【グラブル】おはようネハン!ネハンが起きたので語らせて欲しい【祝リミ化】

リミテッドキャラクターとして実装


おはよう…!!

2021年のグランデフェスにて、光SSR「ネハン」が実装されました!

リミテッドシリーズのキャラクターであること、光属性待望の全体バッファー、武器もイオ砲などと相性のいい技錬スキル持ちということで、性能的にももちろん「強い」キャラクターです。

ですがなにより、昨年の周年イベントから1年以上眠ったままだった彼。待っていたファンにとって、今後の調整や最終でのフェイトエピソード追加がほぼ確約されているリミテッドでの追加は、ほんとうに、ほんとうに嬉しいものですね。

今回はそんなネハンがどんなキャラクターなのかをネタバレ全開でご紹介していきたいと思います。シスの最終や光SSRネハンのフェイトエピソードにも触れますので、まだ見てない!自分で手に入れて確認したい!という方はご注意ください。

また、例によって攻略記事ではなくオタクの叫びとなっております。実際にどのように運用すべきかみたいなお話は一切ありません。ごめんなさい。

  1. ネハンはシスと対になる存在。シスのことも知るともっと面白くなる!
  2. ムゲンに対する無自覚の愛情と執着が「つよい」
  3. 服に隠れた傷跡、天涯孤独で元奴隷、性癖歪める要素だらけ

この記事は5分で読み終わりますので、最後まで読んでいってくださいね!

十天衆シスについて


ネハンについて語るなら、まずは「十天衆」の「シス」について触れなくてはなりません。というかネハンの魅力を語るにあたって、知っておいて欲しいキャラクターが多すぎる。

ネハンから見たシスは、端的に言えば復讐したい相手、ということになるでしょうか。一方的な憎しみとか復讐とか執着はもうグラブルの十八番。

シスと主人公の出会い


そもそもこのグランブルーファンタジーというゲームは、主人公が父親から「星の島、イスタルシアで待つ」という手紙を受け取ったところからスタートします。

進めるにつれて冒険をする理由は増えていくのですが、そもそもの始まりはこの手紙であり、他にも理由はあるものの、主人公であるグランは父親に会うためにイスタルシアを目指して冒険を始めたわけです。

そんな中、主人公は古戦場と呼ばれる場所でとある武器を入手します。「古い武器だけれど、強化を繰り返せばもっと力を引き出せる」とシェロカルテに言われるまま、その武器の強化を進めていく一行。

その様子を見ていた「シス」が、一行に声を掛けてきたのが出会いでした。どうやら主人公は、シスが「あの男」と呼ぶ存在ととても似ているらしいのです。

メインストーリーをしっかり読み進めている方はここでピンと来るかもしれません。主人公と似ている男といえば、星の島イスタルシアを目指して冒険をしていた、主人公の父親のことだろうと察することができます。

カルム一族


シスに度々声を掛けられながらも、引き続き古戦場で手に入れた武器の強化を進めていく一行。そんな中、一行はとある観光地を訪れます。

そこはカルム一族と呼ばれる人々が、かつて根城にしていた場所でした。

カルム一族は、「格闘術」を得意とし、「暗殺」を家業とする一族だったようですが、当時まだ幼かった当主の一人息子の手によって根絶やしにされてしまったとのこと。その少年こそ、主人公に声を掛けてきていた十天衆「シス」です。

あの男の正体は明かされない


格闘術の才能に恵まれすぎていたために、実の父からも存在を否定され続けていたシス。幼かったシスは、負の感情を抑えることができず、そのまま一族を壊滅させてしまいました。

そんなシスの前に「あの男」が現れた、とのこと。孤独になってしまった幼いシスにとって、「あの男」の存在が安寧だったというのです。

どれくらいの期間一緒にいたのかはわかりませんが、共にいた記憶にすがるように、今もまだ、自分が一族を手にかけてしまった、シスにとっては辛い思い出も多いはずの故郷から離れられないシス。

