君はまだ本当のポケモンを知らない・・・
「はじめまして! ポケットモンスターのせかいへようこそ!」
「わたしのなまえは○○みんなからはポケモンはかせとしたわれておるよ」
みなさんが初めてこのセリフを見聞きしたとき、この○○は誰でしたか?
オーキド博士?オダマキ博士?あれウツギ博士は?
(実はウツギ博士は、このセリフ言えてないんです)
今でも愛されているポケットモンスター、縮めてポケモン。
当初151匹だったのも、いつの間にか1000匹を超えその数だけの物語(背景)があります。
そのポケモンの背景やデザインをもとに、新訳ポケモン図鑑を作成していく、そのような記事です。
今回は第1回ニャオハ系統を紹介します。
- ニャオハ系統の概要
- デザイン背景・インスピレーション紹介
- ゲーム本編でのニャオハ系統
≪この記事は3分程度で、読むことができます!!≫
ニャオハ系統とはどのようなポケモン?
ニャオハ系統は、「ポケットモンスター スカーレット・バイオレット」に登場するくさタイプのポケモンです。
ニャオハは緑色の猫のような外見を持ち、可愛らしい姿が特徴です。
「くさねこポケモン」として紹介されており、その名前の通り、草のような要素を持つ猫の姿をしています。
進化するとニャローテ、マスカーニャというポケモンになります。
初登場は第9世代で、ゲーム内では最初のパートナーとして選ぶことができるポケモンいわば「御三家」の1ぴきです。
ニャオハは高い素早さと特殊攻撃力を持ち、その特性や技で戦闘でも活躍することが期待されます。
図鑑説明
≪ニャオハ≫
スカーレット図鑑説明 |
フワフワの体毛は植物に近い成分。こまめに顔を洗って乾燥を防ぐ。 |
バイオレット図鑑説明 |
体から発する甘い香りでまわりを魅了する。日光に当たると香りはさらに強まる。 |
≪ニャローテ≫
スカーレット図鑑説明 |
長い体毛の下に隠したツタを器用に操り硬いつぼみを敵に叩きつける。 |
バイオレット図鑑説明 |
体毛の硬さは気分で変わる。臨戦態勢になると針のように鋭利に尖るぞ。 |
≪マスカーニャ≫
スカーレット図鑑説明 |
浮いているように 見える花はマント裏の毛の反射で茎をカモフラージュしているのだ。 |
バイオレット図鑑説明 |
敵の意識を巧みにそらし花粉が 詰まった花爆弾をいつの間にか取りつけ爆破する。 |
分類変化
ニャオハ | くさねこポケモン |
ニャローテ | くさねこポケモン |
マスカーニャ | マジシャンポケモン |
高さ変化
ニャオハ | 0.4m |
ニャローテ | 0.9m |
マスカーニャ | 1.5m |
重さ変化
ニャオハ | 4.1kg |
ニャローテ | 12.2kg |
マスカーニャ | 31.2kg |
ニャオハ系統の背景・インスピレーションを徹底考察
この章では、ニャオハ系統におけるデザイン的な背景やインスピレーションといった、いわゆる元ネタをご紹介します。
ニャオハの系統は、第9世代の『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』で登場する新しい草タイプの御三家ポケモンであり、デザイン解禁より注目を浴びていました。
ネーミング
ニャオハ・ニャローテは、緑色の猫のような外見を持ち、「くさねこポケモン」として紹介されています。
その名前もゲーム音声内でも聞き取れる「ニャー」と猫の鳴き声と、各々の名前は「葉っぱ」を意味する「ハ」、スペイン語で「つぼみ」を意味する brote を組み合わせたものです。
このネーミングとデザインからも分かるように、ニャオハ・ニャローテは植物体の部位名と猫という2つのテーマを融合させたキャラクターと言えます。
マスカーニャに進化すると、「マジシャンポケモン」と分類が変わり仮面を着けた猫のような見た目に変わります。
このネーミングは masquerade (仮面舞踏会)からインスピレーションを得たと考えられます。
デザイン
ニャオハのデザインには、いくつかのインスピレーションが考えられます。
まず、猫という動物そのものが、日本や世界中で愛されている存在であり、そのかわいらしさや気まぐれな性格が、プレイヤーに親しみやすさを感じさせます。
