はじめに
8月12日より、二度目となる機関棋譚(きかんきたん)のイベントが開始されました。
バージョン1.3の『海灯祭』で初登場し、今回は復刻となる機関棋譚ですが、新しい機能や機関も加わって、よりパワーアップした姿で戻ってきました!
本記事では、そんな新しい機関棋譚の総合的な攻略法を紹介していきます。
- 機関棋譚とは?
- 使うべき『機関』は?
- 取るべき『くじ』は?
前半では基本的な機関棋譚の遊び方、後半では具体的にオススメの機関やくじを紹介します。
この記事は5分ほどで読み終わりますので、ぜひ最後までお読みください!
機関棋譚って?
一種のタワーディフェンスゲーム
機関棋譚は、ゲームジャンルでいうと『タワーディフェンス』と呼ばれるもので、自動で攻撃をする装置により、敵の侵入を防ぐ事が目標になります。
対局中、プレイヤーは指定のマスのうちどこでも好きな位置に『機関』という自動攻撃をする装置を設置することができます。
これを使って、ルートを通る敵たちを一掃しましょう!
また、主な機関は草・岩を除く各元素の物があり、元素反応を利用することで更に効果的に敵へダメージを与える事が出来ます。この点は原神らしいゲームシステムと言えますね!
キャラの強さは関係ない!
対局中に敵へダメージを与えられるのは機関のみです。
また、対局中は元素オーブを回収することが出来ない為、キャラクターは元素爆発の使用を封じられます。
ですので、いつも最前線で戦っているキャラクターが今回のイベントではベンチ入りしたり、逆にレベル1のキャラが大活躍したりといった事も起こりうる部分も、機関棋譚の面白さの一つです。
今回のリニューアルポイント
前記のように、機関棋譚はバージョン1.3で登場したイベントの復刻ですが、前回よりもパワーアップしています。
細かく々ありますが、ここでは前回から大きく変わり、ゲームシステムに影響を与えているポイントのみご紹介します。
『くじ』機能で更に機関が強くなる!
前回から最も大きく変わった点が『くじ』機能の登場です。
前回は余った奇術点の使いどころがありませんでしたが、今回は『くじ』を引いて、奇術点を消費し、機関を強化したり、ハンデと引き換えに更なる奇術点獲得を目指すことが出来るようになりました。
これの効果は重ねがけも可能であるため、より奇術点を稼ぐ価値も上がりました。
ステージは『布陣』で選択
前回はステージを難易度別で選択する形でしたが、今回はコース別でステージ選択できるようになりました。
紫の穴が敵の出現場所で、水色が守るべきゴールです。事前にじっくりと見て、作戦を考えましょう!
新たな機関
今回、新たにギミック機関『鬼術機関』が登場しました。
禁錮効果があり、効果発動後に破壊される『金縛り』と、狭範囲の敵をノックバックできる『駆逐』があります。
『駆逐』については機関の近くに置いて足止めに、『金縛り』については従来の『一刹轟転』と同じように、ゴール前の安全装置として使用することが出来そうです。
どうやって敵を倒せばいいの?
アタッカーが『機関』になる
キャラクターがダメージを与えられない以上、ダメージを与えて敵を倒すという攻撃の中心的役割は機関が担っています。
これは、ふだんパーティー編成をする際のアタッカーの役割です。
このことから、プレイヤーがすべきこと・動きの意識としては、マルチ秘境でサポーターをするのと似ていると考えてよいかと思います。
ただ、注意点としては元素オーブが溜まらないため元素爆発は使用できないという点です。
なるべく元素の付与がしやすいスキルや通常攻撃を持ったキャラを使用しましょう。
敵を進ませないのがコツ!
機関棋譚を攻略する上で最も重要なのは、敵の足止めをして、なるべく多くの攻撃チャンスを得ることです。
機関は一定間隔で攻撃をすることしかできません。くじ等で攻撃スピードを上げることは可能ですが、多数かつ歩み続ける敵のそれぞれに仕掛けられる攻撃の回数は限られています。
そこで、攻略の要となるのは元素反応やスキルによる足止めです。
具体的には、『凍結』『ノックバック(敵を後ろへ飛ばす)』といった効果が使いやすく、元素反応で言うと『凍結』『過負荷』、もしくは短時間痺れさせることができる『感電』などがおすすめです。
どの『機関』を使うべき?
それぞれの『機関』は攻撃力も攻撃速度も違う!