この時点では、「あの男」は「騎空士である」こと、「星の島イスタルシアを目指していた」こと、「主人公と似ている」ということしか情報がありません。

正直ここまで情報が揃っていれば「気づけよ」と思わなくもないのですが、核心的な情報は無いのでしょうがないんでしょうか。

自分たちも星の島イスタルシアを目指している、いろいろなところに行くから、一緒に「あの男」を探そう!ということで仲間に加入。

他の十天衆は基本的に、「強い武器を扱うに相応しいか見極める」ためだったり、「その武器種の最強の使い手として」主人公との再戦を望んだりと、武器や力に対するこだわりを大きな理由として加入します。

それに対してシスは「あの男」、このゲームのはじまりでもある主人公の父親をきっかけとして加入するわけですから、「どうして空は蒼いのか」同様、物語のプロローグ部分に絡めたお話として、シスが周年記念イベントの主役となっているのも納得ですね。

一族の郷のその後


シスの言う「あの男」を探そうとする一行ですが、「星の島イスタルシアを目指していた騎空士」以外の手掛かりがなく、早々に行き詰まります。

なのでまずは手掛かりを探すべく、シスの故郷をもう一度訪れることに。そんな中、カルムの郷には一族が隠していた財宝があるという噂が流れていることを知ります。シス加入時点では綺麗だった郷も、噂を聞きつけた盗賊に荒らされて無残な姿に。しかし。

盗賊が入り込めたのはあくまで郷の入り口。郷の奥へと続く洞窟は無数のトラップがあり、洞窟を抜けた先はまったく荒らされていない綺麗な景色が広がっていました。

危険な場所を探索することも多いトレジャーハンターが一人も到達できない郷の中。シスの案内があって一行は無事たどり着くことができたわけですが、「あの男」は一人でここまでこれたということになります。

全空一の格闘術の使い手を倒し、島をも滅ぼせる兵器こと星晶獣すら倒す主人公ですら苦戦するレベルのトラップ。それを一人で突破した「あの男」はただものではありません。


そしてついに手掛かりである「あの男が書いた日記」を見つけます。探せばすぐに見つかる場所にあったにも関わらず今までシスが見つけられなかったのは、そもそも故郷に足を踏み入れてなかったから、ということなのでしょうか。

その日記には、シスの力を恐れ、シスの父親もろとも葬ろうとした一派がいたこと、それを察したシスの父の依頼で、「あの男」がカルムの郷を訪れたことが書かれていました。

シスはずっと自分の父親に疎まれていたと思っていたわけですが、この日記によって、自分が一族の人間と共に手に掛けてしまった父親が、実は自分のことを案じてくれていたということが判明するわけです。

シスが感情表現へたくそなのは、不遇な境遇のせいではなく、単に父親譲りだった?

日記に書かれた事実に打ちのめされてしまったシスは、独り郷に残ろうとします。しかし、日記の最後にあった「信頼できる仲間から得たものを手放すな」というメッセージと、一緒に行こうというルリアの言葉に励まされ、主人公と共に旅をつづけることになるのです。

筆跡の一致

運営ちゃん私のことバカだと思ってる?

ちなみに、シスが「あの男」の書いた日記を見つけることになるフェイトエピソードにて、主人公の選択肢に「日記の文字に見覚えが…」というのが表示されます。これは、グラブルのプロローグで主人公が受け取った手紙と筆跡が同じ、という意味なのでしょう。

これまでも当たり前のように主人公の父親=「あの男」が示唆されていましたが、ちゃんと気づいてね!と再アピール。サラッと読み飛ばす人にも優しいストーリー運びです。

自分の力を受け入れたシス


強すぎる力を持つあまり疎まれ、結果的に一族を滅ぼしてしまったシスは、いずれ主人公をも壊してしまうのではないか、と思い悩んでいました。

しかし、自分の持つ力で主人公達を守りたい、守るための力が欲しい、と考え方を変えるようになるのです。

ここまでがシスのお話、ネハンが登場した周年イベント「こくう、しんしん」の前提となるお話です。

6周年イベント、こくう、しんしん

画像はイベント復刻時のもの

6周年イベント「こくう、しんしん」は、グラブル世界での「警察」のような役割を担う秩序の騎空団と、シスが所属する騎空団である、十天衆が衝突するところから始まります。

