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この記事では、23連勝を達成した狂乱ヴァンプのデッキ構成・マリガン・プレイングについて解説します。
他の連勝デッキに興味のある方は、以下のリンクをご覧ください。
「十禍闘争」環境(ナーフ後)の23連勝・狂乱ヴァンプ(ローテーション)
みなさんこんにちは、「横島先生」です。
本日は、「十禍闘争」環境(ナーフ後)における23連勝・狂乱ヴァンプについて、解説させていただきます。
ではさっそく、詳細を見ていきましょう。
- 「狂乱ヴァンプ」の連勝報告
- 「狂乱ヴァンプ」の解説動画
- デッキ構成
- 採用カードの説明
- マリガン
- プレイング
この記事は5分程度で読み終わりますので、さいごまでお付き合いいただければ幸いです。
デッキを構築する際の注意点
シャドウバースの環境は常に変動しており、少し前に強かったデッキが今も強いとは限りません。
以下のリンクに、「直近3日間」実際に勝利を積み重ねているデッキを紹介しています。
デッキを構築する際には、エーテルを無駄にしないためにも、是非ともチェックしていただければと思います。
「狂乱ヴァンプ」の連勝報告
「狂乱ヴァンプ」の解説動画
デッキ構成
(注意!)環境初期であるため、枚数調整が行われる可能性が高いです。特に「レアリティの高いカード」は少なめにしながら試行していうことをお勧めします!!
前環境である「災禍を超えし者」から、ほとんど内容が変わっていないデッキタイプです。
文字どおり、『親の顔よりも見たデッキ』と呆れている方も多いと思います。
「進化ネクロ」のナーフにより、無事に(?)環境トップに返り咲くこととなりました。
・自傷デッキと称して、凄まじい回復力を持っている
・回復しながら、相手の顔を叩きながら、盤面を処理する
・理不尽なリーサル手段が多い
という、とんでもないデッキ構成となっており、「十禍闘争」で強化された他リーダーが、このデッキにどのように対抗していくのかが、ナーフ後の試金石となっております。
もちろん、「狂乱ヴァンプ」も(地味に)強化を受けており、「姦淫の隠者」という使いやすいフォロワーが実装されています。
「狂乱ヴァンプ」の勝利プランは、
・4~5ターン目までには「狂乱状態」に突入する
・「ユリアス」を進化させる
・7~9ターン目に「狂乱効果」を活用し、自分を回復しながら盤面を除去しつつ、相手の顔へのリーサルを狙う
・10ターン目に「夜天の吸血鬼」⇒「闇喰らいの蝙蝠」で勝利する
といったものとなります。
10ターン目に強力なリーサル手段を持っているため、戦いを急ぐ必要がなく、耐えきるための手段も豊富にあります。
更に、中盤以降は(狂乱状態に入ったのち)、回復・盤面除去・顔への打点を非常に高いレベルで両立できるため、遅延プレイをしようとしても中盤で勝ってしまうことも多々あります。
ただし、ビショップの「ホーリーセイバー」だけがどうにもならないという弱点があるため、守護ビショップや回復ビショップ相手にどのように立ち回るかが課題と言えます。
主要カード解説
終幕の吸血鬼・ユリアス
ナーフ前の環境では、「進化ネクロ」のリーサルターンが早かったため、展開の遅さを嫌って採用がためらわれたカードでした。
しかし、ナーフにより進化ネクロが環境に少なくなったため、見事に返り咲くことができました。
進化権を切ることにより、
・毎ターン1枚ドロー
・自分のターンに敵フォロワーを倒すと、敵顔面に1点パンチ
・自分のターンの自傷ダメージを0にする
という3つのリーダー効果を得ることができます。
これらのリーダー効果は消し去ることができないため、1度発動させてしまえば、その後は永続的に恩恵を受けることができます。
また、2人目以降のユリアスの進化で手に入る「テラーナイト」というスペルが強力であり、
・0コストで、敵リーダーを含み、敵味方のフォロワーに3点パンチ
という効果となっております。
