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この記事では、期間限定イベント「小さな涙 忘れられた記憶」を振り返りつつ、残された「謎」や「伏線」について考察していきます。
ヘブバンのストーリーに興味がある方はご覧ください。
6つ子である「大島6姉妹」に焦点を当てたサイドストーリーのはずでしたが・・・
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みなさんこんにちは、「横島先生」です。
本日は、期間限定イベント「小さな涙 忘れられた記憶」のストーリーを振り返りつつ、未解決の様々な「謎」や「伏線」について考察します。
激しく伏線が散りばめられたストーリーであるため、色々な事象を注意深く観察する必要があります。
この記事がストーリー理解の一助となれば幸いです。
一方、公式が公表している動画配信等ガイドラインが更新され、ストーリー紹介が完全に解禁されました。
それを受け、この記事を執筆している段階の情報をフル活用して考察していきます。
そのため、「小さな涙 忘れられた記憶」だけでなく、最新のストーリーのネタバレも含む可能性がございますのでご注意ください。
ではさっそく、詳細を見ていきましょう。
- イベント「小さな涙 忘れられた記憶」を忘れてしまった方のためのおさらい!!
- イベントで残された「謎」と「伏線」!!
- 妄想にまみれた考察!!
- 大島6姉妹は本当の6つ子ではなく親が異なる「孤児」ではないか
- 妹たちは存在していない可能性も・・・
- 絵馬に記された名前の順番の謎
- セラフ部隊は作られた世界で活動している?
この記事は5分程度で読み終わりますので、最後までお付き合いいただければ幸いです。
時系列
ストーリー中に明言はされていませんが、
・蒼井えりかがバンドにいないこと
・東城つかさが覚醒していないこと
から鑑みるに、おそらくメインストーリー第2章終了から第3章の中盤の間でのストーリーなのではないかと予想しております。
一方、メインストーリー(第31A部隊)とはあまり関りがないため、メインストーリーを進めていない方、スキップした方、忘れてしまった方でも楽しめる内容となっております。
主な登場人物
第31E部隊
・大島一千子(おおしまいちこ):妹が大好きな長女。努力で成り上がって妹たちに楽をさせたいと願っている。
・大島二以奈(おおしまにいな):一千子と自分が大好きな次女。自分を磨き続ける読者モデル。
・大島三野里(おおしまみのり):プロ配達人の三女。スケボーに載って様々な配達をおこなう。
・大島四ツ葉(おおしまよつは):自宅警備員の四女。どこでも寝れるし、いつでも寝てる。
・大島五十鈴(おおしまいすず):サディストな気のある五女。なぜか鍵開けと女の子の扱いが得意。
・大島六宇亜(おおしまむうあ):マゾヒストの気のある六女。身体を動かすことと疲れ果てることが大好き。
超おおまかなイベント「小さな涙 忘れられた記憶」のあらすじ
長女の大島一千子が記憶喪失に・・・
任務中の怪我により、長女の一千子が記憶喪失になり、仲良しであった6つ子の妹たちのことも忘れてしまいます。
一千子の妹たちは、一千子の記憶を取り戻すために悪戦苦闘します。
一千子のことが大好きな妹たち
5人の妹たちは、両親早くに亡くして貧しい生活の中、無条件に愛情を注いでくれた一千子のことが大好きでした。
過去の思い出を語れば記憶が戻ると考え、
・貧しいという理由で給食費を盗んだ犯人にされたときに、信じて庇ってくれた
・貧しくて娯楽が無い中、自作の漫画を描いて楽しませてくれた
・特に6姉妹で一緒に行った浅草への修学旅行を題材とした漫画がみんなのお気に入りだった
などのエピソードを披露します。
しかし、一向に記憶が戻ることはなく、妹たちは落胆します。
記憶が戻ったふりをする一千子
妹たちの落胆ぶりを申し訳なく感じた一千子は、記憶が戻ったふりをすることにしました。
記憶については、過去に妹たちに書いた漫画をもとに、補完することとします。
そして、司令部にも記憶が戻ったことを告げ、浅草近辺のキャンサーの動向を調査する任務を受けることとなります。
キャンサーの襲撃を受ける大島6姉妹
浅草周辺の哨戒任務をおこなっていた大島6姉妹(第31E部隊)ですが、キャンサーの襲撃を受けます。
他の5人とはぐれた一千子は、かつて修学旅行で訪れた浅草寺に辿り着きます。
自分が書いた修学旅行を題材とした漫画では、姉妹6人で家内安全の絵馬を買い、6人の名前を書いたことが記されていました。
残っていた記憶をもとに絵馬を隠した場所を探し当てますが、そこには「大島一千子」1人の名前しか書かれていませんでした。
記憶を取り戻す一千子
実は修学旅行には、一千子だけが参加し、他の5人の妹たちは参加していませんでした。
家庭があまりにも貧しかったため、1人分の費用しか捻出できなかったためです。
知識が豊富で絵が上手な一千子が修学旅行に行けば、それを漫画にして説明してもらうことで他の5人も楽しめると考え、妹たちは一千子に修学旅行に参加してもらうことにしたのです。
修学旅行に参加した一千子は、東京の華やかさや初めて見るものに感動するとともに、妹たちへの罪悪感で押しつぶされそうになります。
浅草寺を訪れた一千子は、いつか妹たちと一緒に再び来れることを願い、絵馬に自分の名前だけを書いて境内に隠したのでした。
大島家長女ここにあり!!