秩序の騎空団側が、カルム一族虐殺の件でシスを引き渡すように要求、それを十天衆の頭目であるシエテが拒否したことで衝突となったのです。

今更昔の事件を調査すべく秩序の騎空団が動いたのは、「誰か」がシスを訴えたからだ、と言います。それがネハンというわけですね!

秩序の騎空団と十天衆の衝突により、十天衆のヒュンフを庇ったシスが負傷。一時休戦し、星屑の街へと向かうことになります。そこで星屑の街の新顔、ムゲンに出会うのです。

ネハンは情報と引き換えに事件の調査を依頼


ネハンはシスと同じく仮面をつけた状態での初登場。

秩序の騎空団に対し、禁薬ヘブンが引き起こす禁断症状の治療法を提供するかわりに、シスが引き起こした「カルム一族虐殺事件」の調査を依頼しました。彼は禁薬ヘブンを流通させているマフィア、マガザンで製薬を担当、つまり、禁薬ヘブンの開発者と推測できます。

これが秩序の騎空団と十天衆の衝突の発端となっていったのです。

「あの男」の正体がここで明らかに

黒騎士とオイゲンが親子だと暴露した件といい、そろそろリーシャの口の軽さが心配になる

リーシャの父であり、主人公の父親の団員だったヴァルフリートから、かつて主人公の父親が、シスの面倒を見ていたことを知ったリーシャ。

秩序の騎空団と十天衆が衝突を続けるのであれば事態が長引くだけだと悟ったのか、主人公とのコネを利用してシスと直接接触を図ります。その流れの中で、「あの男」が主人公の父親であることを告げてしまうのです。

主人公は父親に会うために、命がけの旅を続けてきた


理由がそれだけというわけではありませんが、主人公は15歳という若さで故郷を離れ、命がけの冒険に身を投じています。

幼かったシスが「あの男」から受けた愛情や安寧の日々は、実の子である主人公には与えられなかったもの。騎空士だった父親に憧れ、父親から貰った1通の手紙だけで旅に出た15歳の主人公にとっては、瞬時に受け入れられる事実ではなかったようです。

生き残りとシスの暴走

ネハンがシスを恨むのも無理はない

一方でシスも主人公の境遇を知っているため、ショックで走り去る主人公を追いかけることができず、リーシャを追ってやってきたネハンと1対1で接触することとなりました。

ネハンは「薬を飲んでもシスが暴走しなければ、秩序の騎空団への依頼を取り下げる」と告げ、シスはそれに応じて薬を飲み結果暴走してしまいます。

暴走しては助けられ、他人に甘えることを繰り返してきた、と考えたシスは、十天衆の座を返上し、単身、秩序の騎空団へ行くことを一度は告げますが、それが本心なのか、本当にやりたいことなのかとヒュンフに問われ、十天衆として、主人公達と共に旅を続ける決意をしました。

対立の行方


そもそもこのイベントストーリー「こくう、しんしん」の発端となった秩序の騎空団と十天衆の対立ですが、後にそれが、マガザンを根絶やしにするために仕組まれたことだったと判明します。

シエテが「秩序の騎空団が動いたのはカルム一族の生き残りが訴えたからだろう」と最初から理由を知っていたのも、両者が派手にぶつかりながらも互いに被害を最小限に抑えるよう配慮したのも、このタイミングでウーノが「マガザンを壊滅させた場合の解決手段」としてスーオファミリーとのコネクションを取り付けられていたのも、互いが事前に口裏を合わせていたのだとしたら納得がいきますね。

