たことがある!という人も多いかもしれませんね。

胡桃独自の表情モーフも!

胡桃の3Dモデルには、全キャラ共通の表情の他に、ゲーム内で見ることができた「てへぺろ」や「ぺろっ」といった表情も追加されています。これは嬉しい。

逆に、瞳孔部分が☆(星)になる「キラーン」の表情モーフや、瞳が小さくなる「驚愕」のモーフは削除されているよう。瞳をあまり変更したくない意図があるのかもしれません。

余談はさておき、作画資料になりそうな細かいところを見ていきましょう。

胡桃の瞳

使用カラー

瞳孔(F6DECB)
ハイライト下、横(FF9277)
瞳ベース(AF432B)
瞳ベース2(730E06)
瞳影(5B160E)
ぼかし(EB9450)

特徴的な形の瞳孔と、黄色でぼかしたハイライトで、瞳の情報量が非常に多いキャラクターデザインをしています。

瞳孔下の瞳部分(ハイライト?)の中にも梅をイメージさせる三本線があります。これはかなり観察しないと気付くのは難しいんじゃないでしょうか。

胡桃の髪型

帽子を非表示にして確認できる髪型がこちら。原神キャラはポリゴン節約のために、見えないところはそもそも実装されていなかったりするのですが、結構しっかり作られていますね。外す前提?

耳飾りやネックレス、チョーカーなどの顔周りの装飾がないからか、瞳や髪形の華やかさはあるのに華美な印象にはなりません。

葬儀屋らしい印象はここから来るのかもしれませんね。

後ろは大きくジグザグに。ここはかなり丁寧に作られている印象です。

襟は右前

襟部分は若干重なっていて、右手側が前(体側)、左手側が外になっています。日本の着物などと同じ宗教観。葬儀屋なので左前、なんてことはなかったですね。

両手の装飾は左右非対称

左手は親指以外のすべての指に装飾があります。

右手は親指にも装飾あり。人差し指のこれは…ドクロでしょうか、宇宙人?

赤いブレスレッド(数珠?)は右手のみ

日本版原神の公式サイト、キャラクター紹介ページでもイラストからも確認できる赤いブレスレッドは右手のみ。左手にはありません。

足元にも梅の花の装飾

若干グレーがかったソックスに梅の花の装飾。帽子と併せて胡桃の梅のイメージを印象付ける要因になっています。

帽子にあしらわれた梅の花

リボンはかなり濃い青(紺に近いかも)、梅は胡桃自身が育てたもの、という説明がありましたね。

白い彼岸花

プレイヤーが最も長く目にする(こだわる部分)であろう服の背面には、白い彼岸花が描かれています。

花言葉は「また会う日を楽しみに」、「思うのはあなたひとり」。

故人との別れを悲しむのではなく、受け入れつつも思い続けるひたむきさが感じられる言葉です。これは胡桃の祖父のことなのでしょうか。それとも。

裏面は蝶?

服の裏面(胡桃の身体側)には蝶のようなモチーフが描かれています。蝶はキャラ紹介動画や技の使用時に度々登場しているため、なじみが深いのはわかりますが、裏面に隠れるようにして描かれているのは不思議な感じがしますね。

中国では蝶は長寿の象徴なのだとか。また、胡蝶の夢という説話もあります。「蝶になる夢を見たが、果たして本当にそれは夢なのか、今人として過ごしているこの時が、蝶の私が見ている夢なのではないか?」というもの。

こちらのお話も、「結局そんなことはどうでも(どちらでも)いいのだ、今この時をきちんと生きさえすれば」という思想につながるようなので、その点は胡桃の価値観と一致しているかもしれませんね。

ただ、「鍾離先生はまったく別の考えを持っている」というのも気になります。宗教によっては蝶は魂、ないしは「復活」や「転生」の象徴でもあるのですが、そのことを指しているのでしょうか。

神の目

神の目は真後ろから見た場合、若干下向きに傾いています。前傾姿勢で戦うことが多いので、それでも美しく見えるようになのかも。

背中の傾きを強調するデザインで、くびれが美しく見えますね。ドレスを着ているわけでもないのに、シルエットが女性らしく美しいのはここの傾きが印象的だから?

下からあおりで見た神の目はこんな感じ。

ちなみに神の目だけを取り出して、真横から見るとこうなります。

あくまで公式がMMDなどの二次創作用に配布しているモデルではありますが、元はゲーム内で使用されているモデルをMMDでも動くように調整しているものなので、「公式設定」として扱ってもよさそう。本当に宝石のようになっているんですね。

胡桃の作画資料まとめ!

細かいデザインを見れば見るほど謎が深まる胡桃。ミステリアスな彼女が今後、本編でがっつり登場することはあるのでしょうか。楽しみですね。

少しでも皆さんの創作、考察の参考になれば幸いです。