はぐれた一千子を探していた5人の妹たちが浅草寺で合流します。
しかし、過去の修学旅行での罪悪感に打ちひしがれている一千子は、激しく狼狽していました。
そして、浅草寺でキャンサーの大群の襲撃を受けてしまいます。
窮地に陥る妹たちを目にして、一千子は「大好きな妹たちを守っていきたい」という自分の大切な気持ちを思い出します。
記憶を取り戻し、過去の罪悪感を払拭した一千子の活躍もあり、大島6姉妹はキャンサーたちの撃退に成功しました。
絵馬に6人の名前を書き込む
一千子は、かねてからの念願であった「いつか妹たちと一緒に再び浅草寺を訪れ、絵馬に6人の名前を書く」ことを実現します。
そして、この出来事により、更に大島6姉妹の絆は強くなったところで、ストーリーは終了となります。
一見するとハッピーエンドな結末に見えるのですが・・・。
「小さな涙忘れられた記憶」の『謎・伏線』と考察
今回のストーリーはさらっと読んでしまうと姉妹愛を強調したハッピーエンドとなります。
しかし、一歩踏み込んでしまうと、奥深い考察が可能なストーリーであることに気づきます。
少々長いですが、興味のある方はお付き合いください。
大島6姉妹の特徴のおさらい
大島6姉妹の特徴をザックリと言ってしまうと、
① 早くに両親を亡くした
② 貧しい家庭で助け合って育った
③ 6つ子
という設定となります。
本当に大島6姉妹は「6つ子」なのか
公式ホームページのキャラクター紹介などでは、大島6姉妹は「6つ子」と記されています。
しかし、顔つき、髪の色、背格好、性格など、すべてがバラバラであり、6つ子らしい特徴は見受けられません。
もちろん、「一卵性」ではないという設定も考えられますが、姉妹だとしても共通点が少なすぎます。
そのため、「①早くに両親を亡くした」、「②貧しい家庭で助け合って育った」、「③6つ子」の3要素のうち、「③6つ子」の信ぴょう性はかなり落ちることとなります。
大島6姉妹は親が異なる「孤児」ではないのか
今回のストーリーの「給食費を盗んだと疑いを掛けられた時、隣のクラスから駆けつけてくれた」という描写により、少なくとも一千子と二以奈は同じ学年であることがわかります。
そして、
・同じ学年でありえる
・似ていない
・貧しい
という特徴から、大島6姉妹は「孤児」なのではないかと予想することができます。
「①早くに両親を亡くした」という設定も、「共通の両親」ではなく「それぞれの両親」であったのではないかとも考えられます。
今回のストーリーにて、記憶が戻った一千子が姉妹たちに対して言いよどむシーンがありましたが、これは修学旅行に1人で行った罪悪感によるものではなく、本当の姉妹ではないことを思い出してしまったからではないでしょうか。
そういう認識を持って今回のストーリーを読み返してみると、
・大島6姉妹の絆が強い理由
・一千子の妹たちを守ろうとする強い意志の理由
・本当の家族とはなにか
といったことを考えさせられる内容となっております。
一千子の妹たちが存在しないという考察もある
今回のストーリーの違和感の1つは、
・幼少期の画像が出てくるのは「大島一千子」のみ
という点です。
「一千子の幼少期をクローズアップするため」とか、「ゲームの予算・工期の都合上」などの理由も当然考えられます。
一方、「幼少期には大島一千子しか存在しなかったのではないか」という考察を生み出すことにも繋がってしまっております。
ちょっと(かなり)悲しい内容とはなってしまいますが、「妹たちが存在しない」説は以下のような考察となります。
妹たちは一千子が創り出した妄想
幼い頃に両親を亡くした大島一千子は、貧しくて孤独な生活を送ります。
孤独な幼少期を過ごした一千子は、人形や小動物を妹たちに見立て、空想上の妹たちと遊ぶことで寂しさを紛らわせました。
児童期の子供に見られる「イマジナリーフレンド」と呼ばれるものです。
一方、妹たちに関する記憶がすべて妄想というわけではないと思われます。
例えば、二以奈が学校で給食費を盗んだと疑われるエピソードですが、これは実際に一千子が盗んだのではないかという(かなり酷い)考察をすることができます。
そして、この盗んだお金を使って、修学旅行に参加したのではないでしょうか。
一千子は学校のクラスでは給食費泥棒として嫌われていたため、修学旅行も一人で行動することになります。
そして、修学旅行に連れてくることができなかったイマジナリーフレンドのために、自分の名前だけを書いた絵馬を購入します。
一千子の記憶から作られた妹たち
セラフ部隊に所属する際には、軍によって数週間の診断をされることがメインストーリー冒頭で説明されています。
また、メインストーリー第3章により、セラフ部隊(の少なくとも何人か)はナービィが模している姿であることが明かされています。
「一千子の妹たちは存在しない」説に則るならば、現在の妹たちは「一千子の記憶を元にナービィが模している姿」と考えることができます。
今までは「ナービィはどこか別の場所にいる誰かを模している」という考察がありましたが、「実在していない人間を模している」という可能性も出てきたことになります。
