Contents
- “戦わなくてもいいです。あなたの代わりに勝利の女神たちが戦ってくれますから。”
- Chap.0 地上に墜落した二人
- 「心配なさらないでください。何があっても私があなたをお守りします」
- Chap.1 侵食されても、なお
- 「私たちは血も涙もない、ただの戦闘兵器だから」
- 「アークから地上へ! 聞こえますか?」
- 「ご命令ください。私たちは指揮官の命令に従います」
- 「ありがとうございます。もう全然痛くありません」
- 「ここです。ここです。ここです。ここです。ここです」
- 「指揮官…包帯、嬉しかった…です」
- 「侵食が始まったのは、いつから?」
- 「では、また会おう」
- 分隊名:カウンターズ
- 「結果は最悪。実践に強いタイプなのか?」
- 「初めまして。私はネオンです」
- おわりに
“戦わなくてもいいです。あなたの代わりに勝利の女神たちが戦ってくれますから。”
臨場感溢れる戦闘シーンに個性豊かなキャラクター、そして思わず凝視してしまうほどリアルな「背中」。
その精巧美麗なグラフィックが話題のNIKKEですが、実はストーリー要素もたいへん充実していることをご存知でしょうか。
今回はそんなNIKKEの多彩な魅力を存分にお伝えするべく、物語の始まりである0章から新たな展開を迎える1章まで、ストーリー解説と簡単な攻略を兼ねた記事を皆さんにお届けしたいと思います。
(…と言っても、1章までがチュートリアルのようなものなので、今回はほとんどストーリーに特化した記事になりそうですが!)
既に指揮官として任務に当たっている方にも過去の話をサクッとおさらいできる内容になっておりますので、ぜひ最後まで読んでいってくださいね。
- 「背中」が売りのゲームかと思いきや、むしろストーリーのほうが目玉だった説
- 作中でプレイヤーは生命の定義について何度も問われることになる
- 1章で早くもメインキャラクターが死亡するというまさかの展開(みんなのトラウマ)
この記事は約5分で読めます。
※記事中に筆者の心の声が混じる場合がございますが、これはNIKKE中毒者によくある症状ですので、悪しからずご了承ください。
Chap.0 地上に墜落した二人
作戦区域への移動中、何者かの攻撃によって指揮官(プレイヤー)とその分隊員が乗った輸送機が墜落。
人間である指揮官は一時心肺停止の状態になるも、同乗していたシルバーガン部隊所属のニケ・マリアンの蘇生措置によって息を吹き返します。
指揮官の意識が回復したことを確認し安堵するマリアンですが、爆発音を聞き集まってきたラプチャー(敵)との交戦中に足を負傷。
怪我をしたのかと訊く指揮官に、移動には問題ない程度の故障だと特段なんでもないことのように答えます。
二ケとは人間と似て非なる存在。たとえ身体が壊れても、脳さえ無事なら生き続けることができる。
士官学校を出た者であれば当然知っているはずのことですが、それでも指揮官はマリアンの足に包帯を巻こうとします。
指揮官の思いがけない行動に困惑するマリアン。
ニケである自分には包帯など巻いたところで意味がないとわかってはいるものの、まるで人間と同じように扱ってくれる指揮官に、マリアンは笑顔を見せるのでした。
「心配なさらないでください。何があっても私があなたをお守りします」
別部隊との合流地点へ到着した指揮官とマリアンは、そこで分隊04-F所属のラピとアニスに出会います。
ニケであるマリアンはともかく、墜落した輸送機に乗っていた生身の人間がどうして生きているのかと怪しむアニスですが、とにかく今はラプチャーの排除を優先すべきだというラピの判断により、二人は部隊に合流します。
- アニスが作戦に加わったことにより、新たな武器種・ロケットランチャー(RL)が追加されます。
- RLは着弾時の爆発範囲が広く、一発あたりのバーストゲージ増加量も多いため、使い慣れてくるとかなり強力な武器となります。
