クソゲーだけじゃない!?レトロゲーム良キャラゲー集

レトロゲーム良キャラゲー集

今まで、名作漫画や、アニメがゲームとなって発売されてきました。

その中でも「トランスフォーマー」「北斗の拳」「オバケのQ太郎」という伝説のゲームがあります。

これらのソフトのおかげか、「キャラゲー=クソゲー」という図式が通例になっていました

しかし、実際には、数々の良キャラゲーも存在しており、レトロゲームファンの間では語り継がれているのです。

今回は、そんなレトロゲームにおける「キャラゲー=クソゲー」のレッテルを、見事打ち破った珠玉の作品達を紹介しようと思います。

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骨太アクション!オプションを使いこなせ!『特急指令ソルブレイン』

「宇宙刑事ギャバン」「特警ウインスペクター」等、80年代特撮で育ってきた方には、馴染み深いメタルヒーローシリーズ

全17あるシリーズの中で、唯一ファミコンで発売された作品がこの「特急指令 ソルブレイン」です。

どんなゲーム?

内容は、オーソドックスな「横スクロールアクションゲーム」。

Aボタンでジャンプ、Bボタンでパンチ、連打で連撃と非常にシンプルです。

上の画像の、画面中央にいるのが主人公である「ソルブレイダー」です。

こう見ると一般的なアクションゲームですが、ソルブレイダーの上に何か浮いているのがわかりますでしょうか。

これこそが、このゲームのキモといえるシステム「オプション」なのです

「オプション」とは!?

オプションは、道中にある箱を壊すと手に入る「オプションパーツ」を3つ集めることで誕生します。

オプションパーツには「a」と「b」があり、パンチを当てることで任意に変えることが可能で、その組み合わせで攻撃方法が異なります。

例えば「a→a→b」の順番で取得すると、上の画像のように「貫通する一本のレーザーを放つオプション」になります。

その他にも、「地面でバウンドする弾を発射する」攻撃から、「近距離戦専用の剣を振りかざす」攻撃まで、8通りの組み合わせがあり、どれも一長一短なので状況に応じて使い分ける必要があります

「オプション」を守れ!

また、オプションにも見えない体力が設定されており、攻撃を受け続けると消滅するのも特徴です

オプションが無い状態では、攻略が非常に厳しいため、如何にオプションを守りながら進んでいくかも、このゲームを攻略するうえで重要になってきます。

もう1つ大きな要素として、オプションが生存している間に、同じオプションパーツの組み合わせをもう一度取得することで、一定時間無敵かつ強力なキャノン砲を撃ちまくることができるようになります

上手くいけばボス戦や難しい地帯を一気に突破できるため、爽快感は抜群です。

この、オプションを活かす・変える・持続する のが本当に楽しく、上手く考えながらかつ爽快に進むことができるのがこのゲームの醍醐味と言えるでしょう!

まだまだソルブレイン魅力は尽きない

また、敵を倒すと手に入るポイントを消費して、「回復」や「パワーアップ」ができる地点が要所にあります。

それらの使い時を、ポイントと相談しなければならないのもユニークな点です。

アクションゲームとしての出来はさることながら、BGMもカッコ良いものばかりで、1面の導入部分から早くもプレイヤーを興奮させてくれます。

キャラゲーとしては失敗?だが間違いなく傑作!

このゲーム、キャラゲーとしてはお約束ともいえる、主題歌のBGMがありません。

また、ソルブレインは3人組の戦士なのに、自機はソルブレイダーのみだったり、ボスキャラクターも見慣れない姿ばかり。

それもそのはず、実は海外で発売された「シャッターハンド」というゲームの主人公を、ソルブレイダーに変更し、一部ステージやボスの構成をリメイクした「キャラ替え移植」なのです。

そのため、ソルブレインという特撮作品のゲームとしては、このゲームは失敗かもしれません。

しかし、横スクロールアクションゲームが好きだ!という方には間違いなくおススメできる傑作です!

ぜひプレイして欲しい!

白熱の2人対戦!「サンリオカップ ポンポンバレー」

もはや、日本を誇るキャラクターブランドとも言える「サンリオ」。

そんなサンリオのキャラクター達が、バレーで雌雄を決するのが、「サンリオカップ ポンポンバレー」です。

2人プレイも可能で、使用キャラクターには「キティ」「ポチャッコ」「たあ坊」「けろっぴ」とお馴染みの面々が揃っています。

どんなゲーム?

