【原神】「斬波のひれ長(完凸)」が「草薙の稲光(無凸)」よりダメージ期待値が高い件

この記事では、4武器である「斬波のひれ長」の性能について、他の武器と比較します。

「斬波のひれ長」は非常にピーキーな長柄武器です

みなさんこんにちは、「横島先生」です。

本日は、星4長柄武器である「斬波のひれ長」の性能について、ざっくばらんにご紹介したいと思っています。

星5武器を凌駕する基礎攻撃力と、「惡王丸」でおなじみのチーム全体の必要元素エネルギーに比例した元素爆発ダメージバフを持った武器となっています。

一方、元素爆発を主軸にしているにもかかわらず、サブOPが「攻撃力(%)」となっており、使いにくそうな要素を抱えています。

今回の記事では、ダメージ期待値を用いて、客観的に、他の長柄武器との性能差を見ていきたいと思っています。

  1. 長柄剣「斬波のひれ長」の性能
  2. ダメージ期待値計算の前提条件
  3. 元素爆発のダメージ期待値計算
  4. 「斬波のひれ長」は引くべきなのか?

この記事は3分程度で読み終わりますので、さいごまでお付き合いください。

長柄剣「斬波のひれ長」の性能

基礎攻撃力

「斬波のひれ長」の基礎攻撃力は、「620」(レベル90時)となります。

これまでの星4長柄武器の基礎攻撃力の最大値が「565」であったため、1割近く高い数値となっています。

また、星5武器の標準的な基礎攻撃力が「608」であるため、星5武器よりも高い基礎攻撃を持っていると言えます。

サブOP

「斬波のひれ長」のサブOPは、「攻撃力13.8%」となります。

同じ「攻撃力(%)」がサブOPとなっている「千岩長槍」や「旧貴族猟槍」が「攻撃力27.6%」であるため、数値としては非常に低いと言えます。

また、武器効果が元素爆発を強化する内容にもかかわらず、「元素チャージ効率」がサブOPについていない点が、マイナス様子と呼べるものとなっています。

このサブOPの使い勝手の悪さを、どれだけ基礎攻撃力や武器効果で補えるかが、この武器の評価ポイントになりそうです。

武器効果

チーム全員の元素エネルギー上限の合計に0.12%(無凸)を掛けた数値分、元素爆発ダメージが上昇します。

この「元素爆発ダメージ上昇」は、ダメージ計算上は「〇元素ダメージ」のパラメータの上昇として扱います。

上限が「40%」とありますが、現状、40%に到達することはないので、気にする必要はないです。

ちなみに、「惡王丸」と同様に完凸(精錬レベル5)とした場合は、倍率が「0.24%」、上限が「80%」になるものと予想されます。

ダメージ期待値計算の前提条件

パーティ編成

 

「斬波のひれ長」の武器効果が、チーム全員の元素エネルギー上限によって変化するため、パーティ編成を仮定する必要があります。

今回は、海外で最も有名な「雷電将軍型 National Team 編成」を想定し、「香菱」に「斬波のひれ長」を装備させます。

「香菱」は通常攻撃を使わず、元素スキルで元素エネルギーを溜め、主に元素爆発でパーティをサポートすることを想定します。

この編成に興味がある方は、下のリンクをご覧ください。

関連:【原神】海外の深境螺旋で最も使用されている「雷電将軍型National Team」編成を紹介します!! 

斬波のひれ長の武器効果

今回は、斬波のひれ長の無凸(精錬レベル1)と、完凸(精錬レベル5)について検証します。

「雷電将軍型 National Team 編成」の元素エネルギー上限の合計は「300」となりますので、武器効果はそれぞれ以下のようになります。

・斬波のひれ長(無凸):元素爆発ダメージ +36.0%

・斬波のひれ長(完凸):元素爆発ダメージ +72.0%

香菱のステータス

「香菱」と「斬波のひれ長」のレベルは「90」とし、天賦レベルは「13」を想定します。

元素爆発は、発動後の追加ダメージである「旋火輪ダメージ(天賦レベル13で238%)」の1発分のダメージで比較を行います。

聖遺物は「絶縁の旗印4セット」とし、「時計:杯:冠」は「元素チャージ効率:攻撃力(%):会心系」とします。

また、「会心率 55%」、「会心ダメージ 110%」を基本とし、「会心率」が上がる武器については、「会心率:会心ダメージ」が「1:2」になるように聖遺物で調整するものとします。