- チュートリアルではフルチャージ攻撃を推奨されますが、スタックや挑発付与など、フルチャージの条件つきでスキル効果を発揮するタイプのニケを除けば基本速射でOK。ガンガン撃ちましょう。
再び現れたラプチャーとの交戦後、ラピとアニスから彼女達の指揮官が作戦中に死亡したことを知らされます。
ニケである以上、人間を守ることは最も優先すべき事項であり、それはたとえ自分の命と引き換えにしてでも守らなければならない約束事。
しかし、04-F部隊の指揮官はラプチャーを前に自殺行為としか思えないような行動をとったため、守ろうにも守れなかったのだとアニスは言います。
その後、ラピとアニスはデータベースを照合し、指揮官の基本情報を確認するのですが、ここでまさかの事実が発覚。
なんと、指揮官は昨日士官学校を卒業したばかりのド新米指揮官だったのです。
Chap.1 侵食されても、なお
まさか新米の指揮官が送られてくるとは思っていなかったラピは、中央政府の判断に呆れた様子を見せつつも、04-F分隊が進めていた作戦の説明を始めました。
彼女達の任務は、地上探索中に通信が途絶えたニケ1分隊を捜索するという目的でしたが、作戦中に04-F分隊の指揮官が死亡。
作戦区域の座標はその指揮官だけが知っており、事前に情報を共有されていなかった二人は現場に向かうこともできず、仕方なく合流地点で追加部隊の到着を待っていたのだそうです。
引継ぎに投入された指揮官も座標について何も聞かされてはいませんでしたが、幸いにもマリアンが座標データを持っていたため、一行は目標地点へと向かうことに。
指揮官という人間
そこでマリアンは、ラピに「自分の指揮官も守れなかったくせに、新人だの何だのと難癖をつけないでください」と彼女の指揮官に対する態度に苦言を呈します。
失言だったと謝罪するラピに、気にするなと軽く応じる指揮官。
しかし、それは”ニケ”にとって予想外の反応だったようで、アニスは驚いた様子で指揮官のことを「変わってる」と評します。
ラピもまた、侮辱と取られても仕方がない発言をした自分に怒りを見せない指揮官に何か感じるところがあった様子。
(プレイヤーである指揮官は色々な意味で「変わってる」人間なのですが、その理由については追々わかります。)
それぞれの間に多少のわだかまりを残しつつも、即席の部隊は座標の位置へと歩を進めます。
「私たちは血も涙もない、ただの戦闘兵器だから」
目標地点へと向かう最中、突如マリアンの身体に異変が生じます。
メンテナンスを手伝うと申し出るラピですが、指揮官の目が気になるのか、必要ないと断るマリアン。
それを聞いたアニスは、自分達のような戦闘兵器を指揮官が女として見る訳がないと笑います。
(指揮官というのはこんなに素敵な容姿の女性たちを前にして何も思わないものなのか…? と驚きますが、プレイヤーである指揮官は普通に女性として見ているようでした。そりゃそうだよね!)
それでもなお抵抗する素振りを見せるマリアンでしたが、誤作動が生じた際のメンテナンスは必須事項だとラピに諭され、渋々ながらも服を脱ぐことに。
ボディチェックの結果、特にこれといった異常は見られず、ひとまずは安心だと任務を再開する一行。
そこにアークからの通信が届きます。
「アークから地上へ! 聞こえますか?」
アークとは地上を追われた人間たちが生活している地下シェルターのような場所で、指揮官が所属している中央政府やニケの製造・運営を担う企業もアーク内にあります。
送られてきた通信はアーク情報部に所属するオペレーター・シフティーからのもので、今後サポートスタッフとして任務に参加する、という連絡でした。
ようやく繋がった通信に、敵陣のど真ん中に輸送機を送ってどうするんだと怒るアニス。
ところがシフティーいわく、該当地域のラプチャーは対空火器を保有していないことが判っていたため、安全を考慮した上でその地点に輸送機を送ったのだと言います。
不審に思ったラピは、シフティーにブラックボックスの解析を依頼。
ラプチャーによる爆撃でないのなら、では何故、輸送機は墜落したのか。
指揮官たちが疑問を抱いたその時、またしてもラプチャーが襲来します。
