【原神】八重神子を引くべき3つの理由・スルーすべき3つの理由

  • 八重神子が復刻するけれど引くべきなのだろうか?
  • 今後実装される新キャラクターのために原石を溜めておくべき?
  • 有名Youtuberが完凸してるけど強いの?

八重神子は人気キャラクターであり、稲妻編ではメインストーリーに大きく絡むキャラクターでした。そのため、復刻された際にはガチャを回したいと思うプレイヤーも多いと思います。

一方、ガチャを回すための原石は有限であり、八重神子を引いてほんとうに役に立つかどうかを気にしている方も多いと思われます。

私は「原神スタートダッシュ勢」「課金額が100万円を超えている」という重課金プレイヤーです。また、ブログライターとして『月間50万PV(閲覧数)』以上の実績を持つ原神プレイヤーです。

そんな筆者が「八重神子を引くべき理由・スルーすべき理由」について、1万文字を超える熱量で解説させていただきます。この記事をお読みいただければ誰でも完璧に八重神子を理解し、後悔なくガチャを回す(または回さない)決断ができるようになります。

私(筆者)個人としては「強いか・弱いか」ではなく、「納得してガチャを回したかどうか」が重要であると考えています。

そのため、事前に過不足なくきっちりとした情報を入手することにより、後悔のない満足したガチャが回せると思っています。

わらわが引く価値があるかどうかをじっくりと見定めてから、ガチャを回してもらいたいのじゃ。

八重神子に関する基礎知識

八重神子に関する基礎的な事項(元素スキル・元素爆発の詳細、適した聖遺物・武器、相性の良いキャラクター・編成など)については、以下の記事をご参照ください。

【原神】八重神子(やえみこ)についてブログ調に語りたい!!評価・復刻時期・聖遺物・武器・編成・人物像・魅力についてご紹介します!!

この記事では、わらわに関する最低限の知識があることを前提にして説明を進めていくのじゃ。
1からわらわの性能を説明してしまうと、記事のボリュームが凄まじいことになってしまうからのう。
初心者の方は申し訳ないのじゃが、上の記事を一読してから読み進めてほしいのじゃ。

八重神子を引くべき3つの理由

八重神子を仲間に迎える際に必ず知っておきたい事項は以下の3つとなります。

  1. 魅力①:「激化反応」の実装で再評価されたキャラクター!!
  2. 魅力②:聖遺物「金メッキの夢」の実装が追い風!!
  3. 魅力③:「ナヒーダ」の実装により最強クラスのキャラクターに!!

上記の3つの要素は八重神子を活用していくうえで必ず意識すべき内容となります。八重神子を仲間に加えているもののうまく使いこなせていないという方は、この3点を意識してプレイしてみると、八重神子の評価が数段階上がります。

逆に言ってしまうと、この3つの要素に魅力を感じないプレイヤーは八重神子を引くべきではありません。

わらわの魅力はすべて「元素反応」に起因するものなのじゃ。
そのため、元素反応に魅力を感じないプレイヤーはまだわらわを引かない方がよいぞ。

魅力①:「激化反応」の実装で再評価されたキャラクター!!

八重神子は実装当初(2022年2月15日)はかなり微妙な評価をされたキャラクターでした。

この記事の後半(八重神子をスルーする3つの理由)でも説明しますが、火力が「並」クラスであるにもかかわらず、操作性が非常に悪かったためです。

しかし、ver3.0で草元素が実装されたことにより評価が一変します。草元素と雷元素の間で発生する「激化反応」が八重神子と非常に相性がよかったためです。

ここでは、八重神子と激化反応の相性のよさについて詳しく説明いたします。

激化反応と相性がよいキャラクターとしては『セノ』が注目されがちじゃが、わらわとの相性もすこぶるよいのじゃ!

「激化反応」は元素熟知の影響を大きく受ける

「激化反応」は草元素と雷元素の2つの元素が接触すると発生する元素反応です。そして、そのダメージは元素熟知のステータスが大きく影響を与えます。

激化反応についての詳細は以下の記事を参照ください。

【原神】超強い「激化反応」の仕様(発生方法・ダメージ計算・元素付着CT)と運用方法をご紹介します!!

