【原神】海外で人気の「Melt Shotganyu」編成を紹介!!有名な編成から学ぶパーティの組み方の基本!!

この記事は、パーティ編成の基本的な考え方を、有名な編成から学んでいくシリーズです。

海外で人気の「Melt Shotganyu」編成からパーティ構築の基本を学びます。

みなさんこんにちは、「横島先生」です。

本日は、国内や海外でよく使用されている有名なパーティ編成をご紹介しつつ、パーティ編成の基本についてご説明します。

初心者の方はもちろんのこと、ある程度ゲームに慣れてきた方でも、パーティ編成で悩むことは多いと思います。

インターネットで優れたパーティ編成を調べようとしても、所持していない武器やキャラクターもあるため、自分に適した編成を探し出すことは困難です。

また、人によってプレイングや価値観が異なるため、誰かの推奨しているパーティが自分に適しているとは限りません。

このように、一概にパーティ編成の考え方を説明することは難しく、ぶっちゃけて言ってしまえば、「色々な編成を研究して、自分の感覚にあったパーティ編成を探していくしかない」ということになります。

そのような背景の元、今回は、海外のプレイヤーによく採用されている編成である「Melt Shotganyu」編成についてご紹介します。

パーティ編成を考える上での重要なエッセンスが、「これでもか」というほど大量に詰め込まれた編成となっております。

この編成を組むためのキャラクターが揃っていなくても、学ぶべきところが多いと思います。

この記事が、みなさまが「自分にとっての最適なパーティ」を考える上での一助になればと思っています。

5分程度で読み終わりますので、さいごまでお付き合いいただければ幸いです。

「Melt Shotganyu」編成とは?

基本的に、「甘雨・香菱・鍾離・ベネット」の4人から構成されるパーティです。

「Melt Shotganyu」編成の名前の由来は、Melt(溶解)反応と甘雨の2段チャージショットを主軸としており、shotgun(ショットガン・散弾銃)と甘雨の英語名のganyuを掛け合わせたものと言われています。

強力な元素反応である「溶解反応」を最大限に活かした編成であり、海外プレイヤーが深境螺旋を攻略する際に採用しているようです。

この編成の最大の特徴は、

甘雨という強力なメインアタッカーのダメージを、「溶解反応」で最大限に伸ばす編成

という点にあります。

ですので、「甘雨」を同じ氷属性のメインアタッカーである「神里綾華」に替えても機能します。

また、「溶解反応」と同じ「倍率系の元素反応」である「蒸発反応」を引き起こせる、水属性メインアタッカーの「タルタリヤ」でも良いと思います。

「香菱」と「ベネット」はほぼほぼ確定枠ですが、「鍾離」のポジションは、シールドを張れれば良いため、「アルベド」や「ディオナ」での代用も可能です。

ここでは、以下の順で詳しく解説していきたいと思います。

  1. 各キャラクターの簡単な説明
  2. 「Melt Shotganyu」編成の基本的なムーブ
  3. 溶解反応のしくみ
  4. キャラクター間のシナジー

各キャラクターの簡単な説明

甘雨(カンウ)

元素爆発と2段チャージショットによるダメージディーラー、および、氷属性付与を担当します。

武器はダメージが出せるものを装備し、聖遺物は「氷風を彷徨う勇士・追憶のしめ縄(or 剣闘士のフィナーレ)」2セットがおすすめです。

また、鍾離と組むのであれば、火力とシールド強化を担える「逆飛びの流星」4セットが強力です。

「倍率系の元素反応」を引き起こせる、「神里綾華」や「タルタリヤ」でも代用が効きます。

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香菱(シャンリン)

「元素爆発によるダメージ」、「炎元素付与」および「炎属性の元素共鳴」を担当します。

原神をプレイしていく上で、まず押さえておきたいのが、「サブアタッカー」という概念です。

香菱は通常攻撃が非常に弱いため、他のゲームで見られるような「メインアタッカー」のような動きは期待できません。

一方、元素爆発が非常に強く、使用後にキャラクター交替をしても敵にダメージを与え続けてくれるという性能になっております。

また、継続してダメージを発生するだけでなく、継続的に敵に「炎元素を付与」することができます。

このように、通常攻撃は行わないものの、元素スキルや元素爆発などでワンポイントでダメージを稼ぐ役割を「サブアタッカー」と呼びます。

非常に強力な元素爆発を持っているため、香菱を活躍させるためには、「どのように元素エネルギーを溜めて、元素爆発を回転させていくか」を考えていく必要があります。

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鍾離(ショウリ)

