モンスターハンターライズのモンスターは何をモチーフにしている?

日本らしさを表現したモンスターがたくさん

モンスターハンターライズは日本が舞台になっています。

登場するモンスターも日本い馴染みのある妖怪や、動物がモチーフになっています。

ぱっと見で分かるものもあれば、「これは何をモチーフにしているの?」と思うモンスターもしばしば。

意外なものがモチーフになっているモンスターもいるので、この記事を読み終わるころにはすぐにゲームプレイをしてモンスターを見たくなるはずです!

  1. モンスターライズに登場するモンスターは妖怪がモチーフ
  2. マガイマガドは鎧武者の亡霊がモチーフ
  3. 妖怪だけでなく秋田のナマハゲも登場

この記事は5分で読み終わりますので、最後まで読んでいってくださいね!

鎌鼬竜オサイズチ

オサイズチは妖怪の鎌鼬をモチーフとされています。

鎌鼬は風の妖怪とも言われていて、イタチに似た妖怪として知られています。

オサイズチは尻尾の部分が鎌のように鋭くて、見た目もイタチそっくりですね!

オサイズチの攻撃は鎌鼬さながらの旋風攻撃

さらに鎌鼬は、旋風によって鋭い刃物で切られたように傷つける妖怪と言われています。

オサイズチも、グルグルと旋風のように回って大技を仕掛けてきますね。

傘鳥アケノシルム

アケノシルムの見た目は、鶴に似ていますね。

でも鶴にしてはトサカの部分が異常に大きく見えます。

実は、アケノシルムは鶴だけでなく妖怪の「からかさ小僧」をミックスしたモンスターなんです!

威嚇をしている時はトサカの部分が傘のように大きく広がっています。

色合いで見ると頭の部分が赤くて体が白いのでオオヅルに似ています。

大きな火球は「ひとだま」をイメージ

また、アケノシルムの攻撃では大きな火の球を出してきますね?

からかさ小僧も夜になると不気味な「ひとだま」が集まっているイメージがあります。

河童蛙ヨツミワドウ

ヨツミワドウは名前の通り河童と蛙をミックスさせたモンスターです!

頭の部分には河童のお皿のような物もあって、お腹の部分はアマガエルのような色合いがあります。

しかもヨツミワドウが日本らしいのは見た目だけではありません。

ヨツミワドウは攻撃を仕掛けてくるときに相撲のような突っ張り攻撃をしてきます。

他にもモンスターハンターライズで入手できる掛け軸の中に、ヨツミワドウとアオアシラが相撲をしている物があります。

名前の由来は相撲の技からチョイス

河童と蛙をモチーフにしているのに、何故「ヨツミワドウ」という名前なのか?

その答えは相撲にありました。

相撲の取り口には「四つ身」という技があり、ヨツミワドウの「ヨツミ」はこの取り口からヒントを得ています。

さらにヨツミワドウの別名である河堂竜の「カワドウ」を引用して、ヨツミワドウという名前となりました。

怨虎竜マガイマガド

マガイマガドは見た目だけでは、何の動物なのかも何の妖怪なのかも分からないですよね?

実はマガイマガドは動物や妖怪ではなく、鎧武者の亡霊をモチーフとしています。

また、マガイマガドが仕掛けてくる鬼火攻撃は昔から怖い話などでお馴染みの「ひとだま」がモチーフなんです。

他のモンスターに比べると攻撃力も強くて、怨念を感じてしまうレベルですよね。

怨念を感じる鎧武者の装備

マガイマガドの装備は武士のような鎧装備で、鎧武者の亡霊がモチーフだと思うと少しホラー要素も感じます。

ただ、フォルムや動きを見ているとジンオウガに似ている部分もあるので過去作のモンスターも要素にあると予想されます。

泥翁竜オロミドロ

オロミドロは妖怪の泥田坊をモチーフにしています。

泥田坊は全身が泥だらけで見た目はおじいちゃんのような感じです。

この泥田坊がモチーフになっているので、オロミドロも泥を使った攻撃を仕掛けてきます。

見た目も口の横にヒゲのような物があるので、老人感が出ています。

実は雑巾もモチーフに採用

また、公式が出しているデザイン画では「ぞうきん」というキーワードも入っていました。

オロミドロは尻尾をひねる動きも多いので、ぞうきんを絞るようなモーションに作られた可能性も高いです。

人魚竜イソネミクニ

人魚竜という名前だけを聞くと下半身が魚で上半身が人間の人魚をイメージしてしまいます。

実は日本でも人魚という名前の妖怪が存在しています。

日本版の人魚は私たちが知っている人魚とは違って、顔が鬼の妖怪なんです!

イソネミクニは、まさに日本の人魚をモチーフにしていて鬼のような顔をしています。

妖怪だけど人魚の美しさも追及

しかしイソネミクニは歌が美しいモンスターで、ときおり仰向けになってラッコのような動作も見受けられます。

そのため怖い人魚のモチーフの中にも、おとぎ話に登場する人魚のような美声や海の生き物を連想させる部分も多いです。

天狗獣ビシュテンゴ

ビシュテンゴは天狗獣という名前で見た目は猿に似ています。

妖怪の天狗と猿をミックスしたモチーフとなっていて、柿を投げてくる事から昔話の「猿蟹合戦」を連想させます。

実はカンガルーのような袋もある

ビシュテンゴの攻撃では大量の柿を投げつけてくる事が多いのですが、実はお腹に袋があって、そこに柿を忍ばせているという裏話があります。

また天狗は羽が生えているというところから、ビシュテンゴは見た目が猿だけれど飛べるという設定になっています。

さらにハンターに攻撃が当たると笑う動作もあって、猿蟹合戦に出てくる猿のいたずら好きな要素も盛り込まれています。

雪鬼獣ゴシャハギ

ゴシャハギは秋田のナマハゲをモチーフにしています。

ナマハゲが包丁を持っている事から、ゴシャハギも氷で作った包丁のような凶器を作ってきます。

名前にも東北感を追加

また東北地方では怒る事を「ごしゃぐ」と言う方言があるので、ゴシャハギの名前の由来はこの「ごしゃぐ」から来ています。

秋田のナマハゲは男の人は赤、女の人は青、と決まっているのでゴシャハギは怒った時に真っ赤になるのはオスという可能性があります。

さらにゴシャハギは寒冷地帯に登場するモンスターなので、寒い地域に出てくるというナマハゲの逸話もしっかりモチーフとなっています。

さいごに

モンスターハンターライズでは動物はもちろん妖怪をモチーフにしたモンスターが多く登場していました。

しかし、モンスターハンターライズで最強と言われているマガイマガドは、妖怪ではなく鎧武者の亡霊をモチーフにしています。

さらにイソネミクニは人魚をモチーフにしていて、実は人魚は日本の妖怪でも存在していた事が分かりました。

モンスターハンターライズをプレイする時は、モチーフを知っておくだけでモンスターの見方が変わるかもしれません。