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始め有るものは必ず終わり有り
どんなコンテンツにも「終わり」はやってきます。
それがどんなに人気、どんなに長寿であっても。
アニメ・ポケットモンスター(アニポケ)もそのひとつです。
今回は、数あるアニポケのエピソードのなかでも、屈指の神回とも言われる「サトシVSシゲル」のフルバトルに焦点を当ててみたいと思います。
それもゲームの視点で。
ということはどういう意味なのか。
具体的に本記事でお届けする内容は下記のとおりです。
- ゲーム視点でのサトシとシゲルの手持ちポケモンの考察
- ゲーム視点でのサトシVSシゲルのバトル内容を考察
- ゲーム視点で考えると勝つのは〇〇〇
ここからの内容は3分ほどでお読みいただけます。
アニメ・ポケットモンスターのサトシVSシゲルは何話?
サトシとシゲルのフルバトルは、2002年10月10日放送の無印編第269話「けっしょうトーナメント!フルバトル6VS6!!」2002年10月17日放送の第270話「ライバルたいけつ!カメックスVSリザードン!!」です。
最初で最後のフルバトルであり、最強のメンバーで挑んだ両者でしたが、なぜかサトシがピカチュウを使わないことが今でも議論として挙がることがあります。
サトシVSシゲルの使用ポケモンは?
シゲル | サトシ |
ニドクイン | ケンタロス |
ブーバー | ヘラクロス |
カメックス | ベトベトン |
ウインディ | ベイリーフ |
ハッサム | カビゴン |
ゴローニャ | リザードン |
サトシVSシゲルのフルバトル内容と戦績は?
×ケンタロス VS 〇ニドクイン
まず、初手に出したのはケンタロス。
特性「いかく」により相手の攻撃力を下げられることから、出し勝ちであれば、バトルを有利に進められると踏んでの選出か。
にもかかわらず、ケンタロスが使う技は「つのでつく」
当時は技威力やタイプ相性はほとんど考慮されていなかったので仕方がないことですが、もう少しなんとかならなかったのでしょうか。
結果としては、当時の最強技「はかいこうせん」によりケンタロスは手も足も出ずに敗れてしまいます。
〇ヘラクロス VS ×ブーバー
ブーバーの「だいもんじ」「かえんほうしゃ」を耐えてくるびっくり耐久。
ちなみに、ブーバーがC無振りで、ヘラクロスがHD特化の場合は耐えることができるようです。
一方のブーバーは、ヘラクロスのメガホーン一発で倒されてしまいます。
ヘラクロスの「こんじょう」が発動しており、なおかつブーバーの個体値が0でなければあり得ません。
×ヘラクロス VS 〇カメックス
ヘラクロスはブーバー戦でHPが減っていたためか、カメックスのハイドロポンプ一撃で倒されてしまいます。
それにしても、HPが減ったヘラクロスに対して、命中不安のハイドロポンプを使う点は評価できますね。
もしも、サトシがヘラクロスを交代させてきた場合、ハイドロポンプであれば後続に負荷をかけられる素晴らしいプレイングです。
△ベトベトン VS △カメックス
ベトベトンの謎の攻撃「受け止める」「包み込む」により、カメックスの動きが封じられてしまいますが、ハイドロポンプですぐさま脱出します。
ここでベトベトンは、カメックスのハイドロポンプのダメージを受けて一旦交代します。
×ベイリーフ VS 〇カメックス
ベトベトンを下げて繰り出したのはベイリーフ。
ベイリーフはしんかのきせきなしでもある程度の耐久があるはずなのですが、カメックスの「かみつく」一発で倒されてしまいます。
ちなみに、しんかのきせきがないベイリーフをカメックスのかみつくで倒すには、A+6必要です。
ゲームのルールではないので、恐らくレベル差がかなりあったのでしょうね。
〇カビゴン VS ×ウインディ
カビゴンに対して「ほのおのうず」を使用するウインディ。
お分かりですか、これは「ほのおのうず」の固定ダメージを与えようという策略であることを。