- スナイパーライフル(SR)は遠距離にいる敵の弱点をピンポイントで狙うことができます。
- こちらも先述したロケットランチャー同様、フルチャージによるスキル効果が発動するニケ以外は速射での運用がおすすめ。
- 筆者の個人的見解では、SR持ちのニケは武器の扱いが難しいぶん強いキャラが多い印象です。
「ご命令ください。私たちは指揮官の命令に従います」
ロード級と呼ばれるそのラプチャーは通常のラプチャーよりも戦闘力が高いため、迎撃した場合24.35%の確率で全滅するかもしれないとシフティーは言います。
少人数での迎撃に難色を示すラピ達は一時撤退を提案しますが、マリアンは行方不明になった先発隊の捜索を諦めたくない様子。
同様に、作戦を諦めるつもりはないと口にしつつも続行命令を下せずにいる指揮官。
そんな姿を見兼ねてか、命令さえしてくれれば自分たちは指示に従う、とラピが助け舟を出してくれます。
(ラピは見た目こそ若いですが、実はかなりベテランのニケ。今後も様々な面で指揮官を支えてくれる頼もしい存在です。)
その言葉に背中を押された指揮官は、部隊に捜索作戦の継続を指示し、ラプチャーと対峙します。
- ショットガン(SG)は近距離戦闘において最高の性能を有する武器です。
- 中~遠距離の敵に攻撃が通りづらいという難点はあるものの、SG編成によってクリアが容易になるステージもあるなど、使い所によってはかなり化けます。
「ありがとうございます。もう全然痛くありません」
なんとかロード級の討伐に成功したものの、戦闘中にマリアンが負傷してしまいました。
すかさず包帯を巻こうとする指揮官に、ニケに包帯なんかと笑うアニスでしたが、マリアンは「心が満たされる気がする」と嬉しそうな表情を浮かべます。
きっと一般的な指揮官はニケに対してそういった「無意味なこと」はしないのでしょう。
ここにも巻いてください、と無邪気に包帯をねだるマリアンの姿に、ラピとアニスは言葉を口にすることができませんでした。
(黙ってしまったところを見ると、人間である指揮官に丁寧に扱われているマリアンのことをちょっと羨ましく思ったりしたのかもしれません。何せ普段「戦闘兵器」として扱われている子たちな訳ですしね…)
「ここです。ここです。ここです。ここです。ここです」
ようやく座標の位置に到着した一行。
しかし、辺りには先発隊はおろか、誰の姿もみえません。
部隊の間に緊張が走る中、マリアンは行方不明になったニケはここにいると言い、ひとり先へと歩き始めます。
そんな折、シフティーから輸送機のブラックボックスの解析結果が送られてきました。
墜落前後の状況を確認するラピ。
そして突然銃を構えたかと思うと、その銃口をマリアンに向け、「あなたが輸送機を爆撃したの?」と問います。
墜落の真実
否定するマリアンですが、ブラックボックスのデータによると、爆発は内部で二度起きています。
輸送機に積んでいた作戦用の爆弾は、外部からの起爆信号なしには絶対に爆発しないとのこと。
そしてその起爆信号の識別コードは、マリアンのものでした。
目的を問うラピに、壊れたレコードのように「ここです」と同じ言葉を繰り返すマリアン。
この時、既にマリアンはラプチャーに侵食されていました。
そんなマリアンの声に応じるかのように、タイラント級のラプチャー・ブラックスミスが襲来します。
捕食する”鍛冶屋”
遠くから伸びてきたブラックスミスの触手に捕まったマリアンは、あっという間に建物の奥へと姿を消してしまいました。
行方不明となった先発隊も、おそらくブラックスミスに捕まってしまったのでしょう。
まだ間に合うかもしれない、と言うラピに撤退を提案するアニスでしたが、何やら心を定めた様子のラピを見て、結局は作戦を継続することに決めます。
(ここで挿まれる「アニス。やってみよう。やってみたいの」「…見つけた?」「まだわからない」「いいよ、じゃあやってみよう」という二人の会話が意味深で気になります。ラピは何を探していたのでしょう?)
