【ポケモン剣盾】歴代シリーズ売上3位!人気のワケとは

歴代トップセールス数に迫る!?


ゲーム『ポケットモンスターシリーズ』の歴史は1996年発売の『赤・緑』から始まり、最新作の『ソード・シールド』まで20年以上続いています。

今回注目したいのは『ポケモン剣・盾』こと『ポケットモンスターソード・シールド』。

2019年発売の作品にもかかわらず、2021年5月時点で何と歴代3位の出荷本数を叩き出しているのです!!

そこで『ポケモン剣・盾』の何が人気なのか、振り返りと考察をしてみました。

  1. ご時世特有の傾向「離れていてもみんなで遊べる」!
  2. 大人も子供も憧れる!大人気キャラクターが多数登場!
  3. 「初めて尽くし」で「昔のポケモン」を知っている人の心も掴んだ!
  4. マイナーチェンジ版からDLCに!!追加要素を手軽に遊べるようになった

この記事は5分で読めますので、最後までお付き合いください。

歴代『ポケモンシリーズ』セールスランキングは?

まずは歴代世代ごとの売上を見てみましょう。

2904万本 『赤・緑』(1996年)
2373万本 『金・銀』(1999年)
1622万本 『ルビー・サファイア』(2002年)
1767万本 『ダイヤモンド・パール』(2006年)
1564万本 『ブラック・ホワイト』(2010年)
1653万本 『X・Y』(2013年)
1625万本 『サン・ムーン』(2016年)
2110万本 『ソード・シールド』(2019年)

『剣・盾』は『金・銀』以来20年ぶりに2000万本超えの大記録になっています。

歴代2位のセールス本数を誇る『金・銀』との差は約200万本。

今後もプレイ人口が増え続けると予想され、歴代2位となるのは時間の問題でしょう。

インドア趣味の時代到来によるもの

ゲームプレイ人口自体が増加した時代背景がある

時代の流れを受けて、「家の中でできる趣味」が中心の時代になりました。

そのためこれまでゲームしなかった層がゲームを始めて、ゲーム人口が全体的に増えています。

複数人で遊べる要素が増えた

他の大ヒットタイトルにも共通している要素は「みんなで遊べること」です。

本作も目玉要素である「ダイマックスバトル」というレイド式のバトルでは最大4名同時にバトルを楽しむことができるのです!

これまでのポケモンシリーズには「協力対戦型システム」の搭載はなく、初めて「対戦以外のバトル」に対応されました。

詳しくは後述します。

「シリーズ初」の要素が満載!

シリーズ初の追加DLC「鎧の孤島&冠の雪原」


従来のシリーズ追加要素はマイナーチェンジ版にて対応されていました。

ところが『剣・盾』の追加要素はシリーズ初のDLC『エキスパンションパス 鎧の孤島・冠の雪原』により拡張対応されています。

DLCも『剣・盾』の売り上げを伸ばした一要因と考えています。

その理由を大まかにまとめると、こういうことです。

  • マイナーチェンジ版に代わるものなので、「拡張要素」を楽しむには必然的に『剣・盾』が必要
  • マイナーチェンジ版より「安く手軽」なので遊びやすく、その分プレイ人口が増えた
  • 初めての「シンボルエンカウント」バトル

    従来のシリーズでは「野生のポケモン」とのバトルは草むらやダンジョンでの「ランダムエンカウント」が採用されていました。

    しかし今作でシリーズ初の「シンボルエンカウント」になりました。

    厳密には「伝説のポケモン」や「幻のポケモン」などの特定のポケモンだけ「シンボルエンカウント」だったのですが、一般のポケモンもシンボル化されているのです。

    これが大勢のプレイヤーの心を掴んだようで『剣・盾』発売当初、SNSには「フィールドにいるポケモン」のショットをたくさん上げられていました。

    シリーズ初の「オープンワールド」

    本作には「ワイルドエリア」というオープンワールド要素のあるフィールドが登場します。

    ここでは通常のフィールドのように野生のポケモンをゲットできるほか、「ポケモンの巣穴」と呼ばれる場所を調べることで「ダイマックスバトル」が可能。

    「ワイルドエリア」には「エリア」の区画が設けられており、日替わりでエリアごとに天候が変わるのです!

    登場するポケモンも天候によって異なるので、今日はどんなポケモンに出会えるのかというワクワク感が味わえます!

    レアなポケモンに出会える「ワイルドエリアニュース」

    「ワイルドエリアニュース」といって不定期で公式発表によるワイルドエリアで起こる事象の情報更新がされます。

    更新内容によっては「特定の色違いポケモン」が「ダイマックスバトル」で出現しやすくなります。

    これが人気の秘密ですね。

    プレイヤー同士でレアなポケモンを探し、見つけ次第レイドバトルに招待して遊ぶ人が多くいます。

    魅力が詰まった「登場人物」

    人気2強は「キバナ」と「ダンデ」

    本作において「最も人気な登場人物」は最強のジムリーダー「キバナ」(画像左)、その次がチャンピオンの「ダンデ」(画像右)。

    彼らは特に女性からの支持が厚く、女性向け雑誌やゲーム雑誌に取り上げられるほどの人気っぷりです!

    なお本作の制作陣はインタビューで「今作では憧れを詰めた人物たちを作りたかった」と語っています。

    ちなみに、歴代ポケモントレーナーが集結してバトルをする『ポケモンマスターズEX』でも彼ら2人が登場!

    何と、2人とも動いて喋る姿を見られるのです!!

    【ポケマスEX】 「キバナ&ジュラルドン」は引くべき?

    【ポケマスEX】マスターバディーズ「ダンデ&リザードン」を徹底解説

    個々様々なカラーを出す「憧れの人物像」たち


    イケてるお兄さんなのにストイックな「キバナ」と、人格者でカリスマ性のある「ダンデ」。

    彼ら以外の登場人物も一人ひとり様々なカラーを落とし込まれているため、「剣・盾」登場人物が総じて人気になっています。

    2020年1月にはポケモン公式から『薄明の翼』というオリジナルウェブアニメまで制作されました。

    参戦のハードルが下がった「対戦」

    ポケモンのやりこみ要素に「厳選」があります。

    「厳選」とは「個体値」「努力値」「種族値」という概念に「性格」の能力補正を加え、通信対戦用のポケモンを交配して育てることです。

    従来の作品では1匹のポケモンを育てるのに多くの時間を要してきました。

    しかし本作では「厳選」時間が短縮できるのです!

    ポケモンの「個体値」を上げる道具や「性格」を変えるアイテムが登場し、手軽に対戦用ポケモン育成ができるようになりました。

    「厳選」手間の削減によって「ポケモン対戦」にハマった人口多数でしょう。

    さいごに

    従来の「やりこみ要素」簡略化と「初めての要素」がてんこ盛りの『ポケモン剣・盾』。

    「新しく加えられた要素」も満載であり、一度ポケモンから離れてもリターンしてきた方もいることでしょう。

    「魅力的な登場人物たち」が登場するので、本作から新たにポケモンを始める方が多くなったのではないでしょうか。

    そこに「このご時世ならでは」の「離れていてもみんなで遊べる」という要素が重なって爆発的な売り上げになったのではないかと考えています。

    【ポケモン剣盾】ストーリー攻略でおすすめのポケモンを紹介!入手法や理由まで解説