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「大地を流浪する楽団」のセット効果・装備すべきキャラ・聖遺物にまつわるストーリーについてご紹介しています。
聖遺物「大地を流浪する楽団」について解説します。
みなさんこんにちは、「横島先生」です。
本日は、聖遺物「大地を流浪する楽団」についてざっくばらんにお話したいと思っています。
2セット効果と4セット効果にあまり関連が見られない、めずらしいタイプの聖遺物となります。
両セットともに、刺さるキャラクターには非常に効果的な効果となっております。
ではさっそく、詳しく見ていきましょう。
- 聖遺物「大地を流浪する楽団」のドロップ場所
- 聖遺物「大地を流浪する楽団」のストーリー
- 聖遺物「大地を流浪する楽団」の性能
- 2セット効果「元素熟知アップ」について
- 4セット効果「重撃ダメージアップ」について
- 聖遺物「大地を流浪する楽団」4セットを装備すべきキャラクター紹介
この記事は3分程度で読み終わりますので、さいごまでお付き合いください。
聖遺物「大地を流浪する楽団」のドロップ場所
「大地を流浪する楽団」は、「週ボス・無相・純粋精霊・爆炎樹・急凍樹」などから入手できます。
何れも必要樹脂が「40」のコンテンツであるにも拘らず、「剣闘士のフィナーレ」とのランダムドロップ(しかも1個)であるため、意図的に厳選することが非常に難しい聖遺物と言えます。
また、Ver2.0で実装された「聖遺物廻聖」でも生成することが出来ますが、星5聖遺物を実質2つロストすることになります。
星5聖遺物は貴重な経験値だったりするので、この方法はあまりおすすめしておりません。
聖遺物「大地を流浪する楽団」のストーリー
楽器を片手に、世界中を旅していた楽団(オーケストラ)の物語です。
時代は1000年前とのことですので、ヒルチャールが出没しはじめたり、モンドではヴァネッサが貴族に対して反乱を起こしたりと、なかなかに「きな臭い時代」と言えます。
楽団のメンバーはいずれも剣や弓の名手でもあり、迫りくる敵を排除しながら世界中に音楽を届けました。
と、ここまでが聖遺物のフレイバーテキストに描かれた「楽団」にまつわる美しい物語です。
しかし、「楽団」の物語には続きがあり、武器「流浪楽団シリーズ(笛の剣、鐘の剣、流浪楽章、絶弦)」のフレーバーテキストで触れられております。
「流浪楽団」は旧貴族に対して反乱を起こします。
この反乱は失敗し、あるものは最後まで奮闘して戦死し、あるものは捕まって剣闘士奴隷となり、またあるものは再起を図るべく反乱のための秘密結社を作ります。
「楽団」は反乱の失敗を契機に1000年前に解散しますが、彼らの残した意思は、血の流れとともに受け継がれていくこととなります。
聖遺物「大地を流浪する楽団」の性能
2セット効果、4セット効果ともに使用者を選ぶ性能となっております。
2セット効果は「元素熟知+80」であり、元素反応のダメージを上昇させる効果となっております。
一方、4セット効果は「該当聖遺物セットを装備したキャラが法器、弓キャラの場合、キャラの重撃ダメージ+35%」であり、「重撃」のダメージが大きく上昇する効果となっております。
2セット効果と4セット効果をそれぞれ詳しく説明いたします。
セット効果「重撃ダメージアップ」について
「大地を流浪する楽団」の2セット効果
「大地を流浪する楽団」の2セット効果は「元素熟知+80」です。
「元素熟知」は『元素反応のダメージ(だけ)を上昇させるパラメータ』となっております。
ダメージ計算式は割愛しますが、「元素熟知が80上昇」することで元素反応ダメージがどの程度上昇するかの目安を載せておきます。
下の説明を見て頂ければお気づきになると思いますが、「元素熟知」のパラメーターは、『固有値系』元素反応(過負荷、超電導、感電、氷砕き、拡散)のダメージに大きく影響します。
「元素熟知+80%」によるダメージ上昇割合