八重神子は固有天賦の効果により、元素熟知を上昇させることにより元素スキルの「雷元素ダメージバフ」を高めることができます。そのため、元素熟知を上昇させやすいキャラクターと言えます。

【八重神子の固有天賦】

八重神子の元素熟知の数値が1につき、殺生櫻(元素スキルの生成物)によるダメージ+0.15%。

八重神子はもともと元素熟知を重点的に育成するキャラクターであったため、元素熟知の影響を大きく受ける「激化反応」と非常に相性がよいです。

もともとわらわを強く使うためには元素熟知を高める必要があったので、新しく実装された「激化反応」を自然に強く使うことができたのじゃ。

「激化反応」は元素熟知以外のステータスも上げる必要がある

激化反応のダメージは元素熟知の影響を大きく受けると説明しました。しかし、実は元素熟知以外のステータスも重要となります。

それは、激化反応のダメージが以下のような式で計算されるためです。

「超激化反応ダメージ」=「レベル固有値」×「1.15」×「元素熟知補正値」×「元素ダメージバフ%」×「会心ダメージ%」×「敵の耐性」

「レベル固有値」はキャラクターのレベルを90まで上げれば最大となりますし、「敵の耐性」はキャラクターではなく敵の性能に依存するステータスであるため基本的にはどうすることもできません。

一方、「元素熟知・元素ダメージバフ%・会心ダメージ%」については、聖遺物などで育成することが可能です。

八重神子と激化反応の相性がよい理由は、以下の2つの要因によってこれらのステータスを自然に上昇させることができることです。

  • 要因①:固有天賦によって元素熟知を高めると雷元素ダメージバフも上昇する。
  • 要因②:そもそも元素スキルのダメージを上げるにはこれらのステータスを上げる必要があった。

繰り返しではありますが、八重神子は固有天賦の効果によって元素熟知を上昇させることにより元素スキルの「雷元素ダメージバフ」を高めることができます。

【八重神子の固有天賦】

八重神子の元素熟知の数値が1につき、殺生櫻(元素スキルの生成物)によるダメージ+0.15%。

そのため、激化反応のダメージ計算で使用する2つのステータス(元素熟知と雷元素ダメージバフ%)の両方を自然に高めることができます。

また、八重神子をサブアタッカーとして使用する場合、「元素熟知・元素ダメージバフ%・会心ダメージ%」は(激化反応とは関係なく)上昇させる必要があります。元素スキルのダメージ計算式が以下のようなもであるためです。

「元素スキル(殺生櫻)ダメージ」=「攻撃力%」×「元素ダメージバフ%」×「会心ダメージ%」×「敵の耐性」

すでにわらわをサブアタッカーとして使用していたプレイヤーは「激化反応」実装の恩恵を大きく受けることができたのじゃ。

雷元素を意識せずに敵に付与することができる

八重神子は元素スキルによって「殺生櫻」を配置することにより、範囲内の敵に自動的に「雷元素ダメージ」を与えることができます。そのため、敵に草元素を付着することさえできれば「激化反応」を容易に発生することが可能です。

草元素キャラクターには敵に草元素を付着させることが得意なキャラクターが多いため、八重神子と組み合わせることにより高頻度で激化反応を発生させることができます。

「殺生櫻」は持続時間が非常に長いため(14秒)、メインアタッカーの行動を邪魔せずに激化反応によるダメージを発生しつづけます。このことにより、パーティ全体の火力を著しく高めることが可能です。

激化反応によって、わらわのサブアタッカーとしての性能が向上したのじゃ。

魅力②:聖遺物「金メッキの夢」の実装が追い風!!

聖遺物「金メッキの夢」は八重神子の性能を大きく高めてくれる聖遺物です。

聖遺物【金メッキの夢】

2セット効果:元素熟知+80

4セット効果:元素反応を起こした後の8秒間、装備キャラクターは、チーム内自身以外のキャラクターの元素タイプに応じて強化効果を獲得する。チームに装備キャラクターと同じ元素タイプのキャラクターが1名存在する毎に攻撃力+14%、異なる元素タイプのキャラクターが1名存在する毎に元素熟知+50。上記効果は、それぞれ最大でキャラクター3名までカウントされる。この効果は8秒毎に1回のみ発動可能。装備したキャラクターが待機している場合にも効果を発動できる。

金メッキの夢の詳しい効果については下の記事を参照ください。

【原神】聖遺物「金メッキの夢」はどのキャラが最適!?ストーリーやドロップ場所なども含めてご紹介します!!

