はじめに
この記事では,MTGアリーナでのスタンダード構築デッキである青白コントロールデッキを紹介します。
【対象のスタンダード環境】『イニストラード:真夜中の狩り』~『兄弟戦争』
青白コントロールとは,青の打ち消しや白の除去を中心に,盤面を制圧する青白2色のデッキです。
伝統的なコントロールデッキですが,今回は白の除去を多めに採用しています。
また,「実際のカードでもプレイしたい!」と思った人に向けて,紙のカードの値段も紹介していきます。
カードの金額に関しては,Wisdom Guidの平均価格を参照しています。デッキリストのカード名がそのままリンクになっていますので,そちらで最新の金額を確認できるようになっています。
*Wisdom Guidとは,MTGの総合情報サイトで,カードリストやシングルカード価格などを主に提供しているサイトです。
記載した金額は,あくまで投稿時のものですのでご了承ください。
- 青白コントロールとは,相手の行動を妨害する伝統的なコントロールデッキです。
- 紙のカードでデッキをそろえると,約47,000円
- その他の除去やドローサポートでアレンジ
それでは,デッキを見ていきましょう。
この記事は,5分ほどで読み終わりますので,ぜひ最後までお付き合いください!
青白コントロール:サンプルデッキリスト
クリーチャー(1)
(1)船砕きの怪物(平均価格:700円)
インスタント(17)
(3)運命的不在(平均価格:300円)
(3)魂の仕切り(平均価格:1,300円)
(2)第三の道の機構(平均価格:20円)
(4)かき消し(平均価格:200円)
(2)否認(平均価格:40円)
(3)発見への渇望(平均価格:100円)
ソーサリー(8)
(3)軍備放棄(平均価格:200円)
(3)告別(平均価格:400円)
(2)銀の精査(平均価格:80円)
アーティファクト(1)
(1)セレスタス(平均価格:180円)
プレインズウォーカー(6)
(3)放浪皇(平均価格:5,000円)
(3)時間の旅人、テフェリー(平均価格:2,500円)
土地(27)
(2)解体爆破場(平均価格:50円)
(3)スパーラの本部(平均価格:1,400円)
(3)ラフィーンの塔(平均価格:1,800円)
(3)さびれた浜(平均価格:1,200円)
(1)天上都市、大田原(平均価格:1,800円)
(9)基本・平地
(6)基本・島
合計金額:46,460円(平均価格での合算)
ゼロからすべてのカードをそろえると,約47,000円あれば作ることが可能です。
カードの解説
ここでは,各カードを解説していきます。
クリーチャー
船砕きの怪物 瞬速をもっているため,インスタントタイミングで唱えることができます。さらに,唱えた時に打ち消されません。 誘発型能力として,自分が呪文を唱えるたびに2つある能力のうち1つを使用できます。 ①自分がコントロールしていない呪文1つを,オーナーの手札に戻す。 ②土地でないパーマネント1つをオーナーの手札に戻す。 |
インスタント
運命的不在 クリーチャーかプレインズウォーカー1体を破壊できます。そのコントローラーは調査を行います(手掛かりトークンを1個生成)。 自分のクリーチャーやプレインズウォーカーを破壊して,手掛かりトークンを得ることもできます。 | |
魂の仕切り 土地でないパーマネント1つを追放します。追放されている間,そのカードのオーナーはそのカードを再びプレイ(唱える)することができます。 オーナーが対戦相手の場合は,唱えるコストが2マナ追加されます。 | |
第三の道の機構 1ドローし,その後に自分の手札の枚数分のライフを得ます。 | |
かき消し 呪文1つを対象と,追加で2マナ払わないと打ち消します。 さらに,犠牲効果で呪文をコピーすることができます。犠牲を活用することで,1つの呪文に合計4マナを要求したり,2つの呪文を打ち消したりすることができます。 | |
否認 クリーチャーでない呪文1つを対象とし,それを打ち消します。
| |
発見への渇望 3ドローし,基本土地・カード1枚か,その他のカードを2枚捨てます。 土地・カードではなく,基本土地・カードなので注意が必要です。 |
ソーサリー
軍備放棄 マナ総量が自分がコントロールする平地の数以下のクリーチャー1体を追放します。さらに,それのコントローラーは3点のライフを得ます。 自分のクリーチャーを追放して3点回復する手段としても使えます。 | |
告別 すべてのアーティファクト,クリーチャー,エンチャント,墓地を選択して追放できます。 ただし,プレインズウォーカーだけは対象にできません。 また,破壊ではなく追放なので,破壊不能で防ぐことはできません。 | |
銀の精査 呪文を唱えた時に支払ったXマナ分のドローをします。 Xが3以下であれば,インスタントタイミングで使用できます。
|
アーティファクト
セレスタス 戦場に出た時に,昼でも夜でもなければ昼になる(夜明・日暮が誘発する)伝説のアーティファクトです。 2つの起動型能力を持ちます。 ①好きな色マナを1点加える。 ②昼と夜を入れ替える(ソーサリータイミング限定)。 誘発型能力として,昼と夜が入れ替わるたびに1点のライフ得,さらにカードを1枚ルーティングできます。 |
プレインズウォーカー