元素熟知(0→80) | 元素熟知(500→580) | 元素熟知(1000→1080) | |
蒸発・溶解 | 15%アップ | 4.8%アップ | 2.4%アップ |
過負荷、超電導、感電、氷砕き、拡散 | 62%アップ | 9.5%アップ | 4.4%アップ |
上の表のように、「元素熟知」は盛れば盛るほど元素反応のダメージは大きくなりますが、上昇割合はどんどん小さくなっていきます。
元素熟知「1」あたりのダメージ上昇量(元素熟知「0」の時のダメージを100%とした場合)
元素熟知(0→1) | 元素熟知(500→501) | 元素熟知(1000→1001) | |
蒸発・溶解 | 0.19% | 0.11% | 0.07% |
過負荷、超電導、感電、氷砕き、拡散 | 0.77% | 0.51% | 0.36% |
上昇量で見た場合でも、「元素熟知」を盛れば盛るほど上昇量が小さくなることがわかります。
もっと細かく計算したい方のために、元素熟知によるダメージ係数の計算式(概算式)も載せておきます。
「蒸発・溶解」反応のダメージ計算式
ダメージ量 = 元になるダメージ量 × 反応倍率 × (1 + 元素熟知係数)
反応倍率 = 1.5(水→炎、炎→氷) or 2.0(炎→水、氷→炎)
元素熟知係数(概算) = (0.001982711 - (0.0000007995 × 元素熟知))× 元素熟知
「過負荷、超電導、感電、氷砕き、拡散」反応のダメージ計算式
ダメージ量 = キャラクターレベル毎の固有値 × 反応倍率 × 元素熟知係数
キャラクターレベル毎の固有値(例) = 382(レベル70)、538(レベル80)、723(レベル90)
反応倍率 = 1.0(超電導)、1.2(拡散)、2.4(感電)、3.0(氷砕き)、4.0(過負荷)
元素熟知係数(概算) = (0.007996002 - (0.0000025961 × 元素熟知))× 元素熟知
4セット効果「重撃ダメージアップ」について
「大地を流浪する楽団」の4セット効果
「大地を流浪する楽団」の4セット効果は「該当聖遺物セットを装備したキャラが法器、弓キャラの場合、キャラの重撃ダメージ+35%」です。
この4セット効果を最大限に発揮するためには、幾つかの要点を抑えておく必要があります。
片手剣キャラ、大剣キャラ、長柄武器キャラには適用されない
これは効果の内容そのままとなりますが、「法器、弓キャラ」にしか効果が適用されません。
間違っても片手剣キャラ、大剣キャラ、長柄武器キャラには装備させないようにしましょう。
元素スキル中のタルタリヤのように一見すると「片手剣」を装備しているように見えるキャラでも、実際には「弓キャラ」となるため、「楽団」の4セット効果は発動されます。
「重撃ダメージ」の取り扱いについて
原神のダメージ計算はざっくり説明すると以下のような式になっています。
与ダメージ量 =『基礎攻撃力』×『攻撃力(%)』×『会心ダメージ(%)』×『○属性ダメージ(%)』×『天賦倍率(%)』
通常攻撃・重撃・落下攻撃のダメージ倍率は、基本的には「天賦倍率(%)」で管理されています。
「天賦倍率(%)」は通常攻撃系の天賦レベルを上げることにより上昇します。
一方、(ややこしい話ですが)「大地を流浪する楽団」4セット効果の「重撃ダメージ+35%」は、「天賦倍率(%)」ではなく「○属性ダメージ(%)」が上昇します。
これは、4セットを装備した上で重撃によるダメージを与えた場合、「全属性(物理も含む)ダメージ」が上昇するという仕様です。
どのみちダメージ量が上がるんだからどっちでもいいじゃん。
という話ではあるのですが、究極的に聖遺物の厳選を進めていくと、考慮しなくてはならない要素となります。
今は不要でも、頭の片隅にでも残しておいていただければ、ゆくゆくは役立つと思います。
通常攻撃や落下ダメージには適用されない
「通常攻撃系」天賦で一括りにされているダメージは、「通常攻撃ダメージ・重撃ダメージ・落下ダメージ」となります。