ここでは、八重神子と聖遺物「金メッキの夢」の相性のよさについて詳しく説明いたします。

「金メッキの夢」はわらわのために存在する聖遺物と言っても過言ではないのじゃ。

元素熟知を雷元素ダメージバフに変換できる

八重神子は固有天賦により、元素熟知を元素スキルのダメージ計算時に「雷元素ダメージバフ」に変換することができます。

【八重神子の固有天賦】

八重神子の元素熟知の数値が1につき、殺生櫻(元素スキルの生成物)によるダメージ+0.15%。

そのため、聖遺物「金メッキの夢」の2セット効果や4セット効果による『元素熟知の上昇』をダイレクトに元素スキルのダメージに転嫁することが可能です。

また、雷元素によって発生する元素反応には元素熟知の影響を大きく受けるものが多いため、元素熟知自体によっても元素反応のダメージを高めることができます。

感電反応(雷元素+水元素)や激化反応(雷元素+草元素)がその例となります。

このように、「金メッキの夢」の元素熟知上昇効果により、八重神子の元素スキルのダメージが上がるだけでなく、雷元素関係の元素反応ダメージも上昇するのが、八重神子と「金メッキの夢」の相性がよい理由の1つとなります。

他のキャラクターは元素熟知を上げても元素反応ダメージしか上がらないのじゃが、わらわは元素スキルのダメージも上がってお得なのじゃ。

4セット効果によって「攻撃力%」を上げることができる

八重神子は元素熟知が重要なキャラクターですが、元素熟知に注力することによって他のステータスが疎かになってしまうことが多いです。元素スキルが主なダメージ源となりますが、そのダメージ計算式は以下のようになっています。

「元素スキル(殺生櫻)ダメージ」=「攻撃力%」×「元素ダメージバフ%」×「会心ダメージ%」×「敵の耐性」

固有天賦の効果によって(元素熟知に注力しても)「元素ダメージバフ%」は稼ぐことができます。

【八重神子の固有天賦】

八重神子の元素熟知の数値が1につき、殺生櫻(元素スキルの生成物)によるダメージ+0.15%。

一方、「攻撃力%」や「会心率%・会心ダメージ%」はフォローすることがムズカシイです。そこで活躍するのが「金メッキの夢」の4セット効果となります。

聖遺物【金メッキの夢】

4セット効果:元素反応を起こした後の8秒間、装備キャラクターは、チーム内自身以外のキャラクターの元素タイプに応じて強化効果を獲得する。チームに装備キャラクターと同じ元素タイプのキャラクターが1名存在する毎に攻撃力+14%、異なる元素タイプのキャラクターが1名存在する毎に元素熟知+50。上記効果は、それぞれ最大でキャラクター3名までカウントされる。この効果は8秒毎に1回のみ発動可能。装備したキャラクターが待機している場合にも効果を発動できる。

聖遺物の説明文が長くて理解しづらいですが、八重神子を含む雷元素キャラクターの人数によって以下のような効果を得ることができます。

雷元素キャラクターの人数攻撃力元素熟知
1人(八重神子のみ)0%150
2人14%100
3人28%50
4人42%0

このように、八重神子以外に雷元素キャラクターを加えることにより、八重神子の「攻撃力%」をフォローすることができます。

特に「激化反応」をメインにして戦う場合は、自然と雷元素キャラクターを(わらわを含めて)2名以上編成することになるため、攻撃力をフォローしやすくなるのじゃ。

魅力③:「ナヒーダ」の実装により最強クラスのキャラクターに!!

ver3.0で草元素が実装されましたが、しばらくの間は草元素が関連する元素反応(開花反応・激化反応・燃焼反応)は大きな評価を受けることはありませんでした。

草元素を付与することが得意なキャラクターは実装されましたが、草元素を強く使えるキャラクターが不在であったためです。

その状況を一変させたのが「草神・ナヒーダ」の実装です。ナヒーダの性能については下の記事を参照してください。

【原神】ナヒーダについてブログ調に語りたい!!評価・復刻時期・聖遺物・武器・編成・人物像・魅力についてご紹介します!!

