【MTGアリーナ】機械兵団の進軍 新メカニズムを解説!

はじめに

この記事では,2023年4月18日にMTGアリーナに実装される新セット『ファイレクシア:完全なる統一』の新メカニズムを紹介します。

紙のカードの正式発売日は,2023年4月21日です。

『すべてがここに決着する』

ファイレクシアは,ついに多次元宇宙に対する侵攻を開始しました。

もはや,多次元宇宙に安全な場所などありません。

しかし,各次元はファイレクシアに対する共同戦線を築き上げていきます。

かつての宿敵,盟友が集結し,ファイレクシアとの激しい戦いを繰り広げます。

多次元宇宙すべての力が集結し,最終決戦がここに決着します!

それでは,新たに搭載される3つの新メカニズムと,再登場する1つのメカニズムを解説したいと思います。

  1. 賛助とは,クリーチャーを強化し,自身の能力を別のクリーチャーに与える能力です。
  2. 培養とは,変身効果をもつ培養器・トークンを生成する能力です。
  3. バトルとは,倒すことで裏面を唱えることができる新たなパーマネント・カードです。
  4. 召集とは,呪文を唱えるためのコストを,クリーチャーのタップで補助する能力です。

実際のカード画像を提示ながら解説してきます。

この記事は,5分ほどで読み終わりますので,ぜひ最後までお付き合いください!

賛助・Backup

このクリーチャーが戦場に出たとき,クリ一チャ一1体を対象とする。それの上に+1/+1カウンターn個を置く。それがこれでないクリーチャーなら,ターン終了時まで,それは以下の能力を得る。

賛助は,クリーチャーを強化したり,別のクリーチャーに同じ能力を付与する能力です。

  • 賛助をもつクリーチャーが戦場にでたとき,クリーチャー1体に+1/+1カウンターを置きます。
  • 自身以外に+1/+1カウンターを置くと,ターン終了時まで賛助のテキストより下に書かれている能力を与えます。
  • 他のクリーチャーに能力を与えても,自身の能力は失われません。
  • 賛助によって与えられる能力は,そのクリーチャーが元から持っている能力だけです。
  • 賛助のテキストよりも,上に書かれた能力(サイクリングや瞬速など)は与えられません。
  • 賛助によって置かれる+1/+1カウンターの数は,賛助nで表記されている数値分です。
  • 賛助をもつクリーチャーのコピー・トークンが生成されたときも,同様の効果が誘発します。

培養・Incubate

培養器・トークン1つを,「(2):このアーティファクトを変身させる。」を持ち,+1/+1カウンターn個が置かれた状態で生成する。それは0/0のファイレクシアン・アーティファクト・クリーチャーに変身する。

培養とは,変身能力を持つアーティファクト・トークンを生成する能力です。

  • 培養を行うと,+1/+1カウンターが置かれた培養器・トークン1つが生成されます。
  • 培養によって置かれる+1/+1カウンターの数は,培養nで表記されている数値分です。
  • (2)で変身することでクリーチャー化します。
  • トークン自体は0/0なので,+1/+1カウンターを失っても破壊されます。

バトル・Battle

包囲戦(バトルのサブタイプ)1つが戦場に出る際に,それを守る対戦相手1人を選ぶ。あなたや他のプレイヤーはそれを攻撃できる。それが倒されたとき,それを追放する。その後,それを変身させた状態で唱える。

バトルとは,変身効果をもつ両面の新たなパーマネント・カードです。

  • バトルは,戦闘や呪文で倒すことを目的に出すパーマネント・カードです。
  • バトルにはサブタイプが表記されており,そのカードを攻撃できる条件が示されています(今セットは全て包囲戦)。
  • 各バトルは,表面の右下にある守備値と等しい数の守備カウンターが置かれた状態で戦場に出ます。
  • 守備値はバトルを倒すために必要なダメージを表します。
  • バトルは,自分で戦場に出し,自分がそれを攻撃します(自分のパーマネントを攻撃する)。
  • バトルにダメージを与えると,その点数分の守備カウンターを取り除きます。
  • バトルが倒されると能力が誘発し,マナ・コストを支払うことなく裏面で唱えられます。

今セットから登場する新たなパーマネント・カードであり,その強さは未知数です。

ここから未だない強力な戦術が生まれるかもしれません。

招集・Convoke

あなたのクリーチャーが,この呪文を唱える助けとなる。この呪文を唱える段階であなたがタップした各クリーチャーはそれぞれ(1)かそのクリーチャーの色のマナ1点を支払う。

召集とは,呪文を唱えるためのコストを,クリーチャーをタップすることで補助します。

  • 召集は呪文を唱えるときに機能する常在能力です。
  • クリーチャーをタップすること自体がコストの支払いとして扱われます。
  • コストの支払いは,マナ能力の起動後です。
  • 唱えることに対応してクリーチャーを除去してもコスト支払いを妨害することはできません。
  • 常在能力であるため,クリーチャーの起動型能力・誘発型能力の妨害効果では対処できません。
  • 多色クリーチャーをタップしても,支払えるのは1色のみです。
  • 無色クリーチャーをタップしたときは,支払えるのは無色マナだけです。

その他の注目能力のカード

全てのファイレクシア法務官の登場

今セットでは,ファイレクシアを統治する5体の法務官が全て登場します。

今回の法務官たちは,表面がクリーチャー,裏面がエンチャント・英雄譚という初のギミックを搭載しています。

こちらも,初の試みとなるカードなので強さは未知数です。

伝説のクリーチャーのタッグ・チーム

ファイレクシアに対抗するために,各次元では共同戦線が引かれています。

かつては別々のクリーチャー・カードが,1枚のクリーチャー・カードで登場します。

英雄たちの強力なタッグチームは必見です。

ファイレクシア化する両面クリーチャーの登場

Φマナを含む,変身する起動型能力をもつ両面クリーチャーが登場します。

色マナをΦマナで支払うことができるため,単色デッキでも使用可能です。

土地サイクリング効果の再登場

平地サイクリング(2)((2),このカードを捨てる:あなたのライブラリーから平地・カードを1枚探し,それを公開し,あなたの手札に加える。その後,ライブラリーを切り直す。)

  • 通常のサイクリングとは異なり,指定された土地タイプの土地・カードを手札に加えます。
  • 基本土地という指定がなければ,ラフィーンの塔のような3色土地を探してくることも可能です。
  • ドローすることはできないので注意が必要です

おわりに

ここまでお読みいただき,ありがとうございました。

今回は,新セット『機械兵団の進軍』における新メカニズムを解説しました。

初心者をはじめ,効果に疑問をもつ方々に,この記事が参考になれば幸いです。

それでは,また。

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ライター紹介

ハラダンディー
お疲れ様です。ハラダンディーです。マジックザギャザリング(MTG)を中心に執筆しています。初心者向けの記事から,よりコアな記事も執筆したいと思っています。色々と調査することも好きなので,リクエストがあればツイッターまでお願いします。https://twitter.com/haraDandy