受け型のウインディを使うとはさすがシゲルといったところです。
〇カビゴン VS ×ニドクイン
特殊耐久が高いカビゴンに対して、にどげりを使用するニドクイン。
特殊技を受けにくるポケモンの対策もできていますね。
×カビゴン VS 〇ハッサム
圧倒的に相性で有利なリザードンが控えているのに、なぜリザードンに交代しなかったのか。
恐らく、ハッサムの交代読みつるぎのまいでも嫌ったのではないでしょう(適当
×ベトベトン VS 〇ハッサム
カビゴン死に出しでリザードンを出せばよかったのに、なぜベトベトンを出してしまったのか。
恐らく、ハッサムのきあいのタスキでも警戒したのではないでしょうか(適当
〇リザードン VS ×ハッサム
リザードンのかえんほうしゃで確定1発でハッサムは倒されます。
最初からリザードン出しとけよと言いたいですね。
カビゴンとベトベトンが残っていたら、もう少し楽にシゲルに勝てたのではないでしょうか。
〇リザードン VS ×ゴローニャ
りゅうのいかり一発で落ちるゴローニャ。
つまり、ゴローニャのHPは40しかなかったということになります。
ポケモンGOで手に入れた低レベル産かな?
〇リザードン VS ×カメックス
カメックスのハイドロポンプ、ロケット頭突きを耐えるというリザードンの驚異的な耐久力。
リザードンがHD振りかつ、カメックスがAC無振りであれば、耐えられるようです。
ゲームで戦うと勝つのはサトシ?シゲル?
優勢なのはシゲル
技構成や選出順番にもよりますが、ポケモンSVルール準拠で戦うと、実際に勝つのはシゲルだと思われます。
ゴローニャのステルスロックがきつい
まず、初手ゴローニャでステルスロックを撒かれるとサトシは非常にきついです。
主力のリザードンがハッサムの攻撃に対して受け出しできない上に、つるぎのまい+バレットパンチで倒されてしまうのはかなりの痛手です。
ウインディのいかくがきつい
サトシのパーティーはリザードン・ベイリーフを除いてすべて物理型のポケモンです。
ということは、ウインディの「いかく」がかなり刺さるということです。
ケンタロスはハッサムの起点になる
シゲルのパーティーはじめん技が一貫しているので、ケンタロス@いのちのたまのじしんで有利に戦況を進められそうに見えますが、ハッサムの起点になる可能性があります。
ハッサムにつるぎのまいを積まれてしまうと、リザードン以外で受けるのは困難になります。
そのリザードンもゴローニャやニドクインのステルスロックを受けると、リザードンはハッサムのバレットパンチを耐えられません。
カメックスのからをやぶるがきつい
カメックスのからをやぶるから繰り出されるハイドロポンプ、れいとうビームはカビゴン以外で受けるのが難しいです。
そのカビゴンもからをやぶる後のカメックスを一撃で倒せる火力はありません。
本記事のまとめ
- アニポケの公式試合ではサトシの勝利で終わった
- アニポケの非公式試合ではシゲルが最終的に勝利している
- サトシVSシゲルを実際に再現するとしたら、勝つのはシゲル
というわけで、今回は「アニメ・ポケットモンスター」サトシVSシゲルのフルバトルのゲーム視点での考察をお届けしました。
サトシとシゲルの正式なポケモンバトルはこれが最初で最後であり、最終的にはアドバンスジェネレーションの最終回でシゲルの勝ちでアニメ・ポケットモンスターの物語を終えています。
名実ともに最強となったサトシとシゲルの決着がなかったことは残念ですが、これもまた二人の宿命であり、これからもライバルであり続けるというメッセージなのかもしれませんね。
そんなアニポケが最終回を迎えのは、もうかれこれ1年以上前のことでしょうか。
覚えていますか、26年もの間続いたアニメ・ポケットモンスターについに(終)の文字がついたことを。
そう、こんなふうに。
ライター紹介
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