ここでは、八重神子と「ナヒーダ」の相性のよさについて詳しく説明いたします。

草元素を供給しつつリンクした敵にダメージを与えるナヒーダの元素スキルとわらわの元素スキルの相性がバツグンなのじゃ。

草元素を安定的に供給できる

前述(魅力①:「激化反応」の実装で再評価されたキャラクター!!)で説明したように八重神子と「激化反応」の相性は良好です。

激化反応は雷元素と草元素による元素反応となりますが、ナヒーダは草元素を安定的に供給することができます。

「コレイ」や「草元素主人公」も草元素の付与を得意としておりますが、ナヒーダは『別格』とも言えるほどに草元素の付与のエキスパートとなっております。

ナヒーダの草元素供給を担っているのが元素スキルとなります。

【ナヒーダの元素スキル】

【短押し】クールタイム:5秒。元素粒子生成:3個。
自分を中心に草元素範囲ダメージ。命中した最大8体の敵に蘊種印を付与。

【長押し】クールタイム:6秒。元素粒子生成:3個。
照準モード(最長5秒)に入り、最大8体の敵に蘊種印を付与。
照準モード中は中断耐性がアップ。

【蘊種印(継続時間25秒)】
蘊種印状態の敵は、一定の距離内で互いにリンクするようになる。
蘊種印状態の敵に元素反応を起こす、または該当の敵が草原核によるダメージ(烈開花、超開花を含む)を受けた後、
ナヒーダは攻撃力と元素熟知を基に、該当の敵およびその敵とリンクしているすべての対手に滅浄三業を放ち、草元素ダメージを与える。
滅浄三業は短時間内に1回のみ発動可能。

元素スキルの説明は複雑ですが簡略に説明すると以下のような内容となります。

  • 元素スキル発動で最大8体の敵に「蘊種印」を付与する。
  • 「蘊種印」が付与された敵1体で元素反応が発生すると、「蘊種印」が付与された敵すべてにナヒーダが草元素ダメージを与える。

つまり、「蘊種印」を付与した敵に対して「激化反応」を発生させるとその敵に草元素ダメージを付与することができます。その状態で更に八重神子の元素スキルを当てることによって「激化反応」が発生するため、再度草元素ダメージが付与されることになります。

ナヒーダの元素スキルによる草元素ダメージが「元素付着クールタイムがない」という特殊な仕様であるため、きっちりと草元素を付着しつづけることが可能です。

このように、草元素を安定的に供給しつづけることができるのがナヒーダの強みとなります。

ナヒーダ実装前は草元素が枯渇しやすかったため、草元素キャラクターをパーティに2名入れる必要があったのじゃ。
草元素キャラクターを1人(ナヒーダ)のみとすることができるようになったので、パーティ編成の幅が広がったのが大きいのう。

ナヒーダの元素スキルによって複数の敵に更に強くなった

八重神子の元素スキルは複数の敵(3体以上)の時は「1秒に1度」雷元素ダメージを発生します。しかし、敵が少ない場合(2体以下)は攻撃頻度が下がってしまいます。

敵が1体の場合は「3秒に1度」しか雷元素ダメージを発生しません。

そのため、八重神子は「複数の敵」に特化したサブアタッカーと言うことができます。

一方、ナヒーダの元素スキルは「蘊種印」でリンクした敵すべて(最大8体)に草元素ダメージを与えることができます。このことから、ナヒーダも「複数の敵」を得意としたサブアタッカーと言うことができます。

わらわとナヒーダが手を組むことによって、更に複数の敵に強く立ち回れるようになるのじゃ。

ナヒーダのモチーフ武器「千夜に浮かぶ夢」によって八重神子の元素熟知を強化できる

八重神子の主なダメージ源は元素スキルによって生成された「殺生櫻」となります。そして「殺生櫻」を生成した後は八重神子は控えに回ることが一般的です。

「殺生櫻」による雷元素で発生する元素反応ダメージは八重神子の元素熟知を参照しますが、八重神子が控えに回っているため元素熟知を強化することはムズカシイです。

例えば、ナヒーダの元素爆発はパーティメンバーの元素熟知を上昇することができますが、出場しているキャラクターのみが有効であり、控えに回っているキャラクターの元素熟知には影響を与えることができません。

控えに回っている八重神子の元素熟知を強化することができるのが、ナヒーダのモチーフ武器「千夜に浮かぶ夢」となります。

法器【千夜に浮かぶ夢】武器効果

チーム内にいる他キャラクターの元素タイプと装備者自身の元素タイプに応じて、自身に異なる強化効果をもたらす。元素タイプが同じ場合:元素熟知+32。元素タイプが異なる場合:自身元素タイプの元素ダメージ+10%。上記の強化効果は1種類につき最大3層まで重ね掛け可能。また、装備者自身を除く、周囲のチーム全員の元素熟知+40。同じ武器によるこの効果は複数重ねることができる。