ウーノがスーオファミリーとのコネクションが取り付けられた、つまりはいつマガザンを壊滅させても大丈夫だ、というタイミングでカルム一族の生き残りであるネハンを焚き付け、内部崩壊を促し、マガザンが焦ったところで派手に対立して見せた、というところでしょう。

シエテやウーノもおそらく全部知っていた、ということですね。目論見通りマガザンは星屑の街を襲撃し、十天衆に返り討ちにされ半壊、残党を秩序の騎空団が一斉検挙する形となりました。

星屑の街にマガザンが攻めてきたとき、シスが十天衆のままでいる、主人公達と旅を続ける、といったにもかかわらずヒュンフが(おそらくはシエテに対して)怒っていたのって多分これを知ったせい?

ネハンとの決着


マガザン崩壊後、ネハンからシス宛に手紙が届きます。手紙の中にはカルムの郷で使われていた製薬に使われていた葉が。

その手紙を「一人でカルムの郷に来い」というメッセージだと受け取ったシスは、単身でネハンの元へ向かい、ネハンの想いを受け止めるのです。

ネハンいわく、暗殺に特化したカルム一族は薬の知識に長け暗殺稼業を捨てて市井に混ざることも可能でした。しかし非常に優れた力を持つ、一族の希望にすらなり得る子を監禁し、本来執り行われるより早い年齢で成人の儀、薬の投与を行ってしまいます。

結果はシスのフェイトエピソードで見たように暴走、シスは一族を皆殺しにしてしまうことになりました。

シスが悪いわけではない、意味のない復讐だと理解しながらも復讐心をおさえられないネハン

頭では理解しつつも、それでもシスが憎いというネハンとシスは、前に進むために拳を合わせました。

イベント「こくう、しんしん」においては、このバトル中が最もネハンの心情が具体的に描かれている気がするのですが、ルリアノートからはストーリーは見返せてもバトル演出を確認することができません。

復刻後すぐにサイド入りするとは思うのですが、ここでの会話内容を軽くまとめると以下のようになります。

  • ネハンはシスを憎みつつ、一族の希望となり得た存在として、憧れのような感情も持ち合わせているよう
  • ネハンの身体能力は一族の中でも劣っている
  • 痛覚、触覚が鈍っている。奴隷→マフィアに買われる、というルートを辿っており、顔以外の体中に傷跡があることから、繰り返し暴力を受けてきたと思われる
  • 毒、薬の力をカルムの技だと認識しており、誇りに思っている
  • カルムの技(薬の知識)で禁薬ヘブンを生み出した
  • 言葉も知らず、誰とも交わらなくてもムゲンは一人で生きていけたはずだというシスに対し、「お前にあいつの何がわかる!?」
  • マガザンに狙われないよう、あえてムゲンを突き放した
  • 2人のバトルは様々な演出が盛り込まれていますので、早くいつでもプレイできる状態になって欲しいですね。

    ネハンのその後


    ネハンはシスに負けた後、アフェールという島へ向かい、そこでマガザンの残党に襲撃されて深手を負います。

    すぐに駆けつけたムゲンと主人公達の手によって星屑の街へ運ばれ、ヒュンフによる治療を受けますが、世界を拒否したネハンは目覚めず、そのまま眠り続けてしまいます。その後、光SSRとしてネハンが実装されるまで、ネハンについては進展がありませんでした。

    マガザンについて


    グラブルの世界のマフィアは、武力行使がメインとはいえ立派な組織です。非合法な方法で資金を集めているマフィアが多いものの、古くからある武術面に優れた組織、というだけで、その存在自体が非合法だったり、犯罪というわけではありません。

    ただ星屑の街を繰り返し攻めているマガザンについては、多くの国で取り扱いが禁止されている禁薬ヘブンを売ることで資金を得ているわけですから、非合法な方法で資金を集めているマフィア、ということになるでしょう。

