【ホグワーツ・レガシー】ゲームを楽しむ原作知識・ゴブリンの反乱を徹底解説!

物語を楽しむための予備知識

ホグワーツ・レガシーではキーワードとしてゴブリンがあげられます。

主人公は古の魔法について調べると共に、悪用しようとする敵に対峙することになると説明されています。

この敵に当たるのがゴブリンです。

今回はハリー・ポッターの世界でのゴブリンについてご紹介します。

これまでのトレーラーからのゲームのご紹介記事とは違い、今回はどちらかというと考察になります。

どんなゲームなんだろう?と気になっている方はぜひ他の記事をご覧ください。

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とはいえ予備知識を持っていることで、より深く物語が楽しめると思いますので、今回もライターのハリポタ愛にしばしお付き合いいただければ幸いです。

  1. ハリー・ポッター魔法界の差別
  2. ゴブリンは被差別種族
  3. 物語以前のゴブリンの反乱について

※この記事は3分程で読み終わります。

魔法界におけるゴブリンとは

ゴブリン(小鬼)とは、非常に賢い小柄なヒト型の種族です。

ハリー・ポッター原作の時代には、グリンゴッツ魔法銀行を運営しているとハリーは説明を受けています。

これはゴブリンが魔法界で造幣しているからです。

ゴブリンは金属の扱いに長けているのです。

魔法界ではヒト以外の種族が杖を持つことを禁じており、故にゴブリンは杖を持つことが許可されていません

しかし、ゴブリンは独自に特殊な魔法を持っていて杖を使わなくても魔法を使うことができます

因みに原作で呪文学を教えているフリットウィック先生はゴブリンの血を引いているとされています。

フリットウィック先生は穏やかでユーモアもある優しい先生ですが、実は決闘チャンピオンだった過去があり、ホグワーツの戦いでも多くの死喰い人を撃破しています。

この戦闘能力の高さはゴブリンの血を引いていることが関係しているかもしれませんね。

これだけ優秀なゴブリンですが、多くの魔法族がゴブリンは自分たちより劣っていると考えています。

詳しくは後述しますが、魔法族は他の知性のある生き物を自分たちよりも下等な生き物としてみなしている表現が原作の中には多々あるのです。

この選民意識が、原作にも過去の歴史として出てくるゴブリンの反乱へとつながります。

原作に登場するゴブリンの反乱

ハリー・ポッターの物語の中ではゴブリンの反乱は過去のものとして、魔法史の授業で習います。

この反乱は17世紀と18世紀に起きており、ホグワーツ・レガシーで描かれる物語よりも前の時代になります。

そのため、ゲーム内でも触れられる可能性は高いでしょう。

17世紀のゴブリンの反乱

17世紀のゴブリンの反乱は1612年にホグズミード村で起こったとされています。

差別の対象となっていたゴブリンが、迫害に対して抵抗しようとしたものです。

ウィゼンガモットという、原作にも登場する裁判等を司る魔法省の機関がゴブリンを罵倒したことがきっかけと説明されています。

ゴブリンの拠点はホッグズ・ヘッド

名前でピンときた人もいるでしょう。

ホッグズ・ヘッドは原作の時代にはダンブルドア校長の弟、アバーフォース・ダンブルドアが経営しています。

ファンタジックビーストではアルバス・ダンブルドアに呼ばれたニュートたちがそこにとどまったり、ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団ではハーマイオニーがダンブルドア軍団の会合場所として選んだりと意外と登場回数が多いスポットです。

18世紀のゴブリンの反乱

17世紀に引き続き、ゴブリンは魔法族と同等の権利を求めて反乱を起こしました。

17世紀と違うのは、ゴブリンが同じく迫害されていた狼人間と手を組んだことです。

魔法省は魔法大臣を2回も変更して、この反乱を鎮圧しなければなりませんでした。

最終的にゴブリンの指揮官が死んだことで、反乱部隊は鎮圧されたと語られています。

魔法族の選民意識

魔法ファンタジーとしてわくわくする世界を私たちに見せてくれるハリー・ポッターシリーズですが、一つの世界・一つの社会としてみたときにとても強い選民意識があります。

それは作中でよくスリザリンが掲げているとされる「純血主義」にも見て取れるでしょう。

原作でハリーは、ゴブリンや上の画像のケンタウロス等のヒト型の魔法生物が人間に支持を仰ぐかのように描かれた彫刻が、魔法省のエントランスホールに飾られているのを見ています。

原作ではゴブリンやケンタウロスは建前上ヒトと対等な知的生物とされていますが、不死鳥の騎士団でのアンブリッジの暴言等を鑑みるに魔法族の中にある選民意識はかなり根強いものであると考えられるでしょう。

ホグワーツ・レガシーにどう関わっていくのか

今回注目すべきは、敵陣営の拠点としてホグズミードのはずれと言われている点でしょう。

ここから過去2回の反乱と全く無関係ではないことが推測されます。

また、2度目の反乱で手を組んだ人狼が今回ホグワーツ・レガシーに登場するのかも気になるところです。

ハナハッカや萎びイチジクから度々「人狼の登場」を期待している私ですが、開発陣のインタビュー映像に流れるイラストの一枚にまさに人狼が含まれているのが確認できました。

魔法使いの前で横たわっている生き物ですが、普通の狼とは違う関節の数が映画の中でリーマス・ルーピンが変化した狼人間にそっくりです。

登場するとしたら非常に危険な生き物なので、攻略するうえで注意が必要になるでしょう。

原作で嫌に生生しく描かれる魔法界の差別ですが、ホグワーツ・レガシーの物語の中でどのように触れられるのか、気になります。

まとめ

今回、トレーラーではゴブリンが悪として描かれていました。

ゴブリンに闇の魔法使いが加担し、主人公に立ちはだかっているという構図です。

しかし、ハリー・ポッター原作の歴史やバックグラウンドを見たときに本当にゴブリンは単純悪なのでしょうか?

現代に生きる我々にとっては、どちらかというと魔法族の選民意識に嫌悪感を抱く人のほうが多いのではないかなとライターは思っています。

ホグワーツ・レガシーはステータスのあげ方や主人公の行動によって、ある程度ストーリーに幅があるようです。

どんなエンディングを迎えるのか、今からプレイが楽しみです。

それでは、またホグワーツでお会いしましょう。