わらわと相性のよいナヒーダを強化しつつ、わらわ自体も恩恵を受けられる「千夜に浮かぶ夢」は非常に強い武器なのじゃ。
草元素を活用しない場合はわらわ自身が装備しても強いのじゃぞ。

八重神子をスルーすべき3つの理由

ここまでは「八重神子を引くべき理由」を説明しました。一方、ここからは八重神子を仲間に迎えることを控える理由をご説明します。

  1. 短所①:元素スキルの設置に時間がかかる
  2. 短所②:元素爆発の使い勝手が悪い
  3. 短所③:単体の敵に強くない

上記の3つの要素はパーティ編成や運用方法によってある程度カバーすることが可能です。そのためにも、八重神子の短所を正しく理解しておく必要があります。

逆に言ってしまうと、短所をカバーするという労力が必要となります。これは聖遺物の厳選に時間がかかったり、本来伸ばせるべき他の要素を削ることを意味しています。

これらの短所を「致命的」と感じるようであれば、八重神子は引くべきではありません。

わらわの短所は純粋な火力だけでなく「操作性」に関わる部分もあるのじゃ。
そのため、「お試し」などできっちりと操作感を試してみることをオススメするぞ。

短所①:元素スキルの設置に時間がかかる

八重神子の主なダメージ源は元素スキルで設置する「殺生櫻」による雷元素ダメージです。

【八重神子の元素スキル】

八重にとって、妖怪を駆役して解決できるような問題ならば、自ら手を下す必要などない。
素早く移動し、「殺生櫻」を1株残す。

殺生櫻
殺生櫻は以下の特性を持つ。
・一定間隔で、周囲の敵1体に雷を落とし、雷元素ダメージを与える。
・近くに他の殺生櫻が存在する場合、その階位をアップさせ、上記の攻撃によるダメージをアップさせる。

使用可能回数は3回。
殺生櫻は同時に最大3株まで存在できる。また初期状態では、創造時の階位は壱で、最大階位は参までアップできる。創造位置が既存の殺生櫻に近すぎる場合、既存の殺生櫻を破壊する。

元素スキルの説明がやや難解ですが「元素スキルで『殺生櫻』を最大3個設置し、自動で雷元素ダメージで敵を攻撃する」という元素スキルとなります。

「殺生櫻」はわらわが控えに回っても14秒間フィールドに残るため、雷元素ダメージを発生しつづけることができるのじゃ。
一方、幾つかの欠点がある元素スキルでもあるので、その点を詳しく説明するぞ。

3回使用しないとダメージが最大にならない

元素スキルで設置される「殺生櫻」は最大で3個設置することができます。

3個設置することによって、(敵が3体以上いる場合)1秒に1回、周囲の敵に雷元素ダメージを与えることができます。

また、3個の「殺生櫻」が近くに存在する場合、発生する雷元素ダメージが上昇します。

八重神子の最大の短所は「殺生櫻」を3個設置しないとダメージが最大にならない点です。1つ1つの設置には大して時間がかかりませんが、3つの設置となるとそれなりに時間がかかってしまいます。

また、元素スキル発動中は無敵になるというわけでもないので、敵の攻撃に対して無防備になってしまうのも大きな欠点と言えます。

元素スキル(殺生櫻)の持続時間が切れるたびに、元素スキルを3回も使用しなくはならないのがストレスなのじゃ。
「元素スキル長押しで3個まとめて生成」などの機能があればよかったのじゃがのう。

3個の「殺生櫻」を近くに設置する必要がある

「殺生櫻」同士が近い位置に存在すると発生する雷元素ダメージが上昇します。そのため、3個の「殺生櫻」が三角形の配置になるように使用することが一般的です。

八重神子の元素スキルを使用するたびに一定距離を移動するため、まったく同じ位置に3個の「殺生櫻」を設置することは困難です。

一方、元素スキル発動中は無敵になるわけではないので、3個の「殺生櫻」を配置しおわるまで同じような位置に居続けることになります。そのため、敵が八重神子に向かって範囲攻撃を使用した場合、「殺生櫻」の配置を途中で断念してダッシュなどで逃げる必要があります。