「シールド付与」、「敵の耐性ダウン」および「元素爆発によるダメージ」を担当します。

鍾離は元素スキルにより、10,000以上のダメージに耐えるシールドを張ることができます。

シールドが張られている間は、「ダメージを受けない」だけでなく、「中断耐性が100%」になり、攻撃モーションが中断されることがありません。

また、このシールドの近くにいる敵に、「全属性耐性と物理耐性-20%」のデバフを付与します。

一方、元素爆発のダメージ量も大きく、鍾離を2凸していれば、元素爆発でもシールドを張ることができます。

このように、強力なシールドとデバフを『簡単に』付与しつつ、ダメージも稼ぐかとができるため、鍾離は「最強キャラクターの1人」と呼ばれています。

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ベネット

「炎元素付与」、「元素粒子発生」、「攻撃力バフ」、「回復」および「炎属性の元素共鳴」を担当します。

担当できる役割が非常に多く、これがベネットが「(星4・星5問わず)最強のサポートキャラの1人」と呼ばれる所以となります。

ベネットは、クールタイムの短い元素スキルによって、頻繁に「元素粒子(炎)」を稼ぐことができます。

また、元素スキルによって敵に炎元素を付与することができますが、その付着時間が長いという特徴があります。

一方、炎属性のキャラクターをパーティに2人加えることによって発動する「炎の元素共鳴」が強力であり、パーティ全体に「攻撃力+25%」という強力なバフを掛けることができます。

そして、ベネットの真価は元素爆発となります。

元素爆発によって自分を中心に12秒間継続するフィールドを展開しますが、そのフィールド内にいるキャラクターは、「非常に高い攻撃力バフ」と「高頻度の回復」の恩恵を受けることができます。

この元素爆発が、「必要エネルギー60」と「クールタイム15秒」という軽い条件で発動できるため、容易に回転させることができます。

関連:【原神】ベネットについてブログ調に語りたい!!星4なのに強い!!装備や使い方などについてご紹介します!!

「Melt Shotganyu」編成の基本的なムーブ

(↑ YouTubeの「Zy0x」さんの動画となります。)

鍾離の元素スキルでシールドを張り、香菱とベネットで敵に炎元素を付与し、甘雨の2段チャージショットで「溶解反応」を起こして大ダメージを与えるのが基本方針となります。

ポイントは2点あり、

①敵に効果的に「炎元素」を付着する。
②甘雨の2段チャージショットを安全に撃つ。

という点です。

①に関しては、炎元素の「付着機会の多い」香菱の元素爆発、および、「付着時間が長い」ベネットの元素スキルで担当します。

②に関しては、甘雨の最大の弱点である「チャージ中に攻撃を受けると中断される」点を、鍾離の強力なシールドで完全サポートします。

その他、様々な「シナジー」が組み込まれていますので、1つ1つ詳しくご紹介させて頂きます。

溶解反応のしくみ

溶解反応は、「氷元素が付着している敵に炎属性攻撃を当てる」または「炎元素が付着している敵に氷属性攻撃を当てる」ことで発生する元素反応となります。

よく、「氷⇒炎」や「炎⇒氷」と表現されます。

また、溶解反応は「倍率系の元素反応」と表現されることがあり、「元素反応を発生させた攻撃のダメージを2倍(または1.5倍)にする」効果があります。

例えば、氷属性が付着している敵に炎属性の攻撃を当てた場合、炎属性単体のダメージが10,000であったなら、溶解反応の影響によって20,000のダメージが発生します。

このような「倍率系の元素反応」には、「溶解反応」と「蒸発反応(こちらは炎と水)」があります。

(それに対して、「感電反応」や「拡散反応」などは「固定値系の元素反応」と呼ばれており、発生させて攻撃のダメージではなく、キャラクターのレベルに応じたダメージが発生します。)

「固定値系の元素反応」は「元素熟知」の影響を大きく受けますが、「倍率系の元素反応」は「元素熟知」の影響が小さい(元素熟知がそこまで重要ではない)という特徴もあります。

一方、「倍率系の元素反応」は、どちらの属性で反応を起こしたかによってダメージ倍率が変わります。

例えば、溶解反応であれば、「炎⇒氷は1.5倍」、「氷⇒炎は2倍」のダメージ倍率となります。

今回ご紹介している「Melt Shotganyu」編成は、甘雨の2段チャージショットによる氷属性攻撃で溶解反応を起こすため、「炎⇒氷は1.5倍」となり、小さい方の倍率を採用していることになります。

一方、「氷⇒炎」の場合はもともと付着していた氷元素が「一瞬で」消えるのですが、「炎⇒氷」の場合は炎元素が残ることが多いので、「連続で溶解反応を発生させる」ことも可能です。