放浪皇 瞬速をもっているため,インスタントタイミングで使用できるプレインズウォーカーです。 【+1】クリーチャー最大1体に,+1/+1カウンターを1個置き,そのクリーチャーはターン終了時まで先制攻撃を得ます。 【-1】警戒をもつ白の2/2の侍・クリーチャー・トークンを1体生成します。 【-2】タップ状態をクリーチャー1体を追放し,2点のライフを得ます。 | |
時間の旅人、テフェリー 誘発型能力として,自分がドローするたびに忠誠度カウンターを1個置きます。 【0】1ドローします。 【-2】警戒と「自分がドローするたびに自身に+1/+1カウンターを置く」能力をもつ,青の2/2のスピリット・クリーチャー・トークンを1体生成します。 【-12】対戦相手1人を対象とし,そのプレイヤーは自分がコントロールしているパーマネント1つをオーナーの手札に戻し,その後,そのプレイヤーがコントロールしている土地でないパーマネントをすべてライブラリーに戻してシャッフルします。 |
土地
解体爆破場 無色マナを生み出せる土地です。 起動型能力で自身を生け贄に捧げると,対戦相手がコントロールする基本でない土地1つを破壊します。その後,その土地のコントローラーは,ライブラリーから基本土地・カード1枚を戦場に出すことを選択できます。また,自分もライブラリーから基本土地・カード1枚を戦場に出すことを選択できます。 | |
スパーラの本部 緑・白・青マナを生み出す確定タップインの3色土地です。 3つの基本土地タイプと,サイクリング効果をもっています。 トライランドともよばれます。 | |
ラフィーンの塔 白・青・黒マナを生み出す確定タップインの3色土地です。 3つの基本土地タイプと,サイクリング効果をもっています。 トライランドともよばれます。
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さびれた浜 白・青マナを生み出す2色土地です。 土地を2つ以上コントロールしていないとタップインとなります。 スローランドとも呼ばれます。
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天上都市、大田原 青マナを生みだす伝説の土地です。 魂力で,アーティファクト,クリーチャー,エンチャント,プレインズウォーカーのいずれか1つをバウンスできる伝説の土地です。魂力はインスタントタイミングで使用でき,戦闘時にクリーチャーをバウンスすることもできます。 魂力のコストは,自分がコントロールしている伝説のクリーチャー1体につき1マナ軽減されます。 |
プレイのポイント
ここでは非常に大まかですが,プレイ方法のポイントを解説します。
- 基本的には除去と打ち消しで相手を妨害し,盤面の優位を引き込んでいきます。
- 多くの行動をインスタントタイミングで行えるので,いわゆるドロー・ゴー(土地だけ置いて何もしない)のスタイルをとります。
- 主な攻撃手段は,船砕きの怪物と2体のプレインズウォーカーなので,マナが整うまでは耐え続けます。
- アグロ系デッキによる序盤の速い攻撃に対しては,運命的不在や魂の仕切り,軍備放棄などで対処していきます。
- 青絡みのデッキとの対戦では,リソースが先に切れると負けるので,手札を切らさないことが大切です。
- ミシュラの鋳造所のような,クリーチャー化できる土地に対しては解体爆破場でも対処できます。
他に相性のよさそうなカード
デッキのアレンジに使えそうなカードを5つほど紹介します。
その他の除去やドローサポートが候補に上がります。
価格参照のリンクも貼ってありますので,参考にしてください。
他にも選択肢はたくさんあると思いますので,自身のプレイスタイルに合わせて調整してください。
集団失踪(平均価格:160円) 多色のクリーチャーをコントロールしている各プレイヤーは1ドローします。 その後に,すべてのクリーチャーを破壊します。 | |
黄昏の享楽(参考価格:130円) 対戦相手1人のライフが自分よりも多ければ,4点のライフを得ます。 対戦相手1人が自分より多くのクリーチャーをコントロールしているならば,白の1/1の人間・クリーチャートークンを2体生成します。 対戦相手1人の手札が自分より多ければ1ドローします。 | |
一時的封鎖(参考価格:400円) 戦場に出た時に,マナ総量が2以下で地以外のパーマネントを,一時的封鎖が戦場を離れるまで追放します。 | |
冥途灯りの行進(参考価格:400円) マナ総量がX以下のアーティファクト,エンチャント,クリーチャーのうち1つを追放します。 呪文を唱える時の追加コストとして,手札から白のカードを1枚追放するごとに,呪文コストを2マナ軽減します。 | |
記憶の氾濫(平均価格:400円) ライブラリーの上から,この呪文を唱えるために支払ったマナ分のカードを見て,その中から2枚を手札に,残りをライブラリーの下に戻します。 支払ったマナ分なので,相手の妨害などで呪文コストを増やされた場合も上乗せされます。 フラッシュバックも持っているため,墓地から再利用できます。 |
おわりに
ここまでお読みいただき,ありがとうございました。
今回は,青白のコントロールデッキを紹介しました。
ワイルドカードを使用することで,MTGアリーナを始めたばかりの人でも作成することが可能です。
初心者をはじめ,経験者の皆様にもこの記事が参考になれば幸いです。
機会があれば,実際のカードでも楽しんでみてください!
それでは,また。
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