    星屑の街とマガザン

    星屑の街は十天衆のエッセル、カトルの故郷であり、エッセルが最年長の子どもだけの街です。長年マフィアとの諍いが続いている街でもあります。

    「こくう、しんしん」では、マフィアにとっては目障りな星屑の街を守る十天衆と、そもそも空の法的機関である秩序の騎空団が争っているのをいい機会だとして、本格的に星屑の街に攻めてきました。

    マガザンが星屑の街にこだわる理由

    マガザンは終戦直後、まだライフラインが整っておらず、様々な技術が未発達だった時代に生まれた「闇市」がその源流です。その闇市の開かれた場所がこの「星屑の街」があった場所でした。

    非合法な手段を使うマフィアの勢力圏だったこの島は、当然健全な発達はせず、次第に荒れ果て、スラムと化します。そんな中、他の島に逃げる力のない子ども、親に捨てられた子どもたちが集まり作った街が「星屑の街」だったのです。

    子どもたちしかいない街が狙いやすくてマフィアに攻められているわけではなく、マフィアの勢力圏内に住む子どもたちが、生き延びるために、勝手にマフィアの勢力圏内で街を作った、というのが正しいということですね。そうなると流石に、いくら十天衆が守る街とはいえ、「はいそうですか、じゃあ街をあげますよ」「ここに住む子どもたちは自由に商売をしていいよ」とはならないということでしょう。

    十天衆がマガザンを潰さない理由


    星屑の街は子どもたちが作った歴史の浅い街です。それも、エッセルがいちばんの年長者で、他はエッセルより幼い子どもたちしかいません。

    元々発達が未熟で荒廃した街を、子どもたちだけで勝手に占拠して作っているわけですから、設備や財力もありません。

    マガザンを倒したあと、街を発展させ、運営できるようになる前に、マガザンが怖くて手を出せなかった他のマフィアが侵略してくるだろう、というわけです。

    それを防ぐには、マガザンと戦いつつ、マガザンがいなくなった後に他組織が攻めてきても大丈夫なくらい街を発展させるか、他組織に保護してもらうしかない、というわけですね。

    この問題は結局、星屑の街が他のマフィア、スーオファミリーの保護を受けることで解決する流れになりました。

    マガザンのその後


    秩序の騎空団と十天衆が対立している隙を狙い、十天衆が守る星屑の街を攻めたマガザンでしたが、結局返り討ちにあい戦力が大幅に低下してしまいます。

    そこに追い打ちをかけるように秩序の騎空団から一斉検挙に掛けられ、事実上の崩壊となりました。

    ネハンとマガザン


    ネハンはマガザンの製薬部門の責任者、禁薬ヘブンの開発者です。

    カルム一族が虐殺されてからは天涯孤独となり、奴隷となった後マガザンに買われ、育てられているようですが、マガザン幹部の口調やネハンの対応を見るに、あまり良い扱いを受けてこなかったであろうことは容易に想像ができますね。

    禁薬ヘブンについて


    禁薬ヘブンとは、星屑の街を何度も何度も攻撃しているマフィア、マガザンの主な収入源となっている薬です。

    秩序の騎空団と十天衆との衝突事件がある少し前から流通を絞られていますが、後にその理由は、この薬を開発していたネハンがマガザンを裏切ったことが関係しているのでしょう。

    さらに、ネハンはこの禁薬ヘブンの中毒症状を和らげる方法を、秩序の騎空団に情報提供しています。中毒になった人間が繰り返し購入せざるを得ない状態を作ることで市場が回っていたのであれば、禁薬ヘブンはマガザンにとって、もう収入源としての価値はなくなりつつあったのかもしれません。

    ムゲンについて

    たとえば、という言い回しをよく使う

    星屑の街にやってきた、身体の大きい謎の男。初見でビィが「でっかいおっさん」と言っているため、グラブルの世界でも彼の外見が子どものものではない、というのは明確なようです。

    しかし、口調などは幼い子ども。教えられれば一度で覚える記憶力と理解力はありますが、難しい単語などはわからないようです。

    桁違いの身体能力


    ドラフの男性は他種族に比べて大きいですが、ムゲンはドラフ男性の中でも特に巨大です。感覚も優れていて力持つよく、ニオイで砲弾が発射されたことを感知し、素手で鉄の塊である砲弾を殴り落すほど。