歴代御三家に関しても猫の採用は「ニャビー」に続き2例目となりました。
ニャビーに関しては歴代御三家ほのおタイプポケモンの法則に従い干支からインスピレーションを得てトラのポケモンとして登場させたと考えられます。
(歴代御三家のくさポケモンは古代生物、みずポケモンは武器からインスピレーションを得たという説が有力視されている)
しかし、今回の作品からその法則は崩れ、御三家のモチーフはその舞台地方の文化から得るようになったようです。
ニャオハ系統、マスカーニャに関してはスペイン・ポルトガルの仮面舞踏会とされています。
※仮面舞踏会はイタリアより、スペイン・ポルトガルから南米に伝承されたと記録されています。
特殊技のイリュージョン性をいかに出していくかという背景
昨今のポケモンにおいてくさタイプの技の名前にどことなくエンターテインメント性の要素が多く取り入れられていました。
例えば、マスカーニャの覚えるレベルアップで覚える技だけでも「マジカルリーフ」、「エナジーボール」、「グラスフィールド」、「リーフストーム」が挙げられます。
今までのくさタイプの技はひらがなの技やどことなく和風の技、古風の技(ずっしり感)が多かった印象があったことからこの一新を図る、これが背景にあったことは間違いないでしょう。
歴代くさタイプのポケモンが古代生物をモチーフにしている説が有力視されているのも、このずっしり感にウエイトが置かれた故であります。
マスカーニャのデザインは、既存の御三家くさタイプのイメージを払拭することができたと言っても過言ではないでしょう。
また、マスカーニャの専用技である「トリックフラワー」やマスカーニャからくさタイプとともにあくタイプを持ち合わせた点も、マスカーニャのスマート性をより顕著にさせたのは間違いありません。
ゲーム本編での扱い
この章では、ニャオハ系統のゲーム内での扱いを紹介します。
初期パートナーとしての選択肢
ニャオハは、「ポケットモンスター スカーレット・バイオレット」における初期パートナーポケモンの1匹です。
プレイヤーは冒険の始まりにニャオハを選ぶことで、最初の仲間として共に成長し、さまざまなチャレンジを乗り越えます。
初期パートナーはプレイヤーの戦略や冒険の方向性に大きな影響を与えるため、ニャオハを選ぶことで独自の体験が楽しめます。
なお、くさタイプは弱点が多いことから苦戦を強いられる場面が多いことから、敢えてニャオハを選ぶことでより愛着をもったプレイヤーも多かったことでしょう。
戦闘での役割と特徴
ニャオハ系統は、素早さと特殊攻撃力に優れたポケモンです。
これにより、バトルで先制攻撃を仕掛けることが多く、相手のポケモンを迅速に倒す戦術が可能です。
また、進化後のマスカーニャの夢特性(隠れ特性)の1つであるへんげんじざいは対人戦闘においてもバトルの主力として活躍します。
ニャオハ!立つな!!
「ポケットモンスター スカーレット・バイオレット」発売前に、ニャオハのデザインが先行で発表された際に生まれたフレーズです。
なお私も言っていました。
これは、サン・ムーン時代の御三家ポケモンで猫がモチーフとなっていたニャビーが進化後立ち上がったことで「元々あったあの可愛さはどこいったんやー」というファンの反応から生まれたフレーズです。
ファンのトラウマをお構いなくニャオハは初期形態では四足歩行のかわいらしい姿をしていますが、進化後のマスカーニャは二足歩行になりました。
でも、デザイナーさすがです。
めっちゃ良いじゃないですか!!
しっかりと可愛さ・あどけなさを残した最終進化となり、良い意味でファンを裏切ったエピソードとなりました。
さいごに
ニャオハ系統への愛は深まったでしょうか。
私もマスカーニャを相棒として、パルデア地方を駆け回っています。
次回の投稿もお楽しみに。
ポケモンGOの記事もあげております、もしよろしければ、あわせてご覧ください。
ライター紹介
- フリーライター兼ラジオパーソナリティをしております。
今までお堅い記事ばかり書いておりましたので、自分の好きなものが書けることうれしく思います。ポケモン大好きで、ホラー弱めな体質です。
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