シフティーにサポートを要請し、04-F部隊と指揮官はブラックスミスとの交戦を開始します。
- ボス戦では特定部位を破壊することで相手に大ダメージを与えることができます。
- 警告時に白い丸と赤い丸が表示されますが、この際に白い丸を攻撃すると敵が怒って必殺技を繰り出してくるので絶対に狙わないでください。
- 特殊個体の中には部位を破壊することで逆に強くなってしまう困ったちゃんがいますが、これはまた別の機会に紹介できればと思います。
「指揮官…包帯、嬉しかった…です」
シュミレーション上の勝率は12.4%だったにもかかわらず、ブラックスミスの撃破に成功した部隊。
しかし、体内に取り込まれた先発隊は全滅、マリアンも既に虫の息といった状態でした。
軍法により、ニケの処分は指揮官が行わなくてはなりません。
人間でも使用できる自決用の拳銃をラピに手渡された指揮官は、震える手でマリアンの頭に銃口を向けます。
(初見時、「こんな惨いことある?!」と叫んだのを今この記事を書いていて思い出しました。NIKKEの洗礼を受けた最初の瞬間です。)
なかなか撃つことができずにいる指揮官に、マリアンは自ら手を伸ばし、「ここです」と銃を引き寄せます。
僅かに残った意識で、最後の言葉を口にするマリアン。
そして彼女はそっと目をつむり、指揮官の指に手を添わせ、引き金を引きます。
こうして指揮官の最初の任務は、彼の心に深い傷を残すことで幕を下ろす結果となりました。
「侵食が始まったのは、いつから?」
アークへ戻るエレベーターの中で、シフティーからマリアンに起こったことについて説明がありました。
彼女に埋め込まれていたのはナビゲーションコード。
つまり、マリアンはエサとなるニケたちをブラックスミスの所へ案内する役割を課せられていたのです。
最後のほうまで正気を保っていられたのは、指揮官が傍にいたからだろうとシフティーは言います。
しかしブラックスミスと遭遇した頃にはかなり侵食が進んでいたため、あのような状態になったのだろうということでした。
ひとまず状況は把握できたものの、マリアンがどの時点で侵食されたのかについてはまだ明らかになっていません。
輸送機を爆発させたことからアーク内で既に侵食されていたと考えるのが妥当ですが、アークの防護壁は鉄壁であり、侵食反応があればすぐに排除されるはずだとラピは答えます。
では何故、このようなことが起こったのか。
様々な疑念を抱えたまま、04-F部隊と指揮官はアークへと帰還します。
デブリーフィング
シフティーから作戦結果の報告を受けた中央政府司令部の副司令官・アンダーソンは、寄せ集めの部隊、それも適当に派遣した新米指揮官とたった2体のニケがブラックスミスを倒したことに驚きを隠せない様子。
異例の戦果を挙げた彼らに興味を抱いたのか、アンダーソンは指揮官と04-F部隊を副司令官室に呼ぶように、とシフティーに指示します。
「では、また会おう」
司令部に赴いた指揮官たちは、アンダーソンの命令で急遽テストを受けさせられることに。
その話をするためだけにわざわざ自分たちを呼んだのか、と訊くアニスに、アンダーソンは「ただ直接会ってみたかっただけだ」と飄々と受け流します。
腕時計を確認し、次の予定があるからと退室を促すアンダーソンに、指揮官はひとつ質問を投げかけました。
その内容は、マリアンの侵食がアーク内で始まったことについて何か知っているか、というもの。
核心を突くような質問に動揺するラピとアニスをよそに、指揮官は無言で副司令官の返答を待ちます。
(我らが指揮官は、勤続二日目の新入社員が副社長にそれ訊けるか?みたいなことを割と平気でやってのけるタイプの人間なので、見ている側としては結構ヒヤヒヤさせられます。)
アンダーソンは直接の回答は伏せつつ、「もし誰かがニケを侵食させたとして、それが君にとって強大な存在だったとしたらどうする?」と指揮官に問い返します。
理由を聞くと思う、と答えた指揮官に、納得できる理由なら見過ごすということか、と含んだ物言いをするアンダーソン。
言葉を返す間は与えられず、再度退室を求められた指揮官たちは、釈然としないながらも司令部を後にしました。
分隊名:カウンターズ
テスト会場となるシミュレーションルームに到着した指揮官たちは、試験監督のイングリッドからテストの概要について説明を受けます。