    子どもたちが危険な目に合うなどの理由で暴走した際は、十天衆に並ぶほどの力を発揮しました。

    星屑の街へ来た理由

    ムゲンは「親がいない子ども」でも暮らせる街がある、という噂を聞きつけて星屑の街へ来たようです。

    星屑の街は、実際に身寄りのない子どもたちが集まっているわけですから、ムゲンが子どもに該当するかはさておき、正しい判断だったといえるでしょう。

    街を守るべく、ムゲンに対して警戒心をあらわにしていたカトルも、ムゲンのその理由を聞いてからは、弟妹としてムゲンを受け入れるようになりました。

    ネハンとの関係


    十天衆とマガザンとの総力戦のさなか、星屑の街の井戸に毒が投げ込まれてしまいます。その毒については、星屑の街に軟禁されていたリーシャが取り出したことで解決するのですが、他に毒が投げ込まれた井戸がないか確認していたムゲンの元に、ネハンがやってくるのです。

    無邪気に十天衆が優しい、シスが優しい、ここで一緒に暮らそうと誘うムゲンに対し、ネハンは「俺は、お前が、大嫌いだ」と告げます。

    ムゲンがネハンを慕っていることから、この段階で、食事のマナーや挨拶、基本的な言葉を教えたのがネハンなのだろう、ということを察することができます。

    ネハンは「例えば~」という表現を多用しています。ムゲンも言葉はたどたどしいですが、なんども「たとえば」と同じ言い回しを使っているので、少なくとも言葉については、ネハンが基礎を教えたということなのでしょう。

    そんな相手に拒絶されてしまい、ムゲンは暴走状態になってしまいました。

    拒絶されることへの恐怖


    暴走状態から強制的に眠らされたムゲン、しかし、このままでは目覚めてすぐにまた暴走してしまう、とレイは言います。

    事態の解決のため、一行はムゲンの心の中へと入り、対話を試みました。そこでムゲンは、力のせいでみんながムゲンのことを嫌いになるのだといいます。そして、そんな自分自身が嫌いなのだとも。

    しかしムゲンの心の中に入ったソーンがムゲンの痛みや悲しみに共感し、ムゲンのことを好きだと伝えたことで、無事に目を覚ますことができました。

    正直唐突に子どもの姿のムゲンが出てきてとても驚きました。心の中はずっと幼い子どものまま、教育されなければ精神面は育つことがない、ということなのでしょう。

    ムゲンとネハンの出会い

    ムゲンがわかりやすいように、となるべく言葉を砕いて説明するネハン。「例えば~」というのは元々の口癖ではなく、ネハンの為に無意識に口癖になっていったのかもしれないですね。なんだこの破壊力は。

    ムゲンが目覚める直前、おそらくはムゲンの夢の中にて、ネハンとムゲンの出会いについても描写されています。

    ネハンはある島へ植生を調べるために立ち寄り、そこで荒廃した村を見つけました。おそらくは住民だったであろう村人の骨はどれも時間が経っており体格の差だけでは説明のつかない歪みもあるとのこと。

    そこに既に成人しているムゲンがおり、言葉はたどたどしい状態、つまりムゲンがまだとても幼い頃に流行り病か、島の食べ物のせいで骨が歪み、ムゲン以外の村の住人が亡くなってしまったこと。その後もムゲンは何も知らない、わからない状態で独り、大人になるまで過ごしていたであろうことがわかります。

    火SSRムゲンのフェイトエピソード


    イベント初開催時に実装されたムゲンのフェイトエピソードでは、現実世界を拒否し眠り続けているネハンの為に、「楽しいこと」を探すムゲンが描かれました。

    星屑の街の外へ出て楽しいことを探して見たり、星屑の街に帰ってきてからは、いろいろな人の「楽しいこと」を聞いて回ったりしますが、最後は「ムゲンが楽しいと思えることをたくさん見つけて、今度はネハンに教えてあげよう」という結論に。