操作方法は、Aでジャンプ、Bでレシーブとなっており、ルールもとっても簡単。

相手のコートに、ボールをぶち込めば得点です。

また普通のバレーと異なるルールとして

  • 相手コート内で1バウンドさせなければ得点にならない
  • ネットがない

が挙げられます。

つまり、ボールが大きくなった、子供向けテニスのようにアレンジが施されているのです

そのため操作性の良さも相まって、シンプルに遊びやすく仕上がっています。

このゲームの本質は「必殺技」にあり

(回転レシーブをするキティ)

このゲームの本質は、なんといっても「必殺技」にあります。

「必殺技」という、おおよそサンリオとは程遠いキーワードですが、このゲームが盛り上がる大きな要素になっています。

試合が進んでいくとキャラクターが必殺技を習得し、試合中にランダム、または任意に発動できるようになります。

一例をあげると…

  • キャラが高速スピンしながらボールを自動追尾し打ち返す「回転レシーブ」
  • ボールが画面外まで浮き上がり、相手コートギリギリでいきなり落ちてくる「超天井レシーブ」
  • 雷が走り、凄まじいスピードでボールを跳ね返す「稲妻アタック」

などなど、漫画「テニスの王子様」よろしく、ツッコミどころ満載の動きを、可愛らしいサンリオキャラクターが取りだします。

試合後半となると、これらが頻発するようになるため、盛り上がること間違いなしです。

試合を盛り上げるシステムの数々

相手のボールが顔面に何度も直撃すると、「怒り爆発」状態になりキャラクター性能がアップ

上の画像のように、時々妖精が現れてボールを掴み取ったと思えば、いきなりあらぬ方向に投げ出す。

など、のほほんとしたキャラクターやBGMからは、想像もつかない盛り上がりシステムが存在します

ゲームとして覚えやすくシンプルで、笑い方面でも対戦方面でも、場が沸く要素が沢山ある素敵なゲーム。

友人らで集まってワイワイ対戦するのにもってこいです!

あの元祖キモかわキャラもゲーム化していた!「グレムリン2-新・種・誕・生-」

「ギズモ」という、毛がフサフサで、目の大きい生物をご存じですか?

1990年に公開された、洋画「グレムリン2 新・種・誕・生」を題材にしたこのゲー。

公開と同じ年に、サンソフトから発売されました。

ナムコの「ワルキューレの伝説」や、タイトーの「奇々怪々」のような、見下ろし型の2Dアクションゲームです。

プレイヤーはギズモを操作して、敵を倒したりトラップを避けながらステージをクリアしていきます。

どんなゲーム?

操作はAでジャンプ、Bで投擲攻撃で、ステージが進むごとに武器がかわり、性能が変化します。

また、敵を倒したら手に入る「オーブ」。

この「オーブ」が使えるアイテムショップが、各ステージの中間に存在します。

ここでは、穴に落ちた後、一定時間自由に動ける「風船」等の重要なアイテムを購入することが出来ます。

体力や残機は、敵を倒しても増えることは無く、またショップに入れるのは1回のみなので、よく考えて購入する必要があります。

トラップのおかげで難易度が上昇

このゲームは、ギズモというマスコット的キャラを主人公に据えているものの、難易度が高いのです。

前半は、敵の動きに気を付ければ難なくクリアできますが、後半は、穴やトゲや動く床等のトラップに苦しめられることになるでしょう

例えばこちらの場面では、地面のほとんどが穴と、動く床になっています。

この悪い足場に、雑魚敵まで現れるので、とても厄介です。

しかし、操作性自体は良好であり、穴に落ちてもライフが減るだけで、ステージ最初からという訳ではありません。

「死んでは覚える」まさにレトロゲーム攻略の醍醐味を味わうことができます。

最初に落ちた1回目のみ、前述のアイテム「風船」と同じ効果で復活できます。

これも攻略のカギといえると同時に、いつまでも同じ個所で停滞せず、プレイヤーを飽きさせない作りになっているのも良い点です。

コンティニューも無限で、パスワードでいつでも再開できるので、根気よく少しずつ攻略していきましょう。

「グレムリン2」の魅力

後期サンソフト作品の例に盛れず、ファミコンとは思えない、心地よい重低音でダークなBGMも、高い難易度からくるストレスを和らげる要員の1つと言えます。

ステージクリア後のムービーは、綺麗にキャラクターが動くので必見です。

このタイプのゲームが好きな方や、トライ&エラーでクリアを目指すのが好きだという方には、おススメできる一本です!

余談ですが、タイトルの「グレムリン2」は、原作映画「グレムリン2」からとって来ているので、グレムリン1というゲームはありません。

コナミの「キングコング2 怒りのメガトンパンチ」と同じですね!

じゃない方でも名作!「ミッキーの東京ディズニーランド大冒険」

ミッキーのゲームというと、カプコン製作の「ミッキーのマジカルアドベンチャー」を思い出す方が、大多数を占めると思います。

その影に隠れてしまい、隠れミッキーとなってしまった名作が、この「ミッキーの東京ディズニーランド大冒険」です。

どんなゲーム?