特に「第31A部隊」のメンバーは個性的な面々が多いですが、映画・小説好きな東城つかさがナービィを使って生み出したフィクション上の人物という説もあり得るということです。
そして、この考察をもとに今回のストーリーを読みなおしてみると、
・孤独と貧しさに打ちひしがれた少女が、自分のイマジナリーフレンドと共に修学旅行をやり直すという夢を、ナービィを使うことで実現した。
というヘビィな内容に見えてきます。
東京駅の画像から見えてくる時代考証
東京駅は「2012年10月」に復元工事が完了しました。
復元前の雰囲気を損なわないような復元がされておりますが、復元前と後で微妙にディテールが異なっております。
今回のストーリーにおける一千子の修学旅行の記憶にも東京駅が出てきますが、この東京駅は復元以降のものとなっております。
つまり、大島一千子が修学旅行で東京に行ったのは「2012年10月以降」と言うことになります。
浅草寺周辺の変化
上の画像が「大島一千子が修学旅行に行った時の浅草寺」、下の画像が「セラフ部隊として訪れた浅草寺」となります。
両者を見比べてみると、幾つかの違和感に気づきます。
キャンサーの影響のためなのか、破壊されて荒らされたものを無視したとしても、
・過去にはなかった樹木が生えている
・樹木の奥には近代的な建築物が建っている
といった不思議なことが起きています。
修学旅行が10年前だとすれば、成長が早い樹木であれば、これぐらい成長するかもしれません。
しかし、浅草寺という歴史的建造物の背景となる部分に近代建築物を建てるというのは明らかに違和感があります。
しかも、「本来あるべきものを描かない」とは異なり、「本来ないものを描く」ということは製作者側の意図的な行動と言えます。
このことから何が考察できるかと言いますと、
・ゲーム内の現在の浅草寺は、一千子の記憶の中にある浅草寺とは異なる
ということです。
つまり、一千子の幼少期の記憶が正しい(世界が存在した)とするならば、セラフ部隊が存在する世界は何者かに作られたものである可能性があるということになります。
絵馬に描かれている大島6姉妹の名前の順番
恐らく、今回のストーリーで多くのプレイヤーを悩ませているのが「絵馬の名前の順番」です。
左から順に「6・4・3・5・2・1」となっております。
なぜこれが、順番通りに「6・5・4・3・2・1」または「1・2・3・4・5・6」となっていないのかが、大きな謎となっております。
現実的に「本当の姉妹だったら順番には書かないよね」というのが有力な説になっているように感じますが、ストーリーとしてわざわざ適当な順番に書くとも思えないという疑問も残ります。
「今後死んでいく順番」とか「既に全員死んでいて、実際に死んだ順」などという不吉な考察も出ていますが、根拠は薄いものとなっています。
また、右から見て1(一千子)から始まっていることから「SSスタイルとして実装される順」という説もありますが、これについては次のSSスタイルが二以奈であれば信ぴょう性が増すと思われます。
大島一千子の専用スキル「慈愛の波動」でDPが回復している
今回のストーリーでは、キャンサーの攻撃を受け、大島6姉妹のDPが大きく削られる描写があります。
その後、記憶と自分の信念を取り戻した大島一千子が専用スキル「慈愛の波動」を使用することにより、妹たちのDPが全快します。
しかし、専用スキル「慈愛の波動」の効果は、
・慈しみの烈火が全体の火属性スキル攻撃力を上げ、さらに防御力を2ターン高める
であるため、DPを回復する効果はありません。
「小さな涙 忘れられた記憶」の「謎」と「伏線」の考察のまとめ
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
本日は、期間限定イベント「小さな涙 忘れられた記憶」のストーリーを振り返りつつ、未解決の様々な「謎」や「伏線」について考察させていただきました。
では、本日はここまでとさせていただきます。
ではでは。
©WFS Developed by WRIGHT FLYER STUDIOS © VISUAL ARTS / Key
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ライター紹介
- こんにちわ、『横島先生』と申します。
工学の博士号を持つ異色のゲームライターです。
ネットゲーム歴は長く、「Diabro2」や「Age of Empire2」などの海外ゲームから入り、国産ゲームでは「FF11」を長くプレイしておりました。
現在はmihoyo社の「原神」に出会い、熱中しております。
皆様に有意義な情報をお伝えしたいと考えておりますので、何卒、よろしくお願いします。
twitterアカウント:https://twitter.com/yokoshimasensei
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