「戦わずして勝つ」の意味は?
誰だか忘れましたが、「戦わずして勝つ」なんて言葉を遺した人がいましたよね。
ポケモンでもあるんですよ。
戦わずして勝つ方法が。
そう、このナッシーというポケモンであれば、それができるんです。
今回は、戦わずして勝てるナッシーの育成論とその強みについて解説していきたいと思います。
本記事でお届けする内容は下記のとおりです。
- 戦わないで勝つ方法
- 戦わないで勝つことの重要性
- 戦わずして勝てるナッシーの育成論
- ここからの内容は3分ほどでお読みいただけます
戦わないで勝つ方法とは?
とおせんぼうで相手を逃がさない
一部のポケモンに限りますが、『とおせんぼう』が決まった時点でほぼ勝ちが決まります。
というのも、「交代できない相手を前に対戦時間の20分を使い切る」
これだけで良いのです。
もちろん、すべてのポケモンに対して通用する戦術ではありません。
初手に出てきやすい起点づくりのポケモンとナッシーを対面させることで実現することができます。
起点づくりのポケモンというのは、そのほとんどが耐久振りであり、大した攻撃技を持っていません。
そのようなポケモンではナッシーを突破することができず、いずれ攻撃技のPPも尽き果ててしまいます。
そうなれば、あとは時間切れを待つだけです。
ねをはるで強制的に交代させない
とおせんぼうは相手をハメることができる素晴らしい技です。
ですが、弱点もあります。
それは相手に強制的に交代させられることです。
とおせんぼうを使用しても『ほえる』『ふきとばし』『ドラゴンテール』『ともえなげ』を受けてしまうと、とおせんぼうの効果は解除されてしまいます。
でも、『ねをはる』さえあれば大丈夫です。
なんと、ねをはるを使用すると、前述した技を受けても強制的に交代させられることはありません。
これにより、相手は交代する術がなくなり、ナッシーを倒す以外に交代できなくなります。
通常の交代はできませんが、バトンタッチやとんぼがえりなど、交代できる術はいくつか存在します
ねをはるの回復エフェクトで時間を稼ぐことができる
ねをはるは相手の『ほえる』『ふきとばし』『ドラゴンテール』『ともえなげ』を防ぐだけが役割ではありません。
自身が交代しない限り、HPを回復し続けることができるので、そのエフェクトで対戦時間を使うことができます。
エフェクトで時間を稼げるということは、自身のPPの節約にも繋がります。
しゅうかくでHPを回復できる
ナッシーは『こうごうせい』を覚えることができますが、PPが少ないのでオススメできません。
そこで役に立つのが特性『しゅうかく』です。
回復きのみを持たせることで、半永久的にHPを回復し続けることができます。
これにより、ナッシー単体で対戦時間を稼ぐことを可能にします。
PP切れを起こさないことが大切
こちらがTODを仕掛けていることを相手に悟られてしまうと、相手は自分の持ち時間を使うことを辞めて、即断即決で技選択をしてきます。
これはPPを0にして、『わるあがき』で自主退場するためです。
そうなると、対戦時間を使うことも難しくなり、必然的に自身も技選択に時間を使いづらくなってきます。
そのため、ナッシー自体がPP切れを起こして、わるあがきしないようにPPが多い技を採用するこは非常に大切です。
戦わずして勝てるナッシー育成論
タイプ | |||||
くさ | エスパー | ||||
特性 | |||||
しゅうかく | |||||
性格 | |||||
ずぶとい | |||||
道具 | |||||
オボンのみ | |||||
テラスタル | |||||
あく | |||||
種族値 | |||||
H95 A95 B85 C125 D75 S55 | |||||
努力値 | |||||
H252 ― B252 ― D4 ― | |||||
実数値 | |||||
H202 A103 B150 C145 D96 S75 | |||||
技構成 | |||||