「大地を流浪する楽団」4セットの効果は、「重撃ダメージ」にだけ適用されるため、「通常攻撃ダメージ」や「落下ダメージ」は上昇しないのでご注意ください。
そのため、通常攻撃メインで戦う「ディルック」や「エウルア」などの大剣キャラクターとは相性が良くありません。
聖遺物「大地を流浪する楽団」4セットを装備すべきキャラクター紹介
「大地を流浪する楽団」4セットと相性が良いキャラ一覧
基本的な考え方
「楽団」4セットを装備するということは、「剣闘士」2セットのような「攻撃力アップ」の聖遺物や、「炎魔女」2セットのような「○属性ダメージアップ」の聖遺物が装備できなくなるということです。
「楽団」のセット効果である「元素熟知アップ」と「重撃ダメージアップ」の恩恵が、「攻撃力アップ」や「○属性ダメージアップ」の効果を上回らなければなりません。
特に、「元素スキル」や「元素爆発」のダメージ量には一切寄与しないので注意が必要です。
つまり、「楽団」4セットが相性が良いキャラクターは、
「重撃メイン」で戦いつつも、「通常攻撃・元素スキル・元素爆発」に頼らないキャラクター
ということになります。
この条件を満たすキャラクターを何名かご紹介いたします。
甘雨(カンウ)
二段チャージショットの威力を最大限活用するためのビルドとなります。
「楽団」では元素スキルや元素爆発のダメージ量は上がりませんが、その分、2段チャージショットに活路を求めることとなります。
元素スキルや元素爆発の届かない「超長距離」での戦闘が好きな方には、おすすめの構成です。
モナ
モナをメインアタッカーとして使用し、重撃で頻繁に元素反応を発生させることを想定した場合には、強力なビルドとなります。
アンバー
プロ仕様のビルドとなります。
アンバーは弱点攻撃をおこなうと「攻撃力+15%」のバフが付与されますが、それをチャージショット(重撃)で頻発させていくことにより、バフを発生させつつ「楽団」4セット効果の恩恵を受けることができます。
煙緋(エンヒ)
煙緋の強力な重撃を活かしていくビルドとなります。
あらかじめ敵に水属性を付与した上で、煙緋の重撃で蒸発反応を狙っていくと大ダメージを叩き出すことができます。
バーバラ
バーバラの倍率の高い重撃を活かしていくビルドとなります。
やはり、蒸発反応を意識して使っていくと良いと思います。
Ver2.0で実装予定の宵宮(よいみや)の元素爆発とはかなり相性が良いはずです。
聖遺物「大地を流浪する楽団」のまとめ
ここまでお読みいただきありがとうございました。
本日は、聖遺物「大地を流浪する楽団」についてざっくばらんにお話しさせていただきました。
一言(二言?)で表しますと、
2セット効果の「元素熟知アップ」は元素反応(特に固有値系)メインで戦うキャラクターと相性が良い
4セット効果は「重撃メイン」で戦いつつも、「通常攻撃・元素スキル・元素爆発」に頼らないキャラと相性が良い。
ということになると思います。
ドロップが週ボスなどになるため厳選がしづらいという欠点もあり、4セット効果はあまり人気は無いようです。
一方、刺さるキャラには刺さるため、運よく良ステータスの「楽団」が揃ったら、4セット効果も試していただければと思います。
本日はここまでとさせていただきます。
ではでは。
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ライター紹介
- こんにちわ、『横島先生』と申します。
工学の博士号を持つ異色のゲームライターです。
ネットゲーム歴は長く、「Diabro2」や「Age of Empire2」などの海外ゲームから入り、国産ゲームでは「FF11」を長くプレイしておりました。
現在はmihoyo社の「原神」に出会い、熱中しております。
皆様に有意義な情報をお伝えしたいと考えておりますので、何卒、よろしくお願いします。
twitterアカウント:https://twitter.com/yokoshimasensei
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