キャラクター間のシナジー

甘雨と香菱のシナジー①

香菱の元素スキルや元素爆発で敵に頻繁に炎元素が付与できるため、甘雨の2段チャージショットでの溶解反応が狙いやすいです。

甘雨と香菱のシナジー②

甘雨と香菱の元素爆発は、両方とも「長時間」・「継続的に」・「大きなダメージ」を敵に与えることができます。

この2つの元素爆発は、「氷元素」と「炎元素」を敵に付着するため、頻繁に「溶解反応」が発生し、ダメージ量を更に上昇させます。

甘雨と鍾離のシナジー

甘雨は強力な2段チャージショットを撃つことができますが、チャージ中に攻撃を受けると中断してしまうという弱点を持っています。

一方、鍾離は強力なシールドを張ることができ、シールドを維持している間は「中断耐性100%」となります。

したがって、鍾離のシールドが生きているうちは、甘雨は安全に2段チャージショットを撃つことができます。

甘雨とベネットのシナジー①

甘雨の元素スキルは、敵への「炎元素付着時間が長い」という特徴を持っています。

そのため、氷元素を当てて「溶解反応」を発生しても、炎元素が消えにくいという性質があります。

これを利用し、

「ベネットの元素スキル」⇒「甘雨の元素スキル」⇒「甘雨の2段チャージショット」

のムーブにより、甘雨の元素スキルと2段チャージショットの1段目と2段目が全て溶解反応を起こし、「3連溶解反応」により、大ダメージを与えることが可能となります。

甘雨とベネットのシナジー②

ベネットの元素爆発により、甘雨の2段チャージショットと元素爆発の火力を高めることができます。

甘雨の元素爆発のダメージ量は、「発動時の攻撃力」に依存するため、発動時にベネットの元素爆発のフィールドの上にいる必要があります。

香菱とベネットのシナジー①

炎属性のキャラクターをパーティに2人加えることにより、「炎属性の元素共鳴」が発揮されます。

元素共鳴の効果は、「攻撃力+25%」となっております。

非常に大きな攻撃力バフを、何の苦労もなくパーティ全体に付与できるため、強力なシナジーと言えます。

香菱とベネットのシナジー②

ベネットの元素爆発により、香菱の元素爆発の火力を高めることができます。

香菱の元素爆発のダメージ量は、「発動時の攻撃力」に依存するため、発動時にベネットの元素爆発のフィールドの上にいる必要があります。

香菱とベネットのシナジー③

香菱の元素爆発は強力なのですが、香菱自体が元素エネルギーを稼ぐのが苦手な上、必要な元素エネルギーが多いという欠点を持っています。

ベネットは、短いクールタイムの元素スキルによって、炎属性の元素エネルギーを効果的に稼ぐことができるため、香菱の元素エネルギーのトス役を務めることができます。

鍾離とパーティ全体のシナジー

鍾離が生成したシールドの近くにいる敵には、「全属性耐性と物理耐性-20%」のデバフを付与されます。

甘雨は弓キャラではありますが、この編成では接近戦で戦うことが多いため、シールドによるデバフ効果の恩恵を十分に受けることができます。

ベネットとパーティ全体のシナジー

ベネットの元素爆発のフィールドは、攻撃力バフだけでなく「回復」を行うこともできます。

1回1回の回復量をそこまで大きくないのですが、他のヒーラーのフィールドとは異なり、「毎秒」回復をおこなうため、全体の回復量が高くなるだけでなく、敵からのダメージをこまめに回復することが可能です。

(回復が間に合わずにHPが0になるということがほとんどありません。)

「Melt Shotganyu」編成のまとめ

 

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

本日は、国内や海外でよく使用されている有名なパーティ編成をご紹介しつつ、パーティ編成の基本についてご説明しました。

大分、長い文章となってしまいましたが、様々なシナジーが組み込まれていることをご理解いただけたと思います。

「Melt Shotganyu」編成は強い構築ではありますが、その理由は、色々なシナジーを考慮して、適切にパーティが編成されているためです。

重要なことは「甘雨・香菱・鍾離・ベネット」の4人でパーティを組むことではなく、キャラクターを理解し、シナジーを効果的に組み込んでいくことです。

この編成から、「強いメインアタッカー1人を、他の3人で強力にバックアップする」ための多くの仕組みを学ぶことができると思います。

今後も、有名なパーティ編成について解説させていただきますので、キャラクターの特徴やシナジーなどを熟知していただき、自分のお手持ちのキャラクターで、自分に合ったパーティを編成できるようになって頂ければ幸いです。

では、本日はここまでとさせていただきます。

ではでは。

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ライター紹介

横島先生
こんにちわ、『横島先生』と申します。
工学の博士号を持つ異色のゲームライターです。
ネットゲーム歴は長く、「Diabro2」や「Age of Empire2」などの海外ゲームから入り、国産ゲームでは「FF11」を長くプレイしておりました。
現在はmihoyo社の「原神」に出会い、熱中しております。
皆様に有意義な情報をお伝えしたいと考えておりますので、何卒、よろしくお願いします。
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