とおせんぼう | 強制的にTODを実現できます。 PPが最大でも8しかないので、ほかの技はできる限りPPが多い技にしておく必要があります。 | ||||
ねをはる | HPの回復、回復エフェクトによる時間稼ぎ、ほえる・ふきとばしなどの交代技対策が主な役割です。 | ||||
みがわり | 状態異常や一撃必殺技の対策として必要です。 また、相手の攻撃をみがわりで受けつつ、『ねをはる』『しゅうかく』でHPを回復し続けることで、相手の攻撃技のPPを枯らすこともできます。 | ||||
リフレクター | あくテラスタル使用後に、ディンルーのじごくづき、オーロンゲのソウルクラッシュのダメージを軽減させる役割を持ちます。 また、PPが多い点も優秀です。 |
調整内容
特性 | 回復技を採用せずとも、回復きのみでHPを回復し続けられる『しゅうかく』が必須です。 |
性格 | ディンルーやオーロンゲと対面することを想定しての『ずぶとい』 |
テラスタル | ディンルーの『じごくづき』を受けられるほか、オーロンゲの『すてゼリフ』で交代されることを防ぎます。 |
仮想敵
ナッシーにとって有利なポケモンは、相手が交代する恐れがあります。
そのため、できる限りナッシーの不利対面を装って以下のようなポケモンと対面させることが大切です。
ディンルー
ステルスロックにあわせて、くろいまなざしを使用します。
次にふきとばしにあわせて、ねをはるを使用します。
じごくづきには『あくテラスタル』で対応。
じわれはには『みがわり』で対応します。
チオンジェン
チオンジェンからの有効打は恐らく『イカサマ』しかありません。
イカサマのダメージは『あくテラスタル』で軽減することで、安定してハメることができます。
オーロンゲ
オーロンゲは『ちょうはつ』を警戒しなければならないので、即座に『あくテラスタル』を使用して、ちょうはつを無効化します。
これにより、オーロンゲは『すてゼリフ』で交代することもできなくなります。
テラスタル後は、ソウルクラッシュが抜群になるので、『リフレクター』でダメージを軽減させつつ、みがわりでソウルクラッシュを受けます。
オーロンゲがA無振りであれば、確定でみがわりが耐えることができます(40 ~ 48 (19.8 ~ 23.7%) 乱数5発 (100%))
『ねをはる』は使用する必要はありません。
ドヒドイデ
ドヒドイデはH振りだけでナッシーの特化サイコキネシスを耐えられるので、舐めて居座ってくることがあります。
ただし、初手にドヒドイデが『どくどく』『どくびし』のどちらを選択してくるかの読み合いになります。
『どくどく』であれば、『みがわり』が正解ですし、『どくびし』であれば、『くろいまなざし』が正解です。
ラッキー・ハピナス
ラッキー・ハピナスは『めいそう』を覚えている可能性があるので、ナッシーの『リフレクター』を『めいそう』に変更することで確実にハメることができます。
また、ナッシーはハピナスと同速なので、ハピナスまで意識した型にするのであれば、多少Sに振っておくと良いでしょう。
ブリジュラス
ブリジュラスは型が多いので安定感はありませんが、『ボディプレス』『ドラゴンテール』『ステルスロック』『でんじは』『ほえる』を採用する起点づくり型であれば、ハメることができます。
本記事のまとめ
- ナッシーは『くろいまなざし』『ねをはる』で相手をハメることができる
- 戦わないで勝つことは『読み合いをしなくても良い』というメリットがある
- 仮想敵は『ディンルー』『チオンジェン』『オーロンゲ』『ドヒドイデ』など
というわけで、今回は相手を倒すことなく勝利をもぎ取るナッシーの育成論をご紹介しました。
とは言ったものの、汎用性がないので、あくまでも相手をハメて気持ちよくなりたいという方にしかオススメはできません。
対戦で嫌な気持ちになったり、ストレスが溜まったなどに使ってみてくださいね😉
ライター紹介
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