本来であれば一定距離を移動しながら「殺生櫻」を設置することができるため、敵の攻撃を元素スキルで華麗に回避しながら3個の配置を完了できるはずでした。

しかし、「3個が近くに存在しないと火力が上がらない」という仕様があるため、最大火力を目指す場合は同じような位置に留まり続けることとなります。

「元素スキルの移動で蝶のように舞う」という長所と「集中配置で蜂のように刺す」という長所が合わさることで、逆にストレスが溜まるという謎の仕様になってしまっているのじゃ。

設置の時間ロスによって火力が下がる

元素スキルで設置した「殺生櫻」は周囲の敵に継続的に雷元素ダメージを与えてくれます。一発一発の火力が高いことや、八重神子が控えに回っても発動することから、パーティ全体の火力を大きく高めてくれる元素スキルと言えます。

一方、元素スキルを3回使用する必要があることから、設置にかかる時間がロスとなり、思うように火力がでないシーンも出てきてしまいます。

元素スキル発動中は無敵になるというわけではないので、「殺生櫻」配置中に敵の攻撃を受けて八重神子が吹っ飛んでしまうと、パーティの火力が逆に下がることになってしまいます。

また、「殺生櫻の配置」⇒「雷元素ダメージ発生」という順番となるためダメージ発生の初動が遅いという欠点があります。

「殺生櫻」は自動攻撃というザコ戦に向いている性能を持ちながら、初動が遅いというザコ戦には向いていない特徴を持っているのじゃ。
こういった設計上の矛盾がわらわの使用感を下げている要因になっているようじゃのう。

短所②:元素爆発の使い勝手が悪い

八重神子の元素爆発は下準備が多いながらも非常に火力の高いものとなっております。

【八重神子の元素爆発】

稲妻の民話には、「狐憑」なるものが存在する。その中でも特殊な「天狐の憑」は、雷霆の形を成して、鳴神大社に仇なす者へと落とされる。雷を落とし、雷元素範囲ダメージを与える。
発動時、八重神子は周囲の殺生櫻を解放し破壊する。その後、天狐雷霆を形成して落とし、雷元素範囲ダメージを与える。この方法で破壊された殺生櫻1株につき、天狐雷霆を1つ落とす。

説明はややこしいですが、要約すると以下の特徴を持ちます。

  • 純粋に雷元素ダメージだけを発生する元素爆発。
  • 設置している「殺生櫻」をすべて破壊し、その数だけダメージ量が増加する。
  • (固有天賦の効果により)元素スキルのクールタイムがリセットされる。
  • 必要エネルギー「90」、クールタイム22秒。

この特徴のため、非常に使用感の悪い、使いにくい元素爆発となっております。

ここでは、八重神子の元素爆発の短所について説明します。

わらわを愛用するプレイヤーの中にも「元素爆発を一切使わない」という者が少なからず存在するほどの使い勝手の悪さなのじゃ。

最大ダメージを出すためには「殺生櫻」を3つ設置しておく必要がある

八重神子の元素爆発は生成されている「殺生櫻」の数が多くなるほどダメージが上昇します。そのため、最大ダメージを出すためには「殺生櫻」を3つ設置しておく必要があります。

元素エネルギーが溜まっても即座に使えることが少なく、元素スキルを使用しなくてはならないのがストレスとなります。

特に長期戦となっている際に「殺生櫻」がフィールドに何個存在しているのかを確認しなくてはならないのが大きなストレスとなっております。

「殺生櫻」が設置されていない場合は元素爆発のダメージ量が著しく小さくなってしまうため、このストレスを回避することができないのが更なるストレスとなります。

元素スキルを3回使用する時間もロスとなるため、使い勝手が非常に悪い元素爆発なのじゃ。

元素爆発使用後は元素スキルを使用しなおす必要がある

八重神子の主なダメージ源は元素スキルで生成される「殺生櫻」よる継続的な雷元素ダメージです。一方、八重神子の元素爆発はフィールドに生成した「殺生櫻」を破壊してしまいます。