炎・水・氷・雷・風といった、元素ごとの中心的な機関は、どれも同じように見えて少しづつ攻撃速度が違います。
また、攻撃速度が遅い機関ほど与えられるダメージも大きい傾向があるため、攻撃速度が速い機関を元素反応の起点に、遅い機関を元素反応を起こして大ダメージを与える役割にすると良いです。
以下の表を見ると分かる通り、最も火力が高いのは炎の機関ですが、攻撃速度は最も炎が遅くなっています。
また、対照的に、最も攻撃速度が速いものの、最も火力が低いのが氷の機関になっています。
元素 | 攻撃速度 | ダメージ(攻撃力の〇%) |
炎 | 5秒に一回 | 100%、範囲攻撃 |
水 | 4秒に一回 | 60%、範囲攻撃 |
氷 | 3秒に一回 | 50%、単体攻撃 |
雷 | 4秒に一回 | 80%、単体攻撃 |
風 | 4秒に一回 | 75%、範囲攻撃 |
主力となる元素反応を決める
作戦を立てる際には、まずどの元素反応を使って敵を倒すかを決めましょう。
使用する元素の機関は2種類だけで大丈夫です。
風を加えて3種類にしても良いですが、種類が少ない方が後に『詭くじ』で打撃を受ける確率を下げることができます。
基本的には『凍結』『過負荷』などがおすすめですが、痺れで歩みを遅れさせる『感電』やとにかく高火力で倒す『蒸発』『溶解』『拡散』も選択肢の一つです。
『拡散』で戦う場合は、最も攻撃速度が速い氷の機関と組み合わせるのがおすすめです。
元素反応それぞれの効果は、以下の記事にて紹介しています。
【原神】0からおさらい!元素反応のいろは – キャラゲッ! (chara.ge)
注意すべき敵
出てくる敵によって注意すべき点は2つあります。
ひとつは盾・バリア持ちの敵。
ヒルチャールやアビスの魔術師など、盾やバリアを持っている敵は攻撃を防いでしまうため、まず盾・バリアを破壊できる機関の設置が必要です。
例えば、敵に岩盾を持ったヒルチャールが出現する場合は、弓機関(物理)や過負荷を使って壊すことができます。
盾やバリアに対してはキャラの攻撃が通るため、両手剣や該当元素のキャラで積極的に割りに行くのも良いでしょう。
もう一つは大型の敵です。
遺跡守衛や遺跡ハンターなど、大きな敵はノックバックや痺れが効きません。
弓キャラで目を撃ちながら、高火力を出せる蒸発・溶解・拡散を使って戦いましょう。
2つの元素を2:1で置く
メインとなる元素反応を決めたら、その元素反応に使用する2つの元素の機関のうち、出せるダメージの高い方を2,攻撃速度が速い方を1の割合で設置しましょう。
もし対局中にバランスが悪く元素反応を起こしづらいと感じたら、3:2でも大丈夫です。
例えば、過負荷で戦いたいと考えた時、より火力が高いのは炎機関で、より攻撃スピードが速いのは雷機関ですから、2:1にすると炎2基に対して雷1基といったバランスで配置します。
設置が完了し、対局が始まったら、数が少ない方の元素のキャラを使って、元素を付与する支援をしましょう。
こうすることで、効率よく元素反応を起こしつつ高い火力での攻撃を行うことが出来ます。
更に、ルートが長い場合は、手前側に攻撃スピードの速い機関を置くと確実に火力の高いほうの機関によって元素反応を起こすことが出来ます。
拡散はなんぼあっても困らない
風元素は拡散を起こし、大きなダメージを与えられる上に、一体の敵に付与した元素を周囲の敵に拡げて元素反応を起こしやすくすることが出来ます。
さらに、今回の機関はくじによって引き寄せ機能やノックバック機能を獲得することも可能で、まさに『なんぼあっても困らない』状況となっています。
あまりにも強力すぎるため、なんと風機関だけでの攻略も可能になってしまいました。
風単編成については、こちらのサイトでも以下の記事にて紹介されています。
【原神】今回の「機関棋譚」は『風』が強い!!誰でも簡単にクリアできる「風単編成」の攻略方法をご紹介します!! – キャラゲッ! (chara.ge)
『回収機関』の重要性
『くじ』機能の登場によって、前回の機関棋譚と比べて『奇術点』を稼ぐ価値がぐんと上がりました。
それによって、同時に範囲内の敵が倒されるごとに奇術点を20獲得できる回収機関も存在感を増すことになりました。
対局中はより多くくじを引き、より機関を強化していくことが大切です。
また、回収機関は奇術点を稼ぐだけでなく、敵の移動速度を下げて足止めすることも可能です。
この機能は未強化から-20%がついており、くじで更に強化できます。
ノックバックを利用する場合、他の機関より少し手前(敵がやって来る側)に置いておくと、効率よく奇術点を回収することができます。
取るべき『くじ』はどれ?
