【ポケモン剣盾】【初心者向け】タマゴグループとは?ポケモンの遺伝とかいう神システムについてわかりやすく解説!

はじめに

初心者が対戦を始めるための大きな障害となるポケモンの「育成作業」。

対戦で活躍できる強いポケモンを手に入れるために、何も考えずにタマゴを孵化していてはいけません。

親の能力を引き継ぐ「遺伝」を知る必要があります。。

しかし、ポケモンを始めたばかりの初心者にとっては、「難しそう」「大変そう」というイメージばかりが先行しますよね?

「6Vのメタモンを使うんでしょ?」

いいえ、6Vメタモンなんか必要ありません。

ていうか手に入れるのがめんどくさいです。

「遺伝」の仕組みは、理解してしまえば、ポケモンを育成することが格段に楽しくなります!

それほど優れたシステムです。

ということで、本記事では、ポケモンの遺伝に関する基礎的な知識を書いていきます!

  1. そもそも遺伝って何?
  2. ステータス(個体値)、性格、夢特性、遺伝技、オシャボ、リージョンフォームを遺伝させることができる!
  3. 色違い、巨大マックス、すごいとっくん、ミントで変えた能力は遺伝させることができない!
  4. 赤い糸とかわらずのいしを使って親のステータスを子へ引き継ごう
  5. メタモンではなくタマゴグループを駆使するメリットを紹介
  6. 遺伝を使いこなして愛着のあるポケモンを育てよう!

この記事は5分で読み終わりますので、最後まで読んでいってくださいね!

ポケモン剣盾における遺伝とは

「ポケモンにおける遺伝」とは、親ポケモンのステータスを、生まれてくるポケモンに継承することです。

一般的に攻撃などの各パラメーターや性格、特性のことを指します。

遺伝できるもの

「個体値」、「性格」、「夢特性」、「遺伝技」、「オシャボ」、「リージョンフォーム」の6つです。

個体値とは「生まれつきの能力」のことです。

例えば、同じ人間でも足が速い人と遅い人がいるように、同じピカチュウでも生まれつきの素早さが個体ごとに異なります。

ポケモンのパラメーターは、HP(H)、攻撃(A)、防御(B)、特攻(C)、特防(D)、素早さ(S)の6つがあります。(以下、略称で記載します)

各パラメーターごとに0〜31の「32段階」が設定されており、基本的に、目指すのは最高の31です!(これを「V」と呼びます)

遺伝できないもの

逆に、「遺伝できない」ものも、確認しておきましょう。

色違い」、「巨大マックス」、「すごいとっくん」、「ミント」で変更した能力などです。

親が色違いだからといって子を確実に色違いにする方法はありません。

巨大マックスについても同様です。

また、すごいとっくんによって上昇させた能力やミントで変更させた能力についても親に限定されます。

この場合、そのポケモンが、もともと持っていた能力や性格が子に引き継がれます。

遺伝のやり方を項目別に解説

個体値

ゴールを「6V」(HABCDS全ての個体値が最高の31)のポケモンを産むこととしてみましょう。

流れは以下の通りです。

1.マックスレイドバトルなどで3V以上の親を複数用意する
2.道具「赤い糸」を片親に持たせて預ける
3.親より多くのVを持つ子が生まれるまで孵化する
4.生まれた子を新たな親にし、2と3を繰り返す

通常、何も道具を持たせずに、親を預かり屋に預けた場合、子に引き継がれる能力は親2体の12個の中からランダムで3つが選択されます。

しかし、「赤い糸」を親に持たせるだけで、3つではなく5つが親の能力から引き継がれます。

ステータスHABCDS
親♂313131313131
親♀
子13122311530
子2(親に赤い糸を持たせた場合)31313115

上記の例の場合、子1のHとCは♂から、Bは♀から引き継がれており、残りのADSは32段階の個体値からランダムで1つが選ばれています。

子2の場合、HACが♂から、BSが♀から引き継がれているのがわかりますね!

では、親が2匹とも6Vの場合、子はどうなるでしょう?

赤い糸を持たせていると、子は5V以上が確定します。

そして、6Vのポケモン32分の1の確率で産まれてくることになります。

実際には、「物理ポケモン」は特攻を使わないのでCがVである必要はありません。

逆に、「特殊ポケモン」は攻撃を使わないので、AがVである必要はありません。

つまり、C抜け5VやA抜け5Vで事足りることが多いです。

効率よく高個体値のポケモンを産むには、できるだけ親のVの場所をばらけさせましょう。

  • 道具「赤い糸」を持たせよう
  • できるだけ高個体値のポケモンを親にしよう
  • 親同士のVの箇所が被らないようにしよう

性格

まず、何も道具を持たせない場合です。

この場合、25種類の性格から1つが選択されます。

次に、目的の性格がある場合です。

この場合、「かわらずのいし」を親に持たせることで、親の性格を子に引き継ぐことができます。

隠れ特性(夢特性)

ポケモンの特性には「通常特性」「夢特性」の二種類があります。

夢特性には強力な効果を持つものも多いです。

ゆえに、通常の野生では出現せず、マックスレイドバトルなどで一定の確率で入手できます。

通常特性同士の親を預けても、夢特性のポケモンは産まれません。

なので、「最初の一体」を頑張って入手しましょう。

夢特性のポケモンを産むためには、基本的に、夢特性を持つ♀を親にすればいいと覚えておけば大丈夫です!