敵フォロワーの除去や、敵顔面への攻撃も強いのですが、真の強みは、
・「ゼノ・ディアボロス」を自滅できる
という点であり、強力なリーサル手段として使うことができます。
デモンディーヴァ
「狂乱ヴァンプ」の中盤を支える重要カードとなります。
・敵と自分の顔に3回の1点ダメージ
・その後、自分の顔を5回復
という効果を持っており、自傷を稼ぎながら、敵の顔面を詰めつつ、自分を回復することができます。
自分へのダメージについては、ユリアスのドレッドオーラで無効にできるため、回復力が更に増加します。
また、狂乱状態に入るとファンファーレで自動進化をするため、後半に腐ることもありません。
ダークエンペラー
「体力7」という大きめのスタッツを持っていながら、「能力での破壊無効」、「能力でのダメージ0」という効果を持っているため、非常に除去することが困難なフォロワーです。
(攻撃のダメージで倒すか、消滅させるしか、基本的に対策できません。)
しかも、「交戦時に3点だメージ」という(しょうもない)効果を持っているため、小型フォロワーで体力を削ることも難しいです。
ファンファーレによる自動進化を持っているため攻撃力も「7」まで上昇しますし、そもそも「狂乱ヴァンプ」相手に盤面にフォロワーを残しておくことは致命傷であるため、なんとしても倒さなくてはいけないフォロワーですが、非常に高い耐久性能を持っています。
また、ファンファーレ能力で、
・相手のフォロワー2体を破壊
・復讐か狂乱状態であれば、進化して、自分のリーダーの体力を5回復
という効果をもっているため、ダークエンペラーを出された次のターンで相手がリーサルをとることは非常に困難です。
ダークエンペラーを除去できるかどうかでゲームが決まることが多いため、非常に強力なフォロワーと言えます。
ただし、消滅には弱いため、「ダークエンペラー対策でユピテルを3積み」されることも多く、油断は禁物です。
(ダークエンペラーで5点回復できるうえ、ユピテルでは顔面を詰めることができないので、結局相手のリーサルターンは遅れることになるのですが・・・。)
その他のカードの簡単な説明
ルージュヴァンパイア・鮮血の首飾り・デコレーションデビル・ダークオーダー・夜天の吸血鬼・悪魔の令嬢・蹂躙のデーモン・まどわしの魔狼
このあたりが(やたらと豊富ですが)序盤の自傷カードとなります。
シャドウバースでは、自傷が相当のデメリット効果と考えているらしく、自傷するカードは軒並み高性能です。
狂乱状態に入っていなくても、
・1コストドレインで自傷を回復する
・手札をドローする
・ターン開始時に回復する
・自傷しながら、2点突進
・1コストの必殺突進フォロワーを召喚
といった効果を持っています。
更に狂乱状態に入ることで、
・進化する
・必殺とドレインがつく
・5コストで合計「9-9」のスタッツになり、突進を持つ
といった後半にも腐りにくい性能を持つこととなります。
現環境の狂乱ヴァンプは「前半の自傷を後半の回復で簡単に取り戻せる」ため、自傷そのものはまったくデメリットになっておらず、恩恵だけを受けられるのが特徴となっています。
姦淫の隠者
潜伏持ちの2コストカードであるため、序盤の盤面コントロールに役に立ちます。
また、狂乱状態になると、スタッツが「+2/+2」となるため、中盤以降はリーサルを狙っていけるフォロワーです。
夜天の吸血鬼
前半の自傷&盤面コントロールに使われることが多いですが、10ターン目以降における、
・自分の残りPPが7以上なら、闇喰らいの蝙蝠1枚を手札に加える。
という効果が非常に強力です。
現在の狂乱ヴァンプはとんでもない自傷回数を稼げるため、闇喰らいの蝙蝠のファンファーレ効果である、
・相手のリーダーか相手のフォロワー1体に「このバトル中、自分のターン中に自分のリーダーがダメージを受けた回数」と同じダメージ。
によって、容易にリーサルを狙うことができます。
夜天の吸血鬼が3コスト、闇喰らいの蝙蝠が7コストであるため、10ターン目に手札に加えて出すことができるもの、非常に強力です。