イングリッドは「タクティカル」が口癖の、いかにも軍人といった風情の女性ですが、実はニケ製造を担う三大企業のうちのひとつであるエリシオン社のCEO。
旧知の仲であるらしいラピいわく、「趣味で」戦闘訓練の監督を務めているのだとか。
本来、戦闘力テストは作戦投入前に実施されるそうですが、今回に限っては前作戦での指揮官たちの戦果が異例のものであったため、臨時訓練を行うことになったようです。
テストに先立ち、分隊名を訊かれた指揮官は「カウンターズ」と答え、ラピとアニスと共に試験に臨みます。
- シミュレーションルームにおけるバフは同じ記号のものを3つ揃えるごとに効果レベルが上がります。理想は8つすべて揃えることですが、難しいようなら6つ、それも無理なら3つ×2種類の記号をセットしましょう。
- もし倒されてしまっても、別のニケを編成することで訓練を再開できるので安心してください。
- シミュレーションルームのクリア報酬で獲得できるマニュアルはニケのスキル強化に必要な素材です。毎日こつこつ溜めていきましょう。
「結果は最悪。実践に強いタイプなのか?」
訓練終了後、テストの結果は最悪だったとアンダーソンに報告するイングリッド。
シミュレーションの通りなら一瞬で全滅していたとしてもおかしくないのに、何故あれだけの戦果を得られたのかと疑問を口にします。
報告を受けたアンダーソンは、実践に強いタイプなら、とカウンターズに新たな、それも「最高に難しい」任務を与えることにしました。
一方、帰還して休む間もなく訓練を受けさせられ、立て続けに出撃命令まで出されたことに不満を抱くアニス。
普段感情を表に出さないラピも、二人体制の部隊に再出撃命令を下す司令部の判断に警戒を滲ませます。
次に割り当てられる指揮官は誰かと問われ、引き続き自分が担当すると答えた指揮官に、いよいよ怪訝な表情を見せるラピ。
通常であれば作戦過程でのトラブルを避けるため、同一の指揮官とニケが連続して任務に当たることはないらしく、何故このような指令が下ったのかわからない、と言います。
再び地上へ
異例尽くしの状況下、これは作戦とは名ばかりの婉曲な処分だろうと厭世的な意見を述べるアニスに、シフティーは処分が目的ならわざわざ地上に送らずともアーク内で完結できる、と応えます。
(有能なオペレーターかつステルス性能に優れた人間であるシフティーは、指揮官たちの会話にぬるっと介入してはぬるっと去っていく、なんともミステリアスな存在です。)
上層部の目的が何であれ、命令とあれば従う他はないと諦観混じりの覚悟を決めた指揮官たちは、再び地上へと向かいます。
「初めまして。私はネオンです」
地上へと向かうエレベーター内にて、指揮官たちは見知らぬ人物が同乗していることに気づきます。
ネオンと名乗るそのニケは、今回の作戦では自分も同行することになったと説明しますが、部隊の誰も増員があることなど聞かされていません。
突然の人事異動に何か裏があると思ったのか、彼女に対し何者かと問うアニス。
すると、ネオンはいとも簡単に「スパイだと思います」と白状します。
というのも、社長であるイングリッドから「カウンターズの任務を手伝いつつ、作戦中に起こったこと全てを報告するように」と命じられたようなのです。
嫌な役を振られ、さぞ心苦しいだろうと思いきや、ネオンは前々からスパイに憧れがあったらしく、むしろ与えられた役割が嬉しくて堪らないといった様子。
「スパイ任務、頑張ります!」と自らスパイであることを公言するネオンに、カウンターズの二人は果たしてこのまま無事に任務を終えることができるだろうか、と作戦の成功を憂慮するのでした。
おわりに
今回は0章から1章までのストーリーをご紹介しました。
…もっと掻い摘んでお伝えする予定でしたが、より多くの方にNIKKEの魅力を知ってほしいという思いが膨らんだ結果、随分なボリュームになってしまいました……ここまで読んでくだって本当にありがとうございます……!
それでは、私はそろそろ出撃するのでこの辺で。
また次回お会いしましょう!
ライター紹介
- 普段はウェブまわりの便利屋として日々ヒーヒー言いながら糊口を凌いでいる民。
4歳でファミコンに魅入られて以来、様々なジャンルのゲームと戯れてきました。お気に入りのハードはスーファミとドリキャス。
現在は勝利の女神たちの指揮に全力を注いでいます。