(例えば、「会心率 +20%」の武器を装備した場合、「会心率65%」、「会心ダメージ130%」としてダメージ計算をおこないます。)

元素爆発のダメージ期待値計算

元素爆発のダメージ期待値一覧

武器元素爆発のダメージ期待値
斬波のひれ長(無凸・精錬レベル1)6,752
斬波のひれ長(完凸・精錬レベル5)8,111
草薙の稲光(無凸・精錬レベル1)7,070
草薙の稲光(完凸・精錬レベル5)8,478
和璞鳶(無凸・精錬レベル1)6,300
天空の脊(無凸・精錬レベル1)6,074
漁獲(完凸・精錬レベル5)6,257
死闘の槍(無凸・精錬レベル1)5,876
死闘の槍(完凸・精錬レベル5)6,454

香菱に交代し、元素爆発を撃った後、すぐに控えに移ることを想定しているため、和璞鳶の武器効果は発生しないことを想定しています。

また、死闘の槍については、武器効果を最大にするため、敵が2人未満であることを想定しています。

「斬波のひれ長」と他の武器との比較

まず最初にご説明すべき点は、この表は元素チャージ効率の利便性(元素爆発の回転率)を考慮していないという点です。

ですので、「斬波のひれ長」のダメージ期待値が高いからと言って、「草薙の稲光」、「天空の脊」および「漁獲」よりも単純に強いとは言えません。

一方、「元素チャージ効率」がサブOPとしていない「和璞鳶(無凸)」や「死闘の槍(完凸)」と比較すると、無凸の段階で「斬波のひれ長」の方がダメージ期待値が高いことがわかります。

そのため、元素爆発型の香菱に対しては、「和璞鳶」や「死闘の槍」よりも「斬波のひれ長」の方が効果的と言えますです。

また、特筆すべきは「斬波のひれ長(完凸)」のダメージ期待値であり、最強の元素爆発特化武器である「草薙の稲光(無凸)」よりも15%(8,111 ÷ 7,070)近く高い数値となっている点です。

それどころか、「草薙の稲光(完凸)」に肉薄するような性能となっており、そのポテンシャルの高さが伺い知れます。

「斬波のひれ長」は引くべきなのか?

純粋な元素爆発の火力を見ると、星5武器を凌駕する性能となっております。

一方、元素爆発には、元素反応を起こすために敵に元素を付与するという側面があります。

そのため、火力だけでなく、回転率も求められています。

ここまでにも何度か触れていますように、元素爆発に特化した武器であるにも関わらず、元素エネルギーの回収を補佐する性能を持っていないのが痛いところです。

この武器を最大限に活用するためには、聖遺物やパーティ編成などにより元素エネルギーの回収手段を確保する必要があります。

そのような背景により「斬波のひれ長」は、ある程度の聖遺物厳選や課金ができる層向けの武器と言えそうです。

初心者の方は敢えて引きに行く必要はないと思います。

とはいえ、初心者の方もいつかは聖遺物厳選やキャラクターの補充もできるようになるため、この武器を活用できる日は来ると思います。

ピックアップガチャで他の武器(護摩の杖など)を引きに行った際に、運よく「斬波のひれ長」を手に入れることができましたら、余力ができた際にでも育成していただければと思います。

「斬波のひれ長」の解説のまとめ

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

本日は、星4長柄武器である「斬波のひれ長」の性能について、ざっくばらんにご紹介させていただきました。

結論としては、星5を凌駕する火力を持っている一方、若干使いにくさのある武器と言えます。

それは、元素爆発特化武器であるにもかかわらず、元素チャージ効率を上げる要素や、元素粒子を生成する要素を持っていないためです。

しかし、使いにくさはあるものの、「斬波のひれ長」を完凸させた場合は、元素爆発特化武器として最強である「草薙の稲光」を超える可能性を持っているのも事実です。

運よく手に入れた場合には、使いこなす方法を模索していただければと思います。

では、本日はここまでとさせていただきます。

ではでは。

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ライター紹介

横島先生
こんにちわ、『横島先生』と申します。
工学の博士号を持つ異色のゲームライターです。
ネットゲーム歴は長く、「Diabro2」や「Age of Empire2」などの海外ゲームから入り、国産ゲームでは「FF11」を長くプレイしておりました。
現在はmihoyo社の「原神」に出会い、熱中しております。
皆様に有意義な情報をお伝えしたいと考えておりますので、何卒、よろしくお願いします。
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