不思議な魔法世界を舞台としているマジカルアドベンチャーに対し、こちらのストーリーは現実の世界よりです。

行方不明になった仲間たちを探すために、そしてパレードを完遂するために、実際にディズニーランドにあったアトラクションをモチーフにしたステージを、ミッキーが駆け巡るというもの。

そのため、各ステージはそれらを感じさせる要素が沢山詰まっています。

「ビッグサンダーマウンテン」では、軽やかなウエスタン風BGMが流れ、途中では高速トロッコに乗る場面があります。

「ホーンテッドマンション」では、いかにもオバケの出そうなBGMをバックに、謎解きや幽霊の敵を倒していくなど。

他、「カリブの海賊」「スプラッシュマウンテン」「シンデレラ城」等も登場します。

どのステージも、アクション要素と、アトラクション再現の丁度良いバランスでプレイヤーを魅了します。

2種類の風船を使いこなす

このゲームにおけるミッキーの操作は、Bボタンでジャンプ、Xボタンで「ガス風船」、Yボタンで「水風船」となっており、この2種類の風船を使いこなすことが攻略のカギとなります
【水風船の特徴】

  • 攻撃に使用でるが、連射は効かず、射程も短い
  • タメることで弾が大きくなる
  • ロックマンのような連射は効かない
  • タメた後地面に設置することで、トランポリンのように使うことが可能

と、このゲーム唯一の攻撃手段であるにも関わらず、中々クセの強い性能になっています。

【ガス風船の特徴】

  • 攻撃に使用できず、タメて膨らますことができる
  • 膨らました後は、空中に一定時間浮遊することが出来る
  • 浮いてる最中にボタンを離すことで、任意の方向にミッキーごと発射する

この任意の方向への発射、途中で方向を変えることができないのがもどかしく、ミソの部分になっています。

「ガス風船」を使いこなせ!

序盤では、攻撃手段とも言える「水風船」が主に活躍。

一方「ガス風船」は、高い段差を登ったり、敵を避けることに使用することに留まります。

ですが、中盤以降は「ガス風船」による正確な浮遊や、発射を求められる場面が多くなり、苦戦は必至です。

例えば、ホーンテッドマンションの1シーンで、下から追いかけてくる巨大幽霊から逃げなければならず、急ぎながらガス風船で足場を乗り継いでいかなければいけません。

そのため、ミッキーのゲームとしては、やや子供達には難しい難易度といえます。

ですが、コンテニュー無制限と、パスワードのおかげで何度も挑戦できるので、少しずつ進むことができるでしょう。

「ミッキーの東京ディズニーランド大冒険」総評

無事全ステージをクリアし、ミッキーと仲間たちによるパレードを見届けることが出来れば、一日中ディズニーランドで遊びつくしたも同然の疲れと達成感を味わうことが出来る逸品。

ディズニーランドが好きで、アクションゲームに自信のある方はチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

ファミコンベルトスクロールの傑作!「T.M.N.T.2 ザ・マンハッタンプロジェクト」

最後に紹介するのが「T.M.N.T」。

いわゆる「ニンジャタートルズ」のゲームです。

ジャンルは、ベルトスクロールアクションで、1991年というファミコン後期に発売されました。

コナミから発売されただけあって、そのクオリティは目を見張るものがあります。

どんなゲーム?

電源を付けると流れる、タートルズOPの伝統フレーズ。

ゲームスタートで、お馴染みの合言葉「カワバンガ!」の音声が流れるなど、早くもキャラゲーとしての出来の良さを感じさせます

上の画像のように、2人同時プレイも可能なので、友人らと遊ぶのに適しているのも良いポイントの1つ。

また、操作方法は、こんな感じです。

  • 「A」でジャンプ
  • 「B」で攻撃
  • 「下+B」で投げ
  • 「A→B」 で体力を消費した無敵攻撃「メガクラッシュ」

このメガクラッシュですが、残り体力が1の時はノーリスクで連発できるようになります。

そのため、死ぬギリギリでも上手くいけば敵を倒し続けることができ、ハラハラと気持ちよさを同時にプレイヤーに感じさせます。

プレーヤーに嬉しい

敵キャラクターも、「クランゲ」「シュレッダー」をはじめ、お馴染みの顔ぶれがボス戦等で登場するのも、原作のファンにも嬉しいですね

BGMも、タートルズらしいフレーズを随所に盛り込みながらも、熱い曲が盛沢山で思わずBGMだけ聞きたくなるほど。

特に、ラストステージや、ラスボス戦のBGMは、スーパーファミコンの続編でもリメイクして流れているところからも人気の高さが伺えます。

ステージ数も、家庭用ベルトスクロールアクションとしては、かなり多くボリュームがあります。

が逆に、コンティニュー制限と相まって、本作の高い難易度に繋がっています。

「T.M.N.T.2 ザ・マンハッタンプロジェクト」総評

ベルトスクロールといえば、ステージを進むごとにマンネリが進むことが問題点としてよく挙げられます。

ですが、このゲームは雑魚敵の種類や、ステージ毎のギミックが凝っているのでダレることもありません

キャラゲーとしての楽しさ・完成度はもちろんのこと、かなり歯ごたえのある作品に仕上がっています!

ベルトスクロールアクションが好きな方やタートルズが好きな方、2人協力プレイで楽しみたい方には非常におススメできる作品です。

まとめ

キャラゲーにも色んな種類があります。

  • 「原作愛に溢れるゲーム」
  • 「ゲームとしての出来を第一においたゲーム」
  • 「原作再現を重視するあまりゲーム部分が厳かになってしまったゲーム」

それぞれに魅力があり、それぞれに楽しみ方があります。

紹介したもの以外にも魅力的なキャラゲーがあるので、是非手に取ってみてほしいです!

機会があれば、良作キャラゲーを紹介したいと思いますのでお楽しみに!

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