ゼノ・ディアボロス
ラストワード能力で、
・復讐状態なら敵全体に4点
・渇望状態なら敵全体に4点
・狂乱状態なら敵全体に4点
という効果を持っており、敵リーダーにも同様のダメージを与えることができます。
ユリアスの進化を通せているならば、毎ターン1ドローが付くため、渇望の条件はクリアできます。
また、狂乱を狙うデッキであるため、ディアボロスを出す7ターン目までには狂乱に入っているはずです。
そのため、少なくても8点、多ければ12点のダメージを瞬時に相手の顔に当てることができます。
また、ユリアスのブラディネイルにより、敵のフォロワーが倒れると、敵の顔面に1点が飛ぶため、ディアボロスのラストワードで敵フォロワーを5体倒せれば、敵の顔に5点のダメージが飛ぶことになります。
そのため、敵の意表をついたリーサルを狙うことができます。
ただし、ゼノ・ディアボロスを自滅させることが課題となっており、
・打点4点以上の敵のフォロワーに、進化をして叩く
・ユリアスのテラーナイト(2枚目)で自滅する
といった対応が必要です。
百獣の大悪鬼
狂乱状態であれば(このデッキでは、7ターン目にはほとんど狂乱に入っているはずですが)、
・ランダムな相手のフォロワーに5点、敵リーダーに2点、自分のリーダーを2回復
の効果が3回発動します。
そのため、盤面を除去しつつ、敵リーダーの顔を詰めつつ、自分はリーサル圏内から逃げることが可能です。
さらに、ユリアスのブラッディネイルを使用できていれば、大悪鬼のファンファーレ効果で最大で敵を3体倒せるため、敵の顔面に追加で3点のダメージを与えることができます。
マリガンについて
とにかく、細かい自傷カードを集めます。
環境自体が非常に遅くなっているため、序盤に大きく顔面を詰められることな少ないと思います。
(序盤の盤面に対応するカードも多数採用されています。)
狂乱状態まで耐えることができれば、回復能力が高いため、一気にリーサル圏内から逃げ出すことが可能です。
プレイングについて
序盤は自傷カードを使用して、狂乱状態を目指します。
ルージュヴァンパイア、デコレーションデビル、夜天の吸血鬼、悪魔の令嬢、まどわしの魔狼といった強力な除去フォロワー(自傷もできる)がふんだんに採用されていうため、序盤の盤面で困るということはほとんどないと思います。
そして、進化ができるターンになったら、「ユリアス」に進化権を切り、生成された各スペルを使っていきます。
ユリアスが生み出すスペルは、すぐには成果が出にくいですが、ゲームが長引けば長引くほど有利になっていくものであり、遅くなりつつある環境に刺さっていると言えます。
その後は、手なりで出せるカードを出していけば、自然と相手の体力が0になって勝利することができます。
10ターン目以降まで長引く場合には、夜天の吸血鬼からの闇喰らいの蝙蝠を狙いましょう。
「十禍闘争」環境(ナーフ後)の23連勝・狂乱ヴァンプのまとめ
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
本日は、「十禍闘争」環境(ナーフ後)における23連勝・狂乱ヴァンプについて、解説させていただきました。
では、本日はここまでとさせていただきます。
ではでは。
ライター紹介
- こんにちわ、『横島先生』と申します。
工学の博士号を持つ異色のゲームライターです。
ネットゲーム歴は長く、「Diabro2」や「Age of Empire2」などの海外ゲームから入り、国産ゲームでは「FF11」を長くプレイしておりました。
現在はmihoyo社の「原神」に出会い、熱中しております。
皆様に有意義な情報をお伝えしたいと考えておりますので、何卒、よろしくお願いします。
twitterアカウント:https://twitter.com/yokoshimasensei
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