くじの種類は主に3つ+『詭くじ』
くじには主な種類が3つ。機関のそれぞれのレベルや能力を上げる、ベーシックな『霊くじ』、ハンデをつける代わりに奇術点を多く獲得できるようになる『勇くじ』、様々な特殊効果のつく『妙くじ』です。
更に、これらのくじは取得する際に一定の奇術点を消費しますが、それの半額で取得できる代わりにデメリットが付いてくるものもあります。そのデメリットを抽選するのが、『詭くじ』です。
基本的には使用する機関の『霊くじ』をたくさん集めつつ、『妙くじ』や『勇くじ』でより奇術点を集め、さらなる『霊くじ』を引く……という流れになるかと思います。
『詭くじ』の効果は機関の破壊、一種類の機関の攻撃レベルを-2、もしくはデメリットなしのいずれかです。
もし消費する奇術点300のくじが半額になるからと引いて、元素の機関が一つ破壊されれば、150の奇術点を節約するために却って建て直しに500の奇術点が必要になります。しかし、デメリットなしのくじや使用していない機関のレベルを下げるくじを引くことが出来れば、損なくお得にくじをゲットできます。
完全に運ゲーのため、『詭くじ』を引くかどうかはご自身の好みで良いと思います。
くじの内容の一覧は、『イベント詳細』から確認することが出来ます。
『改造』くじは絶対に取るべし
くじに『改造』や『新たな能力』という文言が入っている使用機関の霊くじが出た場合、消費奇術点が高くとも必ずそのくじを取るようにしましょう。
特に、金色に輝き奇術点を1500消費するくじは機関の攻撃方法が変化し、能力が大幅に上がります。
もし、使用している機関の改造くじが出たら必ず最優先で取得するようにしましょう。
序盤が余裕なら勇くじもオススメ!
もし序盤が簡単にクリアできるのであれば、ウェーブ1の間に『勇くじ』をいくつか取っておきましょう。
この『勇くじ』は次のウェーブにのみ有効なハンデと奇術点ボーナスを獲得できるため、簡単なウェーブはこれによって更に奇術点を稼ぐことが出来ます。
ただ、次ウェーブが最後の敵であったりする際は、ただでさえ強力な敵をさらに強化してしまうことになります。
『勇くじ』を取るのは序盤だけにしておきましょう。
『元素熟知』が効果的なのは風と雷
元素熟知で特に大きく強化できる元素反応は『過負荷』『感電』『拡散』で、雷・風元素に関わるものです。
ですので、雷機関と風機関を使用する際は、元素熟知のくじも積極的に取っていきましょう。
一方で反対に、凍結・溶解・蒸発といった元素反応は元素熟知から受ける影響が少ないため、これらの元素反応を使用する際は攻撃力アップを中心にくじを選ぶと良いです。
取るべき『妙くじ』は?
『妙くじ』は対局にアクセントを加える要素のため、無理に様々な効果を引くメリットはあまりありません。
特に集めておきたいのは、9番・10番の、異なる礼くじまたは妙くじを3種類所持するごとに全機関を強化できるくじです。また、6番のウェーブ終了時に500ポイントが獲得できるくじは2ウェーブ目までの序盤に登場した場合は獲得しておくと良いです。
また、詭くじを気にせず引きまくるギャンブラーであれば、11番・12番の詭くじを引く度にすべての奇術機関のレベルをアップする効果はデメリットを緩和したり、運が良ければ必要な機関を一気にすべて強化できる貴重なくじです。取っておきましょう。
7番の、レア度の高いくじの出現率アップは、効果の代償にくじの選択肢が抽選の度に1つだけになってしまうため、オススメできません。
くじは重ねがけできる?
くじの効果は基本的に重ねがけが可能です。
例えば『基礎攻撃の影響範囲+133%』というくじを2回取ると、基礎攻撃の影響範囲が+266%になります。
『所持している霊妙くじ』の欄において文字が茶色になっている数字が重ねがけ可能な部分になります。
使用機関を強化する『くじ』が出てこない場合
挑戦を開始すると、ステージによっては対局のなかでくじに出てこない2種類の元素がランダムに決まります。
もし、何度か再抽選を行っても自分の使用したい機関のくじが出てこない!という場合は、くじ画面の左上やステージ詳細にある『今回の対局には以下の霊妙くじは出現しません』の部分を確認してみてください。
ステージによって一部の元素が固定で強化不可であったりもするようですが、対局をやりなおしたり、強化できる元素の中で作戦を考えると良いでしょう。
まとめ
機関棋譚はできることが少ないように見えて、様々な工夫ができるゲームです。
普段の原神とは一味違ったゲームを楽しめるイベントですが、それゆえに何をすべきかわからない、苦手だと感じる旅人さんも多いと思います。
この記事が、機関棋譚をただの作業にせず、楽しんで攻略する一助になれば幸いです!
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