元素爆発後は固有天賦の効果によって元素スキルのクールタイムがリセットされますが、再度「殺生櫻」を配置する手間からは逃れることはできません。

主なダメージ源である「殺生櫻」が一時的であるとはいえ消滅してしまうため、元素爆発を使用してしまうとパーティ全体としての火力が逆に下がってしまう可能性もあります。

わらわを使って火力面に不満を持っているプレイヤーの多くは、「元素スキル×3使用」⇒「即元素爆発発動」⇒「元素スキル×3使用」といったムーブをしているのじゃ。
こういった運用をするくらいであれば『元素爆発を封印』してしまった方が火力を出せるのじゃぞ。

短所③:単体の敵に強くない

八重神子の元素スキルは複数の敵(3体以上)の時は「1秒に1度」雷元素ダメージを発生します。しかし、敵が少ない場合(2体以下)は攻撃頻度が下がってしまいます。

敵が1体の場合は「3秒に1度」しか雷元素ダメージを発生しません。

そのため、八重神子は「複数の敵」に特化したサブアタッカーと言うことができます。

一方、逆に言ってしまうと「単体の敵」にはあまり強くないということでもあります。

単体の敵を相手にするのであれば、星4キャラクターである「フィッシュル」の方がパーティの火力に貢献することができます。フィッシュルの仕様については下の記事を参照してください。

【原神】フィッシュルについてブログ調に語りたい!!評価・聖遺物・武器・編成・人物像・魅力についてご紹介します!!

フィッシュルは「星4レアリティ・無償配布されたことがあるキャラクター」ということもあり、多くのプレイヤーが所持していると思われるのじゃ。
そのフィッシュルを差し置いて、わらわを仲間を迎えるメリットがあるかどうかが、わらわのガチャを回すかどうかの大きな判断基準になるのじゃよ。

八重神子を引くかどうかの判断基準

この記事では「八重神子を引くべき理由」「八重神子をスルーすべき理由」について詳しく説明いたしました。

  1. 魅力①:「激化反応」の実装で再評価されたキャラクター!!
  2. 魅力②:聖遺物「金メッキの夢」の実装が追い風!!
  3. 魅力③:「ナヒーダ」の実装により最強クラスのキャラクターに!!
  4. 短所①:元素スキルの設置に時間がかかる
  5. 短所②:元素爆発の使い勝手が悪い
  6. 短所③:単体の敵に強くない

この記事のまとめとして「どのようなプレイヤーが八重神子を引くべきなのか(スルーすべきなのか)」について総括いたします。

人それぞれ価値観や環境が異なるため、筆者の一意見として聞いてほしいのじゃ。

フィッシュルで十分

雷元素のサブアタッカー枠には「フィッシュル」という優秀なキャラクターがいます。

フィッシュルについては下の記事をご参照ください。

【原神】フィッシュルについてブログ調に語りたい!!評価・聖遺物・武器・編成・人物像・魅力についてご紹介します!!

フィッシュルは「単体の敵」に対して(八重神子と比較して)強く立ち回れるキャラクターとなります。一方、「複数の敵」に対しても弱いということはなく、フィッシュルで対応できるコンテンツは非常に多いです。

逆に言えば、八重神子も「単体の敵」に対して特別弱いということはなく、フィッシュルでクリアできるコンテンツは大抵八重神子でもクリアできます。

ここで重要となる点は、フィッシュルが「星4レアリティ」かつ「無償で入手できる期間があったキャラクター」という点です。つまり、多くのプレイヤーがフィッシュルを所持していると予想されます。

つまり、八重神子でもフィッシュルでも対応できるコンテンツが多い中、既に所持しているフィッシュルにも関わらず八重神子のガチャを回す必要があるのかという問題があります。

わらわの使用感が楽しければ、性能が同程度であっても引くことをオススメできるんじゃがのう。

『超開花反応』のパーティ編成であれば複数の敵にも対応できる

八重神子とナヒーダの組み合わせは「複数の敵」に対して有効な『激化反応』編成となります。一方、「複数の敵」に関しては『激化反応』よりも『開花反応』の方が向いていると言えます。

『激化反応』と『開花反応』はともに草元素が関係する元素反応となります。

『激化反応』は草元素と雷元素による元素反応です。

一方、『開花反応』は草元素と水元素による元素反応であり、更に雷元素が加わることによって『超開花反応』が発生します。

そのため、八重神子とナヒーダを敢えて組み合わせて「複数の敵」に相対するようも、超開花反応編成の方が効率がよいことが多いです。

超開花反応編成については下の記事を参照してください。

【原神・お手軽万能編成】ナヒーダ久岐忍の超開花パーティをご紹介します!!