♂や性別不明の夢特性のポケモンから夢特性の子を生みたいときだけ、メタモンと一緒に預けましょう。

遺伝技(タマゴ技)

ポケモンが覚えることのできる技には、「レベル技」「技マシン・技レコード」「遺伝技」の三種類が存在します。

例えば、イーブイの「あくび」は遺伝によってのみ覚えさせることのできる技です。

遺伝技は二種類の方法で遺伝させることができます。

1つ目は、イーブイと同じ「タマゴグループ」に属する、あくびを覚えている♂ポケモンを一緒に預けるという方法です。(タマゴグループについては後述します)

すると、産まれてくるイーブイはあくびを覚えています。

もうひとつは、「横遺伝」と呼ばれる方法です。

まずイーブイの「技スペース」を空けた状態にしておきます。

そして、すでにあくびを覚えたイーブイ(♂♀は問わない)と一緒に預けます。

すると、引き取ったイーブイにあくびが遺伝されている状態になります。

注意する点としては、2つ目のやり方は、預けるポケモンが同種でないといけないということです。

例えば、あくびを覚えたサンダースからイーブイにあくびを横遺伝させることはできません。

  • 2つの方法を併用して、効率よく厳選を行おう!

オシャボ

ボールの遺伝の目的は「ファッション」です。

例えば、ニンフィアがラブラブボールに入ってたらオシャレな感じがしませんか?

オシャボとは通常、「ガンテツボール」と呼ばれるボール達のことです、

「スピードボール」「フレンドボール」「ヘビーボール」「ムーンボール」「ラブラブボール」「ルアーボール」「レベルボール」のことをさします。

他にも、「ドリームボール」「ウルトラボール」など希少性の高いものはオシャボと呼ばれます。

これらは、ショップで購入することができず、入手方法が限定されるので貴重なボールです。

また、デザインやエフェクトがオシャレなので、非常に人気の高いボールです。

ボールの遺伝方法は簡単で、基本的には♀のボールが遺伝します。

「例外」は2つです。

まず、「同種のポケモンを預けた場合」は♂と♀両方のボールが遺伝する可能性があります。

また「メタモンと預けた場合」は、相方側のボールが遺伝されます。

リージョンフォーム

剣盾の場合、ガラル以外の姿のポケモン(ニャースなど)を預けても、「ガラルの姿」で生まれます。

この場合、「かわらずのいし」を持たせることで通常の姿のまま孵化させることができます。

「アローラの姿」のポケモン(ロコンなど)も同様です。

メタモンの他にタマゴグループを駆使しよう!

そもそもタマゴグループとは?

「タマゴグループ」とは、ポケモンごとに定められたグループで15種類存在します。

植物飛行人型怪獣
妖精ドラゴン鉱物陸上不定形
水中1水中2水中3メタモン未発見

タマゴグループが同じポケモンを預けることで、同系統のポケモン同士以外でも、ポケモンのタマゴを作ることができます。

親は、生みたいポケモンを♀にするというルールさえ守れば大丈夫です!

そして、♂の親は♀と同じタマゴグループに属するポケモンを預ければOKです。

例えば、不定形グループに属する「ミミッキュ」を孵化したい場合を考えてみましょう。

産ませたいポケモンはミミッキュなので♀親はミミッキュで固定します。

この際に、♂の親はミミッキュでなくとも、同じ不定形のタマゴグループに属するポケモンを用意すれば大丈夫です。(例えばゲンガーなど)

タマゴグループを理解するメリット

メタモンを使うよりも、同じタマゴグループのポケモン同士を預けたほうが、タマゴが発見されやすくなります。

結果として孵化効率が上がります。

また、タマゴグループを使うことで、遺伝技を覚えさせることができるので、厳選の効率も上がります。

さらに、一度理想個体のポケモンを手に入れてしまえば、同じタマゴグループ内の別のポケモンを育成する効率が大幅に上がります。

さいごに

たくさんの要素があって難しそうに感じる「遺伝」も、1つ1つ噛み砕いてみれば、意外とできそうに感じませんか?

遺伝という「神システム」を用いて、対戦で活躍させることのできる、「あなただけの相棒」を、ぜひ育成してみてください!