    楽し気に笑うムゲンの声に、眠り続けているネハンの瞼が微かに動いたところでフェイトエピソードは終了です。

    光SSRネハンのフェイトエピソード

    めちゃくちゃ痩せたし顔色も悪くなっているネハンさん。杖もないと立てないのに戦うんか…

    リミテッドキャラクターとして実装されたネハンさん。初ターンから火力をばらまける性能をしており、起きて早々につよばはやフェディエル戦でこき使われている様子。

    水着直前の実装にもかかわらず、光パーティーには必須級の性能をしていることから、光パ全力組のガチャ計画を狂わせたり、ネハンが目覚めるのを待ち望んでいた人々がシェロチケを切ったことでシェロチケがトレンド入りするなど、非常に罪作りな男です。

    幾つものガチャ計画を狂わせた男

    性能は徹底したサポーター


    奥義はクリアヒールでダメージなし、アビリティはすべて自分以外の味方に対するデメリット付きの強力なバフという、カルム一族の技を活かしたとんでもない性能をしています。

    ネハンの苦悩


    ネハンは、マガザンの人間に奴隷として買われ、そこで自分と同じように働かされていた少年を助けようとしたために、薬学の知識があることがばれてしまいます。

    一族の誇りである技を、生き延びるために使ってしまったこと。その結果禁薬ヘブンを生み出し、一族の技と誇りを怪我した自分こそが、本当の意味で一族を滅ぼした存在ではないのかと、禁薬ヘブンを生み出したことを悔いている様子が描写されています。

    禁薬ヘブンについては、実装してから現在までずっと第一線で活躍しているプレデターさんのフェイトにも登場。被害の規模を考えるのであれば、シスより多くの人の人生を狂わせたかもしれません。

    けれど、そんなネハンのそばに居て、ネハンの目覚めを待つムゲンの為に、辛い現実が待つと知りながらもネハンは目を開けるのです。

    星屑の街とネハン

    カルム一族の本質、「自覚なき善良さ」をもつ男

    目覚めた後のネハンは、星屑の街で子どもたちや、そこで暮らしたムゲンと接していきます。

    そして自らが生み出した禁薬ヘブンの症状に苦しむ子、その弟と対話することで、「すべて運命だったのだ」と考えを放棄し、諦め、流されていた日々から、自分の意思で歩き出すのです。

    ムゲンに対するクソデカ感情も必見


    フェイトストーリー後半では、ネハンがムゲンを突き放した理由も語られます。

    そして、本当は嫌いではなかった、というのもはっきりと口にして和解。

    現段階ではここまでですが、これから星屑の街で暮らしていく中で、ネハンにとっても星屑の街が帰る家となり、ここの子どもたちがムゲン同様、家族となっていくのでしょう。

    ムゲンから受けた「家族とは何か?」の問いの答えがフェイトエピソード内で出ることはありませんでしたが、似た境遇の子たちが集まるこの街でなら、もう大丈夫そうですね。

    ちなみにバトルではムゲンとの掛け合いがあります。破壊力高めとなっていましたので、両方お迎え済みのお姉さま方はぜひ同時に編成してみてください。

    まとめ

    多くの騎空士を沼に突き落とした例のテキスト

    元奴隷で体中に傷があり、元々痛覚や触覚、ボイスを聞くに味覚も失われていて、天涯孤独で半身が不自由で無自覚に善良で記憶力に優れた顔のいいエルーン男(属性過多)ことネハン。

    憎みつつも、おそらくは憧れのような感情を抱いていたシスとは今回対面することはありませんでしたが、性能とも相まって非常に話題になっていたため、近いうちになにかしらのエピソード追加も期待できそうですね。

    改めて、魅力あふれるネハンの振り返りができてとても楽しかったです。見てくださった方は、お付き合いいただきありがとうございました!

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