激化反応は本来「単体の敵に強い元素反応」であるため、複数の敵を相手にするのであれば開花反応の方が向いているのじゃ。

八重神子よりも雷電将軍の方がナヒーダと相性がよい

 

八重神子は「複数の敵に対して強い」という特徴がありますが、雷電将軍はナヒーダとパーティを組むことで八重神子並みに「複数の敵」に対して強くなります。

ナヒーダは元素スキルの効果で複数の敵に草元素ダメージを発生しますが、それをトリガーとして雷電将軍の元素スキルも複数の敵に雷元素ダメージを発生します。

【ナヒーダの元素スキル】

【短押し】クールタイム:5秒。元素粒子生成:3個。
自分を中心に草元素範囲ダメージ。命中した最大8体の敵に蘊種印を付与。

【長押し】クールタイム:6秒。元素粒子生成:3個。
照準モード(最長5秒)に入り、最大8体の敵に蘊種印を付与。
照準モード中は中断耐性がアップ。

【蘊種印(継続時間25秒)】
蘊種印状態の敵は、一定の距離内で互いにリンクするようになる。
蘊種印状態の敵に元素反応を起こす、または該当の敵が草原核によるダメージ(烈開花、超開花を含む)を受けた後、
ナヒーダは攻撃力と元素熟知を基に、該当の敵およびその敵とリンクしているすべての対手に滅浄三業を放ち、草元素ダメージを与える。
滅浄三業は短時間内に1回のみ発動可能。

【雷電将軍の元素スキル】

雷電将軍が浄土の一角を展開し、周囲の敵に雷元素ダメージを与え、周囲のチーム全員に「雷罰悪曜の眼」を授ける。

雷罰悪曜の眼
・雷罰悪曜の眼を持つキャラクターの攻撃が敵にダメージを与えると、雷罰悪曜の眼は連携攻撃を行い、敵の位置に雷元素範囲ダメージを与える。
・雷罰悪曜の眼を持つキャラクターは継続時間内に、元素爆発の元素エネルギーを基準に、元素爆発ダメージがアップする。

チーム毎の雷罰悪曜の眼は0.9秒毎に1回のみ連携攻撃を行う。
チーム内自身以外のキャラクターが連携攻撃を発動した場合、与えるダメージは本来のダメージの20%となる。

ナヒーダと雷電将軍の元素スキルの効果により複数の敵に頻繁に草元素ダメージと雷元素ダメージが発生するため「激化反応」も頻発します。本来、雷電将軍の元素スキルはダメージ量が小さめなのですが「激化反応」によって増強されるため、大きなダメージを出せるようになります。

また、雷電将軍の元素爆発は単体の敵に大ダメージを与えることができます。

悔しいことじゃが、ナヒーダと雷電将軍のパーティ編成は単体の敵にも複数の敵にも対応できる万能編成なのじゃ。

個人的には「スルー」がオススメ

私(筆者)の個人的な感触としては八重神子は「スルー」して次のガチャに備えた方がよいと考えています。

強いとか弱いとかいう以前の話として『使用感がストレスフル』であるためです。

特に「元素スキルを3回使用しなくてはならない点」、「元素爆発を使用すると殺生櫻が破壊される点」が致命的であると感じています。

珊瑚宮心海のように「元素爆発を使用することで元素スキル生成物の持続時間が伸びる」という仕様であったら感想も変わってきたかもしれません。

また、元素スキル長押しで殺生櫻が一気に3個生成されるといった仕様であってもよかったのではないかと思います。

とにかく使用感が悪いとしか感じないキャラクターであり、個人的にはあまりオススメできるキャラではできません。

もちろん、これらにストレスを感じないプレイヤーや、逆にやりがいを感じるプレイヤーにはわらわはオススメのキャラクターと言えるぞ。

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ライター紹介

横島先生
こんにちわ、『横島先生』と申します。
工学の博士号を持つ異色のゲームライターです。
ネットゲーム歴は長く、「Diabro2」や「Age of Empire2」などの海外ゲームから入り、国産ゲームでは「FF11」を長くプレイしておりました。
現在はmihoyo社の「原神」に出会い、熱中しております。
皆様に有意義な情報をお伝えしたいと考えておりますので、何卒、よろしくお願いします。
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